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2020年4月30日 (木)

外構部のシロアリ被害

外構部のシロアリ被害 先日、いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。外構部にシロアリの生息と被害が確認されたとのことから、調査と処理でお伺いさせていただきました。

右の写真がそのシロアリ被害で、外構部に立てられた木材の天端にシロアリ被害が確認されています。お施主さまのお話しによると、天端の蟻道を剥がすと活動中のシロアリが確認されたとのことです。原因は単純で、この木材が地中に突き刺さっていることです。地中には普通にシロアリが生息しており、餌である木を探してトンネルを掘ります。地中に木があるとシロアリは外敵に襲われることなく木材に到達し食餌できるため、これ以上好都合なことはありません。庭の木の支柱に、シロアリ被害が確認されるのもこれが理由です。

ポイントは外構部にシロアリの生息が確認されたからといって、家屋に侵入するとは限らない点です。すぐにシロアリ防除工事をしたがる業者は、シロアリが侵入するからと床下への薬剤散布を推奨します。シロアリが侵入するか否かは、建物の構造が大きな要因となります。その次に床下の環境となり、これらを適切に評価するため床下の点検調査があるのです。

ちなみにこの外構部の駆除ですが、数ミリリットルの薬剤を用いて処理を行っています。薬剤の特性を理解し、適切な方法であればこれで十分駆除は可能です。

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2020年4月29日 (水)

業務車メンテナンス

業務車メンテナンス 昨日は忙しい合間を縫って、業務車のメンテナンスを行いました。走行距離が200,000kmを超えたため、2度目のタイミングベルト及びその他部品の交換です。

法定点検や車検はディーラーさんで行っているのですが、このようなメンテナンスはいつもディーラーさんの向かいのある甲子園小型モータースさんにお願いしています。仕事が確実な上に的確なアドバイス、費用もディーラーさんよりも安いことからいつもお願いしています。作業も前日の夕方に預け、翌日の夕方には仕上げていただきました。

なんとか、ヤマトシロアリ羽アリの本格的群飛に間に合ってよかったです。メカニックの方から200,000kmを超えたとは思えないほどのコンディションだと褒めていただきました。これも日常のメンテナンスが功を奏したものですね。家屋もメンテナンスとして、点検調査が重要です。羽アリが出たからといって、高額な建物全体への薬剤大量散布が必要ありません。当社では点検調査を行い、最適なシロアリ対策を提案します。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参照ください。

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2020年4月28日 (火)

壁内注入処理

壁内注入処理 昨日はクロアリ駆除のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。オオハリアリの羽アリが発生したマンションで、クローゼット壁面の隙間から発生しています。

この物件では先にある害虫駆除業者が薬剤処理を実施していますが、発想がマニュアル主義で昆虫の生態を無視した処理によって発生が収まっていません。挙句の果て写真にある通り、羽アリの発生を抑制するためにコーキングを施すという安直な対応。マニュアル主義の弊害としか言いようがありません。

アリ対策を行うのであれば先ずはアリの種類を調べ、その生態からどのような行動を行うのか、どこで活動しているのかを考慮し、対策を考える必要があります。今回の事例ではマンション特有の構造が発生源で、当該箇所に薬剤処理を行いました。

今回の発生源は共用部分であり、管理費から捻出されることとなりました。きちんと生息調査及び対策提案書を理事会で判断いただいた結果で、入居者さまも喜んでおられました。

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2020年4月27日 (月)

非破壊探知機定期点検調査

非破壊探知機定期点検調査 昨日は定期的にシロアリ点検調査を実施している物件にお伺いしました。基礎外断熱の物件で、2008年に駆除処理を実施しています。この物件では、シロアリ駆除処理のみ実施し、外周処理等の予防的措置は実施していません。お施主さま要望で、外周処理ではなくシロアリ監視ステーションの設置及び監視、それに加えて非破壊シロアリ探知機を用いた点検調査を実施しています。

設置初年及び次年度にはシロアリ監視ステーション内への侵入が確認されましたが、3年目以降現在に至るまでシロアリが監視ステーションへ侵入した事例はありません。また、基礎外断熱面に対する非破壊調査でもシロアリの活動を探知していません。ちなみにこの物件での基礎外断熱への侵入は、ほぼ外周の全てで確認されていました。初回のシロアリ駆除処理で薬剤伝播効果が最大限に発揮された結果だと思います。

ちなみにこの物件で使用した薬剤量は数リットルで、シロアリ駆除するのに大量薬剤は必要でない事例として多くのセミナーでご紹介させていただいています。

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2020年4月26日 (日)

