« 2022年2月 | トップページ | 2022年4月 »

2022年3月31日 (木)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日はシロアリ対策のため、奈良県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている建築士の先生の案件で、建物のうち大部分のシロアリ調査が終了しています。床下への進入路がなかった箇所について、床下点検口を新設していただいたことから、未調査部分のシロアリ調査を実施するとともにシロアリ駆除及び侵入防止処理を実施しました。

未調査部分の点検調査結果ですが、現時点でシロアリ被害及び生息は確認されませんでした。その他の箇所ではシロアリ被害が多数確認されている場合、このような箇所も被害があると考えがちですが、決してそうではありません。シロアリ対策は、シロアリ調査結果を元に適切な対策を立てることが必須なのです。

また別の箇所でも床下点検口を新設していただきましたが、この床下のシロアリ調査では被害及び生息を確認しました。シロアリ調査で被害状況と生息範囲が特定できれば、適切な薬剤を用いて薬剤処理を行い、地中にあるコロニーを適切に駆除することが重要です。決して一般的に実施されている薬剤大量散布では、コロニーの駆除はできないのでご注意ください。

| | コメント (0)

2022年3月30日 (水)

被害部注入処理

被害部注入処理 昨日はシロアリ駆除処理のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件です。

この物件は店舗で、ここ数年天井や壁面から羽アリが発生したとのことで、先週シロアリ調査を実施しました。天井点検口から調査を実施したところ、胴差や梁に蟻道の吹き出しが確認されました。状況から判断すると、シロアリは地中側から壁面を登り、当該箇所にまで被害を広げたものと考えられました。

当該物件は店舗ですので、床下のない逆ベタ基礎(土間床)構造です。一般的な予防処理では対応できませんので、駆除処理を基本に対策を考えました。被害部から薬剤注入処理を実施しましたが、天井点検口から当該箇所まで距離があったため、特注ノズルを用いて処理を行いました。併せて地中側で活動が想定されることから、当該箇所にも処理を行いました。

床下のない構造では広範囲に土間コンクリートへ穿孔を行い、薬剤を注入する方法があります。有効かもしれませんが、無駄に費用がかかりますのであまりお薦めできません。

| | コメント (0)

2022年3月29日 (火)

再投入

枠木のみ喫食 昨日はイエシロアリ案件で、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている害虫防除業者さんの物件で、昨年からの積み残しとなっている案件です。

資材倉庫でイエシロアリの羽アリが発生、逆ベタ基礎のクラック部分が発生箇所と判断し、ブリングシステムによる駆除対策を実施しました。ボックス枠木は食害するものの、ブリングベイトへの喫食は芳しくない状況で、晩秋を迎えました。

どうやらブリングベイト自体に問題があったようで、今シーズンについてはブリングベイトを全撤去、新しいブリングベイトの再投入を行うとともに、併せて別の方法にもチャレンジしてみました。

次の点検は1か月後ですがイエシロアリが侵入、喫食することに期待したいと思います。

| | コメント (0)

2022年3月28日 (月)

床下点検調査

床下の木片で確認された被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査のため同行しました。築年数が経過した物件で、お施主さまがそろそろシロアリ対策を考えたいとのことからお伺いした次第です。

床下側からの点検調査を実施した結果、現時点でシロアリの侵入及び生息は確認されませんでした。シロアリ被害は床下に放置されていた木片で確認されたものの、床組には確認されていません。この木片で確認されたシロアリ被害の所見ですが、被害は古くかなり以前に放棄したものと判断しました。

この木片にしか被害がなく、基礎面に蟻道を構築していないことを考慮すると侵入リスクは極めて低いものと考えられます。定期的な点検調査で十分対応可能ですが、お施主さまは過去に羽アリが大発生したトラウマがあるためシロアリ対策をご希望されているようでした。最善の提案ができるよう、熟考したいと思います。

| | コメント (0)

2022年3月27日 (日)

複合的対策

複合的対策による駆除処理 昨日はアフリカヒラタキクイムシ対策のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている建築士の先生の案件です。先日、現地調査を実施しており、築年数を考慮し被害は初期のものと判断しました。化学的対策と物理的対策を組み合わせた複合的対策により、アフリカヒラタキクイムシ駆除処理を実施しました。

ホームページなどでは、市販されている殺虫スプレーを虫孔から噴射する方法がよく記載されています。しかしこの方法では、噴射された薬剤が虫孔から逆噴射するため、内部には殆ど入りません。内部に薬剤が入れば効果が期待できますが、入らなければ効果がありません。

内部での坑道の範囲が狭い(被害が軽度)の場合、偶然殺虫成分が幼虫の到達することもあります。しかし、坑道の範囲が広い(被害が中程度以上)の場合、殺虫成分が幼虫に到達することは稀です。薬剤が逆噴射することで入らないことも理由の一つですが、坑道内に存在するフラス(虫糞)が薬剤の侵入を阻止します。

