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2020年1月28日 (火)

玄関のリスク

リスクを考慮する必要がある玄関

昨日はいつもお世話になっている建築設計事務所さんからの依頼で、奈良県内の物件にお伺いしました。新築物件での、防腐防蟻処理のためお伺いした次第です。

典型的には物件で基礎はベタ基礎、換気構造はネコ土台です。基本的にはシロアリが極めて侵入しにくい構造ですが、建築基準法から一部の構造を除き薬剤処理は必須です。不本意ですが、協会の仕様書に準じて処理を行いました。

処理中、大工さんからベタ基礎構造でのシロアリの侵入事例についてお問い合わせをいただきました。近年の構造ではベタ基礎構造であるため、シロアリの侵入経路は限定的です。これまでの実績では、玄関周辺への侵入が大多数を占めます。玄関は構造上、コンクリートが重なりあった構造で、場所によってはコンクリートの接合部に隙間があり、その隙間がシロアリの侵入経路となります。新築時の処理では、これらを想定して処理することが重要です。

新築時の防腐防蟻処理は仕様書とおりに撒くのも一つの方法ですが、本来はシロアリの動きを考えながら処理することも重要だと小員は考えます。マニュアル処理では5年後から残効性が失われるため、シロアリ防除業者は再処理を勧めます。しかしシロアリの侵入想定箇所へ重点的に処理すると、残効性はマニュアル処理よりも長くなります。高額な処理費用ですので、少しでも長く残効性が発揮できるよう処理してあげたいと小員は思います。

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