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2020年1月20日 (月)

何処にシロアリは消えたのか

土台の蟻道内で活動するシロアリ 右の写真は昨日ご紹介した現場で、先月シロアリ調査の際に撮影した1枚です。基礎面から立ち上がった蟻道がトイレの土台に到達しており、蟻道の一部を壊すと活動中のヤマトシロアリが確認されています。

シロアリ調査からおよそ1箇月が経過し、リフォーム工事が始まりました。昨日ご紹介した浴室も撤去されましたが、隣接するトイレも撤去されました。現場監督さんのお話しでは、床下側から見ることができなかった土台も大きな被害が確認されたとのことです。当初は被害が軽微であれば、土台をそのまま使う予定だったそうですが、結局土台は全撤去になったそうです。

現場監督さんから、シロアリ調査時にシロアリの活動が報告されていたものの、リフォーム撤去工事にはシロアリの姿は見えなかったのは何故ですかとご質問をいただきました。シロアリの中でもヤマトシロアリは非常に臆病なシロアリですので、ストレスを受けると食害部を放棄することがあります。今回の事例では、撤去工事の際の振動などのストレスを受けたものと考えられました。

ヤマトシロアリの臆病さは、色々な現場で垣間見れます。蟻道を壊しただけでも、食害部を放棄する事例もあります。そのため、他のシロアリ防除業者が先にシロアリ調査に入ると、シロアリの動きを変えてしまうケースも多々あります。その場合、シロアリの動きが落ち着くまでシロアリ駆除処理を先延ばしにするケースもあるのです。シロアリ調査で蟻道を壊す場合には、可能な限りストレスを与えず調査し、蟻道を再生してもらうような壊し方をするのです。

このヤマトシロアリの生態を考慮すると、ベイト工法はあり得ません。ベイトステーションの点検を行う際、ステーションの蓋を開けただけでも逃亡するケースがあります。ましては餌木を取り出して点検調査すると、ヤマトシロアリは逃げても当然の結果なのです。

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