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2020年1月23日 (木)

狭小住宅

隣家スペースが狭小 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件に新築防腐防蟻処理のためお伺いしました。

この物件は、大阪府内の下町にあり狭小な土地に建てられています。そのため、隣家とのスペースも非常に狭くなっています。耐力壁についても薬剤処理は必要であることから、狭いスペースでの作業となりましたが無事に終了しました。

このハウスビルダーさんでは、配管類をベタ基礎の床面側から立ち上げずに、基礎側から横方向に抜いているため、ベタ基礎床面に配管類は通っていない状態です。ベタ基礎を貫通する配管は、シロアリの侵入経路になる可能性を秘めています。建築当初はベタ基礎と配管は密着していますが、経年変化によりコンクリートも収縮しますので、やがて接点部分で隙間が発生します。一定以上の大きさの隙間が発生すると、シロアリは侵入可能となります。

これまでに経験した事例では、配管に断熱材が撒かれていたままベタ基礎を貫通していたことから、シロアリは断熱材内部を通って家屋内へ侵入していました。一見では断熱材内部を通っていることはわかりませんでしたが、被害部から経路を逆戻りするとシロアリが断熱材内部を通っているのがわかったという事例です。

シロアリは健康な土壌であれば、どこにでも生息している昆虫です。家屋に侵入するか否かの大きな要因は構造で、構造からシロアリ対策を考えることは非常に重要です。但し、構造だけではシロアリの侵入を完全に防止することはできませんので、補完する対策を講じる必要があります。ベタ基礎であればシロアリは侵入しないと考えておられる設計者の方は、シロアリを甘く見ないようにしていただけると幸いです。これまでシロアリ被害を受けたことがないと豪語されることもあるかと思いますが、シロアリは環境に対応できる生物であることをご承知おきいただけますと幸いです。

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