« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »

2020年6月30日 (火)

玄関枠の隙間

隙間部への薬剤処理 昨日はアリ対策のため、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件ではシロアリ対策の依頼もいただいているのですが、アリが玄関枠に出入りしているとのことから、アリ対策を先行して実施することになりました。

前回、相談をいただきアリを採取し同定しており、トビイロケアリであることを確認しています。その際、業務用のアリ用ベイト剤数種類を施薬しています。今回ベイト剤の喫食状況を確認した結果、喫食は確認されませんでした。別の物件でトビイロケアリが喫食したベイト剤を今回も使用しましたが、喫食しませんでした。生息場所が変わると、嗜好性も変わるものと考えられます。

今回は薬剤処理を実施しており、玄関枠とタイルの間にある隙間から注入しました。巣系に対してダイレクトに注入していますので、効果は期待できると考えられます。しかし屋外で徘徊している個体も確認されていることから、外周の一部も処理を実施しています。

| | コメント (0)

2020年6月29日 (月)

浴室壁内

浴室壁内薬剤注入処理 昨日はシロアリ駆除処理のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。以前シロアリ対策でお世話になったお施主さまの親族の方の物件で、先月にシロアリ調査を実施しています。

この物件では、浴室からヤマトシロアリの羽アリが群飛しました。それ以外にも複数の箇所で、羽アリの発生が確認されています。シロアリ調査の結果、床下側には蟻道の構築は確認されませんでしたが、過去にシロアリ防除処理を実施した跡が確認されました。

使用された薬剤の種類にもよりますが、コロニーの駆除ができていなかったものと考えられます。薬剤を大量散布することでシロアリのコロニーを駆除するのではなく、シロアリを家屋から追い出すのです。そのため、薬剤の残効性がなくなった時点でシロアリは再侵入します。これがシロアリ防除業者にとって好都合で、保証期間が切れたので、再処理しましょうということに繋がります。

薬剤の大量散布でシロアリを追い出すことは概ね可能ですが、場合によっては追い出すことができず翌年また羽アリを発生させるケースがあります。これはシロアリ調査でシロアリの侵入経路と生息範囲を特定して、正しいシロアリ駆除ができていないケースです。薬剤の大量散布イコールシロアリ駆除ではなく、シロアリ駆除するためにはシロアリの行動と建物の構造を考慮して処理することが重要です。

| | コメント (0)

2020年6月28日 (日)

羽アリが確認されたものの

非破壊シロアリ探知機点検調査 昨日はシロアリ点検調査のため、和歌山県内の物件にお伺いしました。この物件はいつもお世話になっているハウスビルダーさんの物件で、今回羽アリを確認したとのことです。

2階の窓枠に50匹程度の羽アリを確認したとのことからシロアリ調査でお伺いした次第ですが、5年前にも羽アリを確認したとのことから、点検調査でお伺いしています。羽アリは、前回も今回もイエシロアリの羽アリです。床下側の点検調査、屋外の点検調査、非破壊シロアリ探知機を用いた点検調査を実施しましたが、いずれもイエシロアリ生息の兆候は確認されませんでした。

以前は周辺にあまり住宅はなく室内の光に誘引されたものと考えられましたが、今回は周辺にかなりの棟数が建っています。イエシロアリの羽アリが侵入した要因ですが、それは生活様式にあると考えられました。夜になると2階の部屋では明かりが灯り、カーテンなどの遮光をしていないため誘引侵入したものと考えられました。

誘引を抑制するために明かりをLEDにするとよいとありますが、実施の現場を見るとイエシロアリでは関係なく誘引されるため、遮光がポイントだと思います。

| | コメント (0)

2020年6月27日 (土)

外壁で確認された羽アリ

非破壊シロアリ探知機での点検調査 昨日は、いつもお世話になっているハウスビルダーさんと奈良県内の物件に同行しました。お施主さまから建築士の先生を通じて、羽アリが発生したとのことで写真には白い虫も確認されたそうです。

お施主さまから発生時の状況を確認すると、壁面の高い箇所で確認されたとのことです。お施主さまが動画を撮影されていたとのことから確認した結果、クロアリの羽アリでした。季節的要因及び虫体の大きさから、トビイロケアリと考えられました。問題の白い虫ですが、アリが咥えた幼虫やさなぎでした。シロアリでなく安心しましたが、念のためこれまでに被害のあった箇所を非破壊シロアリ探知機による点検調査を行いました。

建築士の先生は、これで5回目のシロアリだと大騒ぎされていました。屋外側に蟻道が構築された事例や、室内側洗面で蟻道が構築された事例、写真の箇所は浴室外壁側で過去に羽アリの発生した箇所です。この物件は建築士の先生が設計したリフォーム物件ですが、最大の問題点は構造です。ベタ基礎ではなく、布基礎+防湿コンクリート構造なのに転ばし床構造というシロアリを考慮していない構造です。何度も建築士の先生には言いましたが、シロアリ対策で最重要項目は構造であり、それを補完するのが薬剤処理です。構造が悪い上に、環境と安全を考慮して薬剤処理をしていないということであれば、シロアリが侵入しても当然と言えます。

| | コメント (0)

