« 2020年4月 | トップページ | 2020年6月 »

2020年5月31日 (日)

被害確認

シロアリ被害確認 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件でシロアリ被害が確認されたことから、シロアリ調査及び対策立案のためお伺いした次第です。

現場で点検調査を実施した結果、広範囲にシロアリ被害が確認されました。問題はこの物件の構造で、多くの床下の高さが点検調査できる高さが確保できていないことです。本来床下の高さは建築基準法で床面の高さは地面から45㎝以上確保されているはずですが、この物件では確保されていません。一部は以前のリフォームによって布基礎の内側に土間コンクリートが打設され、大引までの高さが20㎝を切っています。これでは床下の点検調査はできません。土間コンクリートを流し込むことでシロアリが侵入できなくなると考えてのことでしょうが、土間コンクリートでシロアリの侵入を防止することはできません。ちなみに写真の部位は、その土間コンクリートが打設された箇所で確認されたシロアリ被害です。

今回はリフォームで床板を撤去しますので、シロアリ対策は可能です。しかしリフォーム終了後には床下に侵入してのシロアリ調査や対策はできません。それだけに少し工夫をしたシロアリ対策を提案したいと思います。

| | コメント (0)

2020年5月30日 (土)

空家のシロアリ調査

空家で活動中のシロアリ 昨日はいつもお世話になっている不動産仲介会社さんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。中物件売買に伴い、シロアリ調査の依頼をいただきました。

床下側からの点検調査を実施した結果、広範囲にシロアリ被害、侵入及び生息が確認されました。空家期間が長く、荷物を整理した際に床がブカブカする部位が複数箇所で確認されたとのことです。

不動産の売却については2020年4月に民法が改正され、売主の瑕疵担保責任が廃止され、新たに契約不適合責任という責任が売主に課させることなりました。契約不適合責任では、売主が売却した目的物が契約内容に適合しているかどうかがポイントとなり、売主責任が一層重くなることになると考えられています。瑕疵が隠れているかどうかは関係なくなり、契約内容に合致しているかどうかが問われるようになるため、シロアリ被害がないと思っていたのに、後からシロアリ被害等がわかると契約不適合となります。それだけに仲介会社さんも、見えない箇所で起こるシロアリ被害に対して過敏になるものと考えられます。

実際に大手住宅メーカーのインスペクションでシロアリ被害が確認されていないと報告されていたにもかかわらず、小員のシロアリ調査でシロアリ被害を見つけた事例があります。インスペクションも各々専門業者が実施しないと、難しいところがありますね。

| | コメント (0)

2020年5月29日 (金)

高活性

蟻道内で活動するヤマトシロアリ昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、お大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。連休中に洗面所から羽アリが発生した物件とのことです。

床下側からの点検調査した結果ですが、洗面所に隣接する浴室の土台部分に水漏れ跡とともにシロアリ被害が確認されました。浴室基礎面等に蟻道の構築が確認されなかったことから、浴室基礎内側からの侵入と考えられました。その他の場所ですが、結果的に広範囲でシロアリ被害や生息が確認されました。右の写真は床束に形成された蟻道の一部を剥がした様子で、ヤマトシロアリの活動が確認されました。

お施主さまは洗面所から羽アリが発生した際、市販の殺虫スプレーを噴霧されたとのこと。これで羽アリは駆除できたものと考えられていたようですが、ハウスビルダーさんが定期訪問された際に落翅を確認され、シロアリ調査を薦めた結果、しぶしぶお施主さまはシロアリ調査に応じたようです。結果的にはシロアリ被害や生息の報告を聞き、きちんとシロアリ調査をしてもらってよかったとの言葉をいただきました。そして当社の推奨する、薬剤の大量散布に頼らないシロアリ対策についてもご理解いただきました。

| | コメント (0)

2020年5月28日 (木)

今も活動中

リフォーム中に確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からご紹介いただいた別の建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。リフォーム中にシロアリ被害と生息が確認されたことから、シロアリ対策のため点検調査でお伺いした次第です。

早速現場で点検調査を行うと、一定方向でシロアリ被害が確認されました。設計士の先生に話しを伺うとその周辺でシロアリの生息も確認されたとのことです。今回のリフォームでは、土間コンクリートを打設せず土のままとのことで不安があったとのことですが、土間コンクリートのリスク、土の床下のメリットなどを説明、デメリット部分を薬剤処理でカバーすることを説明させていただきました。

薬剤処理は全面ではなく、構造に応じて必要な部分だけを処理する方法を提案させていただきました。薬剤量は少量で済むため薬剤曝露リスクを抑制することができ、安全性に寄与できるものと考えています。

| | コメント (0)

2020年5月27日 (水)

新たな発生

新たな木粉の堆積 昨日は継続的に実施しているアフリカヒラタキクイムシ対策のため、大阪府内の物件にお伺いしました。同じマンションで複数の住戸で対応している案件で、そのうちの1住戸から連絡をいただきお伺いしました。フローリングから木粉が噴出したとのことから、お伺いした次第です。

