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2020年1月 8日 (水)

マンション和室で確認された甲虫

発生種はジンサンシバンムシ いつもお世話になっている住宅管理会社さんから、新年から甲虫の同定依頼をいただきました。大阪府内のマンションで、大掃除の際和室にある荷物を移動させた際に十数匹の甲虫が確認されたとのことです。

送付いただいたのが右の写真で、確認されたのはジンサンシバンムシでした。和室なので畳に生息するタバコシバンムシかと思っていましたが、実際には違っていたという事例です。ジンサンシバンムシとタバコシバンムシの違いは、触覚の形状の他体表面の違いが挙げられます。触覚は前者が鞭状先端3節が肥大しているのに対して、後者は鋸歯状となっています。体表面は前者が光沢がなく黄褐色の微毛が確認されるのに対して、後者は微毛が確認されるが光沢が確認されます。

タバコシバンムシは畳の被害事例が報告されていますが、ジンサンシバンムシでは殆どありません。そのため、今回の事例では和室にあった荷物の中にジンサンシバンムシが生息していたものがあったものと考えられました。ジンサンシバンムシは食品害虫ですので、キッチンなどに死骸がないかどうか確認して貰うよう指示しました。

今回の事例では和室での目撃事例とのことから、畳に発生するタバコシバンムシの可能性が高いと考えておりました。しかし実際に発生していたのはジンサンシバンムシであったことから、状況だけで判断してはいけないことをあらためて知ることとなりました。やはり害虫対策を実施する上で、発生種の特定は絶対原則ですね。

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