« 2022年3月 | トップページ | 2022年5月 »

2022年4月30日 (土)

花壇から発生したヤマトシロアリ羽アリ

ヤマトシロアリ羽アリの発生した花壇 昨日は、兵庫県内にある施設にお伺いしました。施設内にある花壇から羽アリが発生したとのことで、現地調査及び対策立案のためお伺いした次第です。

羽アリが発生した花壇ですが、枠に枕木が使用されています。枕木には僅かですが、ヤマトシロアリによる被害が確認されました。発生した羽アリの落翅は確認されませんでしたが、発生状況及び時期を考慮するとヤマトシロアリの羽アリで間違いないと思います。

庭にシロアリが生息しているのは一般的で、建物から離れていれば特に何もしなくても問題ありません。しかしこの物件は施設で、羽アリの確認された花壇は道路から見える状態にあります。過去にも同様な事例があり、近隣から羽アリ対策を実施するようにとお願いされるケースが多くなっています。当該物件では建物に隣接する場所で被害も確認されていることから、適切なシロアリ対策が必須と判断しました。

シロアリ駆除については、地中にあるコロニーを意識した処理を行う予定です。問題は建物ですが、鉄骨+逆ベタ基礎構造(床下のない平面全体をコンクリートで覆った基礎構造)あることを考慮すると薬剤処理はナンセンスです。躯体が被害を受ける訳ではなく、あくまで内装の木部に対して被害リスクがあるだけですので、薬剤曝露リスクを考慮すると薬剤処理はコストも非常に高く、効果的な対策ではありません。

このようなケースでは定期的な点検調査が有効ですが、鉄骨+逆ベタ基礎ですので目視点検調査だけでは不十分です。そのため、非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を行い、早期発見早期対応に努めるシロアリ対策を実施したと考えます。

| | コメント (0)

2022年4月29日 (金)

鉄骨建築物で発生したヤマトシロアリ羽アリ

鉄骨建築物で発生したヤマトシロアリ羽アリ 昨日は他地域のシロアリ防除業者さんからのご紹介で、大阪府内の物件にお伺いしました。とある施設で、通用口のドア枠から羽アリが発生したとのことです。

早速現場で調査を行うと、落翅が確認されました。この時期ですので、当然ながらヤマトシロアリの羽アリが落とした翅でした。問題はこの施設が鉄骨構造であることで、今のところ幸いにも室内側木部に被害がありません。適切な処理で対応は可能ですが、オーナーさまからは建物全体についてシロアリ対策を行いたいというご相談をいただきました。

建物図面を確認し、侵入リスクがどこにあるかを説明し、その上で考えうるシロアリ対策を説明させていただきました。その中で実効性があるのは、非破壊シロアリ探知機を用いた点検調査です。早期発見を目的に点検調査を行い、シロアリの侵入及び生息が確認された段階で必要最小限の薬剤量で対処すれば問題ありません。

この施設ではできれば薬剤を使用したくないという背景もあり、当社の点検調査システムにご理解をいただきました。近日中に具体的な提案書を提出し、実行したいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月28日 (木)

発生数は少ないようです

少なかったライトトラップへの捕獲 昨日は毎年羽アリで苦労している、大阪府内の物件にお伺いしました。先日床下にライトトラップを設置した店舗で、25日に室内側でヤマトシロアリの羽アリが発生したとのことからお伺いしました。

ライトトラップに捕獲されたヤマトシロアリの羽アリは数十匹で、オーナーさまからの聞き取り調査では比べものにならない程、羽アリが発生したとのことです。この結果から、床下で発生している可能性は低いものと考えられました。

この物件は元々住居だったところを、店舗にリフォームしています。その際、床下がほとんどない転ばし床構造となったため、床下の状況がわかりません。勿論、図面もありませんので、構造がどのようになっているのかわからないことが最大の問題点です。

床下側から発生しておらず、壁面には被害ないことを考慮すると、基礎の外側で基礎モルタルの内部を通っているものと考えました。基礎化粧モルタルであれば、非破壊シロアリ探知機ターマトラックを用いて点検調査すればわかります。しかしこの物件では化粧モルタルの上に結構な厚みのタイルを意匠として貼り付けられているため、ターマトラックは非対応となります。

今回、室内側から外壁にあると想定する隙間に対して薬剤処理を実施しました。結果は来年になりますが、羽アリの発生が止まることに期待したいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月27日 (水)

窓枠から発生したヤマトシロアリ羽アリ

窓枠で確認された落翅 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。窓枠から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査のためお伺いした次第です。

早速現場で調査を実施した結果、窓枠周辺でヤマトシロアリの落翅を確認しました。窓枠には被害や群飛孔は確認されましたでしたが、おそらく窓枠の隙間から這い出てきたものと考えられました。

