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2020年1月31日 (金)

活動想定範囲

活動想定範囲への薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、トビイロケアリ対策で大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は先日調査を実施した物件で、2階掃き出し窓の下枠が雨水で腐朽し、その部位にトビイロケアリが侵入し営巣した状態にあります。

トビイロケアリは腐朽した木材に営巣する種類のクロアリですので、このような腐朽箇所に営巣することはよく現場で見ます。クロアリだからといって放置すると、餌や水を持ち込むことでカビや腐れを助長します。そのため、きちんとした駆除を実施する必要があるのです。

クロアリ駆除というと薬剤を沢山使う必要があると考えておられる方が多いようですが、要点と抑えれば薬剤は少量の処理で十分です。ポイントは薬剤の特性をどう生かすような処理ができるかで、活動想定範囲に必要最小限の薬剤を処理することが重要です。

ちなみにトビイロケアリに対して市販のアリ用ベイト剤は、あまり効果が期待できません。餌の嗜好性の違いが原因ですが、設置直後は喫食が確認される事例もあります。しかし比較的早い段階で喫食しなくなりますが、これは所謂食べ飽き現象でトビイロケアリの特徴とも言えるでしょう。

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2020年1月30日 (木)

点検交換

床下に設置したライトトラップ 昨日はアフリカヒラタキクイムシ対策で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件はマンションで、見かけではフローリングから発生しています。しかし徹底的な調査により、壁内等で使用されている合板からの発生も確認されました。

対策としては、化学的対策と物理的対策を組み合わせて実施しています。以降、モニタリングのためライトトラップを設置して管理しています。このマンションは変わった構造で、右の写真は床下です。一般的にはコンクリートに防音材を貼り、その上にフローリングを敷き込むのが一般的です。しかしこの物件ではコンクリートの上に鋼製束を立て、その上に構造用合板を乗せた後にフローリングを敷き込んでいます。そのため、床下空間があるため、この空間でのアフリカヒラタキクイムシ成虫の移動が容易となります。そのため、ライトトラップは広範囲に設置しています。

今回の捕獲結果ですが、昨年同様にいずれのライトトラップにアフリカヒラタキクイムシの捕獲は確認されませんでした。2年連続でアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されませんでしたので、これで駆除は完了となります。ヒラタキクイムシ駆除としてインターネットの検索結果では、成虫脱出孔から薬剤は注入すればよいとなっていますが、これでは不十分です。現場の被害状況に合わせて対策は構築するものであり、処理方法ありきでは不十分な処理となるため注意が必要です。

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2020年1月29日 (水)

構造材について考える

材料よりも構造 昨日の現場では構造材にスプルースが使用されており、大工さんからご質問をいただきました。スプルースはシロアリや菌類に弱いと一般的に言われていますが、実際のところはどうなんでしょうかという内容です。

スプルースという木材は、マツ科トウヒ属の常緑針葉樹で多くは北米産となっています。日本の木材ではエゾマツが近隣種となっており、軽軟で弾力性があり、加工性に優れ通直で寸法の大きな材が取れるため、最近では多く使用されています。腐れやすいと言われていますが、データ比較すると、辺材では他の針葉樹と差がないものの、心材では腐りやすい結果がでています。

問題は家屋内の柱として使用された際にどうなのかといったところですが、雨漏れがあった場合は腐れやカビは発生するでしょう。また、壁内に使用されている場合には、壁内結露にも注意が必要で、水の供給が常にあるような環境下ではカビは発生するものと考えられます。但し、いずれもしてもスプルースの問題ではなく建物の構造が問題であり、雨漏れや結露がなければ問題ありませんし、雨漏れや結露があればほとんどの木材でカビは発生します。木材の種類よりも、建築構造と大工さんの腕にかかる要因が大きいのです。

勿論、国産の木材を使うのが理想ですが、コストの問題もあり難しいところです。吉野の山の木材会社さんにお伺いしたことがありますが、その木材の美しさに目を奪われ、木材が持つ香りに鼻を奪われたのは言うまでもありません。国内の林業には是非頑張っていただき、発展することをお祈りしたいと思います。

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2020年1月28日 (火)

玄関のリスク

リスクを考慮する必要がある玄関

昨日はいつもお世話になっている建築設計事務所さんからの依頼で、奈良県内の物件にお伺いしました。新築物件での、防腐防蟻処理のためお伺いした次第です。

典型的には物件で基礎はベタ基礎、換気構造はネコ土台です。基本的にはシロアリが極めて侵入しにくい構造ですが、建築基準法から一部の構造を除き薬剤処理は必須です。不本意ですが、協会の仕様書に準じて処理を行いました。

処理中、大工さんからベタ基礎構造でのシロアリの侵入事例についてお問い合わせをいただきました。近年の構造ではベタ基礎構造であるため、シロアリの侵入経路は限定的です。これまでの実績では、玄関周辺への侵入が大多数を占めます。玄関は構造上、コンクリートが重なりあった構造で、場所によってはコンクリートの接合部に隙間があり、その隙間がシロアリの侵入経路となります。新築時の処理では、これらを想定して処理することが重要です。

