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2020年9月 6日 (日)

蟻道跡

薬剤処理が不要な蟻道跡 昨日はシロアリ調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。前回訪問時に床下点検口がなかったことから、和室に床下点検口を新設した上で点検調査を実施しました。

床下側からの点検調査を実施した結果、シロアリの侵入及び被害は確認されませんでした。唯一古い蟻道跡を確認しましたが、それが右の写真です。既に蟻道は壊れた状態で、シロアリは蟻道の構築を途中で放棄したようです。蟻道には2種類ありあくまで仮に造った蟻道と、内皮構造がしっかりとした蟻道にわかれます。前者は侵入初期に見られる蟻道で、放棄したケースでよくみられます。この蟻道は放置しても、全くといって過言ではないほど再侵入することはありません。後者の蟻道の場合、生息が確認されていなくても一時的にストレス受けれいるだけで、再侵入するケースが殆どです。前者ではシロアリ駆除の必要性はなく、後者ではシロアリ駆除は必須と考えます。

今回のケースでは前者となりますので、シロアリ駆除の必要はありません。定期的な点検調査を実施することで、十分対応可能です。点検調査について、明日以降侵入するので薬剤処理が必須と訴えるシロアリ防除業者がいますが、これは当社やシロアリフォーラムメンバーでの実績踏まえたものです。ヤマトシロアリであれば、侵入しても被害が大きくなるまでには数年以上要しますので、早期対応すれば問題ありません。部分駆除ですので、費用も必要最小限に抑えることができるのです。

シロアリが侵入していない、侵入する兆候もないのに、薬剤全面処理で何万円~十何万円もかけるのはいかがなものかでしょうか。自分の家でシロアリから守るとすれば、対費用効果の悪い薬剤全面処理ではなく、定期的な点検調査で対応できると考えます。

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