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2023年4月30日 (日)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。床がブカブカするとご相談をいただいた案件でシロアリ調査を実施した結果、広範囲にシロアリ被害が確認されています。

今回、シロアリ被害部に対して薬剤注入処理を行う、シロアリ駆除処理を実施しました。数ミリの穿孔を必要最小限行い、その部位からゆっくりと薬剤を注入しました。木材内部の被害部である空隙部に薬剤が流入拡散することで、シロアリを薬剤と接触させて駆除を行います。大量の薬剤も必要なければ、多量の穿孔処理も必要ありません。丁寧な処理を行うことが重要なのです。

今回の処理では、部分的な侵入防止処理も実施しました。古い建物であることから構造的な問題多く、極めて侵入リスクの高い箇所に薬剤処理を施しました。薬剤を大量に使用すればシロアリ駆除予防はできるかもしれませんが、その分施工費用が高額となります。しかし必要最小限の薬剤を使用して処理を行うと、薬剤費用が抑制されますので費用も安価となります。必要最小限薬剤を使用し、最大限の効果が得られるような仕事を当社ではお薦めしています。

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2023年4月29日 (土)

被害部木部処理

被害部木部処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。連日リフォーム中の物件でのシロアリ対策で、解体直後に点検調査を実施、前回一部薬剤処理を実施しています。

この物件では土間コンクリートが打設されたことで、より処理する箇所が絞り込まれました。土間コンクリートを打設することで、シロアリは建物に寄りやすくなります。土間コンクリートを打設することで、土間コンクリート下の土壌は水分の逃げ場を失い土壌含水率が上昇します。土間コンクリートが打設されていない床下では、床下土壌表面から水分が蒸発しますので土壌含水率は土間コンクリート下の土壌に比べ概ね低くなります。

土壌含水率が高い土壌では、シロアリが生活し易いため土間コンクリートの下に集まります。そこでシロアリの侵入可能な隙間があれば侵入してくるのです。ベタ基礎であれば隙間がほぼありませんので、侵入するリスクは大幅に下がります。しかし土間コンクリートでは、布基礎との接点部分はクラックが入り易いためシロアリ対策を実施すべきポイントとなるのです。

ちなみにこの対策については前回実施しており、今回は防腐を主眼においた処理が中心です。被害部を中心に防腐処理が必要な箇所を絞り込んで処理を行いました。

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2023年4月28日 (金)

被害部部分処理

被害部部分処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、事前にシロアリ調査を実施しています。長屋構造の物件で、被害は建物の複数のコーナー部分に確認されています。

当該物件ではお施主さまの要望で、シロアリ対策を実施することとなっています。そのため処理箇所を絞り込み、必要な箇所のみ処理を行う方法で提案し、賛同が得られたことから対策を実施しました。

協会仕様書では、処理が不要な箇所にまで処理することが記載されています。未熟で知識の不十分なオペレーターでも、仕様書に従って散布すれば処理が完了するシステムです。そのため薬剤の大量散布に頼らざるを得ないという構図になっています。協会としては薬剤の消費が進み、施工費用が高額になるので、上手くできたシステムです。

協会仕様書に従った処理を行いますと謳うシロアリ防除業者がほとんどですが、裏を返せば薬剤を大量に散布することで費用が高額になるということですのでご参考ください。

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2023年4月27日 (木)

和室から発生した羽アリ

和室から発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。和室で羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いさせていただきました。

羽アリは先週の正午過ぎに発生したとのことで、床下側から点検調査を実施しました。床組みの広範囲にシロアリ被害が確認されました。床下の高さが比較的低い上に通気性も悪く、元々湿潤した土地であることから高湿度状態でカビの発生も多く確認されました。

シロアリ駆除では適切な薬剤を、適切な処理濃度と処理量で施工することで地中にあるコロニーが確認に駆除が完了できます。よく言われることとして床下の湿気が挙げられますが、床下構造そのものが日本の高温多湿に対応しています。床下という空間でワンクッションおくことで、地面からの湿気を直接室内にあげることを防いでいます。

床下の湿気に対して、床下換気扇や床下調湿材(備長炭や竹炭を含む)を勧めるシロアリ防除業者がいます。しかし本当に現場を模した試験結果はなく、費用対効果が見込めないためお薦めできません。これら商品を勧めるシロアリ防除業者は、定期点検時に理由をつけて商品を売り込みにくることがあるため注意が必要です。

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2023年4月26日 (水)

解体された浴室

解体された浴室でのシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、部分的な解体が進んだことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