早速現場を確認すると、木粉の噴出が確認されています。木粉が拡散しないように、お施主さまがカバーをかけていただいていました。今回、木粉の噴出が確認されたのは2箇所でした。薬剤処理に加え、物理的な処理を実施しました。1箇所は被害程度は軽微でしたが、もう1箇所はある程度の規模の被害拡大が確認されました。

このマンションは築後既に10年以上経過していますが、まだ発生は続いています。これまでは、天井裏にモニタリング用として設置したライトトラップに年間数匹程度でしたが、やはり根絶を確認しないと再発するようです。現状対処療法しかできないため発生確認の都度、対処するしかないようです。

 

 

| | コメント (0)

2020年5月26日 (火)

発生場所以外でも

蟻道内で活動中のシロアリ

昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからのあ依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。連休中に玄関で大量に翅が落ちていたとのこと。お施主さまがインターネットで調べたところ、シロアリかもしれないとのことからハウスビルダーさんに相談され、シロアリ調査の実施に至りました。

床下側からの点検調査の結果、玄関上り框土台に蟻道が確認されました。但し、基礎面に蟻道が確認されなかったことから、玄関の土間側からの侵入と考えられました。その他の箇所ですが、玄関から離れた和室など複数の箇所で蟻道の構築やシロアリが確認されました。その一つが右の写真で、蟻道内では活動中のシロアリが確認されています。

今回羽アリの発生した玄関からは、結構離れた箇所で確認された蟻道です。この場合、当該箇所と玄関で発生した箇所のコロニーは全く別です。同一コロニーと考えるのは非常に危険で、駆除するにあたってはそのコロニーを個々に駆除することが重要です。

ちなみに一般的に行われているシロアリ防除処理では、駆除する意識などなく薬剤大量散布で絨毯爆撃する方法です。コロニーを意識していないため、駆除できないケースも多く報告されていますのでご注意ください。

| | コメント (0)

2020年5月25日 (月)

徘徊する落翅虫

徘徊する落翅虫 昨日は薬剤メーカー研究員時代の後輩から友人宅で羽アリが発生したと連絡をいただき、和歌山県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

かなり標高の高いところにある物件で、先週の日曜に浴室入口枠付近から発生したとのことです。床下側から点検調査を実施した結果、調査可能な範囲にシロアリ被害や生息は確認されませんでした。問題の浴室や洗面については増築部であり、基礎が独立した状態にあり侵入することはできませんでした。ちなみにこの日は翅を落とした羽アリである落翅虫に徘徊が確認されました。それが右の写真です。

ちなみに被害が軽度であったことから、部分的な処理を行い対処を行いました。お施主さまには来年発生する可能性もあると説明、その際には洗面に床下点検口を新設した上で対処が必要なことを説明させていただきました。ちなみに点検調査を実施した側の床下は、処理する必要はないと判断しました。

| | コメント (0)

2020年5月24日 (日)

トイレのコーナー部分に砂が溜まる原因

トイレ土台で確認された蟻道 昨日は阪神ターマイトラボのホームページからお問い合わせいただき、大阪府内の物件にお伺いしました。トイレ入口コーナー部分に砂が溜まりシロアリではないかとのことから、シロアリ調査でお伺いしました。

床下側から点検調査した結果、砂の噴出の確認された部位の床下土台周辺では、コーナー部分に蟻道が確認されました。トイレの基礎内側にシロアリが侵入しているものと考えられました。この他にも複数の箇所で蟻道が確認され、活性の高さが伺えました。但しこの物件では過去にシロアリ対策を実施された跡が確認されています。お施主さまからの聞き取り調査では、JAでシロアリ対策を実施したとのこと。これが効果の期待できない対策が多く、結果的に残念な内容となっていました。これについてはまた別の機会にご紹介したいと思います。

いずれにしてもシロアリ駆除をベースに、ある程度の侵入防止対策も必要です。だからといって薬剤の大量散布ではなく、必要最小限の薬剤量で対処したいと思います。

| | コメント (0)

2020年5月23日 (土)

監視ステーション定期点検

監視ステーション定期点検 昨日は、継続的にシロアリ対策を実施している兵庫県内の物件にお伺いしました。植え込みにヤマトシロアリが生息しているマンションで、過去に羽アリの発生も確認されています。1階のある住戸でシロアリが侵入する形成が確認されたため、シロアリ対策の依頼をいただき実施しています。

シロアリ対策の概要ですが、建物内へ侵入しようというシロアリの動きを捉えるため、シロアリ監視ステーションを設置し、対策を実施しています。一部シロアリが生息していた支柱には、極めて少量の薬剤を用いて駆除処理を実施していますが、基本的にはシロアリの動きを調べることが目的です。

建物から離れた箇所で、これまでにシロアリ監視ステーション内への侵入が確認されました。しかし、建物の近くに設置したシロアリ監視ステーションにはこれまでに侵入は確認されていません。建物に近づくシロアリは駆除する必要がありますが、建物から離れた箇所に生息するシロアリは建物に影響を与えませんので、何もしなくてよいのです。この点がベイト方法と違い、根本的なコンセプトが異なっているのです。

