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2021年8月31日 (火)

巣は上に

ハリブトシリアゲアリ 右の写真は、先日お伺いした大阪府内の物件から採取したクロアリです。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、これまでにシロアリ駆除処理でお世話になっています。

問題のクロアリは玄関庇の柱に徘徊が確認されており、その周辺には木屑が散乱しています。クロアリの徘徊だけなら問題なかったとのことですが、木屑の散乱があったことから心配されたお施主さまからご相談をいただいた次第です。

クロアリを採取し同定した結果、触角が11節でこん棒部は3節、前伸腹節刺が細長い針状に突出せず、太く短い形態であることからハリブトシリアゲアリと判断しました。ハリブトシリアゲアリは樹上営巣性で、地中にではなく樹幹の多層になった樹皮の層間の間隙や、枝や幹の枯死腐朽した部分に巣を掘る生態です。恐らく柱と庇接合部の隙間に営巣するため、木を齧って隙間をつくっているものと考えられます。

柱付近だけで徘徊している場合であれば問題なかったのですが、動き方を確認すると建物付近にまで活動が確認されています。この条件ですと、駆除することをお薦めしたいと思います。

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2021年8月30日 (月)

ややこしい侵入経路

床下換気口で確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ調査のため兵庫県内の物件に同行しました。基礎の屋外側に蟻道が確認され、お施主さまがその蟻道を壊した際にシロアリの活動が確認されたとのことです。また庭にあった枯れかけの立ち木にもシロアリの生息が確認されたとのことです。

現場で屋外側から調査すると、蟻道の再構築はありませんでした。立ち木については、お施主さまが市販の殺虫スプレーを大量噴霧されていましたので、シロアリの活動は確認されませんでした。床下の構造ですが、布基礎に土の床下で防湿シート敷き込みや土間コンクリートの打設はありません。シロアリ調査の結果ですが、現時点でシロアリの生息及び活動は確認されませんでした。しかしややこしい箇所に蟻道があり、それが右の写真です。床下換気口と土台の隙間に蟻道が確認されています。

この侵入経路ですが、床下換気口にあったクラックの内部をとおり、換気口の上塗られたモルタル内部を通過して当該箇所に到達しています。幸いにも当該箇所で活動は確認されていませんので、もう既に終わった被害でしょう。但し、同じ部屋の床下では空中蟻道である群飛孔が確認されていますので、地中に巣系があることは間違いないようです。今後はこの結果を元に、シロアリ対策を構築したいと思います。

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2021年8月29日 (日)

未生息

未生息の被害部 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ調査のため大阪府内の物件にお伺いしました。リフォームのため解体中の物件で、シロアリ被害が確認されたとのことです。

お伺いした際には既に被害がオープンとなっており、リフォームも進行した状態です。被害が大壁の中にあった柱で、2メートルの高さにまで被害が確認されました。大工さんの話しによると、解体時にはシロアリは確認できなかったとのことです。

被害部及びその周辺で薬剤処理跡は確認されていませんので、駆除された訳ではありません。被害や蟻道を確認した結果、古いものではなく比較邸新しいものと判断しました。恐らく解体のストレスにより、地中の巣系に戻ったものと考えられました。

このような状態では、リフォーム完了後に当該箇所或いはその他の箇所に再侵入があるものと考えられます。適切なシロアリ対策が必要ですので、安全に配慮して対策を講じたいと思います。

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2021年8月28日 (土)

愈々

Bait99 右の写真は、先日お伺いした大阪府内の現場で撮影した1枚です。この物件では、イエシロアリの羽アリが大量発生したことからブリングシステムを設置して対応しています。

この物件は1階が倉庫になっている会社の事務所で、床面に掘り込まれピットで蟻道が確認されました。しかし当該箇所には、市販の殺虫スプレーを噴霧されたことから、シロアリ調査時点ではイエシロアリの活躍は確認されませんでした。敷地内屋外部分に放置された木材にイエシロアリの活動が確認されたことから、ブリングボックスを設置しました。しかし当該箇所では、設置以降イエシロアリの活動が確認されなくなりました。そこで再度ピット内にブリングボックスを設置しました。

今回の点検調査では、ブリングボックスの枠木に食害及び活動が確認されました。ブリングベイト自体は長雨の影響でピット内が地下水の影響により水分過多の状態となっていました。今後天気が回復してくれば、ブリングベイトの喫食も順調になるものと考えられます。

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2021年8月27日 (金)

夏の長雨

ボウフラ生息源薬剤処理 昨日は継続的に蚊対策でお伺いしている、兵庫県内のマンションにお伺いしました。3年前から継続しており、毎年5月からスタート、10月末を期間満了とし月1回排水経路を中心に施工しています。