当該物件では既にシロアリ対策を実施することが決まっており、具体的な内容と費用を算出するための点検調査です。シロアリ対策を実施する背景としては、過去にキッチンでシロアリの羽アリが発生したことがあるとのこと。その羽アリ発生のトラウマから、今回のリフォームに合わせてシロアリ対策を実施したいというお施主さまからの強い要望です。

点検調査した結果、今回リフォームを実施しないキッチン床下で古いシロアリ被害跡を確認しました。また解体された在来構造の浴室では、天井付近まで大きな被害が確認されました。大工さんからの聞き取り調査では、解体時にシロアリが確認されたとのことです。

シロアリ防除業者によって過去に駆除予防処理が実施されたようですが、浴室では適切な薬剤処理が行われなかったようです。よく行われる処理としては、洗い場床面に穿孔注入処理が行われるようですが、これはあまり意味がありません。浴室の構造を理解していればおのずとから処理する箇所が絞り込めるはずですが、前回対策を実施したシロアリ防除業者は間違った処理を行ったようです。解体時に現場をよく観察しどこに処理すればよいかを勉強していない証拠であり、マニュアル優先が招いた人為的な施工ミスと私は考えます。

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2023年4月25日 (火)

2階で発生した羽アリ

2階で発生した羽アリ 昨日は学生時代の友人から浴室で羽アリが発生したと相談があり、シロアリ調査のためお伺いしました。以前シロアリ防除業者から再施工の案内があり相談を受け、定期的な点検調査することを推奨しました。

羽アリが発生した浴室は2階で、落ちている羽アリを確認するとヤマトシロアリでした。浴室の隣の部屋の窓枠付近でも、羽アリの翅が確認されました。ちなみに当該箇所の1階部分は開放された駐車場で建物がなく、ピロティとなっています。ちなみに床下構造は、ベタ基礎となっています。

浴室はユニットバスですので点検口から天井裏を調査、浴室乾燥ユニットなどの機器があり目視可能な箇所は限定的でした。目視可能な範囲、写真撮影が可能な範囲では、シロアリ被害や蟻道構築は確認されませんでした。

このようなケースでは、2つの侵入パターンが考えられます。一つは浴室からの水漏れや雨漏れによって壁内が湿潤、そこに飛来した羽アリが営巣したケース、もう一つがポーチ柱内部に侵入したシロアリのコロニーから羽アリが発生、上部に羽アリが群飛したケースです。

いずれにしてもシロアリが営巣しているかどうかを調査する必要があるため、ピロティ部分の床下面にあたる箇所に点検口を設置してもらうようお願いしました。点検口が出来次第、再度シロアリ調査を実施し生息範囲を特定して具体的な対策を立案したいと思います。ちなみにこのようなケースで床下に薬剤散布するのは無意味で、お金の無駄使いなのでご注意ください。

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2023年4月24日 (月)

施設入口で発生した羽アリ

施設入口で発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。施設入口で羽アリが発生したとのことから、調査のためお伺いしました。

施設入口の外側はコンクリートのスロープ、内側はフローリングとなっています。フローリング部分は、床下のない逆ベタ基礎(土間床)構造で直接貼り付けられています。羽アリの多くは屋外側で確認されており、施設管理者さんの聞き取り調査では夥しい数の羽アリが発生したとのことです。

このパターンは、屋外側の地中から発生する典型的なケースです。室内側には被害や群飛孔はなく、入口周辺を非破壊シロアリ探知機で調査しましたがシロアリの活動は探知されませんでした。屋外側に明確な群飛孔はありませんでしたが、基礎などにクラックが確認されました。また屋外側壁面ではコーキングの破れている箇所があり、この辺りから群飛したものと考えられました。

地中のコロニーを意識した処理が必要で、これを元に提案書及び見積書を作成して提案したいと思います。

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2023年4月23日 (日)

接合部から発生した羽アリ

接合部から発生した羽アリ 昨日は、昨年シロアリ駆除でお世話になった施設さんにお伺いしました。昨年は庭の植え込み部分で羽アリが発生したのですが、今年は階段とデッキの接合部から羽アリが発生したとのことです。

昨年羽アリ発生時に指示しており新たな箇所から羽アリが発生した場合、市販の殺虫スプレーを使用せずテープで塞ぐようにお願いしています。それが右の写真で、テープに羽アリがついた状態で確認されています。当該箇所を非破壊シロアリ探知機を用いて調査した結果、ピンポイントで活動が確認されました。恐らく地中のあるコロニーから、羽アリが出たがっている状態及び護衛の兵蟻や職蟻がピンポイントで活動しているものと考えられました。