この物件は昨年店舗兼住宅で、1階のほとんどが店舗です。上階が住居部分で、1階にはトイレや浴室、洗面など限定的なスペースとなっています。昨年リフォームを実施したそうで、ハウスビルダーさんによると浴室解体時にシロアリ被害が確認されたことからネオニコチノイド系薬剤を処理されたとのことです。

問題はこの浴室と羽アリの発生した窓枠が、少し離れていることです。これは浴室で被害を与えたコロニーと違うコロニーから羽アリが発生したものと考えられました。ネオニコチノイド系薬剤には伝播性があり巣まで駆除するという謳い文句がありますが、コロニーが違えば、たとえ近いコロニーでも駆除できないことを表しています。基本はコロニーの位置を推定し、適切に処理するシロアリ技術者の技量が問われるのです。大量散布したからといって、シロアリ駆除ができる訳ではありません。

| | コメント (0)

2022年4月26日 (火)

壁の隙間からヤマトシロアリ羽アリ発生

壁内で確認されたヤマトシロアリ羽アリ死骸 昨日は壁の隙間から羽アリが発生したとご連絡をいただいた、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。この物件は1階が店舗で、2及び3階が住居となっています。羽アリが発生したのは、1階壁面、2階壁面及び3階ベランダと広範囲に渡っています。

1階は元々駐車場であったところを店舗にされていることから、土間コンクリートの上に新しく床が組まれた状態にあります。そのため、床下はありません。壁面に点検口が確認されたことから、内部を目視確認するとヤマトシロアリの羽アリの死骸が確認されました。

恐らく土間コンクリートにある隙間やクラックなどから侵入したものと考えられます。壁内には被害ないことから、コロニーは地中にあると判断されました。この状態の場合、コロニーの駆除にはかなりの創意工夫が必要です。

ちなみに2階や3階のヤマトシロアリ羽アリ発生は、各々コロニーが異なるためそれぞれに対応が必要です。こちらは機会があればご紹介したいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月25日 (月)

蟻道構築

蟻道構築 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした京都府内の物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、リフォーム計画中の案件とのことです。

床下側からの点検調査では、浴室を中心に被害が確認されました。浴室入口土台部分は腐朽と蟻害が確認され、ほぼ消失した状態にありました。その他の箇所では、写真のとおり隣接する脱衣場で基礎面に蟻道の構築が確認されました。

ちなみに浴室は今後どうするか検討中とのことですが、小員は在来工法の浴室を撤去、ユニットバス化を提言しました。その場合、在来浴室を撤去時に薬剤対策を施せば十分で、その他の箇所については定期的な点検調査で対応可能な旨を提案させていただきました。その背景には、お施主さまが化学物質に対して少し苦手とのことを考慮させていただきました。

使用している薬剤は安全とPRするシロアリ防除業者が多いようですが、大量散布すれば薬剤が曝露され安全でなくなることがあるので注意が必要です。大量散布一択のシロアリ防除業者は、お住いの方の安全に配慮されていませんので、ご注意ください。

| | コメント (0)

2022年4月24日 (日)

トイレで発生したヤマトシロアリ羽アリ

トイレで発生したヤマトシロアリ羽アリ 昨日はいつもお世話になっている設計コンサルトの先生からの紹介で、京都府内の物件にお伺いしました。飲食店舗内で、一昨日に羽アリが発生したとのことです。

飲食店のオーナーさまは以前勤められていた店舗で、ヤマトシロアリ羽アリの発生を経験されているとのこと。現場で羽アリ死骸を確認すると、ヤマトシロアリの羽アリであることを確認しました。

この店舗は古民家をリフォームしたもので、羽アリの発生は離れのトイレです。直接店舗に影響があるわけではないため、不幸中の幸いです。本格的な駆除処理は別途実施する必要はありますが、とりあえず羽アリ発生の抑制を行う処理を行いました。

店舗のシロアリ駆除を行う場合には、シロアリの生態、薬剤の特性を生かした処理が必要です。シロアリのコロニーを駆除しなければ、何度も被害と羽アリの発生が繰り返されてしまいます。シロアリ駆除はマニュアルでできるものではなく、現場を見て対処すべきものなのです。

| | コメント (0)

2022年4月23日 (土)

構造が招いた被害

ややこしい構造でのシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム計画のため室内を確認した際、床が沈んでいることに気付かれたとのこと。その部分を捲ったところ、大量のシロアリが確認されたそうです。更に床を撤去したところ、被害とシロアリが全面に確認されたことから、シロアリ対策立案のためお伺いした次第です。

この建物は非常に厄介で、現在は店舗となっています。しかし建物自体は長屋で、何度もリフォームが行われているようです。シロアリが確認されたのは、部屋の一部となっています。建物の殆どに土間コンクリートが打設され、店舗として使用されていたためその部分は床が直貼りです。問題は被害の確認された床で、土間コンクリートが打設されていません。土壌が露出しているのに、転ばし床という絶対にしてはいけない構造です。