例年の8月は蚊の最盛期で処理にお伺いすると刺されることが多かったのですが、今年は外周部にある排水ピット付近で蚊の活動が確認されました。この8月は異常ともいえる長雨の影響で、排水ピット内の薬剤は消失しているものと考えられます。幸いにもまだ繁殖状態にないことから、薬剤処理を実施するのには好都合でした。

ちなみに今回確認されたヤブカと呼ばれるヒトスジシマカではなく、チカイエカ又はアカイエカです。これら蚊ではデング熱の媒介報告はありませんが、直にヒトスジシマカが繁殖するため早期段階で抑制することが重要です。

ちなみに小員は蚊に刺された場合、他の方よりも痒みを強く感じ、刺された後も大きくなります。そのため虫よけスプレーが必須で、濃度の高い医薬品を使用しています。

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2021年8月26日 (木)

土壌灌注処理

土壌灌注処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。ハウスビルダーさんの定期点検で、ウッドデッキにシロアリ被害及び生息が確認されたとのことです。


建物本体はベタ基礎構造のパッシブソーラーシステム構造となっています。念のため床下側から点検調査を実施しましたが、シロアリ被害及び侵入は確認されませんでした。ウッドデッキについては、束石から木製の束に蟻道を構築して侵入していますが、数箇所で侵入が確認されました。


駆除処理としてはウッドデッキのシロアリ侵入部に薬剤処理を施すとともに、土壌灌注処理を実施しています。土壌灌注処理は、地中に薬剤処理を施すことでシロアリの活動域に薬剤を流し込み、地中の巣系を駆除します。


土壌灌注処理というと一定間隔で薬剤を数リットル注入するというのが一般的ですが、これは薬剤を大量の処理するための方策にしか過ぎません。薬剤を大量に使用して喜ぶのは、薬剤を大量に使用したので施工金額が高額となるシロアリ防除業者と、大量に薬剤を使用して貰える薬剤メーカーです。


薬剤を地中に大量注入することは、地中からやがて地下水へ流入するリスクは避けられないのです。ですので大量に注入するのではなく、注入の度合いに応じて処理することが重要だと小員は考えています。

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2021年8月25日 (水)

点検調査結果

しみ出しが確認された浴室基礎 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォームを予定している物件での、事前シロアリ調査が今回の目的です。

調査前に図面を確認すると、基礎構造は基本的にはベタ基礎ですが浴室は在来工法となっています。玄関は図面上一体化されていますが、目視調査では一体化されていない可能性も考えられることから要注意ポイントです。

床下側からの調査結果ですが、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。床下側から点検調査ができない玄関周辺について非破壊シロアリ探知機を用いて調査した結果、問題がありませんでした。但し、今回の点検調査で確認された問題点は右の写真です。浴室側基礎の接点部分から水分のしみ出しが確認されています。これは在来工法の浴室側からしみ出た水分で、浴室壁内や洗い場等で確認されたクラックからしみ出たものと考えられます。

今回、室内側のリフォームを予定されているとのことですが、この結果からユニットバスへのリフォームを提言しました。ユニットバス化が無理な場合、浴室の止水処理が必須となります。このような水漏れは生物劣化を促進させる原因となるため適切な対策が必須です。

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2021年8月24日 (火)

隙間から発生

隙間からの薬剤処理 昨日はクロアリ対策のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は先日発生した羽アリを採取、テラニシハリアリと同定しています。ちなみにこの物件はマンションの1室で、昨年の春にはオオハリアリの羽アリが、今年の冬にはヒメハリアリの羽アリが発生しています。

羽アリの発生箇所は種類によって異なり、今回はキッチン壁面の隙間らしいとのこと。ですのでこれら隙間から薬剤注入処理を行いました。また壁面や天井裏などの空間に対しても、薬剤処理を実施しました。いずれにしても働きアリの活動はなく、羽アリだけが発生する状態です。おそらく地中から配管や基礎などの隙間から発生した羽アリが、室内に出てきているという難しい案件です。

文献で見る羽アリの発生時期とは異なりますが、マンションという蓄熱性の高い構造を考えればありうる現象です。現場では文献とは異なる現象が起こることはやくありますので、思い込まないことも重要です。

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2021年8月23日 (月)

シロアリ部分駆除処理

被害部薬剤注入処理 昨日はシロアリ駆除処理のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。先日調査した物件で、玄関上がり框に被害が確認されています。床下構造はベタ基礎で、屋外基礎面に蟻道を形成して侵入する様子が確認されています。

処理としては、被害部から薬剤注入処理をおこないました。被害は意外と広がっており、室内側で1リットル、屋外側で1リットリの計2リットルの薬剤を使用しました。巣系駆除を目的としていますので、規定の濃度では使用しません。薬剤の特性を生かすためには、今回使用した薬剤ではより希薄な濃度での使用が効果的なのです。

