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2022年12月25日 (日)

床下点検調査

侵入リスクの低い土間コンクリート 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。洗面の床がブカブカするとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

床下側から点検調査した結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。問題の洗面の床板ですが、合板の劣化で剥がれかけた状態でした。これが床がブカブカする原因と考えられました。

合板の劣化は経年によるものもありますが、主に湿気などの水分の影響が大きくなっています。水分は床下側が原因の場合と、床上の場合があります。当該物件の床下構造は、土間コンクリート打設ですので、床下側ではありません。恐らく床上での水分管理が悪いものと考えられたことから、入浴後の水分の拭き取り、乾燥に注意いただくようにお願いしました。

推奨するシロアリ対策ですが、定期的な点検調査で十分ですと回答させていただきました。土間コンクリートが比較的よい状態にあり、シロアリの侵入リスクは低いものと判断したとこが理由です。費用対効果が不明瞭な薬剤大量散布よりも、きっちりと早期発見に努めれば問題ないのです。

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