腐朽と古い蟻害跡

腐朽と古い蟻害跡 昨日は、先日シロアリ調査を実施した大阪府内の物件にシロアリ対策でお伺いしました。当社のホームページをご覧いただいたハウスビルダーさんからの依頼で、当社のシロアリ対策のスタンスの共感いただいたことから今回の実施となりました。

当該物件ではリフォームを予定していたこと、事前のシロアリ調査で浴室入口枠にシロアリ被害が確認されていたことなどから、浴室及び洗面のシロアリ対策をお薦めしていました。その後、ハウスビルダーさんとお施主さまの意向で、薬剤大量散布を伴わない建物全体へのシロアリ対策を希望されたことから、対策を実施しました。

写真の部位は解体された浴室の様子で、土台部分に腐朽と古いシロアリ被害が確認されています。これら部位には再侵入の可能性があることから、駆除薬剤の処理を行っています。その他の箇所では、侵入防止効果の高い薬剤を部分的に処理を行いました。ちなみにこの物件では人通口が狭く、床下動線が確保されていませんでしたが、各床下毎に床下点検口を新設いただいたおかげで今後の点検調査がきちんと実施できるようになりました。

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2020年4月25日 (土)

床下側からの生息調査

床下側では落翅のみ確認されました 昨日はアメリカカンザイシロアリ対策で、定期的に対策を実施している兵庫県内の物件にお伺いしました。外壁側でアメリカカンザイシロアリの糞の堆積が確認されたことから、調査のためお伺いした次第です。

発生が和室であったことから畳を上げて確認しましたが、畳寄せなどに被害等は確認されませんでした。床下側からも点検調査を行いましたが、被害等は確認されませんでした。ただし、基礎面ではアメリカカンザイシロアリ羽アリの翅が確認されたことから、ネコ土台から侵入したものと考えられます。土台については、加圧注入材ですので生息は困難と考えられます。これらの結果を踏まえ、外部から飛来したアメリカカンザイシロアリの羽アリが外壁水切り部から壁内へ侵入、柱や胴縁などに侵入繁殖したものと考えられました。

今回、奥さまから周囲の環境について聞き取り調査した結果、裏にある空き家から羽アリが発生している様子を何度か見たことがあるとのこと。この地区では古くからアメリカカンザイシロアリが定着しているため、このように外部から侵入する事例は多く確認しています。行政などが動き、地区で防除体系ができれば良いのですが、実際には難しいでしょう。業者薬剤を撒けばよいという発想から離れないことには、アメリカカンザイシロアリ対策はできないのです。

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2020年4月24日 (金)

ベタ基礎で確認された僅かな蟻道

土台コーナー部の僅かな蟻道 昨日はシロアリ調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は以前シロアリ駆除でお世話になったお施主さまからの依頼で、ご家族の方が中古物件を購入したので、シロアリ調査をしていただきたいとご相談をいただきました。そのお施主さま自身も床下に潜られ、シロアリ被害を見つけられたそうです。

床下側から点検調査した結果、お施主さま指摘の通り玄関袖壁コーナー部に蟻道が確認されました。ちなみにこの物件の基礎構造はベタ基礎で、基礎面に蟻道の構築はありません。周囲について更に調査を行うと、上框の隙間にも蟻道の構築が確認されました。この袖壁の構造にも問題があり、外壁タイル部分が基礎天端ではなく、地中まで続いています。この外壁タイル内部か、あるいは玄関側と考えられます。いずれしてもきちんとした対応が必要です。

それにしてもこのお施主さまはきちんとシロアリ調査ができています。シロアリ防除業者の中には、まともに点検調査できないこともあるだけに感心しました。

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2020年4月23日 (木)

コンクリートの下に

コンクリート下へのムース状薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日シロアリ調査を実施した物件で、店舗兼住宅で建物中央部で土間コンクリートに囲まれた箇所でシロアリの生息及び被害が確認されている物件です。

このケースでは、シロアリはコンクリート下の地中に生息しています。そのため薬剤処理は、コンクリートに穿孔を行い、薬剤処理を行うのが一般的です。地中の生息場所が不明ため、通常穿孔は複数の箇所に行います。この方法では穿孔跡が複数となり、外観上好ましくありません。そこで今回は、薬剤をムース状にして注入する方法を選択しました。

コンクリートの下には土壌がありますが、僅かに隙間があります。ムース状となった薬剤はこの隙間に充満されます。1か所からの注入で広範囲に処理できるのが特徴で、複数個所を穿孔する必要がありません。効率的な処理を行えば、処理コストも下げることが可能なのです。