当該箇所のデッキは、土間コンクリートの上に敷き込まれています。そのため地中にあるコロニーから、土間コンクリートと階段の接合部をとおり発生したものと考えられました。デッキの構造に問題があるため、駆除処理には少し工夫が必要ですが対応していきたいと思います。

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2023年4月22日 (土)

窓枠から発生した羽アリ

窓枠から発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。窓枠周辺から羽アリが発生したとのことから、調査にお伺いしました。

羽アリの発生した窓枠が右の写真で、羽アリが落とした翅が確認されています。周辺に群飛孔がないこと、発生が確認された時間が正午より随分経過していたことから、床下で発生した羽アリが壁内をとおり窓枠の隙間から這い出てきたものと考えられました。

ちなみに床下側から点検調査を実施しましたが、当該窓枠部分の床下に蟻道や被害は確認されませんでした。問題はこの窓枠の外側で、サンルームのような部屋となっています。恐らく中庭だったところを部屋にした構造で、床下はあるものの点検口がないため調査することができません。

ハウスビルダーさんによって床下点検口を新設した上で、改めて点検調査を実施し、より具体的なシロアリ対策を提案したいと思います。

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2023年4月21日 (金)

良い場所に設置されていますが

良い場所に設置されていますが 右の写真は、一昨日お伺いした愛知県内の物件で撮影した1枚です。この物件では毎年10月に大量の羽アリが室内に発生するとのことです。それがここ数年続いており、お施主さま自身が工夫しながら対処したものの依然として発生が続いているとのことです。

発生している羽アリは、発生時期から推測するとサクラアリと考えられました。サクラアリは10月から12月上旬にかけて、羽アリが発生するのが特徴です。羽アリは室内側の柱の隙間などから発生していますので、コロニーは床下側にあると考え床下側の点検調査を実施しました。

床下は大部分が土間コンクリート打設となっています。サクラアリ羽アリの発生した部屋の床下は土間コンクリートが打設されておらず、土壌表面が露出した状態となっています。土壌表面には幾つかの巣穴が確認されました。

写真はお施主さまが設置したアリ用毒餌剤で、良い場所に設置されています。しかしこの毒餌剤は、サクラアリにはあまり効果を示しません。製剤設計のミスが原因で、工夫をすれば効果を示します。ちなみにこの時期、シロアリに対してアリ用毒餌剤は効果がありますかとお問い合わせをいただきますが、アリとシロアリは全く生態が違う昆虫ですのでご注意ください。

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2023年4月20日 (木)

羽アリ群飛

Reti028 本来であれば当該ブログ(シロアリ調査隊)では、前日のシロアリ調査やシロアリ駆除など現場作業のご紹介するところですが、今日はヤマトシロアリの羽アリが発生したと複数のハウスビルダーさんなどからご連絡をいただきました。

関西地区でのヤマトシロアリの羽アリは、4月中旬から発生します。今日の事例で言うと、浴室から発生した事例、玄関から発生した事例、庭で発生した事例、施設入口付近から発生した事例、屋外犬走りで羽アリが確認された事例など多岐に渡ります。

羽アリは概ね正午前後に発生しますが、コロニーから遠い場合には午後の遅い時間帯で確認されるケースもあります。羽アリの発生数も決まりはなく、数十匹の場合もあれば数千匹の場合もあります。

羽アリは発生後、数分~数時間後には体を激しく震わせて、翅を切り落とします。そのため羽アリの翅だけが大量に落ちているケースもあります。羽アリ(有翅虫)は翅を切り落とすと落翅虫となります。雌雄が連結するよう並んで徘徊する様子がペアリングといって、雌雄が営巣できる隙間を探してウロウロします。上手く営巣できる確率は極めて僅かで、シロアリも生存競争の中で大変なのです。

羽アリが発生すると、家の中から出て行ったと考える方がおられるようですが大間違いです。コロニーの占める羽アリの割合は数パーセントにしか過ぎません。羽アリの発生が収まったからといって安心してはいけないです。でも悪徳や悪質のシロアリ防除業者に、高額な費用を請求される場合があるのでご注意ください。

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2023年4月19日 (水)

長屋シロアリ調査

床下で確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。古い長屋で、床のたわみが気になるとのことからシロアリ調査でお伺いしました。

