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2020年2月 4日 (火)

頭部による同定

アフリカヒラタキクイムシ頭部 右の写真は、昨日ご紹介した現場から採取したアフリカヒラタキクイムシ頭部です。この物件では被害材から虫体死骸を取り出しましたが、残念ながら雄でした。

アフリカヒラタキクイムシの同定には雌の場合比較的簡単で、腹部の第4腹節に毛房でがあるのが特徴です。ちなみに、アフリカヒラタキクイムシの雄には第4腹節に毛房はありません。このようなケースでは、ヒラタキクイムシ類の頭部で同定します。ヒラタキクイムシは頭部の前頭楯片と後頭楯片の間に大きな凹部があり、複眼と大顎の基部の間の側縁が2瘤状となっています。一方、アフリカヒラタキクイムシでは凹部を欠いた状態で、瘤状はありません。

これは肉眼では確認することができませんので、顕微鏡が必要となります。実体顕微鏡での判別もかなり困難なため、光学顕微鏡が必須です。それでも慣れが必要ですので、できる限り専門知識を持った方に同定していただくことをお薦めします。ちなみに種類の同定を行わずに薬剤処理しようとする害虫防除業者はヤブ医者ですので、ご注意ください。

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