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2020年4月22日 (水)

捕虫紙検定

アフリカヒラタキクイムシ捕虫紙検定 シロアリの羽アリが大量発生する群飛も始まり現場作業で東奔西走する中、事務所で行っている仕事もあります。その一つがアフリカヒラタキクイムシ対策でモニタリングを行っている、ライトトラップ捕虫紙の検定作業です。

捕虫紙に捕獲されたアフリカヒラタキクイムシの数を数え、その数が昨年と比べてどうであったかを確認し、今後の対策にフィードバックしています。アフリカヒラタキクイムシ捕獲数以外にも、天敵であるシロオビカッコウムシの捕獲数もカウントし、経年変化を確認しています。

ライトトラップにはアフリカヒラタキクイムシのような甲虫が多く捕獲され、目視で判断できるほど簡単ではありません。以前は実体顕微鏡で確認していましたが、現在ではモニター出力できるデジタル顕微鏡で確認しています。これにより少しだけですが、効率的に検定できています。

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2020年4月21日 (火)

大量発生

大量発生していた床下 昨日は先日羽アリが発生した奈良県内のOMソーラーシステム構造の物件に、駆除処理のためお伺いしました。羽アリの発生数が多いとのことから、床吹き出し口を目張りをしています。今回床下点検口を開け、中の様子を確認したのが右の写真です。

既に相当数群飛した物件ですが、この数日間で更に大量発生したようです。床下側では、室内側への発生数を減らすべく工夫をしています。その結果、室内側ではあまり見られなかったそうです。前回確認した羽アリ発生ポイントについて調査した結果、当該物件で重大な欠陥が見つかりました。

当該物件の構造はベタ基礎ですが、シロアリが侵入可能な構造となっていたのです。何故このような構造になっているのかはわからず、建築したハウスビルダー既にありません。この物件のシロアリ対策の依頼をいただいたビルダーさんは、OMソーラーシステム構造のメンテナンスができるとのことから対応されています。今回部分的に対応しましたが、今回の事例ではハウスビルダーさんに協力をいただきながら、もう少し工夫をした対応が必要ですのでしっかりと対応していきたいと思います。

 

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2020年4月20日 (月)

駆除効果に期待

低床物件に最適な発泡施工

昨日は、先日大工さんに床下点検口を新設していただいた大阪府内の物件にお伺いしました。昨年羽アリが発生したものの被害は確認されていない物件で、リフォームによって床下点検口が撤去されていたことから、今回新設していただいた次第です。

鉄骨造で屋外から見た際には床下の高さが確保されているように見えましたが、リフォームによって土間が嵩上げされ、ネコ土台まで埋められるというリフォームが行われたようです。床下の高さが15cmほどしかないため、処理として発泡施工を選択しました。

発泡施工は薬剤に起泡剤等の添加剤を加え、専用の機器を用いて泡状にします。床下空間へ泡を送り込み、泡で泡を押しながら床下空間を薬剤で充満させます。今回は打設された土間コンクリートの隙間から羽アリが発生したものと考えられることから、駆除薬剤を用いて発泡施工を行なっています。発泡施工された箇所を職蟻や兵蟻が徘徊してくれれば、巣系の駆除に期待できます。間も無く羽アリ発生時期を迎えますので、答え合わせが近々できるものと考えられます。

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2020年4月19日 (日)

季節外れの羽アリ

オオハリアリ羽アリの腹部 昨日はマンションの一室から羽アリが出たとご相談をいただき、兵庫県内の物件にお伺いしました。

この物件では洋室のクローゼットからクロアリの羽アリが発生し、別の害虫駆除業者が一度薬剤処理をしたものの、発生は一向に収まらないことから当社にご相談をいただきました。当社のクロアリ対策は、発生種の同定及び活動範囲を調査した上で具体的な対策の立案を行い、提案後同意をいただいた上で処理を行うスタイルである旨を説明させていただきました。今回、発生種の同定及び活動範囲調査でお伺いさせていただきました。

活動範囲は主としてクローゼット内ですが、別の害虫駆除業者が薬剤処理を実施したため、一部他の箇所にも徘徊しています。問題はクロアリの種類で、通常この時期に発生するクロアリの羽アリとしてはクロナガアリやクロヤマアリが代表種ですが、明らかに形態が違います。検索表を見ながら顕微鏡で確認すると、今回確認された羽アリはオオハリアリの羽アリでした。