この後のリフォームはシロアリ対策実施後、土間コンクリートを打設する予定です。ややこしい構造ですが、適切なシロアリ対策を立案し提案したいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月22日 (金)

非破壊シロアリ点検調査

非破壊シロアリ点検調査 昨日は基礎外断熱構造の物件に、シロアリ点検調査でお伺いしました。継続的にお伺いしている物件で、今年で満14年となります。

当該物件では、14年前に基礎の屋外側で大量の羽アリが発生しました。ハウスビルダーさんが発生当初、羽アリの発生した基礎外断熱の化粧モルタル側を一部を剥がし、そのタイミングでシロアリ調査を実施しました。断熱材内部では縦横無尽に蟻道の構築と被害が確認され、胴縁を垂直方向に侵入している様子が確認されました。

基礎外断熱の欠点は、ベタ基礎ではシロアリは侵入できない、乾燥していればシロアリは生息できないという生態の誤った知識が原因です。設計された方がシロアリの生態を理解せず、環境に対応できる昆虫であることを理解していなかったことによる悲劇と言っても過言ではありません。

近年の基礎外断熱構造ではターミメッシュシステムを採用することで、シロアリ対策が実施できています。しかしターミメッシュシステム不採用の基礎外断熱では、シロアリ侵入リスクが高いため注意が必要です。

ちなみにこの物件では、発生初年度に基礎外断熱面から必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除を行っています。お施主さまの希望から予防処理は実施せず、シロアリ監視ステーションの設置及び点検管理、非破壊シロアリ探知機を用いた点検調査を定期的に実施しています。今回の点検調査でも、監視ステーション内及び基礎外断熱内部へのシロアリの侵入等は確認されませんでした。これまでにシロアリ監視ステーション内へシロアリが侵入することはありましたが、基礎外断熱面及び家屋には侵入しておらず適切と管理できています。今後もこの状態が続くよう、点検調査を実施していきたいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月21日 (木)

薬剤注入処理

薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。リフォームの解体中にシロアリ被害が確認された物件で、先日シロアリ調査を実施しています。

建物のうち約1/3の床が撤去されており、当該床組でシロアリ被害が確認されました。残りの2/3は内装のみリフォームのため、床組は触りません。その理由として、十数年前にリフォームされ比較的新しい床組とのことです。当該部分についても前回調査を実施していますが、こちらもシロアリ被害が確認されました。

当該箇所は元々床下の土が露出している一般的な床下でしたが、前回リフォームの際に土間コンクリートが打設されたようです。シロアリはその土間コンクリートの接合部から侵入し、床組に被害を与えていました。

今回は床下部及び開放部のシロアリ被害部に対して、薬剤注入処理を実施しました。またお施主さまから予防的措置を希望されたことから、部分的に侵入防止のため薬剤処理を実施しました。勿論、お住いの方の安全のため、薬剤使用量は最小限としています。

| | コメント (0)

2022年4月20日 (水)

定期点検調査

定期点検調査 昨日はシロアリ定期点検調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は、5年前にシロアリ対策でご相談をいただいた物件です。前回調査から5年が経過したことから、お施主さまから床下点検調査依頼をいただき、お伺いさせていただきました。

床下側から点検調査、床下側から点検調査できない箇所について非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査した結果、現時点でシロアリの侵入、被害及び生息は確認されませんでした。写真で見ておわかりのとおり、この物件はベタ基礎です。極めてシロアリが侵入しにくい構造ですので、当社では薬剤処理によるシロアリ対策はお薦めしていません。

シロアリが極めて侵入しにくい構造の場合、当社では薬剤処理ではなく定期的な点検調査をシロアリ対策としてお薦めしています。シロアリが侵入してこないのに、薬剤処理を行うのは明らかに過剰な対策です。費用が低額があれば問題ありませんが、シロアリ予防処理は結構な金額となります。薬剤処理をしなくてもシロアリが侵入しないのであれば、薬剤処理は明らかに対費用効果の悪い対策なのです。

定期点検調査を毎年実施する場合、ベタ基礎構造では明らかに過剰な対策です。間隔を広げても問題なく、当社ではお施主さまに委ねています。お施主さまからご相談をいただいた場合、最適な点検調査の間隔をお薦めします。点検調査費用が多少なりともかかりますので、無理のない範囲で実施していただくようお願いをしています。

| | コメント (0)

2022年4月19日 (火)

玄関ドア枠

玄関ドア枠シロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。玄関ドア枠に穴が開いた状態になっていることから、シロアリではないかと調査依頼をいただきました。

早速現場で確認すると、穴の中には蟻道がありシロアリ被害であることが確認されました。これはよくある現象で、玄関の構造で侵入のし易いが変わります。原因ははっきりしているので、対処方法に問題はありません。

