昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。建てたのは設計事務所さんと関連のない工務店ですが、昨年リフォームを実施されています。
リフォーム実施の際、蟻道の構築に気づかれていたそうですが、シロアリの姿が確認されなかったことから何も対策を実施されなかったそうですが、後々心配になり相談をいただきました。季節的に蟻道部及び被害部周辺にシロアリの姿が目に見えないのは至極当然で、適切なシロアリ調査を実施した上で、必要なシロアリ対策を実施されるよう提案させていただきました。
先日シロアリ調査を実施、蟻道の構築及び被害は1箇所だけであることから、部分駆除処理を提案させていただき、この日の駆除処理を実施しました。ちなみに写真は蟻道の構築及び被害の確認された箇所から薬剤注入処理を実施した反対側になります。土台の隙間周辺に薬剤が滲み出る様子が確認されています。
シロアリ駆除処理はこれで完了で、地中にあるコロニーはいずれ駆除が完了します。シロアリ予防処理については、お施主さまがアレルギーをお持ちとのことで薬剤に対して不安があるとのことから、薬剤処理によるシロアリ予防ではなく定期的な点検調査で対応することとしています。
薬剤を撒かないとシロアリが侵入すると指摘がありますが、当社では何百例とこのように部分処理+定期的な点検調査で対応しています。実際、新たなに蟻道を構築して侵入した事例は僅か1例だけです。それも駆除処理2年後の定期点検調査で発見しており、被害は土台の隙間を僅かに齧っただけで被害は殆どなく、追加のシロアリ駆除処理で駆除が完了しています。ちなみにその物件は追加処理2年後及び5年後に点検調査していますが、新たなシロアリ被害や侵入などは確認されていません。シロアリ対策は薬剤全面処理だけではありません。健康に不安をお持ちの方は、阪神ターマイトラボまでご相談ください。
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