オオハリアリの羽アリは通常6月頃から確認されますが、発生したのがマンションであり蓄熱性があることから通常よりも早く羽アリが発生したものと考えられます。問題は発生した場所の構造で、壁内に生息している訳ではなく地中からの発生のため処理には工夫が必要です。それにしても先に処理した害虫駆除業者は何を考えていたのでしょうか。アリの種類も特定せず、薬剤を撒くというのはマニュアル主義の弊害としか言いようがありません。

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2020年4月18日 (土)

定期健康診断申込

定期健康診断申込 昨日、加入している阪神土建労働組合さんに特定健診の申し込みを行いました。疾病の早期発見のため、毎年受診しています。

例年問題なく受診していましたが、今年は少し様子が異なっています。新型コロナウイルスにより、受診できない可能性があるそうです。しかも無事に受診できたとしても、毎年受診している胃カメラ検査ができない可能性も高いそうです。国のCOVID-19対策本部や日本消化器内視鏡学会より受診制限にかかる指導が随時あるそうです。胃カメラ検査では、唾液が多く出るため特に感染リスクが高いとのことです。

こんなところにも新型コロナウイルスの影響が出ています。早く収まって欲しいものですね。

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2020年4月17日 (金)

ヤマトシロアリ羽アリ群飛

群飛したヤマトシロアリの羽アリ昨日、羽アリが発生したとお施主さまから連絡をいただき、シロアリ調査で奈良県内の物件にお伺いしました。この物件はいつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、昨年も羽アリが発生しています。ちなみに昨年シロアリ駆除処理は実施していません。

その理由ですが、この物件の構造がパッシブソーラーシステム構造の一つであるOMソーラーシステムとなっています。問題は基礎構造で、ベタ基礎ながら、低床構造となっており高さは15㎝ほどしかありません。羽アリは室内にある床吹き出し口から発生していますが、昨年同様今年も15~16時に飛び出したとのことです。

昨年は羽アリの群飛が終わった後にお伺いしたことから、床吹き出し口から点検調査を行いましたが羽アリ発生ポイントはわかりませんでした。図面を確認し、新たに床下点検口を設置したうえで再調査を実施しましたがやはりわかりませんでした。お施主さまには調査結果を報告し、翌年の羽アリ発生時に点検調査を行い、発生ポイントを精査したい旨を説明、同意いただきました。

昨日の発生時刻に合わせて本日お伺いし、羽アリ発生ポイントを確認することができました。OMソーラーシステム構造ですので、薬剤処理は極めて微量しか使用できません。他のシロアリ防除業者から何の薬剤を使えばよいのか問い合わせをいただきますが、薬剤の種類ではなく使用量です。注射器を用いてシロアリ駆除を行いつもりでなければ対処はできない、それだけ丁寧な処理が必要なのです。薬剤大量処理に慣れているシロアリ防除業者には対応できないのでご注意ください。

 

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2020年4月16日 (木)

2019年度確定申告完了

2019年度確定申告完了 本来であれば令和2年3月16日が確定申告・納付期限でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から4月16日へと延長された後、その後4月17日以降でも申告が可能となりました。しかし、いつまでも申告を放置する訳にはいかず、最終日を目標に準備し何とか無事に申告及び納付が完了しました。

一昨年の確定申告の際に税務署職員さんからe-TaxのID・パスワード方式を薦められ、利用者認識番号と暗証番号を登録し、国税庁ホームページ『確定申告書等作成コーナー』で作成、送信提出しました。納税については、QRコードによるコンビニ納付を行いました。

新型コロナウイルス感染症で、多く方が困っておられます。私たちは自分にできることをやることしかできませんが、税金を使う議員さんや役人さんには上手く税金を使っていただきたいと思います。

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2020年4月15日 (水)

侵入できない床下

人通口が狭く侵入できない床下 昨日はシロアリ対策でお問合せをいただきましたリフォーム業者さんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。リフォーム進行中の物件で、リフォーム業者さんがシロアリ対策を考えたいとウェブで検索いただいた際、当社のウェブサイトを閲覧、当社のスタンスに共鳴、ご相談をいただいた次第です。

現地で打ち合わせしたところ、既存構造の浴室は撤去しユニットバスへと変更する予定とのこと。その浴室を調査すると、薬剤処理された跡が確認され、その処理跡から過去に羽アリが発生したものと考えられました。隣接する洗面の床も少しブカブカすることから、浴室撤去時には薬剤処理が必須と考えられました。