シロアリ駆除処理はこれで完了で、ベタ基礎ですからシロアリ予防処理は必要ありません。侵入できる構造ではありませんので、無理に薬剤を撒く必要はないのです。そのかわりに、定期的な点検調査をお薦めしています。侵入するリスクは完全にゼロという訳ではありませんので、非破壊シロアリ探知機も活用して早期発見に努めればシロアリ対策として十分なのです。

床下点検調査では、シロアリの侵入以外に配管からの水漏れなど床下の環境も点検調査します。人間の健康診断と同じで、病気なる前から薬を服用するのではなく、早期発見することが大事なのです。

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2021年8月22日 (日)

音と痒み

平静な小屋裏 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件はリフォーム時にシロアリ被害及び生息が確認されたことから、シロアリ対策を実施しています。

2階の入居者さまから、手足の露出した部分で何かに咬まれたような痕があるとのことです。また、設計者の先生からは小屋裏で物音も確認されているとのことです。早速小屋裏を確認しましたが、侵入した形跡は確認されませんでしたませ。サーモカメラを使った調査でも、侵入は確認されませんでした。

小屋裏に小動物が侵入した場合、一般的には断熱材が散らかった状態となりますが、今回の調査では確認されていません。小屋裏の臭気ですが、僅かに獣臭は確認されましたが、糞の堆積などは確認されませんでした。

屋外側からの調査ではサイディングの隙間から侵入できる可能性がありましたが、隙間が狭いため大きな動物の侵入は難しいと判断、可能性があるとしたらイタチと考えられました。周辺の環境は山に近い環境で、アライグマの目撃事例もあるとのことです。小屋裏で確認された物音は、屋根を歩くアライグマの可能性も示唆されました。

今回確認されました痒みですが、蚊よりも痒みは軽度とのことです。小動物に寄生するダニ類の場合、痒みは甚大で今回の事例とは異なっていると考えられます。いずれにしても、侵入防止措置は必要ですので実施して貰う予定です。もう少し原因をつきとめていきたいと思います。

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2021年8月21日 (土)

ウッドフェンスのシロアリ被害

ウッドフェンスのシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。坪庭にあるウッドフェンスにシロアリ被害らしきものがあるとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

早速現場で調査を実施すると、ウッドフェンス土台部分などにシロアリ被害が確認されました。お施主さまからの聞き取り調査では、被害部で白い虫を見かけたことがあり、市販殺虫スプレーを吹き付けたとのことです。

現時点でシロアリの生息及び活動は確認されませんでしたが、侵入経路は確認できました。まだ地中には生息していますので、対策としては地中のコロニーに対する対策となります。ちなみに住居側はリフォーム時に土間コンクリートを打設しており、床下の高さが確保されていないようです。室内側からの目視調査では、現状問題はありませんが今後早期発見のための点検調査は必要と考え、提案したいと思います。

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2021年8月20日 (金)

セレクトポジションランプ交換

セレクトポジションランプ交換 一昨日、2回目の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種したことから、昨日は熱発に対応するため現場作業は無しとしました。基本的にはお待たせしている事務作業を行いましたが、積み残し課題であった業務車のセレクトポジションランプ交換も行いました。

約5年前にも交換しましたが、今回もDレンジのランプです。一番点灯している時間が長いことが理由でしょう。前回の交換時にはYouTubeを見ながら交換しましたが、今回も5年ぶりなので忘れていたことからおさらいしました。決して難しい作業ではなく、数分で作業は完了しました。ランプはディーラーから購入したので、数百円で済みました。ちなみにディーラーで交換すると作業工賃で数千円取られます。

前回も書いたと思いますが、工賃は高額なのはシロアリ防除処理も同じです。薬剤大量散布で薬剤費用も高額な上、工賃も床下全面で作業するため高額となります。ところが部分処理では薬剤も少量しか使用しませんし、工賃も抑制することが可能です。有料点検調査を実施しても、総額は圧倒的に全面処理よりも安価となるのです。

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2021年8月19日 (木)

ワクチン接種

ワクチン接種 昨日は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)予防接種の2回目を、かかりつけのクリニックで筋注してもらいました。

あらかじめ接種前にアセトアミノフェン500㎎を服用、その後5時間毎に飲んだおかげで特に問題はありませんでした。翌朝、やはり微熱がでたので再び服用、一旦平熱になるものの服用後4時間が経過する頃にはだるさに襲われるとともに微熱。5時間後にはまた服用するの繰り返しとなりました。

ワクチン接種後は激しい運動をしてはいけないと言われていたので、現場の予定は入れないようにしていました。確かにだるさのある状態で現場に出る、車の運転をするのは危険です。2回目接種の翌日はお休みにされることをお薦めします。

