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2019年12月 7日 (土)

処理跡が確認されましたが

適切な処理が行われていないため甚大な被害となった事例 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の物件にシロアリ調査でお伺いしました。中古住宅を購入されたお施主さまが、ハウスビルダーさんにリフォームを依頼された際、事前の下見段階でシロアリ被害が確認されたとのことから、シロアリ対策実施前に被害状況調査と対策立案の依頼をいただきました。

点検調査した結果、広範囲にシロアリ被害が確認されましたが、シロアリ防除処理跡も確認されました。しかしそれ以上に問題だったのが、薬剤注入処理された床組の上に新たな蟻道が構築され、ヤマトシロアリの活動が確認されていたことです。初回の薬剤処理から年数が経過し、薬剤の効果が消失した後、シロアリが侵入したものと考えられました。しかしこれは初回の薬剤処理で、地中にあったコロニーが駆除できていないため予防効果を持つ薬剤が残効性を失うことで再侵入したものと考えられます。きちんとコロニーの駆除ができていれば、予防処理をしなくても地中にコロニーがないのですから、シロアリが侵入することはないのです。これは当社での施工事例から得られた知見であり、シロアリ駆除処理とシロアリ予防処理は似て非なるものです。それを一緒にしてシロアリ防除(駆除予防)処理というのは、シロアリの生態も薬剤の特性も理解していないからできる処理です。シロアリの生態と薬剤の特性を理解していれば、駆除処理と予防処理は一緒にできるものではないのです。

この物件ではお施主さまやハウスビルダーさんの意向もあり、シロアリ駆除処理と予防処理を希望されています。シロアリ駆除処理に最適な時期ではありませんが、駆除処理を先行して実施し、時期をずらして予防(侵入防止)処理を実施する予定です。

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