問題は床下で和室から侵入したところ、布基礎にある人通口が狭すぎて隣の床下へ侵入することができません。目視可能な範囲でシロアリ被害は確認されなかったものの、一部土台で雨漏れに伴う腐朽が確認されました。当該箇所の修復、ガス管等の敷き込みを含め数箇所の床下点検の新設が必要であることを報告させていただきました。

その他床下の状態ですが床下換気口がほとんどなく、高湿度状態でカビの発生及びカビ臭が確認されています。建物全体のシロアリ対策については、お施主さまの意向も確認しながらの検討課題となりました。それにしても、この物件を建築したハウスビルダーさんは床下の動線を考慮しなかったのでしょうか。すでにこのハウスビルダーさんは廃業されていますが、このような仕事をしていれば当然の結果かもしれませんね。

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2020年4月14日 (火)

化学的防除

技術者としての工夫が必要 昨日は継続的に実施している、兵庫県内の宿泊・レクレーション施設に害虫管理でお伺いしました。いつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、IPM管理手法で対応しています。

右の写真は、厨房の一部で薬剤処理を実施している様子です。これまでの害虫対策において殺虫剤等の化学物質を安易に使用した結果、人や環境への影響が懸念されるようになってきました。しかし、害虫の生息密度を人や動物に被害が出ない程度に抑えることが環境衛生に関する課題となりました。そこで生まれてきたのがIPMであり、環境的な防除法である害虫の生息場所清掃や侵入防止を徹底し、活動状況を調査把握した上で防除手段を選択するという概念です。その結果、殺虫剤の大量散布を避けられるようになったのですが、IPMでは薬剤処理などの化学的防除を否定している訳ではありません。害虫に対して、化学的防除はより効果的な方法です。しかし過去に大量散布によっていろいろな弊害をもたらしてきたのも事実です。ですから必要最小限の薬剤量で、最大の効果が得られるよう技術者として工夫が必要のなのです。

この考え方は、害虫管理手法として既に一般的となっています。しかしシロアリ分野ではまだこの考え方は浸透していません。薬剤を大量に散布し、絨毯爆撃の如くシロアリの侵入を防ぐというのが一般的です。大量に薬剤を使うことで施工単価が上がるというのが、一つの理由になっていることは言うまでもありません。

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2020年4月13日 (月)

鉄骨の過信

厄介な構造の床下 昨日は、昨年のゴールデンウィークに羽アリの発生した物件にお伺いしました。大工さんにお願いして、床下点検口を作成してもらいました。

この物件は、鉄筋コンクリート構造でリフォームにより、1階は現在店舗となっています。図面はない上に、屋外側に床下換気もありません。室内側にシロアリ被害がなく、壁面の隙間から羽アリは這い出てきたものと考えられました。この時点で考えられたのは、床下にある配管の隙間から羽アリが地中側から上がってきたのではないかということでした。

今回新設された床下点検口から調査した結果が、右の写真です。床下の高さが20cm以下で、侵入しての点検調査はできません。どうやら厄介なのが、もともとあった基礎の上に新たな土間コンクリートを流し込んだり、基礎と土台の間にあったネコ土台も外壁によって覆われ、通気性能が失われた状態にあります。何故、このような構造のリフォームにしたのか全く不明です。

問題は今後のシロアリ対策で、この状況からでは発泡施工に頼らざるを得ない状態です。今回は仕方ない状況としか言いようがありません。

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2020年4月12日 (日)

壁内調査

ファイバースコープによる壁内調査 昨日は知人からの照会で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。築10年を超えた物件で、外壁の一部に浮きが確認されたとのことからご相談をいただきました。その背景にあるのは、同じハウスビルダーが建てた隣家で同じように外壁の浮きが確認され、修復のため壁を剥がしたところ、シロアリの生息と被害が確認されたそうです。そこで不安になられたお施主さまが知人に相談、当社をご紹介いただいた次第です。

聞き取り調査で隣家の状況やその際に撮影された写真を確認、窓枠コーキング部からの水漏れを考慮しながら点検調査を行いました。床下側から点検調査を行いましたが、シロアリの侵入や生息、被害は確認されず、雨漏れ跡も確認されませんでした。問題の壁面については非破壊シロアリ探知機で点検調査を行うとともに、ファイバースコープを用いて壁内の点検調査を行いました。壁内の柱や梁などに被害もなければ水漏れ跡も確認されませんでした。また外壁の水切り部分を反射鏡で点検調査を行いましたが、こちらも問題ありませんでした。外壁の浮きは、経年劣化に伴う塗膜の劣化と判断しました。