ベイト工法では、建物に影響を与えないシロアリのコロニーまで駆除します。シロアリは、自然界で死んだ木を土に返す重要な役目を持っています。建物に影響を与えないシロアリまで駆除するのは、いかがなものでしょうか。それでもって高額な対策費用が発生するのは、ナンセンスとしか言いようがありません。

| | コメント (0)

2020年5月22日 (金)

シーズン突入

排水ピットへの薬剤処理 昨日はここ数年に渡り、継続的に蚊対策を実施しているマンションにお伺いしました。この物件では元々蚊が非常に多く、立体駐車場の待ち時間の間に蚊に襲われる状態だったそうです。丁度、デング熱が流行した年から対策を実施しています。

対策は蚊の幼虫であるボウフラの発生源である水溜まり、排水ピットなどに薬剤処理を実施します。期間はチカイエカのように年中活動する種類もいますが、コストと活性の高い季節を考慮して5~10月、月に一回の処理で計6回としています。

ちなみにここ数年の実績ですが、蚊を見かけた事例は僅かで住民の方から喜ばれています。今年も先日の現場で蚊に噛まれました。ちなみに全国的には蚊に刺されるですが、関西では子供のころから蚊に噛まれるという表現ですので特に違和感はありません。

| | コメント (0)

2020年5月21日 (木)

2年続けて羽アリの発生した外壁

2年続けて羽アリの発生した外壁 昨日は以前シロアリ対策でお世話になったお施主さまのご紹介で、兵庫県内の物件にお伺いしました。羽アリが外壁側と浴室の2箇所で発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

写真の部位は羽アリの発生した外壁側で、シロアリ被害も確認されています。床下側から点検調査では、床下側から侵入ポイントは確認されなかったものの、土台交差部には蟻道が確認されました。石場建てであることから、石場の隙間から侵入したものと考えられました。浴室については床下側からの点検調査で、コンクリートブロック基礎の隙間から蟻道の吹き出す様子が確認されました。基礎面に蟻道の構築がないことから、浴室内側からの侵入と考えられました。

今回の物件では昨年も羽アリが発生したとのことで、その際市販されているシロアリ用スプレーを噴霧することで発生が収まったと思っておられたようです。市販されている殺虫スプレーであろうが、シロアリ用スプレーであろうが、駆除できるのは羽アリだけです。シロアリは集団で生活する昆虫で、羽アリはその集団の僅かな一部でしか過ぎません。シロアリ駆除とはこのシロアリの集団を駆除することであり、薬剤の種類と特性を生かした使い方をすれば、少量の薬剤で対応が可能です。薬剤を大量散布しないと駆除できないというのは、シロアリ駆除技術の欠落を意味していますのでご注意ください。当社では必要最小限薬剤でシロアリ対策を実施しておりますので、阪神ターマイトラボのホームページをご参考ください。

| | コメント (0)

2020年5月20日 (水)

外壁で確認されたシロアリ被害

外壁で確認されたシロアリ被害 昨日は阪神ターマイトラボのホームページからお問合せをいただきました、物件にシロアリ調査でお伺いしました。大阪府内にある物件で、外壁の隙間にシロアリ被害があるとのことです。

外壁の隙間で確認された被害が右の写真で、壁と壁が垂直に交わる交差部分でシロアリ被害が確認されています。またこの被害部の近くにある柱根本部分にもシロアリ被害が確認されました。床下側から点検調査を実施した結果、シロアリ被害は建物に影響のない箇所で確認されました。当該箇所は構造的に問題がある箇所で、布基礎の外側にコンクリートブロックが当てられており、その布基礎とコンクリートブロックの隙間からシロアリが侵入し、被害を与えていたものと考えられました。

当該事例ではこの被害部周辺に対するシロアリ駆除処理は必須ですが、予防処理と言われる建物全体への薬剤処理は不要と判断されました。この結果をお施主さまに報告すると、とても喜んでいただけました。ご両親が高齢で薬剤処理に対する不安があり、大工さんに相談したところ、知っているシロアリ防除業者にお願いすると、薬剤大量散布によるシロアリ対策しかできない言われ、困っていたとのこと。インターネットで薬剤大量散布に頼らないシロアリ対策ができる業者を探した結果、当社に辿り着いたとのことでした。シロアリ対策は薬剤の大量散布だけではなく、部分処理と点検調査によるシロアリ対策もあります。ただし、このシロアリ対策ができるのは一部のシロアリ技術者しか提供できないことをご承知おきください。

| | コメント (0)

2020年5月19日 (火)

部分的な基礎内断熱

新築防腐防蟻処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、新築防腐防蟻処理のため大阪府内の物件にお伺いしました。

この物件は一般的な大壁構造の木造建築で、ベタ基礎構造です。しかし部分的に基礎内断熱が施されています。写真はその部位は玄関で、見えている配管は上部にある浴室のための配管です。シロアリの侵入し易い床面からの立ち上がりではなく、横から抜いてあります。このような構造にすると、シロアリの侵入リスクは大きく低減できます。