2020年6月26日 (金)

被害部穿孔注入処理

生息想定部薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ駆除処理のため大阪府内の物件にお伺いしました。

この物件では5月上旬に、玄関及びウッドデッキで羽アリが発生しました。シロアリ調査の結果、玄関床下側上框に蟻道の構築が確認されるとともに、玄関ホール床下にも蟻道の構築及びシロアリの生息が確認されました。その他の床下でも、広範囲に蟻道構築及びシロアリの生息及び被害が確認されました。

ハウスビルダーさんとお施主さまにシロアリ調査結果を報告するとともに、お薦めするシロアリ対策を提案しています。最終的に、シロアリ駆除を実施するとともに侵入防止処理を行うこととなったことから、今回シロアリ駆除処理を先行して実施しました。

シロアリの生息想定部に小径の穿孔を行い、薬剤注入処理を実施しています。薬剤の処理濃度を調整し、特性が発揮できるようにして処理を実施しています。処理濃度は規定濃度よりも薄く、処理量は規定量よりも大幅に少なく処理しています。これにより地中にある巣系の駆除を行っています。数週間後には侵入防止処理を実施予定ですが、その際にはシロアリ駆除が完了しているか確認を行う予定です。

| | コメント (0)

2020年6月25日 (木)

浴室で発生した羽アリ

浴室土台のシロアリ被害 昨日はシロアリ調査のため、京都府内の物件にお伺いしました。この物件では、5月上旬に浴室から羽アリが発生したとのことです。

お施主さまが以前リフォームでお世話になった工務店さんに相談したところ、知り合いのシロアリ防除業者を連れてこられ、シロアリ調査を実施したとのこと。そのシロアリ防除業者は、薬剤を前面に処理するとともに、土台への穿孔注入を行うと説明されたそうです。土台への穿孔処理に対して疑問を持たれたお施主さまが、検索し当社のウェブサイトからお問い合わせをいただいた次第です。

床下側からの点検調査を実施した結果、浴室土台を中心にシロアリ被害が確認されました。その他の床下ですが、地面に放置された木片にはシロアリ被害が確認されたものの、生息は確認されませんでした。このケースで必要なのは、浴室を中心としたシロアリ駆除処理です。薬剤を活動箇所へ届けるため必要な穿孔を行い、薬剤処理を予定しています。シロアリ予防処理と呼ばれる床下全面への薬剤大量散布の必要はなく、定期的な点検調査を実施すれば問題ありません。

先にシロアリ調査を実施したシロアリ防除業者ですが、部分的に点検調査を実施していない箇所があったとのこと。きちんとシロアリ調査をせずに、見積書を出すというのは明らかに『薬剤を撒くから、見なくても大丈夫』という発想です。きちんとシロアリ駆除処理を行うことなど頭にない証拠ですが、一般的なシロアリ防除業者はこれが当たり前ですのでご注意ください。

| | コメント (0)

2020年6月24日 (水)

アメリカカンザイシロアリ羽アリ群飛

粘着ローラーのテープに捕獲されたアメリカカンザイシロアリの羽アリ 昨日は、アメリカカンザイシロアリの定期管理を実施している兵庫県内の物件にお伺いしました。羽アリが群飛したとのことから、お伺いした次第です。

この物件ではアメリカカンザイシロアリ被害の特徴の一つである、砂状の糞の堆積が見られるのは極僅かで、1年で1箇所あるかないかという状況です。しかしながら、毎年コンスタントに羽アリが発生します。アメリカカンザイシロアリはその生態から、小屋裏での被害拡大がよく見られますが、この物件では小屋裏での被害はありません。当該事例では壁内で生息し、被害を格段させています。

今回発生した箇所はリビングの出窓周辺で、アメリカカンザイシロアリの被害として多く見られる事例です。これは窓枠の隙間から羽アリが侵入し定着したものと考えられます。この出窓は少し厄介な構造で、発生箇所内部を確認できるようにしたいのですが、簡単には確認できないようになっています。この対応については、協力して貰える大工さんに意見を伺いながら進めたいと思います。

お施主さまには以前から、羽アリが発生したら窓枠付近に粘着ローラーのテープ部分を置いていただくようにお願いをしています。アメリカカンザイシロアリの場合、羽アリが新しいコロニーを創出する確率が高いため、羽アリを確実に駆除することが重要です。

| | コメント (0)

2020年6月23日 (火)

