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2022年12月31日 (土)

2022年度総括

薬剤特性を生かしたシロアリ駆除 2022年もいよいよ今日1日を残すこととなりました。2020年から実質的に問題となった新型コロナウイルスですが、依然として終焉が見えない影響となりました。そこで、今年もまたこの1年を振り返ってみたいと思います。

今年は何十年振りに新剤が上市され、実質的に使用された初年度となりました。当社ではこれら薬剤について自社試験を実施しました。薬剤メーカーが提示する試験結果は、個人的に信用していません。その理由として、実際の現場を考慮した試験方法ではないからです。ですので当社では自社での試験を行い、薬剤の特性評価を実施しています。その結果を元に、どのように現場で使用すればよいのかをフィードバックしています。

右の写真はその薬剤を使用した結果で、床下側で極めて少量の薬剤を部分処理しています。薬剤処理2週間後の結果で、床上窓枠にヤマトシロアリ死骸が大量に堆積しています。特に窓枠周辺に被害が無かったのですが、非破壊シロアリ探知機でシロアリの活動は探知していました。ちなみに床下では基礎面に蟻道の構築がないというややこしい案件でしたが、想定される侵入経路への処理でこのような結果が得られました。

この結果に辿り着くまで、多くの試験を重ねました。その結果、実験に供試しているイエシロアリの巣を潰してしまうこととなりました。そのため、新たな巣の確保に頭を痛めることとなりました。薬剤は、その特性を生かした処理をすべきというのが当社のポリシーです。その結果、最小限の薬剤処理でシロアリ駆除ができるよう日々精進していきたいと思います。

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