写真で確認する限り隣家にはシロアリが侵入する要因が複数あり、結果的に侵入したものと考えられました。今回お伺いした物件とは構造的に異なる部分があり、当該物件では侵入リスクは低いと判断されました。ちなみにシロアリ対策についてご相談いただきましたが、定期的な点検調査を実施することで対応可能と話しさせていただきました。大切な家屋のメンテナンスとして、高額な薬剤散布よりも他のメンテナンスが重要なのです。

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2020年4月11日 (土)

土壌灌注処理

適切な濃度と処理量が重要です 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。解体修繕中のウッドデッキにシロアリが確認されたとのことから、薬剤処理依頼をいただきました。

早速現場を確認すると、既に生息及び被害の確認されたウッドデッキは撤去されており、新しく束が建てられた状態です。周辺には土壌に敷き込まれた木材がありましたが、こちらには腐朽が確認されたものの、シロアリ被害はありませんでした。

このケースではシロアリは地中に巣があり、現在は被害部を放棄し地中の巣系に戻った状態にあります。そのため薬剤処理は地中に対して処理を行う、土壌灌注処理を行いました。大量に薬剤を土壌中に処理すると環境汚染につながります。そのため環境負荷を考慮し、必要最小限の薬剤量で処理を行いました。

高濃度の薬剤を建物の外周の地中に処理する方法がありますが、環境汚染を無視した方法です。決してお薦めできない方法ですので、ご注意ください。

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2020年4月10日 (金)

店舗中央部

店舗中央部で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。改修工事中の店舗兼住宅で工事中にシロアリが確認されたとのことから、シロアリ調査の依頼をいただきました。

現場で調査を実施した結果、指摘された部位には被害が確認されたものの、既にシロアリの姿はありません。臆病なヤマトシロアリは解体のストレスのより、すぐに逃亡します。非破壊シロアリ探知機で確認を行いましたが、調査結果のとおり活動は確認されませんでした。

問題は当該箇所の構造で、全面コンクリートの店舗中央部で確認されています。このケースでは、コンクリートの接合部やクラック部分からの侵入と考えられました。当然ですが、コロニーはコンクリート下の土壌中にあるため、駆除には工夫が必要です。

ちなみにシロアリ被害は当該箇所以外に2箇所で確認され、いずれもコンクリートで囲まれた箇所です。シロアリのコロニーは広範囲に複数あると考えられ、これらを考慮して対処していきたいと思います。

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2020年4月 9日 (木)

厄介な侵入経路

侵入経路に届けるための薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ駆除処理のため兵庫県内の物件にお伺いしました。昨年末、キッチン窓枠にできた僅かな蟻道に気がつかれたハウスビルダーさんから相談をいただき、シロアリ調査にお伺いしています。

その調査結果ですが、基礎の表面に蟻道をつくって侵入する単純なものではありませんでした。その厄介な侵入経路と原因は、コンクリートブロックを使った基礎で、コンクリートブロックの接合部が侵入経路となった事例です。

写真は、蟻道が確認された部位からの薬剤注入処理の様子です。これら以外にも、コンクリートブロックの接合部に薬剤が入り込むような箇所から薬剤注入処理を行っています。

今回の事例のようの厄介な侵入経路に対しては、多方面から注入できるよう工夫が必要です。ちなみにコンクリートブロックの基礎表面に大量の薬剤を撒いても、ほぼ効果が期待できませんのでご注意ください。

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2020年4月 8日 (水)

そこに住み着く理由

高湿度状態にある炭マット裏 先日定期点検調査した物件では、床下に調湿を目的とした炭のマットが敷き込まれていました。このような物件の床下点検調査を行う際、注意が必要です。その理由は、マットの下にムカデが生息しているためです。

ムカデは外敵から身を守るため、石の下などに生息しています。炭のマットも構造的に、ムカデからしてみると石と同じです。しかも炭のマットは表面が不織布、裏面が防湿シートになっています。そのため裏面は土壌中の水分によって、結露状態となります。この湿度が、ムカデにとって生息するのに必要な水分の供給源となります。

炭のマットをめくってみると、高湿度状態の地面が現れます。ムカデが生息している場合には、土壌表面にムカデの足跡が確認されるケースも多々あります。炭のマットを敷き込むことで、シロアリなどの害虫予防になるとPRされているケースがありますが、炭のマット表面に蟻道を形成するケースもあります。床下の湿気をある程度コントロールしてくれる場合もありますが、過度な効果は期待しない方が良いと思います。

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2020年4月 7日 (火)