粘着トラップ調査

粘着トラップ調査 昨日は定期的に害虫管理を実施している、兵庫県内の宿泊・レクリエーション施設にお伺いしました。いつもお世話になっている施設管理会社さんの案件で、IPMによる害虫管理を実施しています。

総合的害虫管理をIPMと呼び、Integrated Pest Managementの頭文字の略称となっています。害虫の生息場所や生息数など粘着トラップにより調査し、対象害虫に対して有効な防除対策を組み合わせ、生息数を管理するという手法です。

調査用粘着トラップを対象エリアに対して必要な個数を設置し、一定期間中に捕獲された害虫数から具体的な対策を立案します。粘着トラップ設置1週間後となった今回、捕獲状況を確認した結果、いずれも対象害虫の捕獲は確認されませんでした。

昔から行われていた害虫管理は、対象害虫の生息有無にかかわらず薬剤を散布するのが一般的でした。しかし現在では所構わず薬剤を撒くのではなく、安全と環境に配慮したIPM管理が主流です。当社ではこのIPM管理の考え方シロアリ対策にも導入し、必要最小限の薬剤量で対処するシロアリ対策を提案しています。

| | コメント (0)

2020年6月22日 (月)

イエシロアリの羽アリが侵入した物件

シロアリ侵入の兆候がない外構部 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。室内で羽アリが確認されたと相談を受け、その羽アリを送付いただき確認した結果、イエシロアリであったことからシロアリ調査のためお伺いした次第です。

物件は築2年で、羽アリは掃き出し窓周辺で50匹以上が確認されたそうです。築2年で家屋内に営巣することはありませんので、床下側地中又は敷地内地中に営巣しているか、屋外から飛来したものと考えられます。

シロアリ調査の結果、外構部にシロアリ生息の兆候がなかったことから、外部からの飛来と判断しました。周辺は夜間非常に暗く、この家屋の光源LEDとなっているものの周囲が暗すぎるため正の走光性を有するイエシロアリの羽アリが侵入したものと考えられました。

ちなみにこの物件では、新築時に薬剤処理はお施主さまの希望もあり実施していません。しかしイエシロアリ侵入のリスクはあるため、定期的な点検調査が必要である旨の説明を行い、お施主さまからコンセンサスをいただきました。薬剤処理を覚悟されていたお施主さまから、薬剤処理をしないシロアリ対策として喜んでいただき光栄でした。

| | コメント (0)

2020年6月21日 (日)

隅々まで点検調査すること

床組に確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件はリフォーム予定の物件で、リフォーム前にシロアリ調査をしておこうとなった案件です。

シロアリ調査を実施した結果、広範囲に蟻道の構築やシロアリ被害が確認されました。この物件では、人通口(床下通風口)が狭いため、多くの場所で床下点検口を新設いただきました。人通口を広げるため、基礎を壊すシロアリ防除業者がいますが、耐震性を損なうため当社ではお薦めしていませんし、ハウスビルダーさんも推奨していません。そのため、複数の箇所に床下点検口を新設することとなりました。

今回、これら箇所で多くのシロアリ被害を確認しました。隅々まで点検調査することが重要であり、適切なシロアリ対策を実施しなければなりません。床下に侵入できないからと、安易に薬剤を飛ばして処理を行うシロアリ防除業者がいますが、大間違いです。シロアリの侵入経路と生息範囲に薬剤処理を行うのが、本来のシロアリ駆除でありシロアリ対策なのです。

| | コメント (0)

2020年6月20日 (土)

やっと虫体が採取できました

採取種はケブトヒラタキクイムシ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、昨年から定期的に訪問している大阪府内の物件にお伺いしました。この物件では天井の合板から小径の穴があり、木粉が落ちてくるとのことです。

昨年から薬剤処理を実施するとともに、被害材内部からの採取を試みておりましたが、昨年は採取できませんでした。先月、木粉の落下が確認されたことからお伺いし採取を試みたものの、採取できませんでした。今回も木粉の落下が確認されたことから、お伺いし採取を試みた結果、採取することかができました。それが右の写真で、外来種のケブトヒラタキクイムシです。

ケブトヒラタキクイムシは特徴が明確で、鞘翅上の鱗毛は先太で大きく列状になっています。まるで、破線が並んでいるように見えます。当初からケブトヒラタキクイムシの可能性が高いのでは、考えていました。アフリカヒラタキクイムシでは、正の走光性によりダウンライトや窓周辺に死骸が見られるのですが、今回の事例では見られていません。在来種のヒラタキクイムシでは、虫孔の大小に多少なりともばらつきが見られるのですが、いずれも1mm以下と小さかったことからケブトヒラタキクイムシではないかと考えていました。

ケブトヒラタキクイムシはアフリカヒラタキクイムシにように短期間で甚大な被害を及ぼすことはありませんが、なかなかしつこいのでマメに薬剤処理を行うことが重要です。

| | コメント (0)