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2021年8月18日 (水)

ベタ基礎での2回目の侵入

シロアリの活動を探知する非破壊シロアリ探知機 昨日はシロアリ調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。玄関上がり框で変色が確認されたとのことから、調査依頼をいただいた次第です。

早速当該箇所を非破壊シロアリ探知機で調査を実施した結果、シロアリの活動を確認しました。ちなみにこの物件は、新築からわずかな期間でも相談をいただいています。玄関付け框に変色が確認されたことから、非破壊シロアリ探知機でシロアリ調査を実施、シロアリの活動を確認しました。

新築から僅かな期間であることから、建てた工務店に相談することを進言しました。すると工務店は新築時にシロアリ防除業者が予防処理をしていることから、シロアリが侵入している訳がないと主張してきました。絶対にシロアリが侵入していることから、当該箇所を壊してもらうように依頼するとともに、その様子を撮影するよう進言しました。

その結果、玄関枠から侵入したシロアリは枠内側や付け框を食害している様子が確認されました。ちなみに基礎構造はベタ基礎ですので、処理は当該箇所のみ実施しました。さすがに工務店も修復費用は負担したとのことです。

問題の今回の侵入経路ですが、屋外側でした。シロアリ駆除は部分的な処理で十分対応可能であり、大げさな処理は必要ありません。それにしてもベタ基礎構造の物件で、2回もシロアリが侵入するという珍しい案件でした。

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2021年8月17日 (火)

緩慢な動き

緩慢な動き 昨日は、クロアリが室内に侵入しているとご連絡をいただいた大阪府内のマンションにお伺いしました。2箇月前に対策を実施した案件で、現状調査と対策のためお伺いしました。

この物件で侵入しているクロアリはトビイロシワアリで、2箇月前によく徘徊が確認されたキッチン周辺で対策を実施しています。今回の調査では想定とおり徘徊種はトビイロシワアリでしたが、様子が少し異なります。通常トビイロシワアリの動きは俊敏ですが、今回の状況は緩慢な動きとなっています。処理した薬剤に曝露し、中毒状態にあると考えられます。ちなみに他の場所を確認調査を行った結果、死骸が多数確認されました。

侵入経路はベランダ側で、トビイロシワアリの徘徊が確認されました。巣の位置が特定できれば対処し易いのですが、構造的に難しいためベランダ側での薬剤追加処理を行いました。なんとか巣まで伝播して駆除ができれば幸いですが、少し距離があるので難しいかもしれません。

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2021年8月16日 (月)

天候回復

屋外侵入経路処理 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。室内にクロアリが侵入してくるという案件で、事前にクロアリの死骸を送付いただいています。

クロアリを同定した結果、室内徘徊種として当該ブログでもよく紹介しているルリアリです。お施主さまと調節の聞き取り調査では、外壁でよく見かけるとのことでした。昨日は盆期間中でしたが、天候が回復したこと、お施主さまも来て貰っても大丈夫とのことからお伺いした次第です。

問題のルリアリですが調査の結果、壁内に営巣している様子は感じられず、現時点では屋外側からの侵入と考えられました。そこで侵入経路に対して薬剤処理を実施、様子を見ることとしました。処理以降に室内で徘徊があるようであれば、壁内で営巣していると判断されます。いずれもお施主さまに観察いただいてからの判断となります。

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2021年8月15日 (日)

生息範囲処理

生息範囲処理 右の写真は、先日クロアリ駆除処理を実施した現場で撮影した1枚です。この現場ではトビイロケアリの徘徊が確認されていました。室内に侵入した要因の一つとして、雨漏れ腐朽部位が挙げられました。

トビイロケアリは木材腐朽部に営巣する傾向があるため、これら雨漏れ箇所が営巣場所として高くなります。クロアリの場合、単純に営巣箇所のみ薬剤処理すればよいという訳ではありません。クロアリの活動範囲について処理する必要がありますが、ここで注意が必要なのは薬剤投下量です。

勿論、薬剤投下量はクロアリに対して有効な濃度を処理する必要がありますが、居住者に影響の与える量の薬剤の投下は厳禁で、安全性の指標を最優先しなければなりません。クロアリの活動範囲への処理は原則で、居住者と接触しない箇所への処理が必須です。その他にも屋外での活動も想定されますので、処理を行いました。

今回使用した薬剤の特性から短期間で結果は得られませんが、数日間後には結果が得られると思います。但しクロアリは屋外で普通に活動しており、いつ侵入するかわかならい旨はお施主さまに説明しています。

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2021年8月14日 (土)

