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2019年12月27日 (金)

蟻害ではなく腐朽

蟻害ではなく腐朽 昨日は以前シロアリ調査でおせわになったお施主さまのご紹介で、兵庫県内のシロアリ調査にお伺いしました。和室の床がフワフワするということから、シロアリ調査でお世話になったお施主さまに相談され、ご紹介いただいた次第です。

床下側から目視、触診及び打診等による調査を行った結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。問題となった和室ですが当該箇所は蟻害ではなく、腐朽でした。この物件は山間部にあり、かなり湿気の高い条件であることから腐朽が進行しているものと判断されました。被害は現在進行形ですので薬剤処理が必須ですが、薬剤処理には注意が必要です。木材防腐剤の効果は防腐が中心であり、殺菌効果は決して高くありません。腐朽の進行を如何に止めるかを考慮した上で処理を考える必要があるのです。

この腐朽の原因は通気性不良というよりも、寒冷地特有の昼夜の温度差による結露が大きな要因であると考えられました。そうなるとなかなか抜本的な対応は困難ですが、蟻害に比べ腐朽で大きな被害を及ぼすことはないため継続的に点検調査を行い、薬剤処理で対応するのが現実的な対策と考えます。ちなみ全ての床組で薬剤処理が必要という訳ではなく、必要な箇所のみ対応すればよいのです。現場蟻害はありませんので薬剤処理の必要はなく、定期的な床下点検調査を実施し早期発見に努めることが重要と考えます。

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