しかし玄関はコンクリートの接合部が多く、シロアリの侵入可能な箇所が存在します。それらを補完するため、重点的に薬剤処理を行っています。残念ながら新築防腐防蟻処理では、協会の仕様書に準じて処理しなければなりません。これは薬剤の大量散布になりますが、建築基準法を遵守するとなると選択肢はありません。しかし実際の場面を考慮すると、処理した方がよい場所にきちんと処理すべきと思い処理を行いました。

薬剤処理も建物に応じてフレックスに対応できるようにならないものかと思います。しかし薬剤を撒きたい立場の人にとっては、薬剤を撒かないことや部分的な処理を推奨する人は邪魔な存在でしかないのでしょうね。

| | コメント (0)

2020年5月18日 (月)

土壌灌注処理

土壌灌注処理 昨日は、シロアリ対策で大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は構造が厄介でベタ基礎鉄骨造ですが、羽アリが発生しています。

シロアリ対策を実施する場合、シロアリの侵入経路と生息範囲を調べる必要があります。しかし、この物件はリフォームによって床下の高さが低くなっており、床下へ侵入できる高さが確保されていません。しかも絶対にしてはいけないリフォームとして、ネコ土台部分を新しい外壁で覆い、通気ができない状態になってしまっています。

問題のシロアリ生息範囲ですが、目視可能な範囲でシロアリ被害はなく、非破壊シロアリ探知機による調査でも生息は確認されていません。生息場所を捉えることができないと対処が非常に困難です。考えられるルートとして、新たに貼られた外壁の隙間から羽アリが通って出てきていると推定し、その地中に対して土壌灌注処理を行いました。

結果は来年となりますが、被害がなく羽アリだけが発生する物件は対処が困難です。来年も発生するようなら、今年新設した床下点検口から工夫して処理を行う予定です。

| | コメント (0)

2020年5月17日 (日)

ライトトラップ捕虫紙検定

ライトトラップ捕虫紙検定 右の写真は、継続的にアフリカヒラタキクイムシ対策としてモニタリングをしている岡山県内の物件から先日送付いただいた捕虫紙です。この物件では、土壁の中にある小舞竹から発生しており、薬剤処理は困難な構造です。一網打尽するためには燻蒸処理が選択肢と挙げられますが、コスト的な問題もあり、ライトトラップでモニタリングをしながら捕獲によって対策を実施しています。

今回の結果ですが、1F天井裏に設置したライトトラップ捕虫紙には、22匹のアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されました。この物件では2013年から対応していますが、初年度には年間450匹以上が捕獲されています。翌年には200匹程度、その後数年は100匹程度、昨年は50匹程度まで減りました。アフリカヒラタキクイムシの発生は当社が対策する前からなので、8年以上が経過していますが、22匹と大きく減少しましたがまだ捕獲されています。近親交配による衰退にも期待していますが、それ以上に生息環境が良いのでしょう。

ライトトラップにより、これまでに1000匹以上を捕獲しています。モニタリングと捕獲を継続して、最終的に抑制できるところまで到達したいと考えていますが、いつまで時間を要するかは読めません。

| | コメント (0)

2020年5月16日 (土)

型枠からの群飛

床下通気口型枠で確認された群飛孔 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、羽アリが発生したという大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

お施主さまからの聞き取り調査では、和室にある屋外の床下換気口から羽アリがでてきたとのことです。床下側からの点検調査を行った結果、和室の広範囲にシロアリ被害が確認されました。土台にはクレオソートが塗布されていたのであまり被害はありませんでしたが、大引は結構被害が確認されました。そのシロアリの侵入経路ですが、人通口(床下通気口)に型枠がはまったままで、床下土壌側から型枠へ侵入後、土台を通過し大引や根太にまで被害が拡大したものと判断しました。ちなみに型枠の一部では写真のとおり、羽アリの出口である群飛孔も確認されました。

今回の事例では、室内側での羽アリの発生ではありません。屋外側床下点検口からの発生でしたがこれは新型コロナウイルスによるステイホームでお施主さまがおられ、たまたま庭に出ていた際に発見されたとのことです。もしその羽アリ発生を目にしていなければ、シロアリ被害に気付かず1年を過ごしていたとなると怖いところですね。

| | コメント (0)

2020年5月15日 (金)

今年も始まりました

フラス(木粉)の散乱 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。昨年から対応している、ヒラタキクイムシと考えられる案件です。今年もフラス(木粉)の散乱が確認され始めました。

この物件では、天井に貼られた合板から木粉の発生が昨年から確認されています。一昨年の秋にリフォームが実施され、昨年の初夏頃から木粉の発生が確認され対策を実施しています。冒頭でヒラタキクイムシらしきと書かせていただいているのは、これまでにヒラタキクイムシの捕獲が確認されていないためです。成虫脱出孔から死骸の採取を試みていますが、未だに採取できていません。ダウンライトなどの光源付近の調査も実施していますが、こちらも一切捕獲できません。この結果から在来種のヒラタキクイムシと考えらますが、成虫脱出孔が小さいのでもしかしたら外来種の可能性も捨てきれません。