新築時の防腐防蟻処理は仕様書とおりに撒くのも一つの方法ですが、本来はシロアリの動きを考えながら処理することも重要だと小員は考えます。マニュアル処理では5年後から残効性が失われるため、シロアリ防除業者は再処理を勧めます。しかしシロアリの侵入想定箇所へ重点的に処理すると、残効性はマニュアル処理よりも長くなります。高額な処理費用ですので、少しでも長く残効性が発揮できるよう処理してあげたいと小員は思います。

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2020年1月27日 (月)

古い被害に見えますが

古そうなシロアリ被害 昨日は以前シロアリ調査及び駆除処理でお世話になったお施主さまからご紹介で、兵庫県内の物件にお伺いしました。昨年末大掃除の際、和室床板にシロアリ被害らしきものが確認されたことから、シロアリ調査でお伺いさせていただきました。

床下側からの点検調査では、右の写真のとおり広範囲にシロアリ被害が確認されましたが、現時点でシロアリの姿は確認されませんでした。シロアリ駆除予防処理跡が確認されていないことから、既に放棄されたものか季節的要因で一時的に地中へ戻っているのか、判断が非常に難しいところです。多くの被害はかなり古い被害ですが、中には比較的新しい被害もありもう少し季節が進行した段階で、再度シロアリ調査を行うことが必須と判断しました。

普通に考えると、地中には多くのコロニーが存在すると考えられます。これだけ床組みに被害を与えていることを考慮すると、シロアリは生息しているものと考えます。お施主さまは安全性への配慮を希望されていますので、部分的な対策と点検調査を組み合わせた対策を考えたいと思います。

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2020年1月26日 (日)

増築箇所でのシロアリ被害

増築箇所でのシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査のためお伺いしました。リフォーム中、解体した箇所でシロアリ被害らしきものが確認されたとのことです。

早速現場で確認すると、土台部分にシロアリ被害が確認されました。ただし、現時点でシロアリの活動は確認されていません。ちなみにこの場所は以前玄関であった箇所ですが、前回のリフォームで増築により床下になった箇所とのことです。今回も増築部分は継続ですので、床下は継続されます。

床下は土となっていますが部分的に袋小路となっているため、空気の流れはなくシロアリが上がりやすい環境となっています。袋小路状態は解消されませんので、薬剤処理は必須です。全体的に薬剤処理が必要かどうかは微妙なところで、お施主さまとハウスビルダーさんの意向を踏まえ、対策を纏めたいと思います。

リフォームの解体時には、いろいろな箇所を見ることができます。ハウスビルダーさんには、シロアリ被害の有無の係わらず現場調査の依頼をお願いしていますが、連絡をいただくのは一部のハウスビルダーさんだけです。中にはシロアリ被害があっても、生息していないからと連絡をいただかないハウスビルダーさんもおられます。これまでに何度か事例を見てきていますが、将来的にシロアリが再侵入するケースが多く、必ずシロアリ調査を依頼いただくよう期待したいものです。

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2020年1月25日 (土)

確定申告準備

確定申告準備 先日、西宮税務署から確定申告に関する書類が届きました。今回の確定申告は来月の2月17日から受付が始まり、3月16日までが期間となっています。

冬季は通常シロアリ等の家屋害虫の活性は大きく低下するため、シロアリ調査や対策の依頼は減少します。しかしリフォーム中の現場で、シロアリの生息や被害が確認され、点検調査を含めた対策の依頼をいただきます。またこの時期は、冬季でないと対策ができない小屋裏のアメリカカンザイシロアリやヒラタキクイムシ類などの対策も予定しています。

確定申告の準備は全く進んでいないのが現場ですが、何とか時間を捻出して対応していきたいと思います。

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2020年1月24日 (金)

カビ臭のする床下

カビ臭のする床下 右の写真は、先日定期点検調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。以前シロアリ駆除を実施した物件で、今回の点検調査では新たなシロアリ被害や侵入は確認されませんでした。

この物件では今回お施主さまから、床下のカビ臭でご相談いただきました。確かにこの物件では、かなりのカビ臭がします。写真を見ていただくとわかるのですが、決して湿気の高い状態ではありません。但し建物の構造上、床下換気口は南北方向それぞれ1箇所しかなく、東西には長屋構造であるためありません。所謂、空気の対流がカビの原因と考えられます。

カビが発育するためには4つの要件である酸素、温度、水分、栄養分が揃う必要があります。床下ですので、酸素や温度は絶対的にあり、この要因をコントロールすることは困難です。栄養分は床下が土である以上無限にあるため、土間コンクリートを打設しない限り対応はできません。そうなると水分ということになりますが、湿気のコントロールも非常に困難です。土間コンクリート打設が根本的な対策ですが、工事として大掛かりになります。

床下換気扇などが湿気対策としてよく用いられますが、根本的な対策にはなりません。実際に床下換気扇が稼働している床下で、カビ臭がなくなったかというと全くなくなっていないのが現状です。お住まいのお施主さまは高額な床下換気扇を設置したので、カビ臭がなくなったといわれていました。しかし実際にはカビ臭は確認されることから、プラセボ効果のような感じになっているものと判断されます。最近では、床下土壌に樹脂膜をつくり湿気が全く上がらないようにする工法もあります。少し費用がかかるため、お施主さまと相談したいと思います。

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2020年1月23日 (木)

狭小住宅

隣家スペースが狭小 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件に新築防腐防蟻処理のためお伺いしました。