これらを考慮するため、当社では化学的対策と物理的対策を組み合わせて実施しています。科学的根拠(エビデンス)が必要であり、何故内部にまで殺虫成分が届くのか、物理的対策でどのような効果が得られるのか立証しながら対策を実施しています。

| | コメント (0)

2022年3月26日 (土)

庭で生息が確認

シロアリは未侵入 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。庭でシロアリの被害及び生息が確認されたとのことから、家屋に被害が及んでいないかということからシロアリ調査でお伺いしました。

この物件の構造は、パッシブソーラーシステム構造の一つであるOMソーラー構造システムです。基礎構造はベタ基礎で、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。その旨をお施主さまとハウスビルダーさんに報告し、対策の必要はないことをご説明させていただきました。

問題は庭のシロアリですがこれは自然のことなので、放置しても問題はなくわざわざシロアリ駆除する必要はありません。庭に生息するシロアリは、地中にある木材、枯死した木の根などを餌にしています。それらがたまたま庭木支柱や竹垣などに被害を与える場合がありますが、家屋に侵入する事例は殆どありません。定期的な点検調査を行い、外部侵入の有無を調べるだけで問題はないのです。

当該物件ではそもそもパッシブソーラーシステム構造では、薬剤処理は絶対に行ってはいけません。そのため、点検調査が重要となるのです。

| | コメント (0)

2022年3月25日 (金)

基礎構造

シロアリ侵入リスクの高いコンクリートブロック基礎 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、シロアリ被害なのか腐朽なのかわからないとのことから、現地調査のためお伺いしました。

現場ではリフォームが随分と進行しており、土間コンクリートは打設された状態で床組を組む直前でした。問題の箇所を確認させていただきましたが、シロアリ被害ではなく腐朽による被害でした。

腐朽だけであれば土間コンクリートを打設したことを考慮すると、薬剤処理の必要はありません。しかし基礎構造を見ると、コンクリートブロックを使用した基礎がありました。コンクリートブロックは隙間が多く、シロアリが極めて侵入し易い構造物です。できれば薬剤処理をした方が望ましい旨をハウスビルダーさんにご説明させていただきました。最終的にはハウスビルダーさんとお施主さまが相談され、結論をいただく予定です。

コンクリートブロックで基礎をつくるのはコスト的に有利ですが、シロアリ対策の面から見ると非常に危険な構造ですのでご注意ください。

| | コメント (0)

2022年3月24日 (木)

地域と構造

被害部注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の大阪府内にある物件にお伺いしました。解体中にシロアリ被害が確認された物件で、先日シロアリ調査を実施しています。

シロアリ被害は柱の根元部分で確認されていますが、調査時点ではシロアリの活動は確認されませんでした。しかし再侵入のリスクがあることから、シロアリ対策を提案、今回処理することとなりました。既にリフォームが進行しており床が貼られた状態でしたが、構造に応じて薬剤処理を実施しました。

この物件では局所的な薬剤処理での対応を考えましたが、地域的要因も考慮しある程度処理範囲を広げて処理を実施します。この地域ではヤマトシロアリだけでなく、イエシロアリも多く確認されていることが処理範囲を広げた理由です。

大阪府内でいうと南部の海岸線沿いがイエシロアリの生息地域として知られていますが、この物件があるのは大阪市内で海岸からは10㎞程度離れた場所です。同地域(同区内)では、小員がシロアリ調査を実施した案件が10件以上にもなります。近年非常に増加傾向にあるのが特徴で、この地域では予防の際にはイエシロアリを意識した処理が必要となっています。

| | コメント (0)

2022年3月23日 (水)

壁面から

天井裏胴差に確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は店舗で、ここ数年壁面から羽アリが発生するという案件のシロアリ調査です。

現場でオーナーさまから聞き取り調査を実施すると、毎年ゴールデンウィークになると羽アリが発生するとのこと、発生した羽アリは翅を落とした後、壁の隙間に入っていくのを確認しているそうです。オーナーさまが調べた結果、ヤマトシロアリとのことで状況から判断して間違いありません。

店舗なので、基礎構造は床下のない逆ベタ基礎(土間床)構造です。壁面から羽アリが発生したとのことから、基礎と壁面の隙間から発生しているものと考えられます。問題は壁内でどれだけの被害があるかどうかですが、これは天井にあった点検口から調査を行いました。壁面に対して反射鏡を使い、調査を行いました。

胴差や梁に蟻道が確認されておりそれらが確認された柱を確認すると、壁面の柱と壁面の接点部分に蟻道が確認されましたので、地面側からの侵入で間違いありません。この結果を元に、具体的なシロアリ対策を立案したいと思います。

| | コメント (0)

2022年3月22日 (火)

2022冬仕舞

スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換 寒かった冬も終わり雪道を走ることがなくなったことから、昨日は業務車のタイヤをスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ入れ替え作業を行いました。