今回は成虫の捕獲はありませんでしたが、幼虫が捕獲されました。ちなみに幼虫では種類の同定は困難で、DNA検査をすればわかるかもしれません。この物件では、天井の修復を実施する予定はありませんので、地道に薬剤処理で対応していく予定です。

| | コメント (0)

2020年5月14日 (木)

羽アリがウッドデッキと玄関で発生

玄関で確認された羽アリ死骸 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件に同行しました。ゴールデンウイーク中にウッドデッキから、ゴールデンウイーク後に玄関周辺で羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査のためお伺いしました。

ウッドデッキを確認すると、シロアリ被害が点在する形で確認されました。少し問題なのが土間コンクリートの上に組まれているウッドデッキですので、建物との接合部辺りからの侵入と考えられましたが、目視できない構造だけに少し厄介です。玄関周辺については明確なシロアリ被害、群飛孔が確認されなかったことから、床下側で発生したものが玄関側に這い出てきたものと考えられました。

床下側からの点検調査結果ですが、広範囲にシロアリの被害と生息が確認されました。羽アリの確認された玄関側では、基礎面に蟻道は確認されないものの、上り框土台には蟻道が確認されており、玄関土間コンクリート下からの侵入パターンも確認されました。シロアリ駆除処理は必須ですが、被害状況からシロアリ侵入防止処理も必要と考えれます。この場合、シロアリ駆除処理を実施後、駆除完了確認後に侵入防止処理を実施する必要があります。駆除処理と予防処理を同時に行うシロアリ防除業者が殆どですが、この場合には薬剤を大量に撒く必要があるため、当社では駆除処理と侵入防止処理を分けて実施することで必要最小限の薬剤量で対処し、安全に配慮したシロアリ対策をお届けします。

| | コメント (0)

2020年5月13日 (水)

玄関ポーチで発生した羽アリ

玄関ポーチで発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんから玄関ポーチで羽アリが発生したとのことからの、シロアリ調査のため大阪府内の物件に同行しました。

先週末、階段状になった玄関ポーチ付近で、壁一面に羽アリが群がっていたとのことです。現場で点検調査を行うと、ポーチ面で複数の羽アリ死骸や羽が落ちている様子が確認されました。ポーチ面の壁際にクラックが確認されましたが、群飛孔は確認されませんでした。シロアリの羽アリは、おそらくこのクラックから発生したものと考えれました。発生時刻からコロニーまでに距離があるた時間差で発生したこと、明確な群飛孔を持っていないことからコロニーはポーチ下土壌中にあるものと考えられました。

ちなみにこのポーチと接する部屋はベタ基礎構造ですので、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されていません。床下側に薬剤を撒くのはナンセンスであり、部分駆除処理で十分対応可能です。シロアリの侵入するリスクが殆どないところへ薬剤散布するのは、コストを少しでも上げ施工金額を吊り上げるためです。シロアリ防除業者の中には、部分駆除処理に否定的な考えを示す場合があります。施工金額が低額となることへの反発と、シロアリ駆除技術が欠落していることを示していますのでご注意ください。

ちなみに写真にもあるとおり、シロアリはアリと名前がつくのでアリの巣ころりで効果があると考えるかたがおられますが、アリとシロアリでは全く違う昆虫で、生態も異なり効果はありません。

| | コメント (0)

2020年5月12日 (火)

勝手口で大量発生した羽アリ

勝手口枠群飛孔 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。ゴールデンウィーク中に勝手口で羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いしました。

発生した勝手口を確認調査すると、勝手口枠付近の大量の羽アリ死骸と大量の羽が落ちていました。その枠の上部を確認すると、上端部分で群飛孔が確認されました。それが右の写真でコーナー部分に砂のようなものがついており、これが羽アリの出口である群飛孔です。群飛孔があるとその付近が巣ではないかと考えがちですが、巣と群飛孔は概ね離れているのが一般的です。

羽アリが飛ぶのが下手な昆虫で、ふらふらしながら飛びます。これはシロアリの羽アリの特徴で、その原因が翅にあります。飛ぶのが上手い昆虫は前の翅が大きく、後ろの翅が小さくなっています。しかしシロアリの羽アリは前後4枚同じ大きさとなっており、飛ぶのには不向きな構造なのです。どちらかというとグライダーのように風を捉まえて飛びますので、少しでも高いところから飛ぼうとします。そのため、群飛孔を高いところに作ろうとするのです。

ちなみにこの物件では、構造に問題がありました。しかし床下側からの点検調査ではシロアリの侵入が確認されていないので、この勝手口をきちんと処理するだけで対処は可能です。高額で薬剤曝露リスクの高い床下全面薬剤散布の必要はないのです。

| | コメント (0)

2020年5月11日 (月)

玄関枠から発生した羽アリ

玄関枠でシロアリの動きを探知する非破壊シロアリ探知機 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ調査のため大阪府内の物件にお伺いしました。玄関枠から羽アリが発生しているとのことから、調査のためお伺いした次第です。

