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2019年12月16日 (月)

これは何の被害ですか

アメリカカンザイシロアリの糞の堆積 右の写真はいつもお世話になっているハウスビルダーさんから送付いただいたもので、これは何の被害ですかとお問合せをいただきました。ハウスビルダーさんは、ヒラタキクイムシ類による被害ではないかと思われていたようです。

ちなみにこの被害はレイビシロアリ科によるものと考えられ、発生地域からするとアメリカカンザイシロアリでほぼ間違いないと考えられました。ちなみにこの物件は住宅ではなく工場で、鉄筋コンクリート造の建物です。被害は内装などに使用されている木材で発生しているため、耐震性に影響を与えることはありません。だからと言って被害を放置するのは厳禁です。

アメリカカンザイシロアリは羽アリが新たなコロニーを創生できる確率が、イエシロアリやヤマトシロアリよりも遥かに高くなっています。そのため被害を放置すると羽アリが発生し、近隣で繁殖する可能性が極めて高いため適切な駆除処理が必須となります。

アメリカカンザイシロアリの生息場所は糞の発生ポイントの周辺が中心ですが、そこだけとは限りません。糞が発生していないのに生息している箇所もあれば、壁内側方向に糞が堆積しているケースもあります。目視調査には限界があるため、非破壊シロアリ探知機による調査が有効ですが時間と手間、費用を要します。そのため、駆除処理を何度も繰り返す対応が現実的となります。

アメリカカンザイシロアリは生態を考慮した上で、適切な処理が必要です。無暗に薬剤注入処理を行うのは、アメリカカンザイシロアリの生態を考慮していない処理ですのでご注意ください。

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