床のたわみですが、和室の畳で少し湿気を含んだ状態です。台所に後から設置されたであろう床下点検口から床下に侵入、点検調査を実施しました。その結果、複数の箇所で蟻道の構築及びシロアリ被害が確認されました。

蟻道や被害は古いものもありましたが、活動中のシロアリが確認された蟻道もありました。おそらく羽アリも発生していたものと考えられましたが、基礎に隙間が多く知らない間に屋外へ群飛したものと考えられました。

問題は長屋なので、他の部屋でもシロアリの侵入が考えられました。しかしこの長屋は各部屋毎に基礎があり、人通口(床下通気孔)がないため確認ができません。他の部屋も気になるところですが、それぞれ家主が異なるため積極的に話しをすることは困難なようです。

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2023年4月18日 (火)

10年前に処理した案件

10年前に駆除処理を実施した箇所 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は10年前にシロアリ駆除処理を実施した案件で、お施主さまから10年が経過したのでシロアリ対策を施したいとの意向から今回処理を実施しました。

この物件の問題は建物構造にあり、傾斜地に建てられた3階建てとなっています。過去にシロアリ被害が確認されたのは2階部分です。傾斜に合わせて建てられいるため、2階にも床下があります。ちなみに1階は土間床(逆ベタ基礎)構造となっており土間部分が狭いところで50㎝、広い所では150㎝となっています。

問題の2階の床下ですが、土間コンクリートは打設されていません。ちなみに床下の狭い部分では10㎝も満たない高さとなっています。厄介なのがこの高さ10㎝程度の部分に、シロアリ被害が発生していました。10年前は当該箇所に床下点検口を新設して処理を行うとともに、壁面を中心に処理を行いました。

前回の駆除処理以降、被害や羽アリの発生は確認されていません。そのため、前回の処理を踏襲した形で処理を実施しました。侵入リスクの高い箇所ですので、このようなケースでは再処理は有効です。

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2023年4月17日 (月)

問題点

基礎コーナー部分に確認された蟻道 昨日は昨年の秋に2階でクロアリの羽アリが発生したとご相談いただいた、大阪府内の物件にお伺いしました。昨年いつもお世話になっているハウスビルダーから、昨年シロアリ駆除依頼を受け実施した案件のご親族さまです。

羽アリは昨年の10月、2階で確認されるとともに1階玄関横の浴室外側でも確認されたとのことです。発生時期からサクラアリの可能性が高いと考えられましたが、羽アリ死骸は既に廃棄された後でしたので特定はできませんでした。

お施主さまからの聞き取り調査では、他の問題があることを聞きました。それは以前畳に被害が確認され、畳をあげると床板にも被害が確認されたとのことです。当該箇所は大工さんによって大引や床板は修復済とのことでした。問題点はクロアリよりも、シロアリであるとことが判明しました。

床下の点検調査を実施したかったのですが、地面から大引までが20数センチメートルと侵入するのはかなり困難な状況でした。目視可能な範囲の調査で、基礎面コーナー部分に蟻道の構築が確認されました。大引や床板の修復は最近実施されたとのことから、まだ新しい被害は確認されませんでした。

修復された大工さんによると、撤去時にシロアリの活動は確認されなかったとのことです。これは実際の現場でよく見る現象で、季節的な要因で活動していなかったケースや解体時の振動等ストレスで逃亡するケースがあります。シロアリの活動がないからといって、生息していないとは限りません。きちんとしたシロアリ技術者(薬剤を撒きたがるシロアリ防除業者ではない)に、相談されることをお薦めします。

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2023年4月16日 (日)

新築防腐防蟻処理

侵入し難い構造 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、新築防腐防蟻処理のため大阪府内の物件にお伺いしました。

このハウスビルダーさんでは勉強会を実施していますので、極めてシロアリの侵入し難い構造となっています。シロアリの生態を考慮し、建物構造を工夫すれば極めてシロアリが侵入し難い構造となります。ハウスビルダーさんや建築士の先生の中には、ベタ基礎だとシロアリは侵入しないと考えおられる方が多くおられます。シロアリは構造の盲点から侵入しますので、ベタ基礎でも侵入している事例は多くあるため注意は必要です。

このままで薬剤処理を実施しなくても極めてシロアリの侵入リスクは低いのですが、新築物件では建築基準法及び施行令があるため薬剤処理はほぼ必須となります。今回薬剤処理を実施していますが、5年毎の薬剤処理は必要ありません。維持管理のためには、点検調査が最も重要なのです。

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2023年4月15日 (土)