この物件は、大阪府内の下町にあり狭小な土地に建てられています。そのため、隣家とのスペースも非常に狭くなっています。耐力壁についても薬剤処理は必要であることから、狭いスペースでの作業となりましたが無事に終了しました。

このハウスビルダーさんでは、配管類をベタ基礎の床面側から立ち上げずに、基礎側から横方向に抜いているため、ベタ基礎床面に配管類は通っていない状態です。ベタ基礎を貫通する配管は、シロアリの侵入経路になる可能性を秘めています。建築当初はベタ基礎と配管は密着していますが、経年変化によりコンクリートも収縮しますので、やがて接点部分で隙間が発生します。一定以上の大きさの隙間が発生すると、シロアリは侵入可能となります。

これまでに経験した事例では、配管に断熱材が撒かれていたままベタ基礎を貫通していたことから、シロアリは断熱材内部を通って家屋内へ侵入していました。一見では断熱材内部を通っていることはわかりませんでしたが、被害部から経路を逆戻りするとシロアリが断熱材内部を通っているのがわかったという事例です。

シロアリは健康な土壌であれば、どこにでも生息している昆虫です。家屋に侵入するか否かの大きな要因は構造で、構造からシロアリ対策を考えることは非常に重要です。但し、構造だけではシロアリの侵入を完全に防止することはできませんので、補完する対策を講じる必要があります。ベタ基礎であればシロアリは侵入しないと考えておられる設計者の方は、シロアリを甘く見ないようにしていただけると幸いです。これまでシロアリ被害を受けたことがないと豪語されることもあるかと思いますが、シロアリは環境に対応できる生物であることをご承知おきいただけますと幸いです。

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2020年1月22日 (水)

2階掃き出し窓枠の被害

2階掃き出し窓枠の被害 昨日はいつもお世話になっているリフォーム業者さんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。窓枠修繕予定の物件で見積調査の際、2階掃き出し窓の屋外側で使用されている木部に蟻道らしきものが確認されたとのから調査のためお伺いした次第です。

現場で調査を行った結果が右の写真で、窓枠の下に嵌まっていた木部に腐朽が確認されるとともに蟻道のような土も確認されました。この蟻道は手で簡単に崩れることから、クロアリによる蟻道と判断しました。腐朽箇所への侵入ですので、おそらくトビイロケアリでないかと考えられました。

トビイロケアリは建物に直接被害を与えることはありませんが、間接的には影響を与えるため防除対象となります。それでも、薬剤は少量部分処理で十分対応可能です。決して高額にはなりませんので、きちんと対応することが重要です。

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2020年1月21日 (火)

壁用透湿防水シート

壁用透湿防水シートは使用する薬剤に注意が必要です 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、新築防腐防蟻処理のため大阪府内の物件にお伺いしました。

今回ハウスビルダーさんから、防腐防蟻剤の透湿防水シートに対する影響についてお問い合わせいただきました。防腐防蟻剤の中には、著しく防湿防水性能が劣化する薬剤があります。最近では使用する機会が少なくなった油剤は、その代表的な例です。

最近では水で希釈して使用する乳剤が増えていますが、水希釈タイプの薬剤だからといって影響はないとはいえません。防腐成分や防蟻成分を乳剤化する際、溶剤は必須です。最近の防腐成分や防蟻成分は一般的な有機溶剤に溶けにくいため、乳剤化するために溶解力の高い有機溶剤が使用されます。防腐防蟻剤を希釈した水溶液の中には、この有機溶剤がミセルとして存在します。この有機溶剤は短期間で部材に影響を与えませんが、長期に渡って影響を与える場合があります。その代表的な事例として、発泡スチロール系の断熱材があります。防腐防蟻剤希釈液を断熱材に塗布すると、数週間程度では変化は見られないものの、数箇所単位で見ると溶けていく事例があります。

溶解力の高い有機溶剤は蒸気圧の低いものが多く、揮発し難いため長期渡り影響を与えるのです。短期間では変化が見られないため、ついつい見逃しがちですが、数箇月後に影響が与えることがあるため注意が必要です。そのため現場で使用する際には、使用する薬剤に配慮しなければならないのです。

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2020年1月20日 (月)

何処にシロアリは消えたのか

土台の蟻道内で活動するシロアリ 右の写真は昨日ご紹介した現場で、先月シロアリ調査の際に撮影した1枚です。基礎面から立ち上がった蟻道がトイレの土台に到達しており、蟻道の一部を壊すと活動中のヤマトシロアリが確認されています。

シロアリ調査からおよそ1箇月が経過し、リフォーム工事が始まりました。昨日ご紹介した浴室も撤去されましたが、隣接するトイレも撤去されました。現場監督さんのお話しでは、床下側から見ることができなかった土台も大きな被害が確認されたとのことです。当初は被害が軽微であれば、土台をそのまま使う予定だったそうですが、結局土台は全撤去になったそうです。

現場監督さんから、シロアリ調査時にシロアリの活動が報告されていたものの、リフォーム撤去工事にはシロアリの姿は見えなかったのは何故ですかとご質問をいただきました。シロアリの中でもヤマトシロアリは非常に臆病なシロアリですので、ストレスを受けると食害部を放棄することがあります。今回の事例では、撤去工事の際の振動などのストレスを受けたものと考えられました。

