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2022年12月 9日 (金)

群飛孔

床下で確認された群飛孔 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で兵庫県内の物件にお伺いしました。シロアリ被害が確認されている物件で、前回シロアリ調査を実施しています。

この物件の問題点は、低床構造であるため床下側からの点検調査ができません。そのため被害の確認された周辺に床下点検口を新設していただき、対応させていただきました。問題はこれ以外にもあり、増築部分も床下に侵入できないことでした。その理由は増築時にフローリング化と併せて床暖房が全面に施工されていました。そのため、床下点検口が新設できないという問題点も発覚しました。

床下換気口からファイバースコープを用いて内部を確認すると、床下の高さは確保されていることが確認されました。それと同時に、床下土壌表面に空中蟻道(群飛孔)が確認されたことからシロアリ対策は必須と判断しました。

ハウスビルダーさんと相談し、床下換気口の縦格子撤去をしていただきました。シロアリフォーラムメンバーには床下換気口から侵入可能なメンバーもいるのですが、小員は体高があるため侵入することはできません。但し縦格子の撤去を行うと床下内の確認調査が可能で、遠隔にはなりますが施工も可能です。

その確認調査した様子が右の写真で、土壌表面には多数の群飛孔が確認されました。幸いだったのが、床組にはシロアリ被害や蟻道の構築は確認されませんでした。おそらく増築時床組に薬剤処理されたのではないか考えてられました。薬剤はいつもまでも残効性がある訳ではありませんので、この床下に対して遠隔ですが薬剤処理を施しました。

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