壁内調査

壁撤去作業 昨日は、昨年シロアリ対策でお世話になった施設にお伺いしました。住宅管理会社さんの案件で、先日2階の壁に穴があき周辺がボコボコしていると調査にお伺っています。穴に指を入れてみると大量の木粉が付着したことから、ヒラタキクイムシ類又はシバンムシ類と考えられました。

今回大工さんによって壁の一部が撤去されるとのことから、再調査及び薬剤処理でお伺いしました。室内側には虫孔がなく問題の壁内の状態ですが、大量の木粉の堆積が確認されました。室内側に虫孔が確認されていないこと、木粉が非常に細かいことなどから在来種のヒラタキクイムシであると考えられました。しかし虫体死骸は確認されていないため、いただいた合板の壁を持ち帰り虫体を探したいと思います。

薬剤処理では木口面から注入処理を行うとともに、塗布処理を行いました。それでも完全に駆除できていない可能性もありますので、注意深く監視を続けていきたいと思います。

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2023年4月14日 (金)

浴室解体後

浴室解体後薬剤処理 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、シロアリ対策の相談を受けお伺いした次第です。

建物はほぼ解体が終わり柱が剥き出し状態でしたので、シロアリ調査を実施しました。現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。シロアリ対策として部分処理を推奨、そのポイントの一つが浴室です。

写真はその浴室ですが、在来構造の浴室が撤去され砕石が敷き込まれています。この後土間コンクリートが打設されますが、その前に薬剤処理を実施しました。建物内にはシロアリの侵入し易い箇所があり、その部分を押さえれば全面に薬剤を撒く必要はありません。薬剤の特性とシロアリの生態を考慮すれば、必要な部分だけに処理すればよいのです。全面に薬剤を撒くのはシロアリの侵入を防ぐためではなく、費用を上げたいからと考えて貰っても間違いではないと思います。

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2023年4月13日 (木)

処理必須箇所

浴室壁内処理 昨日はシロアリ対策のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は5年前、リフォームに伴いシロアリ対策を実施しました。シロアリ調査した段階で、広範囲にシロアリ被害が確認されており、特に浴室では甚大な被害でした。

改修工事は内装が中心でしたが、浴室は在来構造からユニットバスへとリフォームされています。本来は浴室の土間コンクリートを打設する前に薬剤処理したかったのですが、工程の関係で土間コンクリート打設後に処理を行いました。

今回、床下の点検調査を実施するとともに、薬剤処理を実施しました。問題の浴室ですが基礎は四方囲まれた状態ですので、天井の点検口から薬剤処理を行いました。どうしても基礎と土間コンクリートの接合部はクラックが発生し易いため処理すべき箇所となります。

この5年間の間に震度5弱もあった関係で、クラックや地盤なども調査させていただきました。シロアリ対策は薬剤を撒くことではなく、家屋をシロアリから守ることが重要です。その中でチェックすべき事項は多くあり、それらを点検調査するのも重要だと当社では考えています。

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2023年4月12日 (水)

活動中

活動中のヤマトシロアリ 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件では屋外のウッドデッキにシロアリ被害が確認されたことから、シロアリ駆除処理を実施しました。

床下側について点検調査を実施した結果、複数の箇所で蟻道の構築が確認されるとともに、羽アリの出口である群飛孔(空中蟻道)も複数確認されました。そこで今回はシロアリ駆除処理実施のためお伺いした次第です。

蟻道は重複したものではなく、それぞれ単独で形成されていました。点検調査時点では蟻道を壊さずシロアリ調査を実施しています。今回はその蟻道上部にあたる木材被害部や断熱材被害部から、薬剤注入処理を実施しました。

薬剤は重力に従い、上部に処理すると蟻道内を伝わり地中へと流れ込んでいきます。地中に流し込むことが重要であり、地中のコロニーを駆除してこそシロアリ駆除なのです。薬剤の大量散布では地中のコロニーにストレスがかかり、逃亡するリスクがあります。超低圧でゆっくりと注入するので、薬剤量は僅かです。それでも蟻道が薬剤に耐え切れず崩壊すると、右の写真のようにシロアリの活動が確認されるのです。あまり好ましい処理状態ではありませんが、地中には必要量に薬剤は入ったので問題ないと思います。

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2023年4月11日 (火)

新築防腐防蟻処理

濃度調整した処理昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。新築物件での防腐防蟻がこの日の案件です。