ちなみにこの物件は、パッシブソーラーシステム構造の住宅です。そのため、床下に薬剤を散布するのは厳禁です。どんなに安全とされている薬剤であっても、揮散した殺虫成分や使用されている有機溶剤が、強制的に室内に流入しお住いの方が曝露します。水性薬剤であっても、凍結防止剤は有機溶剤ですので当然注意が必要です。

化学物質過敏症やシックハウス症候群は、微量の化学物質を長期間に渡って吸い込むことで発症すると言われています。薬剤の大量散布は百害あって一利なしで、シロアリ対策は少量の薬剤でも十分対応可能であることをご承知おきください。

| | コメント (0)

2022年4月18日 (月)

薬剤を届ける

薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件ではシロアリ調査が実施済で、板張り外壁にシロアリ被害が確認されています。

問題はこの物件の構造で、床下の高さが殆どない転ばし床構造です。一部被害の確認された部位について、ハウスビルダーさんによって撤去されています。その部分を調査した結果、柱の一部が地中にまで入り込んでおり、シロアリが容易に侵入できる構造となっています。ハウスビルダーさんによると、普段大規模な建物の設計を行う建築士の先生が行っており、一般木造住宅は殆ど設計されていないようとのことです。

そのため駆除処理には、建物構造を想定しながらの処理となります。被害部からどのような経路で侵入しているかを想定し、その経路に対して薬剤を届けるよう処理を実施しました。それにしても意匠を優先した設計には困りもので、劣化対策に対応できる構造でお願いしたいものです。

| | コメント (0)

2022年4月17日 (日)

捕獲結果から立案予定

床下に設置したライトトラップ 昨日は継続してヤマトシロアリ対策にお伺いしている、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件はこれまでに何度か、羽アリが発生している厄介な店舗です。

この物件は2017年に玄関で羽アリが発生、その年に部分駆除処理を実施しています。翌年には羽アリの発生は確認されず無事に駆除が完了しましたが、その翌年、2019年には玄関と全く離れた箇所で数匹の羽アリが発生しました。翌年2020年の4月に床下点検口を新設してもらい床下を確認した結果、転ばし床で床下の高さが最大でも15㎝、通常部分では10㎝以下しかないことが確認されました。この物件はベタ基礎の床下を有する鉄骨構造で、床下換気口が無くねこ土台でもない、所謂換気のできない床下です。元々は居住空間であったところを店舗にした際、リフォーム時に転ばし床にしたものと考えられました。

できる対策として発泡施工を選択、処理を行いました。しかし、同年5月には数匹の羽アリの発生が再び確認されました。こうなるとできる対策に限界があります。屋外壁面に隣接する植え込み部分に土壌灌注処理を実施しましたが、翌年2021年には再び、少量の羽アリが室内で確認されました。

そこで今年は床下でどれだけの羽アリが発生しているかを調査するため、床下にライトトラップの設置を行いました。これで床下空間に侵入した羽アリの数が把握できるものと考えられます。その結果を元に、次に取れる対策の立案を行いたいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月16日 (土)

2階で発生した羽アリ

ユニットバス天井裏で確認された落翅 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。10数年前にリフォームした物件で、5年前から2階で羽アリを見かけるようになったとのことです。

羽アリの発生が確認された洋室を点検調査した結果、被害や群飛孔は確認されませんでした。丁度この部屋の下にあるのが洗面で、その隣は浴室となっています。ちなみにこの物件は鉄骨と木造のハイブリッド構造で、逆ベタ基礎のため床下はないとのこと。洗面を点検調査した結果、被害等は確認されませんでした。浴室はユニットバスにリフォームされたことから、天井点検口から点検調査を行いました。ユニットバス天井部分では、過去に発生したヤマトシロアリ羽アリの落翅が確認されました。

天井裏での落翅状況を確認すると、ほぼユニットバスの天井裏で確認されたことからこの付近で発生したものと考えられました。反射鏡を用いてユニットバス壁内を点検調査を実施し、発生想定箇所を特定しました。これらの結果から、具体的なシロアリ対策を立案及び提案したいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月15日 (金)

構造的な問題が招いたシロアリ被害

構造的な問題が招いたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件でシロアリ被害が確認されたことから、シロアリ調査でお伺いしました。

この物件は店舗で、建物自体は結構年数が経過しています。何度もリフォームが繰り返されていることから、単純な構造ではありません。元々は石場建て構造であったものに、モルタルで強引に基礎を作っているような構造です。

シロアリ被害は土台部分で確認されましたが、シロアリの姿は見えません。シロアリの姿が確認されていないからと、シロアリ対策を実施せずリフォームを進めてはいけません。解体時に地中に逃亡した可能性が考えられるためです。シロアリの巣系(コロニー)は地中にあるケースが多く、解体などのストレスを受けると地中の巣系に逃亡します。