ヤマトシロアリの臆病さは、色々な現場で垣間見れます。蟻道を壊しただけでも、食害部を放棄する事例もあります。そのため、他のシロアリ防除業者が先にシロアリ調査に入ると、シロアリの動きを変えてしまうケースも多々あります。その場合、シロアリの動きが落ち着くまでシロアリ駆除処理を先延ばしにするケースもあるのです。シロアリ調査で蟻道を壊す場合には、可能な限りストレスを与えず調査し、蟻道を再生してもらうような壊し方をするのです。

このヤマトシロアリの生態を考慮すると、ベイト工法はあり得ません。ベイトステーションの点検を行う際、ステーションの蓋を開けただけでも逃亡するケースがあります。ましては餌木を取り出して点検調査すると、ヤマトシロアリは逃げても当然の結果なのです。

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2020年1月19日 (日)

撤去された浴室

撤去された浴室での薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ対策のため大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、リフォーム前にシロアリ調査を実施しています。広範囲にシロアリ被害が確認されており、浴室も土台がかなりの被害を受けていました。リフォームによって浴室が解体されたタイミングで薬剤処理を実施するため、お伺いした次第です。

浴室は在来工法であるため、四方を基礎で囲まれています。浴室外側に基礎に蟻道の構築が確認されていなかったことから、この基礎内側から侵入したことになります。基礎内側の土壌が侵入経路ですので、その土壌に対して薬剤処理を実施しました。

薬剤処理というと全面に処理するのが一般的ですが、シロアリの行動を考慮すれば全面に処理する必要がありません。動きを考慮し、必要な箇所に適した薬剤を処理すれば地中のシロアリを駆除することが可能です。

薬剤全面処理は安易な手法ですが、安全性リスクもあれば費用も高額になります。薬剤の特性を利用し、シロアリの動きを考慮して処理するのがプロの仕事であると小員は考えます。

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2020年1月18日 (土)

予防残留噴霧

タバコシバンムシの発生した和室 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、大阪府内のマンションにお伺いしました。この住戸では和室に甲虫が出現するとのことから、その甲虫を送付いただき同定しています。ちなみにこの住戸で確認された甲虫は、タバコシバンムシです。

タバコシバンムシは、家屋内にある乾燥食品などありとあらゆる乾燥動植物質を食害する害虫です。調査にお伺いした際、聞き取り調査では和室に毎晩10~20匹確認されたとのこと。これらの数が生息できる乾燥動植物質となると、畳が挙げられます。畳に対する薬剤処理も有効ですが、新品に交換することも対策の一つとなります。最終的には、住宅管理会社さんとオーナーさまとの協議で、畳の交換となりました。畳下に卵や幼虫が落ちる可能性も考えられたことから、薬剤処理を実施することとなりました。畳下にはコンクリートの上に断熱材が敷き込まれていましたので、使用する薬剤に配慮を行い薬剤処理を行いました。

タバコシバンムシは人に危害を与えませんが、タバコシバンムシに寄生するシバンムシアリガタバチは人を刺します。刺されると、強烈な痛みや腫れ、かゆみを引き起こすため注意が必要です。

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2020年1月17日 (金)

25年が経ち

阪神高速甲子園球場付近倒壊現場 今日で、阪神淡路大震災から25年となりました。その頃は以前勤めていたメーカーで研究員として勤務し、西宮の社宅で生活していました。

午前5時46分、これまでに聞いたことがない地響きが聞こえてきたと思った瞬間、恐ろしいほどの揺れが襲いました。その頃、2階で寝ており、横にはタンスがありました。偶然にも耐震対策を施していたため、タンスは倒れてこなかったのですが、もし倒れていれば下手をすると圧死していたかもしれません。1階は家具が産卵し、裸足では歩けない状態で、電気もガスも電話も通じない状態でした。

社宅でしたので、全員中庭に集まり木材を集めて暖をとり何とかしのぎました。周辺では液状化で道路の段差が1メートルに近い場所までありました。少し高くなっている武庫川の土手に登ると、神戸の方角では幾つも煙があがっており、一目で神戸方面の方がもっと酷いことがわかりました。電気が通じていませんので、情報は全く入らず途方に暮れました。何とか妻の実家と連絡がつき、車で移動しました。尼崎は信号が消えたままでしたが、大阪市内に入ると何事もないかのような状態でした。

右の写真は翌日片付けるために社宅へ戻った際、近所を撮影した様子です。随分と色褪せてしまいましたが、これは阪神高速道路神戸線で甲子園球場のすぐそばです。阪神高速道路といえば東灘区付近の倒壊した箇所が有名ですが、西宮でもこのようにV字型に落ちている箇所は複数確認されたそうです。

これ以降、大きな地震が何度も国内を襲いました。その度に耐震などが見直され、新しい住宅では地震に強いものとなっています。但し、震災を経験したものからすれば、震災後の不便な生活が待っていること知っていただきたいと思います。電気は翌日には復旧しましたが、ガスは2箇月以上時間を要しました。その間、暖房や食事、風呂など不便を極めました。耐震も重要ですが、地震後の生活をどのように取り戻すかも重要ですので、覚えておいていただきますと幸いです。

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2020年1月16日 (木)

基礎立ち上がり

必要な箇所に薬剤処理を施します 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、段階的にリフォームが行われていることから薬剤処理もその進行に合わせて実施しています。