2020年6月19日 (金)

室内まで徘徊するようです

天井裏ではネズミの糞も確認されています昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、お大阪府内の物件にお伺いしました。この物件では、ネズミの室内まで侵入しているとのことです。

現場の状況ですが、元々工場であったところを住戸にリフォームした物件とのこと。悪いことに、室内側に鉄骨の梁が見えている状態で、隙間が多く確認されています。また構造的に隣家とは隙間がなく、一部壁が共通になっていると状態です。リフォームの際、外壁をつくることができない構造であったことから、壁は内壁しかない状態。挙句の果てに隣家は飲食店で、ネズミの発生条件が揃い過ぎています。お施主さまの話しでは、室内でも頻繁に目撃するという状態とのこと。

ネズミの場合、捕獲、毒餌剤による駆除、侵入防止が対策の基本となります。しかし、構造的に手の施しようがありません。虱潰しに侵入経路を閉塞するしか対策はないようです。設計の段階で隙間のない構造にしておけばまだましだったかもしれませんが、意匠を優先し梁が見える状態にしたのも侵入し易い条件を作ってしまったようです。

| | コメント (0)

2020年6月18日 (木)

久しぶりの在来種

在来種のフラス(虫糞)昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、お大阪府内の物件にお伺いしました。リフォームを実施した店舗の階段に、ヒラタキクイムシの虫孔と木粉が確認されているとのことから、担当者さんと同行した次第です。

虫孔と木粉の堆積が確認されたのは階段の手摺部分で、このハウスビルダーさんがリフォームされた箇所ではなく、以前のリフォームを実施した別のハウスビルダーさんがリフォームした箇所とのこと。この手摺を確認すると、木粉=フラス(虫糞)が確認されるとともに、虫孔が複数の箇所で確認されました。虫孔内部から虫体死骸を採取、事務所に持ち帰り種類の同定を行った結果、在来種のヒラタキクイムシでした。

近年お問い合わせをいただくヒラタキクイムシは、その殆どが外来種で多くはアフリカヒラタキクイムシ、その他としてはケブトヒラタキクイムシなどで、在来種の被害事例は久しぶりです。在来種であれば、薬剤処理と物理的対策を組み合わせることにより1度の処理で抑え込むことが可能です。ちなみに市販のスプレーを虫孔から噴霧しても、幼虫の活動域まで届かない場合があるため、十分な効果が得られませんのでご注意ください。

| | コメント (0)

2020年6月17日 (水)

活性が高いようです

便所入口枠で活動するシロアリ昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査で同行しました。便所入口枠で蟻道が確認されているとのことから、お伺いした次第です。

蟻道の確認された便所入口枠を確認調査すると、両サイドに蟻道が確認されています。蟻道の一部を壊すと、活動中のヤマトシロアリが確認されました。なぜこの入口枠に蟻道が形成されたかというと、ここは離れとなっており、普段は母屋で生活されているとのことです。この便所はあまり使われていないことから、シロアリが蟻道を構築、食害しているものと考えられました。

床下側から点検調査を行うため、和室に床下点検口をハウスビルダーさんに新設していただきました。床下へ侵入すると、床高が低く辛うじて大引を通れる状態でしたが、基礎が低く人通口の大きさが根本的に小さかったため、便所に隣接する洋室の床下へ侵入することはできませんでした。遠目に確認すると、便所側基礎に蟻道が確認されましたので、これが侵入経路と考えられました。

ちなみに、床下には土間コンクリートが打設されています。布基礎の内側にコンクリートを流し込んだだけですので、布基礎と土間コンクリートの接合部には隙間があり、その隙間からシロアリは侵入可能です。床下がコンクリートだからと、過信してはいけない典型的な事例です。今後は洋室にも床下点検口を新設し、適切な対策を実施する予定です。

| | コメント (0)

2020年6月16日 (火)

薬剤残留噴霧

薬剤残留噴霧昨日は施設管理会社さんからの依頼で、兵庫県内の物件に害虫管理でお伺いしました。定期管理している宿泊レクレーション施設での害虫管理です。

害虫管理はIPMの手法を用いて、トラップ調査により生息数の把握を行い、必要に応じて薬剤処理等の対策を実施するシステムとなっています。対策となる害虫の生息に応じて、生息密度の低い場所では半年に1回のトラップ調査を実施しています。過去に対象害虫が確認されたことのある場所では、薬剤の残留噴霧を行なっています。

薬剤残留処理の代表的な場所として、厨房が挙げられます。以前担当していた害虫防除業者の頃にゴキブリの目撃事例があったとのことですが、小員が担当して以降厨房責任者の方とゴキブリ対策で何が重要かを説明、ご理解いただき整理整頓や管理を変更した結果、現在では目撃事例のない状態が続いています。