緊急事態宣言

消耗品購入 昨日、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、外出の自粛要請などが可能となる緊急事態宣言を発表することとなり、本日発令されました。仕事がどうなるのかなど、テレビのニュースや解説を食い入るように聞いていました。当社の業務内容からすると、町中を歩き回ることはなく、事務所からお施主さまのお宅へ直接施工者でお伺いするスタイルですので、新型コロナウイルスの曝露リスクは極めて低く、一週間で接触する人数も数人程度ですので業務は継続させていただきます。なお、お施主さまのお宅へお伺いする際には、N95マスクの着用、室内入出前には手のアルコール消毒をさせていただきます。

ニュースや解説を見ていると、100平米を超える商業施設について、食品や医薬品など生活に欠かせないものを販売する売り場は除いて休業を要請しますとありました。そうなると施工工事に必要な消耗品の多くは、ホームセンターで購入しています。そこで時間調整し、慌てて近所のコーナンProにお伺いし、必要な消耗品を購入しました。

最近ではテレビやラジオのCMで有名なモノタロウもよく利用していますが、ホームセンターの方が安価な消耗品も多くあります。お施主さまへの負担を軽減するため、少しでもこうしたコストを抑制して対応しています。

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2020年4月 6日 (月)

玄関付近で徘徊するアリ

外壁側隙間の反射鏡調査 昨日は以前シロアリ点検調査でお世話になったお施主さまご相談をいただき、兵庫県内の物件にお伺いしました。

アリの徘徊が確認されたのは昨年の秋とのことで、玄関のタイル面や壁面で動いていたそうです。アリの場合多くは外部侵入であり、壁面の隙間から入る事例が見受けられます。但し、全てが外部侵入だけでなく、種類によっては壁内営巣種もいるため注意が必要です。

調査は目視に加え、反射鏡を用いて外壁側の隙間のチェックを行いました。現時点でアリの活動の兆候は確認されませんでした。季節的要因もあることから、お施主さまには今後も動向を見ていただくようお願いしました。

アリ対策を実施する場合、活動中であることが原則です。アリの動きが確認されていないのに薬剤を撒く業者があります。効果はほぼ期待できませんので、ご注意ください。

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2020年4月 5日 (日)

被害部注入処理

被害部注入処理昨日ご紹介した物件では、リフォームによって床下点検口がありませんでした。そこで今回床下点検口を新設いただいたことから、施工前に点検調査を実施しました。

床上からの点検調査結果で、浴室入口枠付近にシロアリ被害が確認されています。床下側からの点検調査でもシロアリ被害が確認されました。ちなみに昨日ご紹介したキッチン側のシロアリとはかなりの距離があり、コロニーは異なるものと判断されました。

なお当該箇所も、床下側から薬剤注入処理を実施しています。かなりの水漏れ跡が確認されていますので、浴室側のクラックの止水をお願いしました。水漏れがあると、シロアリを呼び込み易いので注意が必要です。

家屋内でシロアリ被害が見つかった場合、巣は一つと限りません。ヤマトシロアリでは、巣の分離融合を繰り返すことができるため、シロアリ駆除にミスがあるとシロアリの巣が分離され、生き延びることができま、この場合翌年或いは翌々年に羽アリが発生します。シロアリ駆除には、コロニーを意識した処理が必要です。マニュアルに準じた処理では、本当のシロアリ駆除ではありませんのでご注意ください。

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2020年4月 4日 (土)

生息想定箇所薬剤処理

生息想定箇所薬剤処理 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。

この物件では、昨年の5月上旬にキッチンの窓枠付近から羽アリが発生しました。シロアリ調査を実施した際、当該キッチンは床下ではなく地下室がありました。地下室側から点検調査の結果、土台にあたる部分で雨漏れ跡が確認されており、地下側からの侵入はありませんので、壁内営巣と考えました。

処理はこの壁内営巣想定箇所に薬剤処理するとともに、想定活動範囲にも行いました。写真はその一つで、窓枠の螺子穴から処理を行っています。窓枠内部には隙間が多く存在し、シロアリはその隙間で活動します。その活動する箇所に薬剤を置くことがポイントとなります。

ちなみにこの物件では、複数のコロニーが確認されています。またの機会でご紹介したいと思います。

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2020年4月 3日 (金)

ライトトラップに捕獲される甲虫

捕虫紙には色々な昆虫は捕獲されます 昨日、アフリカヒラタキクイムシ対策でモニタリングしているライトトラップの捕虫紙についてご紹介しました。今日は小屋裏等に設置したライトトラップの捕虫紙に捕獲される甲虫についてご紹介したいと思います。