現場でお施主さまから聞き取り調査すると、玄関枠の片側から羽アリがゴールデンウィーク中に発生したとのことです。目視調査では、玄関枠に被害と群飛孔が確認されました。非破壊シロアリ探知機を用いて確認調査した結果、玄関枠下部でシロアリの動きを探知しました。シロアリは地中から玄関枠へ侵入しているものと考えられました。

この物件は古い長屋をリフォームしたもので、基本的にはベタ基礎化されています。建物中心部は問題ありませんが、壁際はベタ基礎と一体化されていないようで、この部分の問題は残されています。駆除だけを考えると、玄関枠周辺だけの処理で十分です。しかしこの壁際の問題をどうするかをハウスビルダーさんと相談したいと思います。

| | コメント (0)

2020年5月10日 (日)

玄関で発生した羽アリ

土台に確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。ゴールデンウィーク中に玄関上で羽アリが発生し、上り框付近を徘徊していたとのことです。シロアリ対策を実施する場合、シロアリ被害状況、侵入経路及び生息範囲を把握する必要がありますので、シロアリ調査のためお伺いした次第です。

床下側から点検調査を実施した結果、玄関土台周辺で僅かな蟻道を確認しました。それが右の写真で、土台と布基礎の接点部分と土台中央部に僅かな蟻道が確認されています。地面から布基礎にかけて蟻道の構築が確認されていませんので、基礎の内側から侵入したものと考えられます。この場合は、基礎の内側に薬剤を送り込まないと十分な効果は得られません。羽アリの発生した時間帯から推測すると、コロニーはこの基礎の内側にあると考えられますので、その状況に応じた薬剤を最適な濃度と処理量で処理すれば問題ありません。

ちなみにその他床下側の点検調査結果ですが、複数の箇所にシロアリ被害や蟻道の構築などシロアリ侵入の形跡が確認されました。また、外周部からの点検調査でもシロアリ被害が確認されており、敷地内の生息密度の高さが伺えました。だからといって協会仕様書の薬剤大量散布当社ではお薦めすることはありません。お住まいの方の健康と安全を考えるのであれば、薬剤大量散布はよくないに決まっているのです。しかも薬剤を大量に使用すれば費用も高額になるので、自分の家を処理する場合絶対に大量散布はしません。

| | コメント (0)

2020年5月 9日 (土)

雨漏れ対策に問題が

雨漏れによって高所にまで広がったシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ駆除処理のため兵庫県内の物件にお伺いしました。先日シロアリ調査を実施した物件で、鉄骨造の建物に隣接したガレージ内でシロアリ被害と生息が確認された物件です。

被害は天井付近にまで広がっており、その原因は雨漏れです。ヤマトシロアリの被害は通常低いところで発生するのが一般的ですが、雨漏れがあると被害は高い場所にまで広がります。シロアリは水を必要とする昆虫ですので、湿度の高い床下や水廻りでの被害が多くまれますが、水の供給源があればどんな高いところでも生息可能です。

当該事例では壁面での被害ですので、壁面に対して薬剤処理を実施しています。どの薬剤をどのような濃度と処理量で使うかがポイントで、当社ではマニュアルで決められた規定濃度、規定量で処理することはありません。これは薬剤によって特性が異なることが理由で、規定濃度や規定量では濃過ぎたり多かったりで、薬剤の特性が生かしきれないことが理由です。薬剤を多く撒くことで喜ぶのはメーカーさんで、多く撒くことで高額な費用を請求できるのがシロアリ防除業者です。当社では利潤を追求するのではなく、シロアリを以下に効率よく駆除できるかを考えて処理します。使用した薬剤量、処理技術施工料から費用請求を行いますので、一般的な金額よりも安価となります。駆除効果と安全面への配慮、対費用効果を考えた処理を行うのが当社のスタイルです。

| | コメント (0)

2020年5月 8日 (金)

2階の出窓で徘徊するアリ

2階の出窓で徘徊するアリ 昨日は、以前シロアリ調査でお世話になったお施主さまから相談をいただきお伺いしました。2階の出窓で徘徊するアリが確認されることから、原因と対策を行うため調査でお伺いした次第です。

アリ対策の絶対原則は、徘徊しているアリの種類を特定することです。アリの種類がわかると、その生態からどこに生息しているのか、どこから侵入しているのかが予測でき、その上でどのような薬剤を使用し、どのような濃度でどのように処理するのかを決めていきます。

今回確認されたアリですが、たまに家屋内で徘徊が見られるウメマツオオアリでした。腹柄節が逆U字型が特徴を持つアリです。問題はこれだけではなく、ベランダではルリアリの徘徊も確認されました。こちらはまだ家屋内への侵入は確認されていませんが、家屋内に侵入するリスクの高い種類ですので、駆除処理するのが好ましいと考えます。

いずれの種類も樹上性であることから、壁内への生息リスクはあります。それらを考慮して駆除処理を行うことが必要です。

| | コメント (0)

2020年5月 7日 (木)

枕木から発生した羽アリ

枕木から発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。駐車場に敷き込んでいる枕木から羽アリが発生したとのことです。ちなみに右の写真は、お施主さまが撮影した羽アリ発生時の写真です。

