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2022年12月 3日 (土)

床下側には

徹底的な調査が重要 昨日は住宅医スクールを聴講いただいた建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。掃き出し窓枠にシロアリ被害が確認されていた物件で、前回シロアリ調査を実施しています。

前回調査では和室にあった床下点検口から侵入したものの、基礎の人通口(床下通気口)が狭く点検調査できませんでした。過去に実施されたリフォームの際、キッチンにあった床下収納庫(床下点検口)が撤去されていたことから、今回新設いただき点検と併せて駆除処理を実施しました。

問題のシロアリ被害の確認された掃き出し窓枠の床下部分が、右の写真です。断熱材を撤去し、壁面部分を確認しましたが、シロアリの気配はありません。当然ですが基礎面に蟻道はなく、侵入した形成が床下側にはありません。

このようなケースでは外部侵入が考えら、犬走りの下から基礎面屋外側化粧モルタルの内部をとおり掃き出し窓枠に到達したものと考えられます。当該事例は構造と侵入経路に合わせた薬剤処理が重要となります。マニュアル通りに薬剤を大量散布してもシロアリ駆除はできませんので、ご注意ください。

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