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2020年9月13日 (日)

壁内調査

複数年に渡り発生が抑制されています 昨日は、アフリカヒラタキクイムシ対策で大阪府内の物件にお伺いしました。継続的に対策を実施している案件で、2015年に調査を実施して以降対策を実施しています。当初はフローリングを中心に成虫脱出孔と木粉の堆積が確認されており、物理的対策と薬剤処理によりほぼ抑制することができました。その後、モニタリングのためライトトラップを設置し、確認を行った結果、複数の案件で駆除完了を確認しています。しかし、モニタリングによるライトトラップに捕獲された住戸が複数確認されました。

室内側では生息のサインが確認されていないことから、壁内にある合板から発生しているものと考えられました。その後、ある住戸では壁面から成虫脱出孔と木粉の排出が確認されたことから、点検口を設置し確認を行いました。壁内に使用されている合板や支柱に無数の成虫脱出孔と木粉の堆積、アフリカヒラタキクイムシ成虫の死骸が確認されました。当該箇所も、物理的対策と薬剤処理により駆除することができました。それが右の写真にある壁内で、2年以上新たな木粉の堆積や成虫死骸は確認されていません。

ちなみに今回の点検調査では、調査した全住戸でライトトラップにアフリカヒラタキクイムシの捕獲は確認されていません。この案件は小員が対策を実施する以前からアフリカヒラタキクイムシが発生しており、最初の発生から既に10年以上経過しています。一部の資料では、木材中のでんぷん質が変性することでアフリカヒラタキクイムシが食餌することができなくなるとされていますが、10年程度では変性しません。中には8年程度で発生が収まると報告されている方もおられますが、10年以上経過しても発生が続いている事例は多く存在しています。アフリカヒラタキクイムシは初期対応が重要で、誤った対策を実施すると被害が広がるため注意が必要です。発生初年度に正しい対策を実施することが必須で、インターネットに記載されている素人療法は最も危険なのです。

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