姿が見えなくなりました

ベイトボックス周辺でイエシロアリの動きは確認されません 昨日は、イエシロアリ対策のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている害虫防除業者さんの案件で、事務所でイエシロアリの羽アリが大量発生しました。

発生場所には市販の殺虫スプレーを噴霧したため、調査当日にはイエシロアリの姿が確認されましたが現在では姿は確認されていません。事務所内でイエシロアリが確認されている箇所は現時点でありませんが、屋外に放置されていた木材にはイエシロアリの活動が確認されています。事務所内側でベイトボックスを設置していますが、流石に活動が確認されていません。

問題の屋外側ですが、被害木材を移動させるとその木材からは毎回姿が見えなくなります。食餌ポイントを探す作業を実施していますが、相変わらずイエシロアリの姿は見えない状態です。羽アリ発生段階で、市販の殺虫スプレーを使い過ぎためイエシロアリの動きが完全に変わった状態にあると考えられます。

今期はベイトを使った処理を2物件で実施していますが、いずれも建物内でイエシロアリの動きを追えない状態です。巣の特定も困難な状況ですので、イエシロアリがもう少し動いてくれることに期待するしかないようです。

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2021年8月13日 (金)

侵入経路となり易い玄関周辺

侵入経路となり易い玄関周辺 昨日はシロアリ対策のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、リフォーム前調査でシロアリ被害が確認されたことから先行して駆除処理を実施しています。リフォームも進行した段階で、侵入防止処理のためお伺いした次第です。

今回の物件では対応すべき点が2つあり、一つは玄関周辺です。写真ではわかりにくいのですが、元々の三和土部分はコンクリートが打設されていますが、クラックが確認されています。この後再度コンクリートが打設されますが、新旧コンクリートは化学的に結合することはありません。そのため僅かな隙間ができる可能性が高く、元々のクラックから侵入する可能性があります。これら箇所について、シロアリ対策が必須となるのです。

もう一つは、床下全面に打設された土間コンクリートです。この物件では元々床下の高さが低く、床下動線が確保されていませんでした。この状態でリフォームを進めるのであれば、土間コンクリートを打設する方が効果的と判断しました。とりあえず今回のリフォームでのシロアリ対策は容易ですが、今後の対応では難しい対応が迫られます。単純に予防処理を実施するのであれば発泡施工で対応可能ですが、できれば定期的な点検調査を実施で対応したいと考えています。

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2021年8月12日 (木)

定期健康診断

定期健康診断受診 昨日は、定期健康診断を東神戸病院を受診しました。この時期恒例で、盆前の遠方の仕事がないことから毎年受診しています。加盟している阪神土建労働組合が斡旋されている定期健康診断で、数箇所で受診できるのですが胃カメラ検査がやさしいこの病院を選択しています。

健康診断は病気の早期発見、早期治療が目的です。検査結果から身体の問題点を把握することで生活習慣の改善を促し、病気を未然に予防するものです。これは家屋も同様であり、定期的な点検調査を実施することで家屋の問題点を早期発見します。問題点があれば修復を行いますが、問題なければ経過観察となります。シロアリ分野では残念ながら保証期間が切れたからといって、薬剤処理を勧めます。問題がなく経過観察でも十分なのに、色々と理由をつけて薬剤処理を勧めるのです。これは家屋保全が目的ではなく儲け主義であることが理由で、無料調査につながるのです。

シロアリ調査及び床下点検では床下での点検調査作業のため、人件費が発生します。また交通費も発生すれば、報告書作成についても人件費がかかるのです。これを無料にすると、これを回収するために不要な薬剤処理を勧めるのが現状なのです。人間の健康診断は勿論有料ですが、家屋の健康診断は無料なのは違和感しかありません。

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2021年8月11日 (水)

確認できない侵入経路

天井裏からの確認 昨日は、室内で羽アリが確認されるとご連絡をいただいた物件にお伺いしました。この物件はマンションの1階で、今年の2月にも羽アリが発生し、駆除のためお伺いしています。

死骸を事前に採取いただいていたので同定した結果、テラニシハリアリでした。前回2月の発生はヒメハリアリでしたが、今回とは明らかに大きさが異なっている点や腹柄節の形状から判断しました。

この物件でのポイントは、アリ自身の徘徊がなく羽アリだけの発生である点です。いずれも地中に営巣する種ですが、逆ベタ基礎構造のマンションのため営巣できる場所がないはずです。しかし羽アリが発生するということは、どこかに隙間があり地中から通って羽アリが発生しているものと考えられます。

根本的に対策を実施するのであればこれら隙間の閉塞作業が必要となりますが、現実的ではありません。可能な対策で対応するしかなく、巣系の駆除は困難であることをご理解いただく必要があります。

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2021年8月10日 (火)