この物件は構造的にややこしく、何度も増改築が行われています。床下の高さが高い箇所もあれば、床下の高さが殆どない転ばし床構造の箇所もあります。床下が土壌の箇所もあれば、土間コンクリートが打設してある箇所もあります。そのため薬剤処理は、構造的にシロアリの侵入するリスクの高い箇所を重点的に実施しています。

シロアリが侵入する箇所には、多かれ少なかれ侵入する要因があります。シロアリ調査の時点でそれら箇所を見極め、薬剤処理を実施することが重要です。協会の仕様書では、均一に薬剤処理を施すこととなっています。漠然としており、構造などの要因を一切無視しています。これは誰が実施しても均一な処理ができるようにするための方法であり、これが良いと考えていないのが当社のシロアリ対策の考え方です。

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2020年1月15日 (水)

コンクリート打設前

コンクリート打設前薬剤処理 昨日は、前日に引き続きリフォーム中の物件にお伺いしました。前日は撤去された浴室が整地されていませんでしたので、処理ができませんでした。この日は浴室が整地され、コンクリート打設可能な状態になったことから薬剤処理を行いました。

今回のリフォームでは土間コンクリートの打設はありませんが、浴室はユニットバス化するため土間コンクリートを打設します。この物件で土間コンクリートがある場所は、浴室と玄関になります。土間コンクリートはその下の土壌はコンクリートがあるため、土壌含水率が上がります。すると、シロアリは土壌含水率の高い場所へと集まります。土間コンクリートの床下やベタ基礎の床下を壊した際、防湿シートの下ではシロアリの蟻道が縦横無尽に走っているのが現状です。そのため、土間コンクリートの下の土壌への薬剤処理は正解なのです。

特に浴室では配管が通っていますので、シロアリの生態を考慮すると土間コンクリート下の土壌へ侵入するのでは必然といえます。なので使用する薬剤をよく考えて使用することで、効率的なシロアリ駆除が可能となります。無駄な薬剤を使用しないことで、金額面でも効率化することができます。無駄に薬剤を撒けば撒くほど、無駄に費用が発生するのでご注意ください。

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2020年1月14日 (火)

土壌灌注処理

土壌灌注処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の大阪府内の物件にお伺いしました。先月リフォーム前にシロアリ調査を実施した物件で、広範囲にシロアリ被害が確認されています。

リフォームにより一部の床が撤去されたことから、薬剤処理を施しました。現時点でシロアリの姿は確認されませんが、地中でシロアリは活動しています。一般的には土壌表面に薬剤を散布し、薬剤バリア層を形成する土壌処理を行います。しかしこの方法では受動的であり、シロアリが薬剤処理層に到達しなければ効果発現しません。薬剤の種類によっては、薬剤バリア層を嫌がる忌避現象によりシロアリが侵入できない状態となります。この場合、薬剤が分解消失する頃には再侵入する可能性があります。シロアリ防除業者にとっては、再侵入のリスクがあるので保証期間を超えれば再処理を勧めやすいというメリットがあります。ちなみにこの物件では過去にシロアリ防除処理が行われているものの、薬剤が分解消失した後再侵入した形跡が確認されています。この処理では、地中の巣系の駆除ができていなかったものと考えられました。

今回の処理では、土壌灌注処理を行っています。地中に薬剤を注入しますが、ゆっくりと注入することで地中にあるシロアリが通るトンネルに薬剤が流入します。シロアリの通り道へ直接薬剤を流し込み、希薄少量でシロアリの巣系駆除を行います。薬剤の大量散布だけが、シロアリ対策ではありません。当社のシロアリ対策は現場の状況に合わせ、最も効率的でコストパフォーマンスに優れたシロアリ対策を立案し提案します。

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2020年1月13日 (月)

室内で見かけた甲虫

捕獲されたタバコシバンムシ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。築浅の物件で、室内に茶色い甲虫が確認されると昨年の夏にご相談いただきました。その後虫体の採取をお願いしましたが、一向に採取できないとのことからライトトラップの設置を行いました。今回ライトトラップ捕虫紙への捕獲状況を確認するため、お伺いした次第です。

ライトトラップ捕獲状況ですが、右の写真にあるような甲虫が複数匹捕獲できました。お施主さまに確認いただくとこの甲虫の可能性が高いとのことでした。ちなみにこの甲虫は、タバコシバンムシです。シバンムシにはジンサンシバンムシもありますが、体表面に光沢があるのがタバコシバンムシです。タバコシバンムシは乾燥植物質から発生する害虫で、よく問題となるのは畳からの発生です。築浅なので可能性は低いと考えられますが、お施主さまには注意いただくようお願いしました。

そうなると穀物系食品や乾物、ドライフラワーなどが発生源が発生源となりますので、お施主さまに確認をお願いしました。依然として畳からの発生も考えられるため、ハウスビルダーさんは将来的に交換する予定とのことです。明確な発生源を特定して、駆除完了まで対応していきたいと思います。

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2020年1月12日 (日)

ウッドデッキ周辺シロアリ駆除

ウッドデッキ周辺シロアリ駆除 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。この物件では、建物に隣接するウッドデッキにシロアリ被害が確認されています。

シロアリ駆除処理としては被害部から薬剤注入するとともに、ウッドデッキ束石周辺等の土壌に対して灌注処理を行いました。ヤマトシロアリの場合、地下数十センチメートルから数メートルの巣があると言われています。しかし実際に掘り返した現場で経験した事例では地下5メートルを超えて巣が確認された事例もあります。いずれにしても地中の巣系を駆除するためには、その処理方法と薬剤の種類や濃度を最適化して処理を行うことが重要です。