今シーズンは寒い日が多く、道路脇に雪が積もっている状況はよくありましたが積雪した道路を通行することは幸いにありませんでした。来月は北部地域での業務予定がありますが、積雪予報もないことから交換作業を行いました。

阪神間では、早いところで来月の後半ヤマトシロアリの群飛(羽アリ発生)が始まります。暖かい環境(熱源やパッシブソーラーシステム構造など)では早くなる傾向があります。ヤマトシロアリの群飛が始まると日程調整が大変ですが、既に4月は多くの案件等を多く抱えている状況です。上手く調整しないと大変な状況になると考えられますので、効率を考えて対応したいと思います。

| | コメント (0)

2022年3月21日 (月)

共に侵入はありません

侵入していない離れの床下 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、奈良県内の物件のお伺いしました。以前、シロアリ駆除処理を実施した物件でのシロアリ点検調査が今回の案件です。

シロアリ駆除処理を実施した物件は母屋で、処理から5年以上経過していますが新たなシロアリの侵入や被害は確認されませんでした。コロニーを正しく駆除できていれば、予防処理を実施しなくてもシロアリは侵入しません。

隣接する離れについては、前回の母屋処理時にも点検調査していますがシロアリの侵入、被害及び生息が確認されなかったことから薬剤処理は実施していません。今回の点検調査でも、シロアリの侵入、被害及び生息は確認されませんでした。

シロアリ防除処理を実施すれば、シロアリが逃げて他の家に侵入するということがよく言われていますがあながち間違いではありません。シロアリのコロニーが駆除できていない場合、地中のコロニーに逃げ込んだ集団が他の家屋に移動する可能性はあります。問題はコロニーが駆除できていないことであり、コロニーが駆除できていれば近隣に侵入することはありません。当該事例を見ても一目瞭然で、きちんとコロニーの駆除ができれば処理物件以外にも隣接する家屋には侵入しないのです。お住いの方の安全を考慮すれば薬剤の大量散布による防除処理ではなく、コロニーを適切に駆除し点検調査で経過観察する方が得策なのです。

| | コメント (0)

2022年3月20日 (日)

侵入想定箇所

侵入想定箇所処理 右の写真は、先日シロアリ対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。リフォーム中の物件で、基礎面に蟻道の構築が確認されています。いつもお世話になっている建築士の先生の案件で、先日調査を実施しています。

シロアリ対策としては、建物の構造を考慮した処理を実施しています。この物件は鉄骨構造ですが、基礎構造はベタ基礎部分もあれば、土間コンクリート部分もあります。どうやらリフォームが繰り返されており、場所によって構造が異なっています。

シロアリは侵入できる場所があれば侵入することができますので、処理する箇所はその想定侵入箇所への処理が必要となります。ちなみに写真の部位では、土間コンクリートさえ無い部分ですので、少し多めの処理が必要となります。また万が一侵入経路から木部に到達した場合、阻止できる対策が必要です。当然ですが薬剤は何でもよいという訳ではなく、特性を生かした処理が必要でこの物件では2種の薬剤を使用しています。

| | コメント (0)

2022年3月19日 (土)

初期対応が重要

アフリカヒラタキクイムシは初期対応が重要 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。昨年の秋にフローリングできな粉のようなものが積もるようになり、その場所をよく見ると1㎜程度の穴が確認されたとのことです。

早速現場で確認すると、フローリングに10箇所程度虫孔が確認されました。内部から死骸を採取し虫体を同定した結果、外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。昨年の夏に竣工した物件で、竣工直後から発生したものと考えられます。この状態であれば対策は何とか可能で、化学的対策と物理的対策を組み合わせ初期駆除を行った上で改修と組み合わせれば概ね対応は可能です。

アフリカヒラタキクイムシの場合、最も重要なのが初期対応です。ここでミスすると、何年も発生が続きますので注意が必要です。そのためにも発生種が何かを確定することが必須で、アフリカヒラタキクイムシの同定が行えることが絶対条件です。アフリカヒラタキクイムシの生態を理解せず対策を行うことは非常に危険で、その後手に負えないような被害になることが殆どです。必ずアフリカヒラタキクイムシ対策が適切に行える技術者に依頼することが重要です。

| | コメント (0)

2022年3月18日 (金)

薬剤注入処理

薬剤注入処理 昨日ご紹介した物件では、掃き出し窓枠でシロアリ被害が確認されました。これについても、薬剤注入処理を行っています。

薬剤注入処理はマニュアル処理で行うものではなく、使用薬剤の特性を考慮し、使用濃度と使用量を最適化する必要があります。コロニーは地中にあるという意識で、どれだけの有効成分量を流し込むことができるかがカギとなります。そのため薬剤注入処理は低圧でゆっくりと注入し、常に状態を観察しながら処理しなければなりません。