腐朽箇所

雨漏れによって腐朽した箇所 昨日は室内でクロアリが徘徊するとご連絡をいただいた物件に、調査のためお伺いしました。この物件は9年前にもお伺いしており、その際には広範囲にルリアリの活動が確認されました。駆除処理以降、クロアリとは全く縁のない状態だったそうですが、数日前から室内で徘徊が確認されているとのことです。

クロアリ対策の第一歩は発生種の特定であることから、活動が確認されている箇所の調査を実施しました。残念ながら、お伺いした際にはクロアリの活動は確認されませんでした。そうなるとクロアリの死骸探しとなりますが、何とか死骸を捕獲することができました。携帯型顕微鏡で同定した結果、室内徘徊種として当該ブログでもよく出てくるトビイロケアリでした。室内側の調査を更に進めると、窓枠部分でクロスの剥がれ及び腐朽が確認されました。これは、3年前に関西を襲った台風21号の際に雨漏れした部分とのことです。木材腐朽箇所に営巣するトビイロケアリには好都合な箇所と考えられました。

今後は早急に駆除処理を実施し、駆除完了後に修復いただくよう進言しました。日常的に雨漏れしている訳ではありませんが、大雨の際など僅かに侵入している可能性が考えられます。腐朽は急激に進行する訳ではありませんが、木材の強度を低下させることは勿論、水分を好む昆虫類(クロバネキノコバエ等)の生息箇所となるため、適切な対応が必須です。

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2021年8月 9日 (月)

玄関で確認されたシロアリ

引き戸溝に確認された蟻道 昨日は、以前シロアリ対策でお世話になった滋賀県内の物件にお伺いしました。この物件は住まいと環境社の野池さんから引き継いだ物件で、3年前に門扉で確認されたシロアリに対して駆除処理を実施しています。元々は化学物質過敏症のお施主さまがシロアリ対策を実施するにあたり、野池さんに駆除を依頼したことが始まりとのことです。

この物件では過去に農協(現JA)のシロアリ防除処理を実施したところ、化学物質過敏症でかなり苦しまれたそうです。以降、シロアリ被害が発生した際、野池さんがホウ酸製剤で処理を実施し現在に至っています。今回は玄関付近でシロアリが確認されたとのことから、お伺いしました。玄関は三和土土間で、内側引き戸の溝の蟻道が確認されました。お施主さまからの聞き取り調査では、この蟻道を壊したところ、シロアリが確認されたとのことです。

この三和土部分は部分的に石畳が使われており、この石の隙間から侵入しているものと考えられました。薬剤処理については、安全性が極めて高いものを100ミリリットル使用しました。同業者からシロアリ駆除に使用した薬剤量を100ミリリットルと紹介すると、多くは原液ですかと聞かれます。原液を100ミリリットル使用すれば、施工液は数リットルとなりますので、使い過ぎです。あくまで使用した100ミリリットルは施工液の量です。この100ミリリットルの中に殺虫成分が何マイクログラム含まれるか、シロアリのコロニーがどの程度か、殺虫効力から必要な有効成分量が何マイクログラム必要かを判断した上で処理を行っています。この量で、大気中にどれ位の殺虫成分が放出されるかを考慮していますが、多くは地中に投入していますので、蒸散量はほぼ無視できる量となります。安全に処理するためには、天然物でなくエビデンス(科学的根拠)に基づいた処理が必要なのです。安全はイメージで捉えてはいけないので、甘い謳い文句にはご注意ください。

 

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2021年8月 8日 (日)

再侵入しない蟻道

再侵入しない蟻道 右の写真は、先日定期点検調査でお伺いした床下で撮影した1枚です。基礎のコーナー部分に蟻道が確認されていますが、途中で作るのをやめたような感じの蟻道です。

シロアリは、最初から内皮構造を持つ強固な蟻道を構築する訳ではありません。初見の段階では簡単に崩れる蟻道を構築し、様子をみます。この場所が餌場や活動場所として最適と判断した場合に、強固な蟻道を再構築します。しかし天敵が生息していたり、活動に適していないと判断されると、蟻道を放棄します。これが今回のような状態で、この蟻道が使用されることはほぼありません。

これまでにこのような蟻道を、点検調査で多く確認してきました。薬剤処理を実施せず、点検調査を実施した物件では再侵入はありません。このシロアリの生態を知らないシロアリ防除業者は、蟻道があるから再侵入するので薬剤処理をしましょうと勧めてくるのです。シロアリが侵入しないのに、侵入するかのように薬剤処理を勧めることは、私から見れば詐欺にしか見えません。

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2021年8月 7日 (土)

不明確な目的

効果が不明確な床下換気扇 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム予定の物件で、事前の床下点検調査が目的です。