適切なシロアリ対策を実施しなかった場合、リフォーム終了から数年後に再侵入する事例を多く見ています。そのためシロアリ被害が確認された物件では、適切なシロアリ対策が必要なのです。当該物件でどのような対策が有効かを立案し、提案したいと思います。ちなみに一般的な薬剤大量散布は過剰な対策ですので、当社では提案対象外です。

| | コメント (0)

2022年4月14日 (木)

新たな侵入はありません

古いシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、奈良県内の物件にお伺いしました。古民家購入予定のお施主さまからの依頼で、シロアリ調査が今回の案件です。

床下側から点検調査を実施した結果、現時点でシロアリの侵入及び生息は確認されませんでした。シロアリ被害はありましたが薬剤注入処理跡が確認されており、新たな侵入に伴うシロアリ被害ではありませんでした。

取り急ぎシロアリ対策を施す必要はありませんが、今回お伺いした地域では地下水が豊富です。建物構造は土壁、石場建ての伝統工法で床下の通気性は極めて良好ですが、湿気の高い状態にあります。そのためシロアリ侵入リスクが高いため、それに対応できるシロアリ対策が必須です。薬剤処理も選択肢の一つですが、定期的な点検調査も選択肢の一つです。この場合、点検調査はベタ基礎構造に比べ、点検調査の間隔を少し短めに設定する必要があります。これらを纏めお施主さまに提案したいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月13日 (水)

薬剤もシロアリも知らない駄施工

薬剤もシロアリも知らない駄施工 昨日アメリカカンザイシロアリ対策のためお伺いした現場で、確認された事例をご紹介したいと思います。それが右の写真です。

これは地元のあるシロアリ防除業者が、アメリカカンザイシロアリ対策の処理跡です。2階の柱に穿孔を行い、薬剤注入処理された跡が確認されました。果たしてこの処理に、妥当性があるかどうかの見解を述べたいと思います。

柱に対して穿孔を行った上で薬剤注入処理を実施していますが、処理された方の感覚では木材に薬剤を浸透させたイメージでしょう。特殊な加圧注入機器を用いていれば、多少なりとも木材中に薬剤は浸透するでしょう。しかしそのような加圧注入機器を用いた場合、圧に負けて木材が割れてしまいます。この木材に割れが確認されていませんので、特殊な加圧注入機器で処理されたものではありません。一般的な処理機器であれば、木材中に薬剤は表面から数mm程度しか浸透しません。これは研究員時代に分析を行い、薬剤が浸透しないことを確認しています。

何故このような処理を行うのかと言えば、これまでのヤマトシロアリにおける対策から来ているものと考えられます。シロアリ駆除創成期にこのような互い違いに穿孔を行い、穿孔箇所から薬剤注入処理を行う手法が効果的とされた名残です。残念ながら薬剤は浸透しませんので、薬剤もシロアリも知らない駄施工です。

| | コメント (0)

2022年4月12日 (火)

ややこしい場所

ややこしい場所での糞の堆積 昨日はアメリカカンザイシロアリ対策のため、広島県内の物件にお伺いしました。賃貸物件のオーナーさまからのご依頼で、2月にもお伺いしています。その際、入居者さまのご都合で処理できなかった物件で、対策を実施しました。

この物件は初めて処理させていただくのですが、オーナーさまに聞くと地元のシロアリ防除業者に処理して貰ったことがあるとのことです。本来であれば、アメリカカンザイシロアリがよく侵入する小屋裏での調査及び駆除処理を実施したいところでしたが、既に日中の気温が25度近い状態ですので、小屋裏での作業は断念しました。

室内側ですが、色々な箇所でアメリカカンザイシロアリの糞の堆積が確認されました。排出状況からするとかなり以前から生息しており、意外と被害の進行している箇所も多く確認されました。厄介なのが家具の奥での事例やトイレ便器裏での事例などややこしい場所での糞の堆積が確認され、薬剤注入処理では少し苦労しました。とりあえずできる箇所のみ処理を行いましたが、来年も継続して処理を行う予定です。

| | コメント (0)

2022年4月11日 (月)

湿気と関係なく

上枠にまで広がったシロアリ被害 右の写真は、先日シロアリ対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。納屋の出入口シャッターの枠に、シロアリが構築した蟻道が確認されています。上枠にもシロアリ被害が確認されており、薬剤注入処理を行った際、被害内部から流出するヤマトシロアリが確認されました。

ちなみにこの上枠は、2メートルを超える高さとなっています。一般的にシロアリは高さ1メートルぐらいしか上がらないとされているため、建築基準法では地面から1メートルまで、協会仕様書では基礎天端から1メートルまで薬剤処理するよう決められています。これはこの程度しか上がらないだろうという、希望的観測でしかありません。

