施工不良が原因
右の写真は、先日害虫調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。マンションの1室で室内に小さな虫が確認されると、いつもお世話になっている住宅管理会社さんからご連絡をいただき調査にお伺いしました。
マンションの1室とありますが、事務所として使用されている物件です。小さな虫が窓際で確認されているとのことから、粘着テープで捕獲し携帯型顕微鏡で確認するとワクモでした。吸血して赤く染まった個体が多く確認されました。
ワクモは鳥類などを宿主とするダニの仲間で、人にも危害を加える種類のダニです。問題はこの部屋のベランダで、大量にハトの糞が確認されました。防鳥ネットが張られているのですが、隙間がありベランダ内に侵入しているようです。調査当日もベランダ内に侵入しているハトやネットの留まっているハトが複数確認されました。
このハトがワクモの宿主であることは明白で、防鳥ネットの施工不良が原因です。ワクモに対する対策も急務ですが、ハト対策や病原菌対策も必須です。住宅管理会社さんと相談しながら、早急に対応したいと思います。
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