前回土間部分及び大引に対して処理を実施していますので、今回は棟上げが終わったことから構造材の柱などに処理を実施しました。新築物件での薬剤処理は、協会仕様書に準じた処理となります。但し薬剤の希釈倍率はあえて変えており、それは木部に対する付着量を考慮しています。処理量を減らしたいことから、希釈倍率を下げて処理濃度を上げています。結果的に処理される有効成分投下量は、仕様書の濃度となります。

規定での処理量は木部1平米に対して、300ml処理することとなっています。実際に処理するとわかりますが、1平米に300ml処理するためには何度も処理が必要となります。そもそも薬剤を塗布又は吹付処理を実施するとかなりの量が垂れてしまい流れ落ちます。1度の処理では300mlの処理は絶対にできません。

協会仕様書では付着量+垂れ流し量の合計が300mlとなっていますが、これは本末転倒です。その理由は効力評価試験にあり、試験体では300mlで実験しています。実際とは異なる条件で実施されているのは、明らかにおかしい状態なのです。ですので当社では、有効成分投下量が限りなく試験濃度に合うよう工夫して処理しています。ちなみに一番問題なのはホウ酸製剤処理で、この場合は複数回に渡って処理しなければなりませんので、処理としては非常に手間となっています。

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2023年4月10日 (月)

2023冬仕舞

2023冬仕舞 例年では3月末に業務車のスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに戻す冬仕舞を行うのですが、今年は忙し過ぎてやっと昨日タイヤ交換を行いました。

今シーズンは前半寒い日が多く、何度か道路脇に雪が積もっている状況を確認することはありました。しかし積雪した道路を通行する機会はなく、スタッドレスタイヤの恩恵を受けることはありませんでした。とは言え雪道を走ること自体リスクが高いので、走らずに済んだことはよかったものと思います。

阪神間の早いところでは当月後半には、ヤマトシロアリの群飛(羽アリ発生)が始まります。浴室周辺などの熱源やある場所や建物自体が暖かいパッシブソーラーシステム構造などでは、群飛が早くなります。当月は多くの案件等を抱えており、ヤマトシロアリの群飛が始まるとシロアリ調査等で日程調整が大変となります。効率を考え、上手く調整して対応したいと思います。

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2023年4月 9日 (日)

捕獲数減

捕虫紙検定 右の写真はアフリカヒラタキクイムシ対策を実施している物件から送付いただいた、ライトトラップの捕虫紙です。岡山県で同業社さんから相談された案件で、2012年に現地調査を実施しています。

この物件ではアフリカヒラタキクイムシの飛翔が確認されるものの、虫孔や木粉の堆積が確認されませんでした。設計図面を確認すると土壁に小舞竹が使用されていたことから、発生源はこの小舞竹であると考えられました。

問題はこの物件には小屋裏がない構造のため、小屋裏から壁内を確認することができません。唯一1階の浴室天井裏のみ空間がありましたので、ライトトラップを設置しモニタリングを行いました。

設置初年度は、1年間で500匹近いアフリカヒラタキクイムシの捕虫が確認されました。当該物件でできる対策としては、ライトトラップでモニタリングしながら、捕虫することで交尾数を減らして結果的に生息数を減らすというものだけでした。虫孔部分に対する物理的対策及び薬剤処理はできませんので、この方法に頼らざるを得ません。

この物件では遠方であること及び捕虫ランプ及び捕虫紙の交換のみとなるため、お施主さまに交換していただき捕虫紙を送付いただいています。今回の捕虫結果ですが、やっと年間捕虫数が一桁となりました。但し、昨年はお施主さまのご都合で交換が大幅に遅れたため、捕虫数には少し問題があります。次年度の結果を見て判断したいと思います。

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2023年4月 8日 (土)

非破壊シロアリ探知機調査

非破壊シロアリ探知機調査 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。過去に羽アリが発生し、地元のシロアリ防除業者にシロアリ防除処理をしてもらったとのこと。保証期間が切れると毎年再施工の連絡があり、不快とのことから建築士の先生に相談、当社でシロアリ調査を実施する運びとなりました。

床下側から点検調査を実施した結果、過去のシロアリ被害及び薬剤処理跡が確認されましたが新たなシロアリの侵入や被害は確認されませんでした。床下側から点検調査ができない玄関周辺は、非破壊シロアリ探知機を用いて調査を実施し侵入していないことを確認しました。お施主さまからの聞き取り調査から、前回の処理から10年以上経過しているとのこと。勿論、薬剤の残効性は消失していますので、薬剤処理でシロアリが侵入していない訳ではありません。