雨漏れなどがあれば高所にまで上がることは知られていますが、雨漏れがなくても上がります。基礎外断熱構造では、雨漏れがないのに3階まで上がり小屋梁に被害を与えていました。当該事例でも雨漏れがないものの、上部にまで被害を与えています。固定概念に縛られると、シロアリの動きを見逃すので注意が必要です。

| | コメント (0)

2022年4月10日 (日)

オレンジの床組

新築時の薬剤処理の着色 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。新築後10年が経過した物件で、ハウスメーカーから頻繁にシロアリ再消毒の実施を勧められているとのこと。本当に薬剤処理が必要なのかとお考えのお施主さまが、知り合いの建築士の先生に相談されたところ、当社をご紹介いただきシロアリ調査にお伺いした次第です。


早速床下側から点検調査した結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。床下側から点検調査できない玄関周辺の壁内等は非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を実施、いずれもシロアリの侵入等は確認されませんでした。


床下側から点検調査した際、床組についてオレンジの着色が確認されました。これは新築時に処理された木部処理剤に含まれる着色剤の色です。着色剤は紫外線で分解されますが、床下では紫外線が入らないため分解は非常に緩やかです。しかし薬剤はこの時点でかなり消失しており、残効性はほぼないものと考えられます。


だからと言って薬剤処理が必要かと言えば、そうではありません。この物件ではベタ基礎構造で、比較的シロアリの侵入し難い構造です。ベタ基礎構造でシロアリの侵入し易い箇所と言えば玄関周辺になりますが、図面を確認し侵入リスクが低いことを確認しています。この結果から、薬剤処理によるシロアリ対策よりも、定期的な点検調査で対応十分と判断しました。薬剤処理のデメリットは、お住いの方への薬剤曝露リスクと施工費用が高額であることです。定期的点検調査では、薬剤曝露リスクはゼロで、点検費用も高額ではありません。毎年点検費用すれば費用が嵩むと主張される方がおられますが、この構造では毎年の点検調査は過剰な対策です。無理のない範囲で点検調査すれば十分なのです。


 

| | コメント (0)

2022年4月 9日 (土)

活動中

活動中のヤマトシロアリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内にあるリフォーム中の物件にお伺いしました。シロアリ被害らしきものが確認されたとのことから、シロアリ調査でお伺いしました。

早速現場で調査をした結果、浴室土台でシロアリ被害を確認しました。被害の一部を崩して確認した結果が右の写真で、活動中のヤマトシロアリが確認されました。羽アリになる個体であるニンフの数が少ないので、これまでに羽アリは発生していないものと考えられました。お施主さまからの聞き取り調査でも、羽アリの発生は記憶にないとのことです。

シロアリが生息していると羽アリが必ず発生するとお考えのかたが多いようですが、シロアリが生息していても羽アリが必ず発生するという訳ではなく、発生しないケースのほうが多いと考えています。

羽アリが発生する目的は種の保存で、羽アリが翅を落とし落翅虫となった後、ペアリングし営巣することで新たなコロニーを創出します。羽アリを発生させる要件としてコロニーの成熟度合いや生育環境が挙げられ、コロニー内の数が増え過ぎた場合や生育環境が悪い場合に羽アリを発生させることで、コロニー内の生育数調整を行います。逆に生育環境が良ければ羽アリは発生しませんので、今回の事例はこれに該当します。羽アリが発生する状態は、かなり被害が進行している場合が多いので、定期的なシロアリ調査が重要なのです。

| | コメント (0)

2022年4月 8日 (金)

解体時に確認されたシロアリ

シロアリの確認された箇所 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、京都府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の店舗兼事務所で、解体中にシロアリが出てきたとのことからシロアリ調査を行いました。

シロアリが確認されたのはコンクリートの上に転がされた土台で、調査にお伺いした時点ではシロアリの姿は確認されませんでした。土台のあった部分の土間コンクリートには、蟻道跡が確認されました。現時点でシロアリの姿が確認できないのは、解体と同時に地中のコロニーへ逃亡したためです。

被害はシロアリが確認された箇所から土台の水平方向へ、広範囲に確認されました。また垂直方向に対しても確認されており、1階天井付近にまで広がっている箇所もありました。問題は店舗兼事務所のため、土間コンクリートが打設されています。建物自体元々古いもので、何度もリフォームしていることから侵入経路は複雑となります。

対策としては少し難しく、リフォームの進行に合わせて対策を実施する必要があります。構造がややこしいだけに対策もこまめな対策が必要です。

| | コメント (0)

2022年4月 7日 (木)

捕虫紙検定

捕虫紙検定 昨日、一昨日と愛知県内で実施したアフリカヒラタキクイムシ対策を実施しましたが、帰社してからも作業は続きます。それが捕虫紙検定で、アフリカヒラタキクイムシの捕虫数及び天敵であるシロオビカッコウムシの捕虫数をカウントしています。