当該事例では、薬剤処理は不要とも判断できるところですが、法令解釈から必須となっていますので、薬剤残留噴霧は継続的に実施しているというのが実情です。

 

| | コメント (0)

2020年6月15日 (月)

室内側には侵入していません

再侵入はありません 昨日はシロアリ調査のため、京都府内の物件にお伺いしました。土間コンクリートで覆われた小さな庭付近で羽アリが発生したとのことですが、昨年も同じ場所で羽アリの発生した物件での再調査です。

この物件では、以前雨漏れによって壁内にシロアリ被害が広がったことがあるとのことです。床下側には被害がないとのことから、壁内にシロアリが営巣していたようです。雨漏れの修復ととも、シロアリ駆除が行わたとのことです。ちなみに昨年の調査では床下側に蟻道の構築はなく、天井裏からの点検調査では被害跡のみ確認されました。

今回の点検調査でも床下側に蟻道の構築は確認されず、天井裏も新たな被害は確認されませんでした。定期的な点検調査で対応可能と考えられましたが、過去のシロアリ被害のトラウマを持つお施主さまからできれば羽アリが出ないようにと依頼をいただきました。土間コンクリートの下に薬剤処理することにより、地中の巣系の駆除を工夫して行いたいと思います。

| | コメント (0)

2020年6月14日 (日)

プレハブ集合住宅での羽アリ

プレハブ集合住宅土台部のシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。マンション1階にある部屋で、5月に羽アリが発生したとのことから担当者の方と同行しました。

現地ではお施主さまが羽アリ死骸を捕獲していただいていたので確認した結果、ヤマトシロアリの羽アリでした。ちなみに羽アリは、押入れの敷居部分から発生したとのことです。当初打ち合わせ段階で床下点検口がないとのことから、事前に新設いただいていました。その床下点検口から点検調査を実施した結果、押入れ奥の基礎から土台にかけて蟻道の構築が確認されました。鉄骨プレハブのマンションですが、床下構造がベタ基礎となっていないため、シロアリは侵入可能です。

但し今回シロアリが侵入した要因の一つとして、壁面クラックの雨水の侵入が挙げられました。雨漏れがあればシロアリが必ず侵入するという訳ではありませんが、シロアリからすると給水ポイントがあれば生息し易いということですので、雨漏れは早期に対応することが重要です。

ちなみにこのマンションでは部屋毎にコンクリートブロック基礎で仕切られているため、今回水廻り部分の床下へ侵入、点検調査することができませんでした。これらについては住宅管理会社さんに報告し、オーナーさんと相談して更に床下点検口を追加するのかどうか検討していただくこととなりました。

| | コメント (0)

2020年6月13日 (土)

定期管理

ライトトラップによるモニタリング 昨日は継続的にアフリカヒラタキクイムシ対策を実施している、大阪府内の物件にお伺いしました。フローリングに成虫脱出孔とフラス(木粉)の堆積が確認され、薬剤処理と物理的対策を実施したマンションの一室です。

フラスの堆積や新たな成虫脱出孔の発生は、対策初年度以降確認されていません。これで対策終了と考えるのは素人考えで、壁内に使用されている合板に生息していると仮定してモニタリングを実施する必要があります。壁内の合板があるのかと思った方がおられるかもしれませんが、手すりを支えるために合板を使用したり、壁の石膏ボードを取り付けるための支持板として合板が使われています。その合板からアフリカヒラタキクイムシが発生していると仮定し、ライトトラップを天井裏に設置しています。これはアフリカヒラタキクイムシの特徴である正の走光性(光に集まる性質)を利用し、壁内とつながっている天井裏にライトトラップを設置することで誘引捕獲し、発生状況を調べています。

被害材であるフローリングを交換したものの数年後に再発する事例は、撤去範囲が狭かったケースが多くなっています。しかしその場合であれば、隣接する場所での発生ですのでわかりやすいのです。しかし、全く違う場所での発生では壁内での発生ですので、モニタリングは必須なのです。このモニタリング結果を元に壁内での対策を実施するとともに、その結果を検証するのもライトトラップのモニタリング結果なのです。

| | コメント (0)

2020年6月12日 (金)

第三者賠償責任保証制度

阪神土建労働組合 第三者賠償責任保証制度が来月満期となることから、加入している阪神土建労働組合さんで更新を行いました。

第三者賠償責任保証制度とは、工事中に第三者へ死傷させた場合の保証、工事中に管理下財物に損害を与えた場合の保証、作業対象物の事故に対する保証が対象となっています。

建築現場では、木材や鉄骨を落下させてしまい、第三者を死傷させてしまった事例や、工事作業中にスプリンクラーを破損させ、作業現場にある什器や備品に水漏れ損害を与えた事例などあるようで、そのために第三者賠償責任保証制度が整備されているとのことです。

