住宅医スクール2023
昨日は一般社団法人住宅医協会主催の住宅医スクール2023(第14期)で、講師を務めさせていただきました。講義は昨年に引き続き『防蟻対策の実務〜蟻害の事例から学ぶ、診断・対策のポイント』という内容で講演しました。コロナ禍前までは東京及び大阪を中心に、会場での聴講スタイルで開催されていました。しかしコロナ禍の影響で3年前は中止、2年前からオンラインでの講習となっています。配信は一般社団法人住宅医協会事務局フクマチヤ(大阪市福島区)からとなっており、お伺いした次第です。
講演内容は例年の内容を毎年修正加筆しています。講演内容の基本構成は『シロアリの種類と生態』、『シロアリ被害事例の紹介』、『シロアリ対策の方法』、『薬剤の種類と安全性』など多く詰め込んだ内容です。スクール聴講生が建築士の先生やハウスビルダーさんなので、シロアリ被害事例を多数紹介させていただき、シロアリがどこから侵入するかなどを説明させていただきました。
ベタ基礎でのシロアリ侵入事例、シロアリ対策の原則である構造的な工夫、床下調査のポイント、シロアリ駆除と予防はコンセプトが異なること、薬剤と安全性などを多岐に渡ってご説明させていただきました。内容が多岐に渡ること、質疑数が多いことから、例年より10分づつ延長となりましたが、それでも今年も大幅に延長となりました。それだけ興味を持って聴講いただいたことは、講師として感謝しかありません。
右の写真に写っておられるのは京都大の簗瀬先生で、小員の講演の前に『木材の劣化と対策~木材腐朽菌・害虫の生態』で講演されました。毎年ご一緒させていただいており、アフタースクールとしてYouTube撮影(住宅医協会HP)もしておりますのでご覧いただけましたら幸いです。
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