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2022年12月13日 (火)

毎年羽アリが発生する物件

大引に形成された蟻道 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。築年数が結構経過した物件で、リフォーム計画のためシロアリ調査の依頼をいただいた次第です。

この物件は若いご夫婦が依頼主で、元々親族の方が所有されていたとのことです。親族の方によると、毎年ではないものの羽アリは見かけたことがあるとのことです。床下側から点検調査した結果、広範囲にシロアリ被害と蟻道の構築が確認されました。おそらく羽アリは毎年発生していたものの、気がつかなかったケースや発生時に不在だったケースが考えられます。

問題は今後の対応ですが、床組の強度が劣化している箇所もあればそうでない箇所もあります。写真の部位では蟻道が張り巡らされていますが被害は軽微で床組を撤去交換までの必要はありません。今後どこまで床組を新しくするのか、設計事務所さんの計画と合わせてシロアリ対策を立案したいと思います。

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