安心して働くため、お施主さまに安心して工事を受けていただくためには、こうした制度が完備されていることも重要です。

| | コメント (0)

2020年6月11日 (木)

壁内のシロアリ被害

壁内のシロアリ被害 昨日は、前回シロアリ調査でお伺いした物件に再訪しました。中古物件を購入されたお施主さまと、前オーナーさんの間で、シロアリ被害について話し合いが行われています。

前オーナーさんがホームインスペクションをお願いした大手業者の診断では、シロアリ被害はないとのことでした。しかし当社の点検調査では、玄関上框土台部分に蟻道の構築が確認されました。非破壊シロアリ探知機を用いた点検調査では、玄関側の壁内でシロアリの活動を探知しました。その結果がどうしても信じられない全オーナーさんと、お施主さまの間で揉めている状態でした。

シロアリの生息を捉えた玄関の壁を、今回お施主さまが開けたので確認して欲しいとのこと。その壁内の様子が右の写真で、壁内の木部にシロアリ被害が確認されています。お施主さまの話によると、蟻道を壊してすぐはシロアリの姿は見えたそうですが、現在は確認されていないとのことです。

この結果を見られた前オーナーさんは、納得いただいたとのことです。個人的な意見となりますが、できれば壁を壊さない状態のしておいていただれけば、駆除は効率的に実施できたと思われます。それでも、シロアリの生態を考慮して処理すれば、シロアリ駆除は可能です。

| | コメント (0)

2020年6月10日 (水)

非破壊シロアリ探知機点検調査

非破壊シロアリ探知機点検調査 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ点検調査のため兵庫県内の物件に同行しました。10年前にも非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査した物件で、ハウスビルダーさんの定期点検に併せての点検調査です。

この物件の構造はベタ基礎構造で床下の高さが低く、床面から大引までの高さが20㎝以下となっています。そのため、点検調査は非破壊シロアリ探知機を用いて実施しました。非破壊シロアリ探知機による点検調査では、設計図面を見ながら実施します。配管の位置や基礎の構造などを考慮して行っています。

ちなみに建物屋外に放置された木製の棚には、古いものですがシロアリ被害が確認されています。この屋外部分はコンクリートで覆われていますが、基礎との間にできた僅かなクラックから侵入しています。ベタ基礎はシロアリが侵入できないと思い込むのは非常に危険で、配管の隙間、基礎二度打ちのコールドジョイント部分など隙間の発生する可能性のある場所から侵入する事例は多いのです。

近年のベタ基礎構造の家屋でも、羽アリは発生しています。その多くは玄関周辺での発生ですが、玄関はコンクリートでできています。しかし、コンクリートを重ねた構造であるため、隙間から侵入するのです。コンクリートを過信してはいけないことをご理解いただきますと幸いです。

| | コメント (0)

2020年6月 9日 (火)

被害が大きくなる要因

蟻道内で薬剤曝露したシロアリ 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。この物件は中古住宅で既に売買契約が完了しているものの、不用品撤去時にシロアリ被害らしきものが確認されたことから、シロアリ調査依頼をいただき実施しました。その結果、広範囲にシロアリの生息及び被害が確認されました。

今回は急遽シロアリ駆除処理を実施することとなり、先約のお施主さまに事情を説明し日程変更いただきました。この物件では過去にシロアリ防除処理実施跡がありましたが、被害は甚大でした。その被害が大きくなる要因は、空家であったことが挙げられます。人が住んでいない空家では、生活によって発生する振動などの、シロアリにとってストレスとなる要因がありません。そのため、空家ではシロアリ被害が大きくなる傾向にあります。

今回急遽シロアリ駆除処理を実施することになった背景は、法改正があります。これまで住宅の売買では瑕疵担保責任がありましたが、今年4月の法改正で契約不適合責任と変わりました。瑕疵担保責任に関する規定はあくまで任意であり、契約内容によって売主の瑕疵担保責任を制限することが可能となっています。契約不適合責任では不動産売買で制限されてきた買主の権利が拡充され、相対的に売主の責任および責任が及ぶ範囲は広くなるとのこと。今回の事例のように売買後にシロアリ被害が確認された場合、受け渡しまでに駆除しなければなりません。これからは売買前のインスペクションが重要になると考えられますが、つい先日大手のインスペクションでシロアリ被害及び生息を見つけることができていないだけに今後が心配ですね。

| | コメント (0)

2020年6月 8日 (月)

ウッドデッキには被害が確認されましたが

家屋への侵入はありません 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。事前に写真を送付いただいており、ウッドデッキ束柱にシロアリが構築した蟻道跡が確認されています。