室内でよく見かける甲虫として、コクヌストモドキとシバンムシが挙げられます。コクヌストモドキは小麦粉、シリアル、パスタ、ビスケット、ナッツ類などの粉体に発生します。ヒラタキクイムシ類に比べてやや大きいのですが、素人目には判断が難しいところです。また理由が判明したいませんが、新築直後に家屋内で大量発生する事例も報告されていることから、ハウスビルダーさんからヒラタキクイムシらしき虫が確認されていますとよくお問い合わせをいただきます。

シバンムシはジンサンシバンムシとタバコシバンムシが代表種ですが、いずれも乾燥している動物質や植物質から発生します。ヒラタキクイムシ類よりも小さく、小判型なので比較的判断し易い甲虫です。タバコシバンムシは畳を食害し、ジンサンシバンムシは古材を食害します。

甲虫ではありませんが、ライトトラップにはいろいろな昆虫が捕獲されます。珍しいのはヤマトシロアリの羽アリですが、ヤマトシロアリの羽アリは光を嫌うというのが一般的です。しかし現場で対峙している人間からすると、ヤマトシロアリの羽アリが光に集まるのは当然のことであり、文献などは現場を知らない方が書かれているのでしょう。文献で害虫と対峙できることは、決して甘くないことを現場は教えてくれるのです。

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2020年4月 2日 (木)

捕虫紙検定

捕虫紙検定 先日アフリカヒラタキクイムシ対策でお伺いした愛知県内の案件では、ライトトラップの消耗品交換を行なっています。その中に捕虫紙の交換があり、その捕虫紙に捕獲されたアフリカヒラタキクイムシ及びシロオビカッコウムシの数をカウントしています。

ライトトラップは1階天井裏及び2階小屋裏に設置していますので、壁内などの見えない箇所から発生したアフリカヒラタキクイムシを捕獲します。ライトトラップはアフリカヒラタキクイムシだけでなく、他の正の走光性を有する昆虫も捕獲されます。ルーペではアフリカヒラタキクイムシと有翅虫の区別ができますが、甲虫では、アフリカヒラタキクイムシか否かの判断難しくてなります。実体顕微鏡を用いて検定しないと困難です。

アフリカヒラタキクイムシの捕獲結果から、次の具体的な対策を立案します。そのため、捕獲数の検定は重要な作業です。家屋で見られる甲虫は多種多様で、細かく見る必要があります。ちなみに複数で対応しているため、相当の時間を要します。うまく時間配分しながら対応していきたいと思います。

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2020年4月 1日 (水)

2020年4月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイト2004トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、数年の前に兵庫県内物件で撮影した写真で、ヤマトシロアリの羽アリが群飛した様子です。

発生したのは一般家屋の在来工法の浴室で、写真は浴室土台を撮影したもので、基礎の内側から羽アリが発生しています。ちなみにこの事例は当社でも最も早く羽アリの発生した案件で、4月第1週に発生しました。パッシブソーラーシステム構造や基礎外断熱のような温熱性能の高い住宅では羽アリの発生が早まるケースがありますが、一般的な家屋では珍しい事例です。日常的にお湯が漏れている可能性が考えられます。

阪神間での羽アリはゴールデンウイーク前後で発生しますが、環境に応じて4月中旬に発生する場合もあれば、5月中旬に発生する場合もあります。いずれも羽アリが発生すると多くの方は、市販の殺虫スプレーで駆除を試みます。すると羽アリは直に駆除されますが、これで安堵してはいけません。シロアリは集団で生息しており、羽アリはその僅かな一部でしか過ぎません。残念ながら、市販の殺虫スプレーではシロアリの集団まで駆除することはできません。羽アリの発生した付近にシロアリの集団はいないのです。

シロアリの集団を駆除するためには、侵入経路と生息範囲をシロアリ調査によって精査し、その結果を元に適切なシロアリ対策を立案することが必須です。一般的なシロアリ駆除予防についてはマニュアルに従って処理されるケースが多いのですが、マニュアル処理では侵入経路や生息範囲は関係ありません。床下を薬剤でドブ漬け状態にすることで、シロアリを寄せ付けないというのがマニュアル処理の考え方です。当社ではお住いの方の安全性を考慮し、安全性の高い薬剤を使用し、必要最小限の薬剤量で対応することで、お住いの方への薬剤曝露リスクを低減させることを安全性を確保します。当社のシロアリ対策のコンセプトにつきましては、阪神ターマイトラボのホームページをご参照いただきますようお願いいたします。

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