薬剤の大量散布によって結果的に、シロアリの駆除が完了したのです。そのため侵入するシロアリがいないため、シロアリが侵入していないだけにしか過ぎません。前回施工から10年以上侵入していないため、今後も侵入しない可能性のほうが高いのです。ですので、定期的な点検調査で十分対応可能です。わざわざ高額な薬剤処理をしなくても、定期的な点検調査でシロアリ対策になるのです。

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2023年4月 7日 (金)

新たな糞の堆積

小屋裏で確認された新たな糞 昨日は継続的にアメリカカンザイシロアリ対策を実施している、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は対策開始からまだ年数の経過していない物件で、小屋裏での点検調査と併せて駆除処理を実施しました。

アメリカカンザイシロアリは、本国でも南部の暖かい地域に生息するレイビシロアリ科のシロアリです。そのため室温が高くなる小屋裏でよく被害が確認されます。これは羽アリの侵入経路とも関連があり、屋根にある通気口などから小屋裏に侵入します。そこでペアリングすると、繁殖が始まります。当該物件でも、今回の点検調査で新たな糞の堆積が確認され、駆除処理を施しました。

乾材シロアリと記載される場合が多いため、乾燥した木材にしか生息しないと考えがちですがこれは誤りです。実際の現場では雨水の影響を受けて、他よりも含水率の高い屋外側に近い垂木に被害がよく確認されます。飼育すると更に一目瞭然で、水を与えると積極的に取りに来る様子が確認されます。昆虫である以上、生息するのは水は必須成分なのです。

アメリカカンザイシロアリ対策を謳うシロアリ防除業者の中には、室内ばかり点検調査を行い小屋裏の点検調査を行わない場合が結構あるようです。きちんと小屋裏や天井裏まで点検調査を行うシロアリ防除業者でないと、アメリカカンザイシロアリ対策はできませんのでご注意ください。ちなみに小屋裏の気温は室温や外気温よりかなり高温となるため、そろそろ作業が困難となります。

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2023年4月 6日 (木)

床の軋みの原因

宙に浮く床束 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっている建築士の先生から依頼をいただいた案件で、リフォーム計画中の物件です。リフォーム前に床下の点検調査をして欲しいとのことから、お伺いした次第です。

シロアリ調査の結果ですが、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。但し、過去に実施されたシロアリ予防処理の形跡は確認されました。

この物件では廊下部分で床に軋みがあるとのことから、お施主さまはシロアリの被害があるのではと考えられ建築士の先生に相談された経緯です。その軋みの原因ですが、右の写真のとおりで、床束が宙に浮いています。恐らく地盤の沈下によって床組が浮いてしまい、その影響から床が軋んだものと考えられました。

この現象は複数の床束で確認されたことから、状況をお施主さまと建築士の先生に説明し対策を考えていただくようお願いしました。シロアリ対策については、複数の案を提示しお施主さまと建築士の先生と相談の上決めて行きたいと思います。

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2023年4月 5日 (水)

技術指針

技術指針にかかわらず侵入リスクの高い箇所 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。新築物件で防腐防蟻処理の依頼をいただいたことから、お伺いした次第です。

新築物件での防腐防蟻処理は建築基準法施行令により、構造耐力上必要な木部に対して防腐処理を行うとともに必要に応じてシロアリ等虫害を防ぐ措置を行うことが規定されています。その具体的な方法については指針により公益社団法人日本しろあり対策協会による「木造建築物防腐・防蟻・防虫処理対策技術指針・同解説版」を参考にして処理を行うこととなっています。

参考という部分を解釈すればある程度工夫した処理は可能ですが、厄介なのがシロアリ保険です。ハウスビルダーさんがシロアリ賠償責任保険付き保証書を希望した場合、技術指針に基づいた処理が必須となります。賠償責任保険は不要というハウスビルダーさんもおられますので、この場合は工夫した処理を行っています。今回は賠償責任保険付き保証書を希望されていますので、技術指針に基づいた処理で実施させていただきました。

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2023年4月 4日 (火)

侵入リスクのある場所

侵入リスクのある場所 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日シロアリ調査を実施した、リフォーム中の案件です。

築年数が結構古い物件で、過去のリフォームで土間にコンクリートが打設されています。そのため、布基礎と土間コンクリートの接合部から蟻道が立ち上がり土台や壁内に被害を与えていました。このままリフォームを継続すると、打設した土間コンクリートの影響から床下の高さが確保できない状態となっています。そのため当該物件では、建物全体でのシロアリ対策と実施することとなりました。

