« 野地板や垂木のシロアリ被害 | トップページ | 研究会講演聴講 »

2019年11月 1日 (金)

2019年11月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイト1911トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、リフォームのため浴室壁面解体中の物件で撮影した1枚です。壁面ではヤマトシロアリによる被害が天井付近にまで広がっています。

この物件では一昨年、昨年と2年続けてヤマトシロアリの有翅虫(羽アリ)の発生が確認されています。シロアリ調査でお伺いした際にこの物件の構造を確認した結果、ベタ基礎ですが浴室は在来構造で、建物自体はパッシブソーラーシステム構造でした。パッシブソーラーシステム構造は床下の空気を室内へ取り込むシステムであることから、床下への薬剤処理は厳禁です。どんなに安全性が高いとされている薬剤を用いても、蒸気圧の数字がある以上室内への流入は避けることはできません。

安全性の高い薬剤は数多くありますが、安全な薬剤はありません。無機物を含めて化学物質である以上、必ず毒性を有しています。急性毒性試験などで毒性の数値は得られますが、長期にわたって極めて微量な量を曝露した際の影響は、未だ分からないのです。シックハウスや化学物質過敏症は、極めて微量な量の化学物質を取り込むことで発症されると言われています。小員もあるアロマでアナフィラキシー症状が出たことがあります。全ての化学物質には毒性が必ずあり、曝露量によって毒性評価されるということが重要であることを理解した上でシロアリ対策にあたる必要があります。

この物件では隣接する洗面の床下は、転ばし床構造でした。そのため浴室側の薬剤処理を行った際に床面のチャンバー部分から薬剤の流出がないかどうか確認を行いました。安易に薬剤を大量に使用して浴室壁面に薬剤処理される業者もいますが、建物構造を考慮し薬剤の特性を理解して使用すれば、薬剤大量散布の必要はありません。安全性を確保するためには薬剤の安全性も重要ですが、投下量を抑えることも重要です。当社では安全性に最大限の配慮をしながら、確実にシロアリ駆除ができるよう創意工夫を行なっています。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参考いただけましたら幸いです。

|

« 野地板や垂木のシロアリ被害 | トップページ | 研究会講演聴講 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 野地板や垂木のシロアリ被害 | トップページ | 研究会講演聴講 »