ちなみに家屋側の構造はベタ基礎ですので、薬剤処理は実施していません。ベタ基礎の場合、シロアリは侵入しないと考えられている設計者さんやハウスビルダーさんがおられますが、実際には侵入している事例は多く報告されています。但し、その侵入経路は限定的ですので、薬剤処理を実施する場合も限定的な処理で対応可能です。薬剤処理に頼らず定期的な点検調査を実施する場合は、その限定箇所の点検調査には工夫が必要です。その際、非破壊シロアリ探知機による点検調査が効果的でお薦めです。非破壊シロアリ探知機としてターマトラックが多く使用されていますが、使用方法には注意が必要で機器の特性を理解していなければ無用の長物になるのでご注意ください。

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2020年1月11日 (土)

古い被害跡

古い被害跡の確認された床下 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、以前リフォームを実施したという物件に同行しました。お施主さまがハウスビルダーさんに床がブカブカするので見て欲しいとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

床下側から点検調査を実施した結果、蟻道跡や被害跡などとともに薬剤処理跡も確認されました。ちなみに現時点でシロアリの侵入及び生息は確認されませんでした。調査結果をお施主さまとハウスビルダーさんに報告し過去にシロアリ駆除処理をしたことがあるかを確認すると、そういえば過去にシロアリ駆除予防処理をしたことがあるとのことでした。床がブカブカする原因は、その時からあったシロアリ被害によるものでした。ちなみに床がブカブカするとなったのは、里帰りした娘さんが気付かれたそうで、過去にシロアリ駆除予防処理を実施したことに記憶がなかったとのことでした。

シロアリ駆除予防処理施工から10年以上経過していますが、シロアリが侵入する形跡はありません。このような環境で、新たなに薬剤処理する必要はありません。10年以上侵入していないので、今後も侵入する可能性は低いのです。但し、侵入する可能性はゼロでありませんので、定期的なシロアリ調査を行い早期発見に努めればよいのです。薬剤処理を行うと高額ですが、定期点検調査であれば少額で済みます。薬剤処理しませので、薬剤曝露リスクの心配もありません。シロアリ対策イコール薬剤処理でないことを、ご承知おきいただけましたら幸いです。当社では有料となりますが、事前のシロアリ調査結果から最適なシロアリ対策を提案します。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参考ください。

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2020年1月10日 (金)

十日えびす宵宮祭

西宮神社 商売繁盛を祈願するため西日本を中心に、初恵比寿の日にえびす神社へお参りする習慣があります。えびす神社の総本社である西宮神社に、昨日お参りしてきました。

西宮神社は、開門神事である福男選びがニュースなどで紹介されることでご存知の方も多いと思います。福の神であるえびす様をお祭りした神社で、三連春日造構造の本殿を有しています。第一殿で、蛭児大神を祀り、中央が第二殿、天照大御神及び 明治初年に大国主大神を配祀、左が第三殿で須佐之男大神を奉斎しています。

十日えびすは商売をする人間にとっては正月のようなもので、十日えびすが過ぎると商売が本格化します。例年、冬季作業に最適な小屋裏作業となるアフリカヒラタキクイムシ対策やアメリカカンザイシロアリ対策が中心となります。近年では、リフォームに伴うシロアリ調査やシロアリ対策も増加しており、この時期でもヤマトシロアリ対策を多く予定しています。

確定申告に伴う経理関係も並行して行いながら、シロアリ対策現場に対応して行きたいと思います。

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2020年1月 9日 (木)

2019年度決算経理

経理ソフトへの入力今年の確定申告は2月17日から始まりますが、それまでに決算経理を行い確定申告の資料を作らなければなりません。こうした作業はシロアリや害虫の発生が少ないこの時期に纏めて行っています。

普段の経理は伝票枚数も少ないため、銀行管理と現金管理で賄っています。しかし確定申告を行うためには、きちんとした帳簿管理が必要なため会計ソフトを用いて管理を行ってます。

これまで使っていた会計ソフトはWindows10に対応していなかったため、アップグレードを余儀なくされました。会計ソフトは伝票入力すれば、全ての帳簿を作成してくれるため作業労力として簡単です。

現場作業が少なくなる時期とはいえ、リフォームの現場など対応しなければならない案件があります。また昨年から持ち越しの案件も多く、効率的に時間を使いながら確定申告に向けて対応したいと思います。

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2020年1月 8日 (水)

マンション和室で確認された甲虫

発生種はジンサンシバンムシ いつもお世話になっている住宅管理会社さんから、新年から甲虫の同定依頼をいただきました。大阪府内のマンションで、大掃除の際和室にある荷物を移動させた際に十数匹の甲虫が確認されたとのことです。

送付いただいたのが右の写真で、確認されたのはジンサンシバンムシでした。和室なので畳に生息するタバコシバンムシかと思っていましたが、実際には違っていたという事例です。ジンサンシバンムシとタバコシバンムシの違いは、触覚の形状の他体表面の違いが挙げられます。触覚は前者が鞭状先端3節が肥大しているのに対して、後者は鋸歯状となっています。体表面は前者が光沢がなく黄褐色の微毛が確認されるのに対して、後者は微毛が確認されるが光沢が確認されます。