床下側からの点検調査を実施した結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。建物自体年数が結構経過していますが、基礎構造はベタ基礎となっています。浴室は一度リフォームされているため、ユニットバスとなっているため問題ありませんが、便所は四方が基礎に囲まれた構造となっています。これら箇所については、非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を実施、シロアリの侵入及び生息していないことを確認しました。この状態であれば、わざわざ薬剤処理する必要はな旨をお施主さまとハウスビルダーさんに説明させれいただきました。

今回の床下点検調査で気になったのは、右の写真にある床下換気扇です。床下換気扇は外気を取り入れることで床下を乾燥させるというのが狙いですが、ベタ基礎では明らかに過剰なものでありあまり意味がありません。これがベタ基礎ではなく土の床下の場合、地表面からの水分放出量が多いため、床下換気扇では追いつきません。値段が高い割に効果が得られませんので設置には熟考されることをお薦めします。

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2021年8月 6日 (金)

シロアリではありません

堆積する木粉 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。店舗となっている鉄骨住宅で、トイレの床面と壁面の接点部分にシロアリらしき被害が確認されるとのことから、調査のためお伺いしました。

早速現地で調査すると床面には木粉が堆積する状態で、壁面には多数の小孔も確認されていたことから、この被害はヒラタキクイムシ類と考えられました。成虫脱出孔から虫体死骸を採取し、事務所へ持ち帰り同定した結果、外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。今回は同定が容易な雌が採取できませんでしたが、慣れれば雄でも同定は可能です。

この物件は築年数自体かなり経過していますが、途中リフォームは行われるようです。それでも、リフォームから10年以上経過しているものと判断されました。アフリカヒラタキクイムシは近親交配により6年程度で虚弱化し衰退すると提唱されていますが、実際の現場で20年以上経過していても発生しているのが現実です。でんぷん質が変質して食餌できなくなることも、実際の現場ではありません。

このようなケースでやってはいけない対策は2つあり、安易な被害部撤去と交換及び薬剤塗布又は吹付処理です。これら対策は生息範囲を広げる可能性が極めて高いため、処理後数年は発生が抑制されていても、数年後再発し元より酷い被害となるのを多く見てきていますので注意が必要です。

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2021年8月 5日 (木)

定期的点検調査

定期的点検調査 昨日は定期点検調査のため、滋賀県内の物件にお伺いしました。この物件では4年前の春に、2階窓枠周辺でヤマトシロアリの羽アリの発生が確認されました。床下側からシロアリ調査した結果、浴室土台でシロアリ被害及び生息を確認しています。その他の箇所でのシロアリ調査結果ですが、別の部屋の床下で、布基礎コーナー部分に蟻道を1箇所で生息も併せて確認されました。対策としては、この蟻道部分と浴室土台に対して駆除処理のため薬剤注入処理を実施しています。その他の部分については薬剤処理を実施せず、定期的な点検調査を実施することで現在に至っています。

今回の点検調査結果ですが、新たなシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。薬剤注入処理を実施した浴室土台についても、新たな侵入や生息は確認されませんでした。羽アリが発生する、シロアリの生息が確認されるという条件で、何が何でも床下全面に薬剤処理する必要はありません。シロアリはコロニーを形成して生息していますので、そのコロニーを適切に駆除できれば無理矢理予防処理をする必要はないのです。

それでは何故、床下全面に予防処理のため薬剤処理するのでしょうか。その理由は2つで、1つ目は部分駆除では費用が安価で、無料調査で発生した経費を回収することができないためです。全面処理を行い高額な費用を発生させることで、利益を確保しているのです。2つ目は部分駆除処理技術が欠落していることで、建物全体を薬漬けにすることでシロアリを駆除するのです。このようなシロアリ防除業者からすれば、数リットル以下で処理する小員らの駆除処理方法が理解できないと思います。何百リットリも使用しながら、シロアリ駆除技術にウンチクをたれる業者がいるのがこの業界なのです。

この物件では、ペットを飼われており薬剤に対して不安をお持ちでしたが、当社の推奨する部分駆除+定期点検調査をご賛同をいただき対策を実施しています。高額で薬剤曝露リスクの高い薬剤全面処理ではなく、部分駆除+定期点検調査をご検討いただければ幸いです。

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2021年8月 4日 (水)

活動が未確認

活動が未確認 昨日は、イエシロアリ対策で大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、6月に羽アリが発生した飲食店舗です。羽アリは3階で確認され、2階天井にある点検口から確認したところ、梁付近に蟻道の構築が確認されました。室内側では被害が確認されていないことから、蟻道確認部に近い箇所に点検口を新設し、毒餌剤を部分的に設置し喫食を確認しています。

