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2019年12月 9日 (月)

見えない箇所でのしつこい発生

ライトトラップ捕虫紙検定 右の写真は、先日アフリカヒラタキクイムシ対策を実施している物件から持ち帰ったライトトラップの捕虫紙です。室内側で多くのアフリカヒラタキクイムシ成虫脱出口が確認された案件ですが、薬剤処理及び物理的対策を講じたことにより、処理翌年からの成虫脱出口の確認及びフラス(木粉)の堆積は確認されなくなりました。

室内側での発生がなくなったからといって、安心してはいけません。アフリカヒラタキクイムシが生息可能な木材は室内側の見える範囲だけにしか生息する訳ではないのです。そのため、ライトトラップを設置し、モニタリングを行っています。アフリカヒラタキクイムシは正の走光性(光に集まる性質)がありますので、モニタリングすることで家屋内の生息状況を把握することができます。

今回のモニタリング結果ですが、僅かに1匹だけですがアフリカヒラタキクイムシを捕獲しました。ライトトラップは天井裏に設置していますので、壁内空間等にまだ生息していることを示しています。ちなみにこの物件では、8年前からアフリカヒラタキクイムシの発生が確認されており、小員が対策を始めたのが3年間です。初年度は多くのアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されましたが、次年度からの捕獲数は一桁となっています。対策を講じていますので、低いレベルでの発生に抑制していますが、適切な対策を講じないと再発するリスクが高くなります。

アフリカヒラタキクイムシ対策は、その生態を考慮して対策を講じることが重要です。インターネットでの情報の中には適切でないものも多く、それらを信じて処理したためかえって被害を拡大させた事例もあります。アフリカヒラタキクイムシ対策は、慎重かつ適切に実施することが重要です。

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