タバコシバンムシは畳の被害事例が報告されていますが、ジンサンシバンムシでは殆どありません。そのため、今回の事例では和室にあった荷物の中にジンサンシバンムシが生息していたものがあったものと考えられました。ジンサンシバンムシは食品害虫ですので、キッチンなどに死骸がないかどうか確認して貰うよう指示しました。

今回の事例では和室での目撃事例とのことから、畳に発生するタバコシバンムシの可能性が高いと考えておりました。しかし実際に発生していたのはジンサンシバンムシであったことから、状況だけで判断してはいけないことをあらためて知ることとなりました。やはり害虫対策を実施する上で、発生種の特定は絶対原則ですね。

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2020年1月 7日 (火)

ブカブカする床の原因

宙に浮いた床束 右の写真は、先月リフォーム前シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。ものの見事に、束石から床束が浮いた状態にあります。

この現象の原因の殆どは不同沈下で、この物件でもある方角に落ち込みが確認されています。床下土壌では、地面に大きなクラックも確認されていることからもわかります。お施主さまに確認すると、当該部屋は床がブカブカすることと、傾いていることを報告いただきました。

原因は地盤にあると考えられますが、今後どのように対応するかはハウスビルダーさんに委ねることとなりますが、この結果を見られたハウスビルダーさんはかなり悩んでおられるようでした。ちなみにこの物件ではシロアリ被害も広範囲に確認されたことから、リフォーム進行に合わせて上手く調整しながら対応していきたいと思います。

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2020年1月 6日 (月)

インフルエンザ予防

インフルエンザ治療薬 年明けから数日後、妻が体がだるいとのことから体温を計ると微熱。時期的要因と外出機会増を考慮するとインフルエンザの可能性が考えられたことから、継続的に体温を測定。その日は体温が38度超えから37度前後と乱高下状態。恐らくインフルエンザと考えられたものの、この状態では簡易検査では判定できないため経過観察。翌日の夜になり38度超えが続いたことから、西宮市応急診療所で診断。予想通りインフルエンザA型であることが判明。

ちなみに妻はインフルエンザワクチン予防接種は未接種、小員は接種済です。妻はインフルエンザ治療薬イナビル吸入粉末剤を処方してもらいました。この薬剤は長時間作動型ノイラミニダーゼ阻害薬で、本剤は単回投与で5日間程度作用するため1回の吸入でよい薬です。ちなみに小員と娘は妻が罹患した頃同行していたので、罹患している可能性が考えられました。薬剤師である娘から、イナビル吸入粉末剤の吸入の指示を受けました。イナビル吸入粉末剤は予防投与適応追加されていますので、発症前に吸引することは可能です。ちなみにイナビル吸入粉末剤を予防投与する場合、保険適用外で私費扱いとなります。また、家族に罹患者がいれば私費購入できるそうですが、何もない状態では購入できないのでご注意ください。

インフルエンザワクチンの予防接種は高い発病効果は期待できませんが、重症化を抑制することは可能です。抗インフルエンザ薬は、体の中でウイルスが増えるのを抑える働きですので、既にウイルスが体内へ入っている可能性は否定できません。そのため数日は無理せず、できるだけ人との接触は避けたいと思います。

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2020年1月 5日 (日)

ディーラー車検

ディーラー車検 昨日は業務車の車検を受けるため、購入したディーラーさんであるホンダカーズ兵庫上甲子園店さんにお伺いしました。

民間の安価な車検もあるのですが、14年目21万キロを超えており、やはりディーラーさんで受けるのが一番安心であるというのがディーラー写真を受ける理由です。昔のディーラー車検は、使える部品の劣化度合いではなく、一定年数が経過すれば交換することが一般的でした。最近ではディーラーさんの考え方も変わってきており、正しく整備して必要な部品を確認して交換するという方法へと変わっています。

この必要な部分だけと考え方は、当社のシロアリ対策と同じコンセプトです。これまでの画一的な部品交換は、シロアリ防除に例えると一般的に行われている仕様書に準じたシロアリ防除です。これは、不必要なところまで高濃度殺虫剤を撒き、お住まいの方の薬剤曝露リスクを向上させる方法に類似しているといっても過言ではありません。当社のシロアリ対策のコンセプトは、徹底したシロアリ調査で必要なところだけ処理することです。必要な箇所に最小限量の薬剤処理を施すことで、薬剤曝露リスクを下げるとともにより安価なシロアリ対策をお届けします。不必要な部品まで交換する車検は時代遅れで、必要な部品だけを交換する車検のスタイルはニーズにあったものであり、シロアリ対策も同じ考え方であるべきと当社では考えます。

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2020年1月 4日 (土)

イエシロアリ飼育ゲージ

餌木交換時に確認されたイエシロアリ 年明け直後は当然ですが現場作業はありませんので、この時期は飼育中のシロアリの監理を行う時期となっています。今日はその中から、イエシロアリ飼育ゲージからご紹介したいと思います。

飼育ゲージ内では、巣の上に餌木を置いています。活性の高い時期では餌木を食害しているため交換しにくかったのですが、気温の下がる時期では餌木に群がるシロアリが少なくなるため、交換が容易となります。今回餌木を交換し、散水したところ数時間後には写真のようにシロアリが群がっている様子が確認されました。

