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2019年11月 3日 (日)

新築時防腐防蟻処理

新築時防腐防蟻処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内で新築中の物件にお伺いしました。新築時の防腐防蟻処理で、お伺いした次第です。

ハウスビルダーさんとの打ち合わせで土台や大引などの主要な床組、通し柱などの構造材は先に木部処理剤で処理することとなりました。このような処理はよく行われていますが、実際には床組が組み上がった段階で、ホゾなどの交差部にも再度処理を行います。

これだけ丁寧に処理を行ったからと言って、シロアリが侵入しない訳ではありません。使用する薬剤によっては効果が発揮され駆除することで侵入を防止します。しかし忌避剤や食毒剤だと処理部分を避けたり、迂回する、蟻道により接触しないようにするなどシロアリは工夫を行い、未処理の木部へ到達して被害を与えます。今回の物件では建築士の先生の指定された薬剤を用いましたが、忌避剤や食毒剤でなかったのできちんと効果を示してくれるものと思います。

但し、基礎構造さえしっかりしていればシロアリが侵入することはほぼ無く、個人的には設計段階できちんと打ち合わせできていれば薬剤処理の必要はありません。しかし建築基準法からはほぼ必要なのがネックです。薬剤処理するにしてもシロアリの生態を考慮すれば部分的な処理で十分対応可能ですし、薬剤処理しなくても定期的にシロアリ調査を実施すれば問題ないのです。この辺りがお施主さまのニーズやハウスビルダーさんのコンセプトと、法律的観点にズレが生じているものと考えます。安全で安心な家を造りたい側の意思を、国にもう少し考慮して貰えばと思うのは私だけでしょうか。

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