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2020年9月 3日 (木)

天井付近のシロアリ被害

天井付近のシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。事前に相談いただいた際に写真を確認した時点で、蟻道や蟻土の状態からイエシロアリではないかという判断でお伺いした次第です。

被害部をゆっくりと壊していくと、内部からイエシロアリの兵蟻が顔を見せました。この上部がベランダとなっており、そこからの僅かな水漏れに集まったものと考えられました。お施主さまからの聞き取り調査では、これまでに羽アリの発生はないとのことです。写真の被害部の蟻土を剥がしても、大量に兵蟻が出てこなかったことを考慮すると、本巣は建物の外にあると考えられました。

床下側から点検調査では侵入経路となる蟻道は2本だけ、蟻道は20m以上伸びているものの被害は比較的軽度でした。これらの結果から、イエシロアリが侵入してからあまり時間は経過していないものと考えられました。

ちなみにこの建物は大手ハウスメーカーが建築しているため、新築時には薬剤処理が施されていると考えられます。特に忌避作用は極めて低濃度で発揮されることを考慮すると、床組の被害が軽度であることの裏付けになるものと考えられました。床下構造と侵入経路につきましては、後日紹介したいと思います。

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