確保されていない動線
右の写真は先日、シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件です。床下通気口(床下人通口)に、床下換気扇が設置されています。
この床下通気口は元々基礎の作り方が悪く、人通口部分が盛り上がっています。そこに床下換気扇を設置しているので人が通ることができず、人通口の役目を果たしていません。この奥の部屋ですが、元々掘り炬燵のある和室でしたが、リフォームによってこの元和室は侵入できない床下となっています。
床下でのシロアリ調査を実施するにあたり、重要なのは確保された床下動線です。確保されていない動線はありえません。そもそもこの場所に床下換気扇の必要はありません。この物件では、計9台の床下換気扇が設置されていました、そしてよくみるとわかりますが、床下補強金具まで設置されています。ちなみに大手シロアリ防除業者さんが床下換気扇や床下補強金具を設置したそうです。大手だからと安心していると、このような悪徳商法の餌食となるのでご注意ください。
| 固定リンク
« ワクチン接種 | トップページ | 2022年度総括 »
コメント