現場で状況を確認した結果、シロアリ被害が確認されましたが、現在はクロクサアリが蟻道を構築し被害部を活動場所にしており、どうやらシロアリは追い出されたようです。追い出されたシロアリは、地中で生息します。餌である木材が地中にあればそこを餌場としますが、ない場合には餌を求めてトンネルを掘り、やがて家屋に到達します。シロアリは侵入可能な隙間があれば、家屋へ侵入して被害を与えます。だから重要なのは、床下側からの点検調査を実施すること、床下側から点検調査できない場所を非破壊シロアリ探知機で点検調査することが重要です。

ちなみにこの物件は基礎内断熱構造の物件で、設計図面を確認すると2回打ちのベタ基礎です。この構造では、コールドジョイントが発生する場合があるため注意が必要です。今回の点検調査の結果では、シロアリの侵入等は確認されませんでした。シロアリ対策としては、薬剤処理は不要で定期的に点検調査を実施し早期発見に努めることが重要です。薬剤不使用なので安全性が高く高額な費用は発生しないため、建築士の先生からはお薦めいただいています。

| | コメント (0)

2020年6月 7日 (日)

囲まれた内側から

基礎内側への薬剤処理昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ駆除のため大阪府内の物件にお伺いしました。

この物件では玄関の上り框から羽アリが発生し、シロアリ調査を実施しています。シロアリ調査の結果、上り框床下側に蟻道が確認されるとともに、周辺の土台に蟻道が確認されました。ただし、基礎面に蟻道が確認されていないことから、基礎内側からの侵入と考えられました。シロアリ駆除処理では、基礎の内側に薬剤に処理が必要となります。

今回、基礎内側に薬剤処理するために工夫して処理を行いました。地中にあるコロニーを意識した処理が必須で、マニュアル従った処理をしても駆除できません。シロアリ駆除は、事前の点検調査で侵入経路と生息範囲を特定することが絶対的な条件です。

| | コメント (0)

2020年6月 6日 (土)

穿孔は最小限

天井側からの薬剤処理 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。リフォーム中にシロアリ被害が確認された物件で、前回シロアリ調査を実施しており今回は薬剤処理のためお伺いしました。

解体時にシロアリの生息と被害が確認されたのは洗面で、今回更に解体が進み浴室の土台でもシロアリ被害が確認されました。今回の薬剤処理はこれら被害の確認された部位以外に、浴室の処理も行っています。浴室での処理については通常、壁面に穿孔を施し薬剤処理を実施するにが一般的です。今回は解体中で浴室の天井付近が見ることのできる状態でしたので、天井側から浴室壁内に対して薬剤処理を行いました。

壁面に穿孔を行うことで薬剤処理は可能ですが、穿孔を行うことで躯体への影響は必ず起こります。当社では穿孔は必要な場合に限り実施し、他に代替方法があればそちらで対応しています。できるだけ躯体に影響を与えないことも重要だと、当社では考えています。

| | コメント (0)

2020年6月 5日 (金)

解体したところ

壁の中にはシロアリ被害が 右の写真は、いつもお世話になっている建築士の先生からの依頼でお伺いした物件で撮影した1枚です。古民家を改築した店舗で、便所リフォームのため壁を解体したところ、シロアリ被害が確認されたとのことから、調査と部分処理のためお伺いしました。

壁は小舞竹と土壁で構成されており、元々は伝統工法の石場建てだったところをリフォームで元々あった壁を隠すよ
うな構造となっています。柱が丸見え状態にある真壁構造であれば、柱にシロアリ被害が確認されても初期の段階で発見できます。しかし柱を隠す大壁構造では、柱の被害は見えないため被害は進行します。また湿気の逃げ場がないため、腐朽も確認されています。

このケースでは、リフォーム前にきちんと構造を考えるべきです。安易なリフォームが、シロアリ被害を呼び込んだといっても過言ではありません。今回は今後の構造をどうすればよいのかを相談の上、薬剤処理を施しました。ちなみに、今回使用した薬剤は少し特殊なものとなっています。

| | コメント (0)

2020年6月 4日 (木)

侵入していたのは

侵入していたのはトビイロケアリ 右の写真はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いした際捕獲したアリです。玄関枠に出入りしていることから、調査のお伺いした次第です。

早速現場で調査した結果、玄関枠の隙間から出入りしているアリを確認しました。捕獲したアリを事務所へ持ち帰り顕微鏡で確認しながら同定した結果、トビイロケアリでした。トビイロケアリは壁内侵入種としてもよく見られ、腐朽した木材に営巣することから壁内の腐朽箇所も営巣箇所となります。現場での調査結果から、幼虫や卵を運んでいる様子が確認されました。どうやら営巣箇所を屋外から壁内へと引っ越ししているものと考えられました。

トビイロケアリが壁内で営巣すると、水や餌を多く持ち込むことから腐朽以外にもカビの発生なども起こります。そのため駆除することが望ましく、建築士の先生とお施主さまにその旨を説明させていただきました。