捕獲数の応じて、次年度の対策をどうするかを決めます。アフリカヒラタキクイムシの捕獲数が多ければ薬剤処理を実施しますが、少ない場合はモニタリングを継続します。これまでの薬剤処理実施の有無と捕獲数から、どの程度の数の捕獲で薬剤処理の判断をします。

またアフリカヒラタキクイムシの捕獲数だけでなく、シロオビカッコウムシの捕獲数にも注意します。シロオビカッコウムシの捕獲数とアフリカヒラタキクイムシの捕獲数のバランスを見ながら、薬剤処理の有無を判断します。

薬剤処理にはベネフィットもありますが、必ずリスクもあります。安全を考慮する必要がありますので、必ず薬剤処理する訳ではありません。

| | コメント (0)

2022年4月 6日 (水)

対策完了

2期連続捕獲数0 昨日は前日に引き続き、愛知県内でのアフリカヒラタキクイムシ対策でした。対策を開始した時期が少し異なるため比較は難しいのですが、今年で対策完了した物件が複数の住戸でありました。

アフリカヒラタキクイムシを捕獲、モニタリングするため天井裏と小屋裏に設置、毎年春に捕虫ランプと捕虫紙を交換しています。捕虫紙の交換時に、アフリカヒラタキクイムシや天敵であるシロオビカッコウムシの捕虫数を計測しています。

対策完了の目安として、薬剤未処理で2期連続して捕獲数が0になった場合としています。今回で対策完了となった物件が、複数住戸となりました。対策開始からいずれも10年が経過しており、ピーク時には期中100匹以上の捕獲が確認されました。

ある物件ではフローリングに虫孔及び虫糞が確認されましたが、数箇所の被害でした。これら箇所には化学的防除と物理的対策を組み合わせて処理を行い、処理以降発生は収まっています。その時でもライトトラップには多数のアフリカヒラタキクイムシが捕獲されていました。

アフリカヒラタキクイムシの発生源は、土壁の中に使用されている竹小舞です。室内側に被害がない或いは少ないのに、虫体をよく見かけるのは、建物に使用された部材から発生しています。室内側の見える部分の薬剤処理を行うだけでは不十分です。きちんとモニタリングを行い、生息状況を把握した上で対策を立てる必要があるのです。

対策開始から10年以上経過しても発生が収まらないのが、アフリカヒラタキクイムシの特徴です。対策が長期に渡る可能性があることをご理解いただくと共に、初期対応が最も重要であり素人療法が更なる長期化を招きますのでご注意ください。

| | コメント (0)

2022年4月 5日 (火)

対策開始13年目

ライトトラップによるモニタリング 昨日はアフリカヒラタキクイムシ対策のため、愛知県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件ですが、今回からとある理由によりハウスビルダーさんの手から離れて対応することとなりました。

お施主さまからご相談をいただいたことからのお付き合いで、この物件では対策開始から13年目となります。実際にはフローリングに虫孔及び木粉(虫糞)及び室内での飛翔等が確認され、ハウスビルダーさんによってフローリングの交換、家庭用燻蒸剤(バルサンやアースレッド等)を何度か処理されたようですが、これが何年か続いたそうです。そこでお施主さまからご相談をいただいているので、実際にはアフリカヒラタキクイムシが発生してから15年以上経過していることとなります。

モニタリング用としてライトトラップを設置していますが、昨春からの捕獲状況からするとまだまだ発生は継続しています。何故この物件では長期間に渡ってアフリカヒラタキクイムシが発生しているかというと、建物構造にあります。大壁構造ですが、内部は小舞竹に土壁という構造が理由です。この竹にアフリカヒラタキクイムシが生息しているため、発生が長期間に渡って続いているのです。

薬剤処理と組み合わせ、ライトトラップでモニタリングしながら対応しています。この物件では天井裏や小屋裏があるため、薬剤処理は可能です。別の事例になりますが、小屋裏のなく小舞竹を使った物件でアフリカヒラタキクイムシの繁殖している物件があります。小屋裏がありませんので薬剤処理ができずライトトラップによるモニタリングを実施していますが、年間の捕獲数は今回お伺いした物件とは比較にならない程捕獲すれています。その差は1桁ではなく2桁近く差があることを考慮すると、薬剤処理の効果は出ていると判断できます。いずれにしても、できる限りの対策を継続していく予定です。

| | コメント (0)

2022年4月 4日 (月)

侵入所望

ブリングボックス再設置 右の写真は、先日イエシロアリ対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。この物件は飲食店舗で昨年の6月に羽アリが発生しました。羽アリはイエシロアリで、大阪市内ながら海岸線とは縁の無い場所です。