羽アリ死骸を捕獲していただいたので、確認するとヤマトシロアリの羽アリです。羽アリは正午前後に発生し、飛び立ちます。発生する時間としては、数分~数十分のことです。屋外では羽アリは飛び立っていくため、群飛後はほとんど発生した形跡は残りません。これが室内で発生すると、羽アリは屋外に出ることができないため、光を求めて明るい窓付近や玄関の扉付近でフラフラと飛びます。その後体を激しく震わせ、翅を切り落とします。翅を落とした羽アリは落翅虫と呼ばれますが、これらは光を嫌うため物陰に隠れます。そうすると羽だけが大量の落ちた状態が確認されます。浴室や玄関などで大量の羽が落ちている状態は、シロアリの羽アリが発生した証拠なのです。ちなみに1匹の羽アリには4枚の同じ大きさの翅を有していますので、大量に羽が落ちている状態に見えるのです。

羽アリが発生し終わったことで、シロアリがいなくなったと思うのは間違いです。羽アリはシロアリの集団の一部にしか過ぎません。羽アリが発生するということは、そこにシロアリの集団が生息しているということです。きちんとシロアリ調査を行い、最適なシロアリ対策を立案することが必須です。ちなみにこの物件では、シロアリ調査で家屋側にシロアリが侵入していないことを確認したので、床下への薬剤散布は必要ありません。ただし、お施主さまの希望で、枕木に対するシロアリ駆除を後日行うこととなりました。ちなみに枕木へのシロアリ駆除費用は、床下への薬剤散布費用とは比べ物にならないほど低額です。

| | コメント (0)

2020年5月 6日 (水)

外壁サイディングのひび割れ

雨漏れ跡は確認されませんでした 昨日は、大阪府内の物件にシロアリ点検調査のためお伺いしました。10数年前に点検調査を実施した物件です。今回点検調査いただいた理由ですが、外壁に取り付けてある雨どいが壊れたのに伴い、外壁のサイディングにひび割れが確認されたとのことです。それに伴い雨漏れによってシロアリの侵入や腐れが気になるとのことから床下点検調査依頼をいただいた次第です。

点検調査結果ですが、特に問題はありませんでした。右の写真がその外壁サイディングひび割れ箇所の床下部分ですが、変色などもありません。基礎構造がベタ基礎で、シロアリの侵入リスクが低く、シロアリ対策の必要はないと判断されました。サイディング部分の補修は必要ですが、ひび割れから侵入した雨水は通気層から外部へ流出し問題なかったものと考えれます。

当社のシロアリ対策は、シロアリ調査結果を元に最適な対策を提案します。過剰な薬剤処理は、お住いの方への薬剤曝露リスクを向上させるだけでなく、費用も高額となります。シロアリ対策イコール薬剤処理でないことをご理解いただけますと幸いです。

| | コメント (0)

2020年5月 5日 (火)

光に誘引されるヤマトシロアリの羽アリ

光に誘引されるヤマトシロアリの羽アリ 昨日ご紹介したOMソーラーシステム構造の現場では、大量の羽アリが発生しました。家屋の木部には全く被害がないものの、羽アリが大量に発生することで床吹き出し口から羽アリが室内側に侵入し、精神的被害を被ることとなります。それらに対応するため、羽アリ発生直後に床下へライトトラップの設置を行っています。

ヤマトシロアリの羽アリには光に集まる性質である正の走光性を有しています。そのためライトトラップを床下に設置すると、捕虫紙に羽アリが捕獲されます。右の写真は設置から2日後の様子で、捕虫紙を埋め尽くすほど捕獲されています。捕虫紙が埋め尽くされた結果、捕虫できなかった羽アリは翅を切り落とし、大量の羽が落ちた状態となります。この翅を落とした羽アリは、落翅虫と呼ばれますが、この落翅虫は光を嫌う負の走光性を有しています。そのため、大量の羽を落とした後、落翅虫は暗い隙間へと入り込むのです。

シロアリ防除業者のホームページには、羽アリは光を嫌うと書かれている場合があります。これはシロアリの教科書と言われる内容をそのまま記載したものであり、実際の現場を知らない証拠です。現場を知っていれば、シロアリの動きをきちんと観察調査していればわかることです。シロアリ防除業者の中にはシロアリのことを知らない業者が多くいるようですのでご注意ください。

| | コメント (0)

2020年5月 4日 (月)

複数のコロニー

OMソーラーシステム構造の床下で確認された羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ駆除処理のため奈良県内の物件にお伺いしました。先日から対応を実施している、OMソーラーシステム構造の住宅です。

この物件のOMソーラーシステム構造は、ベタ基礎ではなく低床構造となっています。立下りダクトの部分だけが少し深くなっています。羽アリはこの深くなっているところから発生しており、先月中旬に群飛、断熱材部分に群飛孔を確認したことから断熱材の一部をカッティングし少量の薬剤を注入処理しています。ヤマトシロアリの場合、家屋内に複数のコロニーがあることが一般的であることからモニタリングを継続しました。その結果、予想され羽アリの発生と大量の羽が落ちている状態が確認されました。そこで断熱材のカッティング範囲を広げる作業及び駆除処理でお伺いしました。