土間コンクリートが打設されていますので、重要な処理ポイントは布基礎と土間コンクリートの接合部です。そのためこの接合部は、重点的に処理が必要です。それ以外に写真のような箇所は、入念な処理が必要です。シロアリは接合部にある隙間から侵入することを考慮し、シロアリ対策は考えるべきです。決してマニュアルに沿って処理すべきものではなく、侵入リスクのある場所に処理すべきなのです。

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2023年4月 3日 (月)

急増理由

捕虫紙検定作業 アフリカヒラタキクイムシ対策を実施している現場から回収したライトトラップの捕虫紙を、時間を見つけては検定作業を行っています。

発生から16年、当社で対策開始から14年が経過していますが、小屋裏及び1階天井裏に設置したモニタリング用ライトトラップの消長の激しい物件もあります。写真の物件では一時期捕獲数がゼロに近づきましたが、今回は50匹以上の捕獲が確認されました。

室内側では対策依頼確認されておらず、生息域は壁内に使用されている土壁内の小舞竹です。何故今回急増したのかは、天井裏からの目視調査により判明しました。土壁のひび割れが原因で、土壁内にある小舞竹の露出により発生したものと考えられました。

木材(当該事例では竹)中にあるでんぷん質が変性し、やがてヒラタキクイムシ類が生息できなくなると主張される方がおられます。築300年を超える古民家から解体された土壁内にあった小舞竹を持ち帰り、飼育中のアフリカヒラタキクイムシに与えたところ繁殖しました。ですのででんぷん質が変性する仮設は、実際の現場では当てはまりにくいと考えます。

繁殖後8年以降、近親交配により虫体が近交弱勢する主張される方がおられるようです。しかしこの物件で見られるよう、14年経過しても勢いが衰えません。もしかしたら、雑種強勢が起きているのではないかと思うほどです。発生源及び生息域を撤去できない環境にありますので、工夫を重ねながら対応していきたいと思います。

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2023年4月 2日 (日)

長屋

ネズミの侵入経路 右の写真は、先日シロアリ対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんのリフォーム案件で、シロアリ被害が確認されているため薬剤処理を予定しています。

この物件ではもう一つ課題があり、それがネズミです。リフォーム前から室内でネズミの目撃事例があるとのことです。この物件は長屋で、撤去された既存の壁面を確認するとネズミが通過できそうな穴がいたるところで確認されています。

侵入しているネズミは聞き取り調査から、クマネズミと考えられました。上下の移動が得意で、住まい隙間からでも侵入が可能です。室内への侵入を阻止するためには、侵入経路が閉塞が必須です。

毒餌剤や粘着シートなどで対応するケースもありますが、繁殖よりも捕獲が劣ると確実に数は減りません。ですのでまずは侵入経路を絶つのが、絶対的な対策になります。こうしたリフォーム時には侵入経路が明らかになりますので、ここできっちりと侵入経路を閉塞することが必要です。

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2023年4月 1日 (土)

2023年4月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボwebsite2304TP画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、昨年大阪市内の物件で、4月中旬に確認されたヤマトシロアリの羽アリです。

羽アリが発生したのは、1階に浴室のある2階の窓付近です。羽アリの発生した2階を調査した結果、シロアリの被害は確認されませんでした。下階にあたる浴室はユニットバスですが、元々在来の浴室をリフォームされたものでした。ユニットバスの天井点検口から調査した際、天井裏で羽アリが確認されました。

浴室に隣接する洗面でも被害はありませんでしたので、発生は浴室土間コンクリート付近と判断しました。ユニットバスを設置する際土間コンクリートを打設するため、基礎と土間コンクリートの接合部から発生したものと考えられました。

シロアリはコロニーとして生息及び活動していますのでシロアリ駆除を考える場合、コロニーの位置を想定して処理することが必須です。シロアリ駆除と称して薬剤を大量に散布したり、シロアリが生息していない床組に薬剤を注入するのはナンセンスです。

本当のシロアリ駆除であるコロニーを意識した処理をするには、使用する薬剤の特性を生かすため、処理濃度、処理量、処理方法を最適化する必要があります。シロアリの生態と薬剤の特性を理解して処理すれば、何十~何百リットリの薬剤など必要ないのです。無駄に薬剤を撒くのは、SDGsとはかけ離れた、過去の大量消費の産物でしかありません。当社ではシロアリ調査結果から、シロアリ駆除を基本としたシロアリ対策を立案します。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参考いただきますようお願いいたします。

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