当該箇所で使用した薬剤は数リットルで、一般的なシロアリ防除業者が使用する薬剤量と比べると比べものにならない程の少ない量です。一般的なシロアリ防除業者はシロアリ被害部があると、穿孔処理を行い少しでも多くの薬剤を注入しようと高圧で大量に薬剤を注入します。これではシロアリ活動部(被害部)に薬剤が多く入り過ぎてしまいます。伝播性があるとされる薬剤であっても、大量に薬剤を使用すれば物理的にシロアリは忌避しますので、伝播性は発揮されません。

そうなるとコロニーの駆除はできなくなりますが、大量に薬剤があるのでシロアリは再侵入できません。そうなると薬剤未処理部分に侵攻し、新たな被害を与えるケースもあるのです。未処理部分がなかった場合は、残効性があるうちは侵入できません。しかし、残効性が消失するとシロアリは侵入します。そうなると好都合はシロアリ防除業者で、再処理(再消毒)しましょうとなり儲けの構造ができあがるのです。ですから真剣にシロアリ駆除と向き合わず、大量に薬剤を撒いて追い散らかしときながらシロアリ駆除と称するのが実態です。

| | コメント (0)

2022年3月17日 (木)

地中から

地中から流出したシロアリ 昨日はシロアリ対策のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、複数の箇所でシロアリ被害や蟻道が確認されています。

写真の部位は納屋の屋外側で、納屋の室内側土台部分に蟻道の構築が確認されています。侵入経路は納屋外壁のガルバリウム鋼板内部で、通常土台が隠れる部分までですが、地面に接するほどガルバリウム鋼板があるためシロアリは容易に侵入できたものと考えられました。このケースでは、シロアリのコロニーは地中にありますので、薬剤処理は地中となります。

土壌灌注処理を実施したところ、薬剤の流出に伴いヤマトシロアリの流出が確認されました。使用した薬剤量は数リットルで、私にしては少し多い目です。どの深さにコロニーがあるかわからないため、薬剤を注入しながらの対応となりました。

それでも使用量は数リットルなので、一般的に行われているトレンチング処理と比べると大幅に少ない量です。安全は勿論、環境のことも考えて必要最小限の薬剤量で処理を行っています。薬剤を大量に使う手法として、建物外周部の地中に配管を埋め、その配管を利用して地中に薬剤処理する方法がありますが、これは明らかに環境破壊ですのでお薦めできません。

| | コメント (0)

2022年3月16日 (水)

2021年度確定申告完了

2021年度確定申告完了 今年もなんとか無事に確定申告が完了しました。締め切りが迫る中、緊急対応依頼の現場が重なり結構遅くまで対応しました。何とか締切日で資料が整い、e-TaxのID・パスワード方式で提出しました。

前日にはe-Taxに障害が発生し最終日まで断続的に繋がりにく状態になったとのことですが、小員のところでは何の問題もなく作業ができました。

新型コロナウイルス感染症は依然として収拾する気配はなく、経済活動面ではまだまだ問題を抱えています。税金を使う議員さんや役人さんには上手く税金を活用いただき、無駄使いなく日本経済の立て直しをお願いしたいところですね。

| | コメント (0)

2022年3月15日 (火)

コンクリートの過信は禁物

コンクリートはシロアリ対策ではない 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の狭小住宅です。

シロアリ被害は、2階へ上る階段の根元で確認されました。床下部分では既に土間コンクリートが打設されていましたが、元々は土だと考えられました。土だとシロアリが侵入するのは自然なことであり、被害があっても当然です。

シロアリ被害は新しくはなく、薬剤処理の必要性があるのかどうか判断するのが難しいところです。シロアリが侵入したことがあるということは、地中にコロニーがあることを示唆しています。当該事例では土間コンクリートを打設していますので、土間コンクリート下の土壌では含水率の高い状態となり、シロアリが寄りやすい条件となります。コンクリートを過信する設計者の方が多いようですが、実際の現場を見れば一目瞭然、ベタ基礎でさえシロアリ被害がある物件があるのが事実です。

そのため、シロアリ対策を施すことは有効ですが、土間コンクリートの場合は侵入経路は限定的となります。ですので薬剤処理を施すとしても、必要な箇所だけ行えば問題ありません。全面に処理するのは、高額になるだけで効果に差はないのです。

| | コメント (0)

2022年3月14日 (月)

活動中

活動中のシロアリ 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からご紹介で、奈良県内の物件にお伺いしました。別のシロアリ防除業者にシロアリ調査及び見積もりをして貰ったが納得いかないので、設計士の先生にご相談、当社をご紹介いただいた次第です。

建物は90年を超える古民家で増築された箇所もあれば、離れや蔵、納屋などもある案件です。増築部及び蔵については、床下点検口がなかったことから点検調査できませんでした。当該箇所については、床下点検口新設後に点検調査を実施する予定です。その他の箇所ですが、いずれもシロアリ被害や蟻道が確認されました。壊して確認しても問題のない蟻道で、シロアリの活動が確認されました。