先に処理側では完全に活動は停止していましたが、反対側では活動が確認されるとともに羽アリの発生も確認されました。完全に複数のコロニーが確認された物件ですが、他にもコロニーがある可能性は十分考えられます。ベタ基礎構造ですので侵入経路は限定的となりますが、低床構造ですのでこれ以上羽アリの発生がないことを祈りたいと思います。

| | コメント (0)

2020年5月 3日 (日)

コンクリートで囲まれていますが

鉄骨ガレージでのシロアリ被害 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした兵庫県内の物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんが雨漏れ対策の調査中、壁を剥がしたところシロアリ姿を確認したとのことです。

この物件は鉄骨造の物件で、しかもこの場所はガレージです。壁は全てコンクリートでできており、内側に合板の壁が貼られているとともに、荷物置き場として合板のラックが作られています。ちなみにシロアリは天井付近にまで確認されたとのことから、雨漏れに伴い上層まで被害を広げたものと考えられました。

このようなケースでは、土間コンクリートと壁の接合部にあるクラックからの侵入です。シロアリのコロニーは土間コンクリートの下にありますので、それらコロニーの駆除を意識した処理が必要です。漠然と薬剤を撒いても、十分な効果が期待できない場合が多いのでご注意ください。

羽アリ発生のシーズンに伴い、アリの巣ころりでシロアリが駆除できるかどうかの問合せをいただきますが、シロアリとクロアリは種類の異なる昆虫ですので絶対に駆除できません。また市販の殺虫スプレーは羽アリの駆除はできますが、家屋を食い散らかすシロアリのコロニーは駆除できませんのでご注意ください。羽アリ、シロアリ駆除のお問合せは阪神ターマイトラボのホームページからお願いいたします。

| | コメント (0)

2020年5月 2日 (土)

解体時に確認された被害

解体時に確認された被害 右の写真は一昨日、いつもお世話になっている設計事務所の建築士の先生からの依頼でお伺いした滋賀県内の物件にお伺いした際に撮影した1枚です。リフォーム中にシロアリ被害が確認されたとのことです。

建築士の先生からは事前連絡をいただいた際、以前リフォームをしたとき当社でシロアリ対策を実施したのではないかとのこと。ちなみにこの物件では、お施主さまのお話しでは数回羽アリも確認されているとのことでした。現場でお会いしたことのある工務店さんでしたので、その現場に向かったところ合流できませんでした。その後建築士の先生と連絡を取ると、住所が異なっていることが判明、ちなみにシロアリ対策を担当した現場ではありませんでした。

早速現場を点検調査すると、勝手口付近の土台でシロアリ被害が確認されました。数年前に別のシロアリ防除業者にシロアリ防除処理を実施してもらったとのことから、その業者に当該箇所を再処理してもらうよう推奨しました。

その他、お施主さまからの聞き取り調査では、羽アリはヤマトシロアリの羽アリの時期とは異なっていることが判明しました。また建物基礎外周表面に蟻道も構築されたことがあるとのことから調査した結果、クロアリの蟻道であることが判明しました。こちらは雨漏れの可能性があることから、点検調査してもらうよう推奨しました。徒労に終わった感はありましたが、お施主さまにはわかりすい説明を詳しくしていただいたと言われましたのでよかったです。

| | コメント (0)

2020年5月 1日 (金)

2020年5月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイト2005トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、数年の前に大阪府内物件で撮影した写真で、外壁側からヤマトシロアリの羽アリが群飛した様子です。

羽アリは一般的に巣別れと呼ばれていますが、それだけではなく生息数調整の意味合いも持っています。巣別れについては、新しいコロニーを創生する王と女王になりますが、殆ど外敵によって食べられてしまうため、コロニーを創生できるまでに至れる雌雄ペアがごくわずかです。

羽アリが大発生すると、大きなに被害になっていると思われている方が多いようです。実際には羽アリの発生量と被害は比例しません。羽アリだけ発生し、被害が全くない事例もあります。きちんと点検調査することが重要です。

シロアリ対策の基本は、シロアリの集団であるコロニーを駆除することです。そのためには侵入経路と生息範囲を点検調査によって調べ、その結果を元に適切なシロアリ対策を立案する必要があります。一般的なシロアリ駆除予防は仕様書に基づいて、床下に薬剤を大量散布します。シロアリの侵入経路や生息範囲など関係なく、大量の薬剤で空爆化することでシロアリを排除します。しかし大量の薬剤散布はお住いの方への薬剤曝露リスクを向上させるため、当社では実施していません。当社ではお住いの方の安全に配慮し、安全性の高い薬剤を必要最小限の薬剤量で対応することで、お住いの方への薬剤曝露リスクを低減させ安全性を確保します。当社のシロアリ対策につきましては、阪神ターマイトラボのホームページをご参考いただきますようお願いいたします。

| | コメント (0)

« 2020年4月 | トップページ | 2020年6月 »