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2019年11月24日 (日)

蟻道は1箇所のみ

蟻道は1箇所のみ 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。建築士の先生のお知り合いの方で、シロアリの不安があるとのことからシロアリ調査でお伺いさせていただきました。

床下側から点検調査を実施した結果、ダイニングの基礎面に蟻道の構築が確認されました。侵入しているのは、ヤマトシロアリです。ちなみにシロアリの侵入はこの1箇所だけとなっており、その他の床下ではシロアリの侵入や被害は確認されていません。ちなみに蟻道の立ち上がっている床組周辺ですが、被害はまだ広がってはいません。

このようケースで、一般的なシロアリ防除業者は床下全面への薬剤処理を勧めます。それが一般的なシロアリ防除であり、協会の仕様書に準じて処理しますということになります。しかしこれは施工するシロアリ防除業者側の都合であり、シロアリの生態を考慮してのシロアリ対策ではありません。今回侵入しているシロアリはヤマトシロアリですので、比較的小さなコロニーを形成します。小規模コロニーですので、大量の薬剤は必要ありません。コップ1杯の薬剤があれば、十分コロニーの駆除は可能です。その他の場所では侵入する形跡はありませんので、薬剤処理の必要はないと判断しました。これはこれまで実施してきた実績によるもので、軽微な被害事例で適切なシロアリ駆除ができればその後シロアリが侵入することはほぼありません。

薬剤処理をしないと不安という方がおられるかもしれませんが、定期的なシロアリ調査を実施すれば問題ありません。早期発見は人間の健康診断と同じで、家屋も早期発見すればよいのです。高額な薬剤全面処理とは比較にならないほどの金額でシロアリ駆除はできますし、定期的なシロアリ調査も少額です。家屋のメンテナンスはもっと必要なところへ投資すべきです。

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