毒餌剤を設置後に何度か確認を実施していますが、依然として喫食は確認されていません。その他の階の天井裏にも同様に蟻道の確認される箇所に同様の処理を行っています。しかしながら喫食は確認されておらず、建物内に活動が確認されていないようです。

店主さんが羽アリの発生した群飛孔から、市販の殺虫スプレーを2本も注入されたことで忌避した可能性が高いものと考えられます。ちなみにリフォームをしていた向かいの店舗では、被害と生息が確認されていますので、近くに巣があることは間違いありません。何とかして糸口を見つけるべく、工夫をしていきたいと思います。

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2021年8月 3日 (火)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日は先日調査でお伺いした兵庫県内の物件に、薬剤処理のためお伺いしました。勝手口屋外側にある下屋の柱部分に被害が確認されており、雨水の侵入により柱が腐朽、その腐朽部にトビイロケアリが侵入している状態です。

このようなケースで必要なのは、トビイロケアリの駆除処理です。トビイロケアリが腐朽部で活動すると、餌や水の持ち込みにより腐朽が進行する可能性があります。そのため、適切な薬剤を用いて処理することが必須となります。今回の事例では、必要最小限の薬剤量で被害部に注入処理を行いました。

ちなみに腐朽があるため防腐薬剤による処理が必要と考えがちですが、ここまで腐朽が進行すると被害部位を切除、修復作業が必要です。無駄な薬剤処理は必要ありません。

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2021年8月 2日 (月)

処理する目的

床下で確認されたゴキブリ死骸 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。建築士の先生からの知人の方で、築後10年が経過した物件とのことです。建てたハウスメーカーさんから、保証期間が切れたので再施工をしつこく勧められ、建築士の先生に相談された次第です。

床下側から点検調査した結果、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。基礎構造がベタ基礎ですのでシロアリの侵入経路は限定的で、ほぼ侵入することはありません。ですので床下全面に薬剤処理することはナンセンスであり、定期的な点検調査を行い早期発見に努めれば全く問題ありません。もし薬剤処理するのであれば、構造的に侵入のある可能性がある箇所のみ処理すれば問題ありません。

今回の点検調査では、床下でゴキブリの死骸が数匹確認されました。お施主さまは、これが気になっていたとのことです。ゴキブリについてどこで目撃事例があるか、家屋内でどのような対策をしているかがポイントです。結果的にこの家屋内では、市販のゴキブリ用ベイト剤を置き過ぎな点が問題でした。ゴキブリ用ベイト剤を必要以上に置くことで誘引しますので、注意が必要です。

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2021年8月 1日 (日)

2021年8月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイト2108トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、アフリカヒラタキクイムシ被害の様子で、壁面に小孔が多数確認されています。

アフリカヒラタキクイムシがその他のとおりアフリカ原産の外来種で、現在では東南アジアなどの熱帯地域に生息しています。国内には輸入木材を介して侵入していますが、ヒラタキクイムシ類に共通する広葉樹系木質材料に生息しています。これまでの事例からでは、壁面などに使用される広葉樹系合板や床材であるフローリングなどに生息、被害が確認されています。

アフリカヒラタキクイムシの被害が見つかるケースとして、木粉の堆積が挙げられます。木粉が堆積された場合、インターネットで何か検索し木粉がヒラタキクイムシの虫糞であることに辿り着きます。更に対応方法について検索すると虫孔から殺虫スプレーを注入するとありますが、一筋縄ではいきません。

虫孔から殺虫スプレーを注入すると、木粉の排出が止まるケースがあります。殺虫成分が木材内部に入ったと考えがちですが、ほぼ内部には入っていません。虫孔付近に薬剤が付着、木材内部の虫糞を出そうとすうヒラタキクイムシが薬剤の存在により嫌がって出さないだけにしか過ぎません。成虫の寿命は数週間でそれ以降木粉の排出がなくなることにより、駆除できたと勘違いしてしまいます。ですので安易は殺虫スプレー注入は、かえって被害範囲を広げるためお薦めできないのです。

アフリカヒラタキクイムシ対策を実施する場合、種の特定は必須です。種を特定することで、生態を考慮した対応ができます。害虫防除業者の中には種の特定を行わないケースがありますが、きちんと対応したいのであればあり得ません。そのような業者に依頼すること自体が、間違いですのでご注意ください。

アフリカヒラタキクイムシ対策にまだ正解はありません。安易に薬剤塗布する業者もいますが、生態から考慮すると全く意味がありません。当社の場合、現地調査を実施、種の特定、被害状況の把握をした上で対策立案及び見積を行います。そのため、未調査の時点では費用が不明であることをご承知おきいただけましたら幸いです。アフリカヒラタキクイムシ駆除及び対策は阪神ターマイトラボのホームページをご参照いただきますようお願いいたします。

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