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2019年12月 5日 (木)

可視範囲の調査結果は

基礎面で確認された蟻道跡

右の写真は、昨日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した、基礎面で確認された蟻道です。この蟻道は途中で壊れた状態で、古い蟻道であり現時点で生息は確認されていません。ちなみに蟻道の上部にある土台には、シロアリによる被害は確認されていません。

この物件は築30年が経過していますが、その当時は既に新築防腐防蟻処理が行われているものと考えられます。土台に被害がなかったことを考慮すると、薬剤処理の効果が発揮されたものと考えられました。ちなみに床下自体、これまでにシロアリ点検調査が実施された形跡はありませんでした。築浅時に床下へ侵入したシロアリは、薬剤処理の効果で駆除又は忌避したものと判断してよいでしょう。施工時期からすると、忌避した可能性の方が高いものと考えられました。

昨日ご紹介した四方を基礎で囲まれた洗面以外の箇所では、計2箇所の蟻道跡が確認されました。新築から30年間薬剤処理をしていないにもかかわらず、2箇所の蟻道跡しか確認されていないのが現実です。保証期間が切れたからといって、薬剤処理が必須かというとそうではないのです。薬剤処理を行わなくても、シロアリが侵入しない事例の方が圧倒的多いのです。

高額な薬剤処理にコストをかけるよりも、家のことを考えると屋根や壁などの漏水に対応すべきと小員は考えます。シロアリ対策にかける費用については、定期的な点検調査でコストを抑えて必要な漏水対策に費用をかけることが、大切な家屋を守る対策ではないでしょうか。

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