確認された落翅
昨日新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンを接種した関係で、予定していた現場作業は延期とさせていただきました。発熱や腕の痛みのリスクが想定されたためで、実際には微熱程度で治まり腕の痛みもほとんどありませんでした。現場作業を延期した関係で、今日はシロアリ飼育ゲージをご紹介したいと思います。
写真は兵庫県神戸市内の物件からいただいた、アメリカカンザイシロアリの被害を受けた木材です。持ち帰って1年ほどになりますが、順調に糞の排出が続いています。水やりのため久しぶりに確認したところ、糞に混じって落翅が確認されました。落翅虫の死骸が確認されなかったことから、無事に木材中へ潜り込めたものと考えられることから今後の繁殖に期待したいと思います。
ちなみに、の地域での羽アリ発生事例で最も多い時期は5月中旬です。5月下旬の時点では確認されていないことから、それ以降に発生したものと考えられます。そもそもアメリカカンザイシロアリの羽アリが年中発生しますので、あまり時期を気にする必要はないと思います。
ちなみに当社で飼育しているアメリカカンザイシロアリは、オヤシロアリ技研の尾屋さんからいただいた紀伊半島南部の系統、兵庫県西宮市内、今回の兵庫県神戸市内の3地域です。ちなみに地域差は見られず、年中羽アリが発生します。
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