今年は暖冬で、シロアリの活性も下がりきっていなかったようです。この事例では餌木に寄っているのではなく、散水による影響が大きかったものと考えられました。冬場でもシロアリは活動しており、冬眠していないことを意味します。冬場だからシロアリは活動していないと考えるのは危険で、冬場でもシロアリは活動していることを覚えていただきますと幸いです。

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2020年1月 3日 (金)

小厄明け

門戸厄神東光寺参拝 昨日は例年のごとく、西宮市内にある門戸厄神東光寺に初詣としてお参りさせていただきました。門戸厄神東光寺さんは、西宮市内へ移り住んでから毎年お参りしています。

昨年は3年ごとに訪れる小厄でしたが、幸いにも大きな災いはなく無事平穏に過ごすことができたことから、お礼を込めてお参りさせていただきました。『厄』は人生の節目で肉体的、社会的にも様々な変化による区切りの節目にあたり、あらかじめ心の準備を怠らいように昔人の習わしからきています。かならず厄があるというのではなく、注意することの重要性を説いていると捉えることが重要なのです。

良い仕事をするためには、健康であることが第一であるというのがわたしの基本理念です。健康に留意し、健康管理を普段から怠らないよう管理していきたいと思います。

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2020年1月 2日 (木)

アメリカカンザイシロアリ飼育ゲージ

昨年12月末に確認されたアメリカカンザイシロアリ落翅 昨年ほとんどご紹介できなかったアメリカカンザイシロアリ飼育ゲージからご紹介したいと思います。尾屋シロアリ技研の尾屋さんからいただいた個体で、飼育し始めて13年が経過していますが羽アリはコンスタントに発生しています。

今年の羽アリは、1月に発生して以降、4月、5月、8月、9月、10月及び12月に確認されました。アメリカカンザイシロアリの羽アリは一般に6〜9月の日中に発生するとされていますが、これは一般論で実際の現場は異なり季節に関係なく発生します。現場経験のないシロアリ防除業者は、教科書に書かれたとおりの情報を記載します。アメリカカンザイシロアリの生態を理解できていないシロアリ防除業者に駆除依頼を行うと、不十分な駆除処理内容となるため注意が必要です。

シロアリ防除業者さんに、シロアリを飼育されていますかと問いかけて見てください。愛情を持ってシロアリ駆除にあたっているシロアリ防除業者であれば、シロアリを飼育していますのでご参考にしてください。

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2020年1月 1日 (水)

2020年1月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイト2001トップページ画像 新年あけましておめでとうございます。新年早々からシロアリ調査隊ブログにご訪問いただき、厚く御礼申し上げます。新年から阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新させていただきました。今回のトップページ画像は、兵庫県内の物件で実施した、アメリカカンザイシロアリ調査現場の様子です。

アメリカカンザイシロアリの被害は、ゆっくりで少しづつ進行します。少数のコロニーによって構成させるため、短期間で大きな被害になることはありません。生息調査により生息場所を特定した上で、薬剤処理することが必須です。調査は目視調査が主となりますが、糞の堆積周辺だけがコロニーではありません。コロニーは複雑であるため、無駄に薬剤処理することは効率的でありません。

アメリカカンザイシロアリの駆除には、生態を考慮することが必須です。コロニーがどのように形成されているか、想像できることが重要です。坑道は必ず繋がっている訳ではなく、繋がったいないことを想定した処理が必要です。単純に薬剤を注入すればよいというものではありません。

また被害は室内だけで発生する訳ではなく、小屋裏なども点検調査対象です。そのため夏場での点検調査では小屋裏の温度の問題から、作業は冬場が中心となります。シロアリ防除業者の中には、小屋裏の点検調査を行わないケースがありますがこれは論外です。アメリカカンザイシロアリの駆除を依頼する以前の問題ですので、ご注意ください。

一般的なシロアリ防除業者のシロアリ駆除処理は、薬剤の大量散布によって行われますが、これには多く問題点があります。シロアリ駆除に使用される薬剤の有効成分は、殺虫剤のカテゴリーに該当します。殺虫剤の多くは農薬で使用されている有効成分が使用されていますが、シロアリ駆除での問題点は殺虫成分が使用される際の濃度です。

農薬では極めて薄い濃度で殺虫成分が使用されますが、これは殺虫効果と残留しない濃度から決められています。殺虫成分が分解して作物の収穫後に残らないようにされているため、薄い濃度で使用されています。シロアリ駆除では予防処理と併せて実施しれるため、5年間という長期間効果を示す必要があるため高濃度で処理されます。その濃度を比較すると、農薬と比較いて数百倍という高濃度で使用されます。

農薬で使用されている殺虫成分は、多くの安全性に係わる試験を実施し評価されたものが市販されています。しかしそれは、実際に使用される薄い濃度での評価です。シロアリ駆除場面では高濃度で使用されるため、お住まいの方には常に薬剤曝露リスクがつきまといます。しかし、シロアリ駆除を行うためには、高濃度の薬剤処理は必要ありません。長期の効果を必要としなければ、非常に薄い濃度でも効果はあるのです。

アメリカカンザイシロアリ対策は、生態を理解した上での点検調査が必須です。当社ではアメリカカンザイシロアリの飼育観察を通じた生態研究、自社での施工研究を現場にフィードバックして対応します。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照いただき、お問い合わせいただきますようお願いいたします。

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