店舗のため床下のない構造で、羽アリは3階窓枠付近から発生したことからブリングシステムを採用しました。設置箇所では設置前に兵蟻が1頭ですが確認されたため、ブリングボックス内への誘導を期待しましたが、残念ながら誘導できませんでした。

その理由として、店主さまが市販の殺虫スプレーを群飛孔から大量に注入したことと考えられました。あらゆる箇所に誘引ポイントを設置しましたが、いずれも誘導できず越年となってしまいました。今年度のスタートとして、ブリングボックスを再設置するとともに、複数の箇所で誘引ポイントを設置しました。殺虫スプレーの残効性は消失しているものと考えられますので、ボックス内へ侵入してくれることを所望したいと思います。

| | コメント (0)

2022年4月 3日 (日)

怪しい箇所

浴室土台 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。浴室を中心としたリフォーム予定で、事前のシロアリ調査の依頼をいただきました。

床下側から点検調査した結果、現時点でシロアリの侵入、被害及び生息は確認されませんでした。写真は浴室土台部分ですが、一見怪しそうに見えますがシロアリ被害ではありません。過去に水漏れした跡が確認されていますが、シロアリ被害ではないため慌ててシロアリ対策を施す必要はありません。

在来工法の浴室をユニットバスにリフォームされる予定ですので、その際シロアリ対策を施す予定です。在来工法の浴室はその構造から、非常にシロアリの侵入し易い構造です。解体時にシロアリ被害をよく見かけますが、古い被害もあれば新しい被害もあります。新しい被害の場合、解体時のストレスで逃亡するケースもあります。シロアリが見えないからといって、安心してはいけないのが浴室です。

| | コメント (0)

2022年4月 2日 (土)

日の当たる場所

日の当たる場所に形成された蟻道 右の写真は、先日シロアリ駆除処理でお伺いした物件で撮影した1枚です。玄関入口枠の上部にまで蟻道が伸びています。この玄関は南東向きで、よく日の当たる場所です。

シロアリは光を嫌うとされていますが、飼育するとよくわかります。一般的な強さの光では何ともなく、よほど強い光を当てないと嫌がりません。シロアリは目が見えないと言われていることもあるので、光を嫌うというのは矛盾しています。正しくは空気の流入を嫌うので、通常空気の流入を遮断する蟻道を壊すと、修復又は放棄します。

この物件では雨漏れもないのに、入口枠上部にまで被害が広がっています。ヤマトシロアリは水を運ばないとされていますが、構築中の蟻道の先端は濡れた状態にありますので、湿らせた土を運ぶなどして水を移動させています。

またヤマトシロアリの羽アリに走光性(光に集まる性質)はないとされていますが、これは真っ赤なウソです。羽アリの発生する箇所でライトトラップを設置すると大量に捕獲できます。文献に頼り、現場の観察不測がこのようなミスを生むのです。同時にこのような通例を唱えるシロアリ防除業者は現場の観察不足に陥りますので注意が必要です。

| | コメント (0)

2022年4月 1日 (金)

2022年4月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイト2204トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、過去に撮影した1枚で、兵庫県内にある一般住宅の屋外基礎面で確認されたヤマトシロアリの羽アリです。

この物件はベタ基礎でしたが、室内の畳にシロアリ被害らしきものがあるとご相談いただいたことからシロアリ調査でお伺いしました。土台には加圧注入木材が使用されているため、被害はなかったものの、床板や根太などの床組に被害が確認されるとともに畳にまで被害が広がっていました。屋外基礎面に蟻道を構築しているのが、当該事例でのシロアリの侵入経路です。丁度羽アリの時期であったことから、タイミングよく群飛を見ることができました。

阪神間では4月下旬から5月中旬の正午前後に、ヤマトシロアリの羽アリが発生します。但し半月程度ずれを生じる事例もあり、パッシブソーラーシステム構造の家屋や熱源のある家屋の場合、早めに発生するケースもあります。発生時間も標準は正午前後ですが、群飛箇所と現認箇所が離れている場合、時間差を生じる場合があります。マンションでの事例は、午後7時に発生した事例もあります。

シロアリが生息していれば必ず羽アリが発生する訳ではなく、長らくシロアリの生息が確認されているものの、羽アリが発生しない事例は数多くあります。羽アリの発生有無にかかわらず、点検調査を実施し生息状況を確認することが重要です。そのシロアリ調査結果を元にシロアリ対策を立案しますが、協会仕様書は薬剤大量散布ですので当社ではお薦めしていません。

当社ではシロアリ駆除処理を基本としており、シロアリ調査結果から使用する薬剤の種類、処理濃度や処理量を最適化します。そのため、シロアリ調査結果から積算による見積を行いますので、定額という発想はなくオーダーメイドの対策が当社のスタイルです。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参照いただきますようお願いいたします。

| | コメント (0)

« 2022年3月 | トップページ | 2022年5月 »