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2020年1月24日 (金)

カビ臭のする床下

カビ臭のする床下 右の写真は、先日定期点検調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。以前シロアリ駆除を実施した物件で、今回の点検調査では新たなシロアリ被害や侵入は確認されませんでした。

この物件では今回お施主さまから、床下のカビ臭でご相談いただきました。確かにこの物件では、かなりのカビ臭がします。写真を見ていただくとわかるのですが、決して湿気の高い状態ではありません。但し建物の構造上、床下換気口は南北方向それぞれ1箇所しかなく、東西には長屋構造であるためありません。所謂、空気の対流がカビの原因と考えられます。

カビが発育するためには4つの要件である酸素、温度、水分、栄養分が揃う必要があります。床下ですので、酸素や温度は絶対的にあり、この要因をコントロールすることは困難です。栄養分は床下が土である以上無限にあるため、土間コンクリートを打設しない限り対応はできません。そうなると水分ということになりますが、湿気のコントロールも非常に困難です。土間コンクリート打設が根本的な対策ですが、工事として大掛かりになります。

床下換気扇などが湿気対策としてよく用いられますが、根本的な対策にはなりません。実際に床下換気扇が稼働している床下で、カビ臭がなくなったかというと全くなくなっていないのが現状です。お住まいのお施主さまは高額な床下換気扇を設置したので、カビ臭がなくなったといわれていました。しかし実際にはカビ臭は確認されることから、プラセボ効果のような感じになっているものと判断されます。最近では、床下土壌に樹脂膜をつくり湿気が全く上がらないようにする工法もあります。少し費用がかかるため、お施主さまと相談したいと思います。

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