ちなみに先にシロアリ調査及び見積もりを実施したシロアリ防除業者は、一般的に実施されている薬剤大量散布によりシロアリ防除処理を提案されていました。当社のシロアリ調査結果では被害は比較的部分的で、適切なシロアリ駆除処理を実施すれば全面散布の必要はないと判断しました。90年を経過しているのに、構造材には影響のない状態で全面処理は過剰です。高額なため、明らかに対費用効果で劣るのは言うまでもありません。

お施主さまがこのシロアリ防除処理に不信感を抱いたのは、シロアリ被害が甚大な別の物件の写真を持ち出し、放置するとこのような被害になると説明したこと、処理は5年毎に実施しないとシロアリが侵入することだそうです。シロアリ被害の恐怖を煽る手法は以前からありますが、半公共的団体の看板を抱えている業者がすべき行為ではありません。やっていることは悪質で、この団体の質もいかがなものかと思いました。

| | コメント (0)

2022年3月13日 (日)

鉄骨ほど過信

基礎面の蟻道跡 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、奈良県内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で蟻道らしきものが確認されたとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

この建物は鉄骨ですが、蟻道は基礎面に沿って立てられていた床束沿いに確認されたようです。日程の関係で既に床束は撤去されており、蟻道跡だけが残っています。水平方向にベタ基礎が打設されたあと、基礎が立ち上げているためベタ基礎との接合面に隙間が発生し、その隙間から侵入しています。当該箇所以外に配管隙間でも、蟻道跡が確認されました。

この建物は比較的古いもので、ベタ基礎のつくり自体が甘かったものと考えられます。コンクリート自体に気泡も多く、近年のベタ基礎とは比べものにならないほどいい加減な施工と言えます。鉄骨構造であっても、室内には木材が使用されるためシロアリの被害を受けるリスクは必ずあります。

本来は構造で侵入できないようにするべきですが、施工の丁寧さによっても差がでるため注意が必要です。薬剤に頼ると残効性があるうちは効果がありますが、効果の消失に伴いシロアリの侵入リスクは高くなります。これを薬剤で抑制するのも手段の一つですが、構造と施工で抑えることができれば、薬剤処理の必要はなく定期的な点検調査でも十分対応可能なのです。

| | コメント (0)

2022年3月12日 (土)

必要な箇所のみ

部分侵入防止処理 昨日はシロアリ対策のため、奈良県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、先日シロアリ調査を実施した物件です。

シロアリ調査では現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されていません。定期的な点検調査で対応可能と判断された案件ですが、お施主さまからの要望でシロアリ対策を実施することとなりました。

シロアリ対策を実施する背景としては、お施主さまが過去に実家で羽アリが大発生し、それがトラウマになっているとのことです。一般的に実施されているシロアリ予防処理は、薬剤を大量散布することで、シロアリが侵入できない環境をつくっている状態であること、高濃度の殺虫剤を大量散布することで薬剤曝露リスクがあることを説明させていただきました。

そこでシロアリの生態、建物の構造を考慮し、部分的に処理を行うことで、シロアリの侵入を抑制する処理を行いました。薬剤の種類や処理濃度などを最適化することで、シロアリが侵入した段階でコロニーの駆除ができるような処理を実施しました。薬剤使用量を大きく低減させていますので、薬剤曝露リスクは大量散布よりまだましと言えます。処理コストも低減できましたので、お施主さまにも喜んでいただけました。

| | コメント (0)

2022年3月11日 (金)

虫孔

ヒラタキクイムシによる虫孔 昨日は木材穿孔害虫調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。ハウスビルダーさんとお付き合いのある建築士の先生が以前に住宅医セミナーを聴講いただいており当社を紹介、家屋害虫の相談なら小員にとご依頼をいただきました。

早速現場で調査を実施したところ、フローリングに1㎜程度の孔が確認されました。比較的新しいフローリングであることを考慮すると、木材穿孔害虫の一つであるヒラタキクイムシ類と考えられました。木材内部から虫体死骸を採取し同定した結果、在来種のヒラタキクイムシでした。

最近では外来種のアフリカヒラタキクイムシであるケースが殆どで、在来種のケースは久しぶりです。虫孔数は50個程度で、既に発生してから数年が経過しているものと考えられました。お施主さまからの聞き取り調査でも、殆ど虫体を見たことがないとのことから在来種のヒラタキクイムシと同傾向です。

虫孔数も少ないので、適切な処理を行えば1度の処理で虫孔付近の発生は収まるものと考えられます。但し、昨年以前に産卵、孵化した幼虫が、当該虫孔に伴う坑道が接続していない場合は発生する可能性があります。その旨を含めてヒラタキクイムシの生態等をお施主さまとハウスビルダーさんにご説明させていただきました。

ちなみにハウスビルダーさんに付き合いのあるシロアリ防除業者を聞いたところ、一度相談されたそうです。しかしそのシロアリ防除業者は、対応していないとのことでした。これは言い方で、知識と技術がないことを露呈するのが恥ずかしいので、対応していないという言い方になりますのでご注意ください。

| | コメント (0)

2022年3月10日 (木)

定期点検調査で対応可能

シロアリ未侵入の床下 昨日はシロアリ調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は以前シロアリ対策でお世話になったお施主さまからのご紹介です。シロアリ対策をご検討されていた際、当社のシロアリ対策をご紹介いただいたとのことです。

床下側から点検調査した結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。但し、過去に実施されたシロアリ予防処理跡が確認、土台や床束にドリルによる穿孔処理跡が確認されました。当社をはじめとするシロアリフォーラムメンバーではこれをドリルによる被害と呼んでおり、何も問題のない床組にわざわざドリルで穴をあける無駄な作業です。シロアリ防除業者によっては、穿孔注入処理による木材に薬剤を浸透させると主張していますが、穿孔部位から一般的な方法で薬剤を注入しても、表面から数ミリ程度しか薬剤は浸透しません。穿孔するだけ無駄な処理なのです。

そもそもこの物件では、薬剤処理の必要はありません。前回薬剤処理されたのは15年以上前に処理されたものであり、薬剤の効果は消失しています。消失してからかなり時間が経過しているにもかかわらず、シロアリは侵入していませんのでこれからも侵入する可能性は低いのです。だから定期的な点検調査で十分対応可能で、早期発見早期対応が重要となるのです。定期的な点検調査は毎年費用がかかると主張されるシロアリ防除業者があるようですが、当社では強制しておらず、お施主さまの意識にお任せしています。仮に2年半毎に点検調査を実施した場合、2回分の費用で5年間の安心が得られます。高額な薬剤処理しても5年保証なので、どちらがコストパフォーマンスに優れているかわかるとともに薬剤曝露リスクの違いが一目瞭然です。

| | コメント (0)

2022年3月 9日 (水)

侵入はありませんが

昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、奈良県内の物件にお伺いしました。シロアリ対策をご希望されているお施主さまがおられるとのことから、床下点検調査を実施しました。

点検調査の結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。土台の複数個所に穿孔処理跡が確認されたことから、過去にシロアリ予防処理が行われた様子です。評価としては、薬剤処理の必要性はなく定期的な点検調査で十分対応可能と考えられました。

シロアリ調査結果を、お施主さまとハウスビルダーさんにご報告させていただきました。お施主さまからは、薬剤処理をして欲しいとのことでした。理由を聞くと、以前実家で羽アリが大量発生したのがトラウマで、羽アリを見たくないとのことでした。

そうなると協会仕様書に基づいた薬剤大量散布ではなく、シロアリ侵入リスクの高い箇所のみ処理する方法を提案させていただきました。安全性と効果を両立した方法と評価をいただき、この方法で進めることとなりました。

| | コメント (0)

2022年3月 8日 (火)

処理の必要性

意味のない炭マット 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。ハウスビルダーさんが、数年前にリフォームを実施された案件でのシロアリ点検調査です。

床下側から点検調査した結果、現時点でシロアリの侵入及び生息、被害等は確認されませんでした。現時点で薬剤処理の必要性はないと判断しました。お施主さまからの聞き取り調査では、十数年前に建てた工務店から来たシロアリ防除業者に予防処理を実施されたとのことです。その際、その業者は床下が湿気ておりカビ臭がするとのことから、炭のマットを勧められるがままに敷き込んだとのことです。

ちなみに敷き込まれたのは洗面だけで、他の部屋の床下には敷き込まれていません。確かに床下ではカビ臭が確認されていますが、それは普通のことです。逆に言うとそのために床下はあるのであり、高温多湿の日本で先人の知恵によって生まれたものです。

ちなみに湿気が高いという感覚は、調査結果から感じることはありませんでした。ましてや炭のマットを隙間なく敷き詰めれば多少効果が出るかもしれませんが、写真のとおり隙間だらけであれば、何の効果もありませんので騙されないようご注意ください。

| | コメント (0)

2022年3月 7日 (月)

過去に発生した羽アリ

床下で確認された群飛孔 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査のためお伺いしました。設計事務所にお勤めの事務員さんの知人のお宅で、数年前に一度だけ羽アリを見たことがあるとの話しから、一度シロアリ調査をして貰った方がよいとのことから今回の訪問に至りました。

床下側から点検調査した結果、洗面から浴室にかけてシロアリ被害が確認されました。当該被害部については、薬剤注入処理跡が確認されたことから前オーナー時代にシロアリ防除処理が行われたものと考えられました。

問題は隣接するキッチン床下にあり、それが右の写真です。この土壌表面から立ち上がった小枝のようなものは、羽アリの群飛孔です。この小枝状の先から羽アリが発生し、建物の隙間から室内側に侵入した際に見かけたものと考えられました。この群飛孔の様子から、既に3~4回は羽アリが発生しているようです。偶然、室内に侵入しなかった或いは見かけなかったことが、数年前に一度だけ見かけたのに繋がったのでしょう。

幸いにも床組などの木部に生息や被害はありませんが、地中にはコロニーが存在します。このようなケースでは、先に防除処理を行った業者が、正しいシロアリ駆除を行っていないのが原因です。被害部では致死したシロアリが確認されるもののそれはコロニーの一部であり、殆どのシロアリは逃亡するため地中ではコロニーが継続となります。恐らく継続したコロニーから、薬剤未処理となっている箇所から群飛孔を構築して羽アリを発生させたのでしょう。残効性が消失すれば、高い確率で家屋内に侵入するものと考えられます。

これは保証期間が切れた後に、再処理を勧める業者にとっては好都合です。再処理しなければ、シロアリが侵入すると言えるからです。しかしコロニーを意識したシロアリ駆除を行えば、シロアリが再侵入する事例は皆無に等しいのです。当社では無駄で高額な再処理は必要なく、きちんと駆除できれば数年に一度の点検調査で十分対応可能です。

| | コメント (0)

2022年3月 6日 (日)

住宅医セミナー2022

住宅医セミナー2022 昨日は一般社団法人住宅医協会主催の住宅医スクール2022(第13期)で講師を務めさせていただきました。講義内容は昨年に引き続き『防蟻対策の実務〜蟻害の事例から学ぶ、診断・対策のポイント』という内容です。例年では東京及び大阪を中心に開催されていましたが、コロナ禍の影響で昨年からオンラインでの講習となっています。一般社団法人住宅医協会事務局フクマチヤ(大阪市福島区)から配信するため、お伺いしました。

例年実施している講演内容を毎年モディファイする内容で、基本構成は『シロアリの種類と生態』、『シロアリ被害事例の紹介』、『シロアリ対策の方法』、『薬剤の種類と安全性』など多岐に渡っています。建築士の先生やハウスビルダーさんがスクール生なので、シロアリ被害事例を多数紹介させていただき、何故そうなるのかをご説明させていただきました。

ベタ基礎でのシロアリ侵入事例、コンクリートを過信してはいけないこと、シロアリ対策の原則である構造的な工夫、土と木を接触させてはいけないこと、ややこしい構造にしないこと、床下調査のポイントなどを多岐に渡ってご紹介させていただきました。事務局さんのお話しでは、質疑の数が圧倒的に多いそうです。

右の写真に写っておられるのは京都大の簗瀬先生で、小員の講演の前に『木材の劣化と対策~木材腐朽菌・害虫の生態』で講演されました。毎年ご一緒させていただいており、アフタースクールとしてYouTube撮影(住宅医協会HP)もしておりますのでご覧いただけましたら幸いです。

| | コメント (0)

2022年3月 5日 (土)

労災保険更新

労災保険更新 セミナー向け資料も一段落、次は確定申告用経理作業の中、今年も労災保険の更新に行ってきました。加盟している阪神土建労働組合では、一人親方労災保険を取り扱いがありますので、組合に加盟以来毎年更新しています。

労災保険は被雇用者を保護のため、雇用者が保険料を支払って加入するのが一般的です。そのため私たちのような個人事業主は、労災保険に加入することができません。しかし建築現場で働く人々は個人事業主である一人親方が多いため、労働大臣の認可を受けた労働保険事務組合では、労災保険の加入や補償・給付などの手続きを行うことが可能となっています。

建築現場ではその他の業種に比べ、電工工具等を起因とする事故や高所からの転落など事故率が高くなっています。建築現場では雇用形態を持たない一人親方が多く、労働者を守るための制度として不公平感解消のため特別加入という制度が設けられているのです。

実際に同業者では新築防腐防蟻の現場で、大引から転落して骨折された方を知っています。勿論、事故でケガをしないことが重要ですが、万が一もあるのです。そうした場合、安心のなるのが今回更新した一人親方の労災保険特別加入です。今年もきちんと更新しましたので、今後もケガが無いよう現場に向かいたいと思います。

| | コメント (0)

2022年3月 4日 (金)

ワクチン接種

ワクチン接種 昨日は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)予防接種の3回目を、かかりつけのクリニックで筋注してもらいました。このクリニックでは1回目、2回目ともに接種していますが、これまでは電話で簡単に予約が取れましたが、この3回目からは普段から受診していることが条件となっています。一昨日接種券がやっと届き、通常の受診と併せてワクチン接種の予約を取ろうとしたところ、当日接種が可能とのことから接種しました。

接種したその日の日中は特に何もありませんでしたが、夜から熱が徐々に出始め就寝直前には37度後半に達しました。ロキソプロフェンを服用し、問題なく就寝できました。翌日は朝から微熱がありましたが、特に薬を服用することなく過ごしましたが、午後からは38度を超える発熱がありました。そこでアセトアミノフェンを服用、37度前後の微熱でしたが再び夜になると発熱がありました。免疫応答なので、解熱剤で対応するしかないですね。

翌日にはセミナー講師を予定していますので、当日発熱がある場合にはロキソプロフェンを服用する予定です。それまではアセトアミノフェンを服用しながら、体調を整えたいと思います。ちなみに有効期限が切れているワクチンですが、現在は延長されて使用できるそうです。

| | コメント (0)

2022年3月 3日 (木)

資料送付

アフリカヒラタキクイムシ被害 これまでに何度がご紹介している住宅医セミナーでは、シロアリ対策をメインにお話しさせていただきます。最後に一つだけシロアリ以外の家屋害虫についてご紹介させていただく予定です。それがアフリカヒラタキクイムシです。

国内種であるヒラタキクイムシは、合板に被害を与える害虫として知られていました。しかし合板にホルムアルデヒドが使われるようになり、それとともに被害は激減しました。その後、ホルムアルデヒドがシックハウスや化学物質過敏症などの原因物質の一つとされ、合板にホルムアルデヒドが使用されなくなりました。

それとともに、ヒラタキクイムシの被害が復活するようになりました。20年近く前から、これまでのヒラタキクイムシ被害より甚大になる事例が報告し始めました。これが外来種のアフリカヒラタキクイムシです。名前のとおり原産はアフリカですが、現在猛威を振るっているのは東南アジアです。東南アジアで生産された合板が国内で流通するため、国内で被害が広がっているのです。

メーカーさんは製造時に熱をかけているので死滅するとコメントされますが、製造後の保管時や移動時に入る可能性もあります。そうなると商品を納入するまでがメーカー責任と考えがちですが、どの段階で入ったのかわからないため責任の所在を明確化できないのです。結局、お施主さまと直接関わるハウスビルダーさんが責任を取らざるを得なくなります。アフリカヒラタキクイムシに関する情報は圧倒的に少ないのが現状ですので、少しでもご紹介したいと考えています。

| | コメント (0)

2022年3月 2日 (水)

鋭意作成中

ベタ基礎に構築された空中蟻道 週末に予定している、一般社団法人住宅医協会が主催の第13期住宅医セミナーに向けて資料を鋭意作成中です。一般的とされている知識はお持ちなので、実際の現場ではどのようなことが起こっているのか、事例を紹介しながらシロアリ対策について考えてもらうことを意識した内容となっています。

その中でやはりポイントとなるのがベタ基礎で、ベタ基礎ではシロアリは侵入できないと考えておられる方が殆どです。しかし実際の現場と対峙すると、ベタ基礎であってもシロアリが侵入する事例は多くあります。右の写真はその典型的な事例の一つで、ベタ基礎の中央部に空中蟻道(群飛孔)が確認されています。右上にはベタ基礎でよく見られる、鋼製束です。

シロアリを理解していない方からすれば、この立ち上がった土はシロアリが構築したものと思わないでしょう。クロアリや他の昆虫などが、構築したものと勘違いすることが殆どです。ましてやこの空中蟻道を壊してもシロアリは出てきませんので、シロアリが構築したものとは微塵にも思わないのです。セミナーでは空中蟻道の事例を紹介し、その目的、用途などを説明した上でこの群飛孔についても説明する予定です。

薬剤大量散布しか考えていないシロアリ防除業者からすると、だからベタ基礎でも薬剤散布が必要と主張するでしょう。しかし実際にこの物件で薬剤処理が必要と判断される場所は限定的で、部分処理で十分対応可能です。無駄に薬剤を撒くのは、無駄に費用を出すことに繋がりますので、よく考えてから判断されることをお薦めします。

| | コメント (0)

2022年3月 1日 (火)

2022年3月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイト2203トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、蟻道内で活動するヤマトシロアリのニンフです。

ニンフとは職蟻(働きアリ)が分化したもので、羽アリの一つ手前の状態です。腹部が肥大化するとともに翅芽や翅鞘を有しており、これが最終脱皮すると翅の部分となります。コロニーが成熟するとこのニンフが増えますが、大きく分けて二つの理由があります。羽アリを発生させることで新たなコロニーの創設させることが一つ目の理由で、もう一つはリストラです。餌場の環境が生息数と合わなくなった場合に、生息数調整のため羽アリを発生させます。

いずれにしても来月の後半には羽アリの発生が始まりますが、熱源のあるような場所では4月上旬に発生する場合もあるので注意が必要です。羽アリが発生した場合数日で収まりますが、これでシロアリがいなくなった訳ではありません。羽アリはコロニーの中の僅かでしかありませんので、大多数は引き続き活動し被害を与えます。

シロアリ対策の基本は、シロアリ調査で侵入経路と生息範囲を特定し、効果的な対策を立案することです。協会仕様書の基づけば、薬剤大量散布による絨毯爆撃となります。これではお住いの方への薬剤曝露リスクが上がりますので、当社ではお薦めしていません。当社では必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除処理を実施することを基本としています。その上で侵入防止対策をどうするのか、相談した上で決めていきます。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考いただきますようお願いいたします。

| | コメント (0)

« 2022年2月 | トップページ | 2022年4月 »