アリ駆除でよく実施される方法として、建物外周部へ薬剤散布を行う方法があります。しかし、この方法について当社ではお薦めしていません。薬剤を撒くことで害虫意外にも益虫まで駆除してしまうケースがあるのです。アリも本来益虫のカテゴリーに該当しますが、家屋へ侵入し危害を加えると害虫となります。この場合、害虫として家屋に侵入した種のみを駆除対象とすればよいのです。特定の昆虫だけを駆除すると生態系のバランスが崩れ、余計な虫が増える場合がありますのでご注意ください。

| | コメント (0)

2020年6月 3日 (水)

想定通り

想定通り確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム工事中の物件で、先日シロアリ調査を実施しています。

今回部分的に侵入防止処理でお伺いしましたが、玄関を解体するとのことから現場監督と確認を行いました。玄関のコンクリート部分を壊すと内部にはシロアリ被害が確認されますよと事前に話しをしていましたが、案の定シロアリ被害が確認されました。それが右の写真で、玄関枠上部にまでシロアリ被害が確認されました。

何故シロアリ被害があるかわかったかというと、この玄関の構造がわかっていたからです。この玄関の反対側の玄関枠ですが、柱が地中のまで入っていたのです。これはリフォーム撤去作業により、この玄関に隣接する部屋が撤去され、柱の状態が確認されたことが理由です。柱が地中まで入っていると、地中から侵入するシロアリにとっては好都合で、外敵に会うことなく木材に到達できることが大きな理由です。

ちなみにこの玄関は撤去される予定で、この地中と接する柱も撤去されます。あとの仕舞をきちんとしないと、シロアリの侵入リスクが向上するので注意するよう進言しました。シロアリ対策は薬剤処理だけでなく構造的な配慮も必要で、少しでもシロアリ侵入リスクを下げることが重要です。

| | コメント (0)

2020年6月 2日 (火)

発生種を調べずに対応したために

天井で確認された成虫脱出孔 昨日はいつもお世話になっている施設管理会社さんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件はマンションで、天井に小径の孔があき、粉が落ちてくるとのことです。

早速現場で調査を行うと、天井合板のクロスに孔が確認されました。お施主さまが偶然にも虫を捕獲したとのことから、確認させていただきました。携帯型顕微鏡で確認すると、外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。この天井に確認された孔は、成虫脱出孔です。ちなみに去年も発生し、住宅管理会社さんが連れてきた害虫駆除業者が天井の孔に薬剤注入をしたとのことです。

繁殖力が旺盛なアフリカヒラタキクイムシでは、薬剤注文処理だけで発生を抑制することはできません。適切な駆除処理に加えて、部材の撤去交換が必要となります。問題は昨年薬剤注入した害虫駆除業者で、発生種も調べず安易に注入処理した結果被害を抑制することができなかったのです。

そもそも虫の種類を調べずに、薬剤注入をするというのはいかがなものでしょうか。相手の生態を考慮するのがプロの仕事だと思うのですが、大手の害虫駆除業者だからプロという訳ではないようです。

| | コメント (0)

2020年6月 1日 (月)

2020年6月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイト2006トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、昨年兵庫県内の物件で撮影した写真で、蟻道の一部を壊すとイエシロアリの兵蟻が湧き出てくる様子です。

最近では、阪神間でもイエシロアリをよく見かけるようになりました。以前は沿岸部が多かったのですが、大阪市内の中心部や沿岸から離れた箇所、山間などでも見られるようになりました。これはイエシロアリの環境適応能力が、想像以上に高いといえます。

イエシロアリの駆除とヤマトシロアリ駆除は、全く異なります。ヤマトシロアリであれば、仕様書に基づいた薬剤の大量散布での駆除が可能です。実際にはコロニーを駆除している訳ではなく、薬剤で追い出しているのが正解です。そのため薬剤の残効性が切れたころシロアリが再侵入するので、シロアリ防除業者にとっては再処理と称して薬剤散布を勧めることができるのです。しかしイエシロアリではそうはいきません。

イエシロアリは、巨大なネットワークを形成するコロニーです。コロニーを駆除する処理が必須で、薬剤を大量散布したからといって駆除できるものではありません。イエシロアリのコロニーの位置をシロアリ調査によって特定或いは推定し、駆除に適した薬剤で適切な処理を行う必要があります。マニュアルに基づいた薬剤大量散布では、処理していない箇所から侵入し、処理していない部位を食害するのです。

イエシロアリ駆除を行うためには、イエシロアリの生態や行動を理解し、それに合わせて処理することが重要です。建物の構造も千差万別なように、コロニーのネットワークも千差万別なため、状況に合わせた処理を当社では行います。イエシロアリ駆除及び対策につきましては、阪神ターマイトラボのホームページをご参考いただきますようお願いいたします。

| | コメント (0)

« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »