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2023年6月30日 (金)

今年できた群飛孔

今年できた群飛孔 昨日は前日及び前々日に引き続き、大阪府内の物件でのシロアリ対策でした。離れは被害部から薬剤処理するとともに、床下の高さが低いため発泡施工で実施しました。この日は母屋でのシロアリ対策です。

前回調査が昨年の9月であったことから、施工前に再度シロアリ調査を実施しました。その結果、数箇所で空中蟻道を確認しました。その一つが右の写真で、この空中蟻道は羽アリの出口である群飛孔です。

この群飛孔は昨年9月のシロアリ調査時にはありませんでしたので、この春に形成させたものと考えられました。1本しか空中蟻道がありませんので、当該箇所では初めて形成された群飛孔と考えられました。

このような群飛孔は数箇所で確認されており、これまでに何度も羽アリが発生している箇所もありました。これは地中に高活性のコロニーがあると考えられ、適切な侵入防止対策が必要です。ですので、シロアリの想定侵入経路に対して薬剤処理を実施、使用量を大きく削減した方法で対応させていただきました。

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2023年6月29日 (木)

構造的な問題

発泡施工 昨日ご紹介した現場では、ガラス戸付近以外に他の部屋でも家具などを移動させるとシロアリ被害が確認されました。このようなケースでは、シロアリ駆除処理と併せて侵入防止対策も必要となります。

但し、この建物には構造的な問題がありました。床下の高さが20㎝ほどしかなく床下に侵入することができません。母屋が石場建構造で、この離れは後から建てているため建築基準法もあったものではなかったのでしょう。

このようなケースでは、薬剤処理方法として発泡施工が最適です。薬剤の添加剤を入れ、専用の機器を用いて薬剤を泡状にして床下に送り込む方法です。床下に送り込まれた泡状薬剤は、泡で泡を押しながら床下空間を充満させます。泡の消泡に伴い、木部や土壌に薬剤が付着することで効果を示します。

硬い泡(消泡しにくい泡)をつくることは簡単ですが、硬い泡では木部への付着性が落ちます。適度に消泡しないと、十分な効果が得られないのです。そのために発泡倍率などを考慮しなければなりません。特に注意が必要なのは気温で、気温が高くなると消泡が早くなります。

また床下の高さは非常に重要で、床下空間の容積と発泡倍率から薬剤使用量を決める必要があります。発泡施工だから〇〇希釈でといった考え方は床下の高さを無視しており、床下の高さが低ければ薬剤量不足となり、床下の高さが高いと撒き過ぎになるので注意が必要です。

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2023年6月28日 (水)

敢えて動かさず

段ボール移動に伴い確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。昨年の秋にシロアリ調査を実施した物件で、離れにシロアリ被害が確認されている案件です。

この物件ではガラス戸と枠の接合部に蟻道の構築が確認されました。その際、蟻道の一部を壊しヤマトシロアリの活動を確認しています。段ボールに入った小型家具がこのガラス戸に立てかけてありましたが、敢えて動かさずに確認を行いませんでした。シロアリ被害があることは、敷居と段ボールの接合部の蟻道でわかっていました。

あえて確認しなかたのは、コロニーを駆除するのが目的です。シロアリの活動箇所から薬剤処理することで、伝播性を発揮させてコロニーを駆除します。この場合でのポイントは、薬剤の選択と処理濃度及び処理量です。薬剤伝播性を謳い文句にする薬剤は多くありますが、実際に伝搬性を発揮させるためには、処理濃度と処理量が極めて重要です。但し伝搬性を謳っているのものの、実際には期待できない薬剤のありますのでご注意ください。

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2023年6月27日 (火)

散乱する糞

散乱するアメリカカンザイシロアリの糞 昨日はアメリカカンザイシロアリ対策のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。定期的に対策を実施している案件で、出窓付近に糞の堆積が確認されているとのことです。

この物件では先月もアメリカカンザイシロアリ対策でお伺いしていますが、前回は別の窓枠でした。今回糞の堆積が確認された出窓は以前から糞の堆積が確認されていますが、これまでは向かって右側の枠からの排出でした。しかし、今回は左側の枠からの排出となっています。

目視及び触診で脱糞孔を確認、フォーム剤で内部の空隙の様子を調査、再度別の薬剤を注入しました。この地域では古くからアメリカカンザイシロアリの生息が報告されており、外部から飛来した有翅虫(羽アリ)が脱翅、繁殖したものと考えられました。出窓という構造上、外部から侵入しやすい構造ですので注意が必要です。

部分的ですがホウ酸製剤を処理していますが、処理箇所から脱糞しているのでホウ酸製剤の効果も過信してはいけないようですね。

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2023年6月26日 (月)

徘徊種

徘徊種はチャタテムシ 右の写真は虫体同定のため撮影した1枚で、写っているのはチャタテムシです。室内でトビムシが発生していた案件で、先月末に侵入経路である屋外に対して薬剤処理を実施しています。今回2階ベランダで、小さい虫が徘徊しているとのことから相談を受けました。

このようなケースで先決なのは、発生している昆虫の同定です。そのため、捕獲いただき虫体を今回同定した次第です。チャタテムシは室内徘徊種として知られ、室内でダニが発生していると相談をいただく案件の殆どがチャタテムシです。目に見えるダニは一部のダニだけで、室内で確認されるダニの多くは目に見えないほどの大きさです。

チャタテムシは暗くて湿気のある場所を好むため、洗面や押入などでよく見つかります。この物件では、これら対策はきっちりと行われていますので室内側では確認されていません。チャタテムシの多くは屋外でも生息している種があるため、大発生し洗濯物などに影響が出ない限り特に何もする必要はありません。

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2023年6月25日 (日)

侵入できない床下の床束で確認された蟻道

侵入できない床下の床束で確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。5月中旬にリビング窓枠から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

キッチンにある床下収納庫から床下に侵入して点検調査を実施しましたが、人通口(床下通気口)が狭く、隣の床下に移動できない状態でした。人通口から隣の床下を確認したところ、遠くの床束に蟻道の構築が確認されました。

ちなみにこの蟻道は羽アリの発生した箇所とは異なる場所です。但し、羽アリの発生した床下でも、蟻道の構築は確認されています。この2箇所は離れていますので、最低でも地中には2つ以上のコロニーがあることを示しています。

まだ確認できていない床下がありますので、床下点検口を新設した上で再度シロアリ調査を実施、具体的なシロアリ対策の立案及び提案を行っていきたいと思います。

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2023年6月24日 (土)

ホウ酸製剤防腐防蟻処理

ホウ酸製剤防腐防蟻処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。新築防腐防蟻処理の案件で、使用薬剤はホウ酸製剤となっています。

ホウ酸製剤のメリットは安全性で、合成系薬剤と比べると揮発性はありません。メリットしかないのかと言われればそうではなく、効果的な問題が残されています。

ホウ酸の予防効果については、一定の評価はできます。ホウ酸処理された木材をシロアリが喫食すると、一定の量を超えた時点で致死します。そのため、構造材をシロアリから守るという目的は十分達成が可能です。

しかしホウ酸製剤メーカーさんが謳う、シロアリを駆除することには疑問を呈します。ホウ酸処理された木材を喫食したシロアリは致死しますが、コロニー全てのシロアリが駆除できるかと言えば駆除は非常に難しいと答えます。

シロアリは単独で見るのではなく、コロニーとしての集合体である認識が必要です。中にはホウ酸は遅効性なので伝播効果が期待できると主張されていますが、遅効性だけではコロニーを駆除することはできません。これは小員が実施している試験系でも結果は得られていますし、実際の現場で試験した結果も同じです。

実験は色々な方法で行われる場合がありますが、試験系によっては効果がないのにあるような結果が出る場合があります。シロアリの生態を理解し、どのような試験系であれば、容易に結果は事前にわかります。実験データだけで評価を下すのは、非常に危険です。現場での結果を試験系で表すのは非常に困難で、幾つもの試験系から総合的に現場での評価に繋げれるよう当社では創意工夫しています。


知り合いの設計士の先生から、小員はホウ酸製剤はお薦めしない派ではないのですかと言われたことがあります。新築時の処理としてホウ酸製剤は問題ないと考えています。そもそも近年の住宅では、個人的見解として薬剤処理は不要と考えています。構造(設計)そのものに問題なければ、シロアリが侵入するのはほぼ稀です。定期的に点検調査を実施すれば、問題ありません。

しかし現行の建築基準法であればほぼ薬剤処理は必須で、それを考慮するとホウ酸製剤処理は、有意性のある処理です。ホウ酸製剤は新築時の予防処理として有効ですが、シロアリ駆除ではあまりお薦めできません。シロアリに対する知識と薬剤特性を理解していれば十分対応可能ですが、多くのシロアリ防除業者さんでは正直難しいと思います。

よくシロアリ駆除をホウ酸製剤で実施して欲しいという要望をいただきますが、ホウ酸製剤一択はありません。化学物質に問題のある方の場合、自宅でお使いの石鹸による処理をお薦めしています。シロアリの生態を理解していれば、家屋内からシロアリを追い出すことは十分可能です。シロアリ防除業者さんに石鹸でシロアリ駆除ができますかと聞いていただければ、そのシロアリ防除業者さんのレベルがわかると思います。

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2023年6月23日 (金)

共通認識

高さの低い床下には多くの問題があります 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、シロアリ侵入防止処理依頼のためお伺いした次第です。

既に土間コンクリートが打設され、床組の殆どが交換された状態です。土間コンクリートを打設するのでハウスビルダーさんがシロアリ侵入防止処理が必須と判断し、対策をご依頼いただきました。

以前有名なリフォーム番組で布基礎+土の床下に土間コンクリートを打設したことを指して、シロアリや湿気に強いベタ基礎を表現していました。ベタ基礎と土間コンクリートでは、湿気に対してある程度同等に効果が期待できますが、シロアリは別問題です。布基礎と土間コンクリート接合部は、無収縮のコンクリートを使わない限りクラックが発生します。一定の大きさのクラックになるとシロアリは侵入可能となるため、ベタ基礎とは天と地の差があるのです。

侵入防止対策として、これらクラック発生想定部に薬剤処理を施しました。元々あった床下に土間コンクリートを流し込んでいますので、床下の高さはかなり低くなっています。大工さんと話しをしていたのですが、これだけ床下が低くなると今後の床下点検調査が困難になると同時に、床鳴りでもしようものなら床下での作業が困難になると共通認識となりました。

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2023年6月22日 (木)

上り框で確認されたシロアリ被害

上り框裏側シロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。玄関上り框に被害が確認されており、事前に写真を送付いただきました。その結果、シロアリ被害であることが判明したことから、シロアリ調査でお伺いしました。

床下側から点検調査した結果が右の写真で、上り框裏側に被害が確認されました。但し、コンクリートブロック基礎の接合部や布基礎面に蟻道の構築は確認されていませんので、玄関タイル下からの侵入と考えられました。

当該箇所以外にも蟻道を構築している箇所や空中蟻道(群飛孔)など複数の箇所で確認されました。地中にあるコロニーはいずれも活性の高い状態であると考えられました。この結果から、シロアリ駆除処理を実施するとともに、侵入防止処理も必要であると考えられました。適切でより効果的、安全性を確保した対策を提案したいと思います。

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2023年6月21日 (水)

侵入経路及び活動範囲処理

侵入経路及び活動範囲処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は新築から1年未満の物件で、室内にクロアリが徘徊しているとのことです。

前回クロアリを捕獲して同定した結果、トビイロケアリであることを確認しています。トビイロケアリは腐朽した木材を巣にする種類のクロアリで、在来工法の浴室壁内に営巣し羽アリを発生させることが多く報告されています。

しかし今回の物件は新築物件ですので、腐朽した木材は考えられません。ですので屋外側からの侵入と考えました。ちなみにこの物件はパッシブソーラーシステム構造の一つであるOMソーラー構造システムですので、室内側の対策としては業務用の毒餌剤を施薬しています。しかし巣は屋外側にあると考えられることから、想定侵入経路及び想定活動範囲に対して薬剤処理を施しました。何故、室内側に毒餌剤を屋外側に薬剤処理を施す必要があったのかは、セミナー等でご紹介したいと思います。

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2023年6月20日 (火)

シーズン到来

排水会所への薬剤処理 昨日は定期的に蚊対策を実施している、兵庫県内のマンションにお伺いしました。年間計画で実施している案件で、年6回の処理を行っています。開始月が5月で、今回は2回目の処理となっています。

対策実施に至った背景は、数年前に当該市町村でデング熱患者が発生したことが理由です。その際、どのような対策が有効か、費用対効果の高い対策を提案して欲しいとのことから、幼虫対策を基本として対策を提案、数年前から実施しています。蚊の幼虫はボウフラで、生息場所は排水会所など水の溜まる箇所ですので、それら箇所に薬剤処理を施しています。

今回の処理では、概ね蚊の発生を抑制できていました。しかし隣地に近い排水会所付近では、蚊の生息が確認されました。前回も蚊の生息は確認されておりチカイエカやアカイエカなどの冬季でも活動の確認される種でしたが、今回は一般的にヤブカと呼ばれるヒトスジシマカの活動も確認されました。蚊の活動も本格化するシーズンが到来したので、きちんと抑制できるよう対応していきたいと思います。

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2023年6月19日 (月)

今年も発生

ケブトヒラタキクイムシ成虫脱出孔 右の写真は、先日ヒラタキクイムシ類対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、数年前にリフォームした大阪府内の物件です。リフォームを実施した翌年、天井から木粉が落ちてきたとのことです。

虫体の採取までに相当時間を要しなんとか採取同定した結果、外来種のケブトヒラタキクイムシでした。外来種のヒラタキクイムシ類の場合、被害部を含む天井木部の撤去交換を原則としていますがコスト等を考慮し当社で対策を実施しています。

2019年に最初の成虫脱出孔と木粉(フラス)の堆積を確認して依頼、毎年発生を確認しています。初年度及び次年度はかなりの数を確認しましたが、以降は数箇所の発生のみとなっています。

ケブトヒラタキクイムシ成虫は木材内部で羽化後屋外に出ますが、その際成虫脱出孔をあけて出てきます。天井で発生ではフラスは床面に散乱しますが、空気の流れによって舞うため成虫脱出孔の特定には徹底的な調査が重要です。概ねケブトヒラタキクイムシの成虫脱出孔は、他種よりも小径であるため入念な調査が必須です。

ヒラタキクイムシ類が発生すると発生した木材に薬剤を塗布される防除業者がいます。目的が不明瞭で、本当に効果があると思って実施しているのであれば勉強不足の何物でもありません。木材内部に生息する幼虫に対策を実施しなければならないのに、木材表面に薬剤処理を実施しても何の効果もないのです。当社ではオリジナルアレンジの薬剤を注入処理及び物理的対策を実施しています。難しいのがケブトヒラタキクイムシの成虫脱出孔が小径であること、木材内部の坑道も小径で薬剤が注入及び拡散し難いため難防除種となっています。年を追うごとに木粉の堆積は大きく減少していますが、フラスの排出がなくなるまで根気よく対応していきたいと思います。

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2023年6月18日 (日)

防除処理は10年前

羽アリは空中蟻道の群飛孔から 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。5月中旬に床下換気口から羽アリが出ていくのを見かけたとのことから、シロアリ調査で同行しました。

床下側から点検調査した結果、床組に被害が確認されましたが薬剤注入処理跡も確認されました。これら床組への新たなシロアリの侵入や被害は確認されませんでしたが、羽アリの発生した原因がわかりました。それが右の写真で、土壌表面に空中蟻道の群飛孔が確認されています。この現象は、地中にあるシロアリのコロニーから羽アリが発生する場合に見られます。即ち地中にはシロアリのコロニーがあることが確実です。

お施主さまからの聞き取り調査では、10年前にあるシロアリ防除業者によって薬剤処理が行われたとのことです。今回床組で確認された薬剤処理跡は、その際に実施された処理跡と考えられました。

薬剤処理の保証期間は処理後5年ですが、薬剤の残効性は5年で消失する訳ではなく実際には7~10年は残効性が続きます。今回の群飛孔を見ると数年前から形成されていると考えられるため、群飛孔の形成された箇所は薬剤処理が薄い箇所と考えられます。それよりもシロアリのコロニーから羽アリが発生していることを考慮すると、地中にはかなり以前からコロニーがあったものと考えられます。これは前回処理された薬剤処理はシロアリ駆除処理ではなく、薬剤を撒いてシロアリを追い出した処理です。ですので、残効性が消失すると再侵入するのは当然と言えます。

薬剤大量散布して、シロアリ駆除と称するシロアリ防除業者が殆どです。本当にシロアリ駆除できているシロアリ防除業者は僅かです。薬剤大量散布しながらシロアリ駆除技術を謳う業者は、個人的に信用できません。

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2023年6月17日 (土)

長期に渡って

床下で活動するヤマトシロアリ 昨日は、5月中旬に床下換気口から大量の羽アリが発生した物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内のある物件のシロアリ調査が今回の案件です。

この物件は築70年近い物件で床下点検口がなかったことから、和室の床板を切り新設しました。床下側から点検調査した結果ですが、全ての部屋の床下でシロアリ被害及び蟻道の構築が確認されました。蟻道内では活動中のヤマトシロアリも確認され、活性の高さも伺えました。かなりの長期にわたって、シロアリ被害を受けているものと判断しました。

問題は増築部分で和室がないため、簡単に床下点検口を作成することができません。ですのでハウスビルダーさんに新設して貰い、追加で点検調査を実施する必要があります。確認されているシロアリ被害のうち既築側の基礎面に蟻道の構築は確認されていませんので、増築側からの侵入は明白です。

ここまでシロアリ被害が広がり活性が高いとなると、シロアリ駆除を先行して実施し侵入防止対策も必要と判断せざるを得ません。床下動線も良くなく作業には苦労すると思いますが、きちんと対応したいと思います。

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2023年6月16日 (金)

シロアリ定期点検調査

シロアリ定期点検調査 昨日はシロアリ定期点検調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている設計士さんの案件で、前回9年前に定期点検調査を実施しています。

この物件ではもう少し早く定期点検調査を実施する予定でしたが、コロナ過のため今回やっとお伺いすることとなりました。床下側から点検調査した結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。

この物件はコンクリートの床下ですが一体化されたベタ基礎ではなく、布基礎にコンクリートを流し込んだ土間コンクリートです。そのため布基礎と土間コンクリートの接合部にクラックが入り易く、このクラックがシロアリの侵入経路となるのです。だからと言って薬剤処理は、高額な費用のかかる過剰なシロアリ対策ですのでお薦めできません。定期的な点検調査は、安価で薬剤不使用の安全なシロアリ対策なのです。

ちなみにお施主さまからの聞き取り調査では、最近ムカデを見るようになったとのこと。ムカデ対策は、基本的に外周部への薬剤処理が基本であることを説明させていただきました。但しこの物件では、設計士さんによって炭のマットが敷かれており、このマットの下がムカデの住処になるため注意が必要な旨も説明させていただきました。

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2023年6月15日 (木)

イエシロアリ群飛

電灯に群がるイエシロアリ羽アリ 右の写真は、昨日大阪府内の物件で撮影した1枚です。電灯に群がっているのは、イエシロアリの有翅虫(羽アリ)です。この物件は家族が入居しているマンションで、7階廊下部分の電灯です。

数日前、玄関で翅が確認されたことから相談を受け、写真を送付いただきました。翅を拡大したところ、イエシロアリの可能性が限りなく高いと判断し、今回タイミングがあったので見に行きました。

大阪府内といっても大阪市内の中心部で、靭公園と中央大通りの間です。この辺りは小員も何度かイエシロアリを確認している地域です。ちなみに発生したマンションには、営巣可能な植え込みはありません。

マンション内のどこかに営巣している可能性もありますが、外部から飛来した可能性も考えられます。イエシロアリが発生している旨を管理会社に報告して貰い、必要に応じて対応したいと思います。

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2023年6月14日 (水)

OMソーラー構造システム定期点検調査

OMソーラー構造システム定期点検調査 昨日はシロアリ定期点検調のため、なら県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、継続的に定期的な点検調査を実施しています。

この物件は、パッシブソーラーシステム構造の一つであるOMソーラー構造システムです。10年以上前に庭の立ち木に蟻道の構築が確認され、ヤマトシロアリの活動が確認されたそうです。ハウスビルダーさんはOMの協会に相談、ベイト工法のひとつであるセントリコンを設置したそうです。

セントリコンのベイトボックスには頻繁にヤマトシロアリの侵入が確認されたとのこと。都度、ベイト剤を投入したものの、見えなくなると再侵入の繰り返しが続いたそうです。ハウスビルダーさんは対応として間違っているのかと思われ、小員に相談がありました。そして、現在の定期的な点検調査の方法へと変更になりました。

床下側からの目視等による点検調査に加え、床下側から点検調査できない箇所については非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を実施しました。今回の点検調査でも、前回に引き続きシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。

庭にシロアリが生息していることは土壌が健康な証拠で、家屋に極めて近い場所で確認されれば注意すれば良いのです。そもそもヤマトシロアリの生態を考慮すれば、ベイト工法は不適です。コロニーが分離融合を繰り返し、ストレスで容易に逃亡する生態にはベイト工法は向きません。ヤマトシロアリでベイト工法を勧めるのは、シロアリが繰り返しでボックス内へ侵入するため点検料が確実に取れる打ち出の小槌状態にあるからと小員は考えています。

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室内徘徊種

トビイロケアリ腹部 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リビングの室内側でクロアリが徘徊しているとのことから、主任さんと同行しました。

クロアリが室内で徘徊している場合、先決なのはクロアリの種類を特定することです。クロアリの種類を特定することで、どのような生態なのかを理解した上で対応策を考えなければなりません。

今回確認されたトビイロケアリです。腐朽した木材に営巣する種類として知られていますので、周辺に雨漏れや水漏れなどがないかを調査する必要があります。壁内に営巣する場合もあれば、外部から侵入するケースもあります。いずれにしてもきちんと調査を行った上で、どのような対策が立てるを考えることが重要です。

今回はトビイロケアリでしたが、室内徘徊種のクロアリは多数います。クロアリの種類により、対策の内容は少しづつ異なります。市販の薬剤で駆除できないケースは多いため、安易な対策はあまりお薦めしていません。

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2023年6月12日 (月)

古い被害ではありますが

古いシロアリ被害 昨日はシロアリ調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。以前、シロアリ対策でお世話になった物件でお会いした大工さんからの依頼です。

この物件は元々築80年を超える物件で、大工さんによってリフォームがほぼ終わっていますが一部まだ進行中です。リフォーム前にシロアリ被害が確認されており、被害材は交換されたそうですがシロアリが心配とのことからシロアリ調査を実施することとなりました。

床下側から点検調査した結果、大工さんの指摘とおりシロアリ被害が確認されました。但し、現時点でシロアリの侵入及び生息は確認されませんでした。基本的には薬剤の全面処理は不要と判断しましたが、局所的に薬剤処理を実施した方がよい箇所が確認されました。古い被害ではありますが、被害部内部に蟻道が確認されていることが理由です。

一般的に実施されている薬剤全面処理は、費用対効果に劣ります。シロアリ侵入リスクが低いにもかかわらず、薬剤処理にかかるコストは高額です。その上、薬剤曝露リスクもあるため当社では薬剤全面処理ではなく、定期的な点検調査によるシロアリ対策をお薦めしています。

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2023年6月11日 (日)

床下定期点検調査

床下定期点検調査 昨日は定期点検調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件では過去にシロアリ被害があり、他社によってシロアリ防除処理が行われています。

その業者から保証期間切れ後の薬剤再施工の執拗な案内があったとのこと。お施主さまは他に方策はないかと検索された結果、当社の定期点検調査を依頼いただくこととなりました。

点検調査では問題ありませんでしたが、その後定期点検調査は間隔が空きました。その間に雨漏れがあり、シロアリが侵入、羽アリが発生したことから当該箇所のみシロアリ駆除処理を実施しました。

その後、2年毎に点検調査を実施していますが、シロアリの侵入等は確認されていません。今回はお施主さまが庭でシロアリを確認したとのことから、前回の点検調査から1年半しか経過していませんが点検調査を実施した次第です。

今回の結果もシロアリの侵入等は確認されませんでした。庭で確認されたシロアリは建物から離れた場所にあり、建物に侵入する可能性は極めて低いと判断しています。シロアリの生態を理解していれば当然かわることですが、シロアリ防除業者の中には庭にシロアリが生息していれば侵入するので薬剤処理はしないといけないと言います。これは薬剤処理したいがための常套句で、騙されないようご注意ください。

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2023年6月10日 (土)

3年前にも羽アリが

束石周辺の蟻道及び活動中のシロアリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。和室の畳の隙間から羽アリが出てきたとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

床下側から点検調査した結果、広範囲にシロアリ被害と蟻道の構築が確認されました。お施主さまからの聞き取り調査では、3年前にも羽アリが発生したとのことでした。

その際、市販されているシロアリ図柄の入った殺虫スプレーを噴霧したところ、発生は収まったとのこと。ここ2年は羽アリの発生がなかったことから、もう大丈夫を安心されていたとのことです。今回は3年前の羽アリの発生数よりも多く、流石にきちんと見て貰う必要があると思いハウスビルダーさんに相談されたようです。

このように、市販の殺虫スプレーを使用した事例は多く見られます。殺虫スプレーで駆除できるのは、あくまで発生した羽アリだけで、集団で活動するシロアリは一切駆除することはできません。そのため、被害はゆっくりと進行していきます。

シロアリの羽アリが発生した場合、本当のシロアリ技術者に調査を依頼することが重要です。本当のシロアリ技術者であれば、侵入経路と生息範囲を調査し、適切なシロアリ対策を提案してくれます。床下の点検調査をすることなく、見積だけを出すしろあり防除業者はシロアリ駆除技術が欠落した薬剤撒き屋ですのでご注意ください。

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2023年6月 9日 (金)

リフォーム後に確認された甲虫

発生種はコクヌストモドキ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。昨年リフォームした物件で、甲虫の徘徊を室内で見かけるとのことから同行しました。

お施主さまが虫体を捕獲していただいたので、簡易顕微鏡で同定を行いました。虫体は右の写真で、コクヌストモドキです。コクヌストモドキは穀物の粉体に発生する昆虫で、食品工場や食品倉庫、パン屋などの飲食店で発生する害虫です。穀物粉体に幼虫が発生するため、工場や商店などでは商品価値がなくなるため、対策が必須な害虫です。一般家屋でコクヌストモドキが確認される事例では、発生源があるため乾燥穀物などの管理を徹底することが対策です。

コクヌストモドキは新築直後に大量発生する場合があります。どうやら屋外からの侵入するようですが、建材の中に誘引成分があると考えられているようですが詳しくはまだわかっていないようです。

ちなみにお施主さまが大手害虫防除業者にコクヌストモドキを見て貰ったそうですが、その際ヒラタキクイムシ類ではないかと言われたそうです。ヒラタキクイムシとコクヌストモドキを見間違ることは、業者としてあり得ません。ほぼ素人としかいいようのない害虫防除業者に対策を任せるのは、どう思われますでしょうか。

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2023年6月 8日 (木)

キッチン窓枠で確認された羽アリ

床束で確認された蟻道 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件の床下で撮影した1枚です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件です。先月の上旬に、キッチンの窓枠付近で羽アリの発生が確認された案件です。

羽アリの死骸を捕獲していただいており確認した結果、ヤマトシロアリの羽アリでした。数年前にも、羽アリが発生したことがあるとのことです。床下側から点検調査した結果、羽アリの発生が確認されたキッチン床下で蟻道の構築が複数に箇所で確認されました。床束などの床組にはクレオソートが塗布してあるため、被害は殆どありませんでした。

それ以外の箇所でも蟻道構築やシロアリ被害が確認されましたが、人通口(床下通気孔)が狭く当該床下に侵入できない箇所が複数ありました。ハウスビルダーさんにお願いして、床下点検口を新設し、対応する予定です。

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2023年6月 7日 (水)

毒餌剤施薬

毒餌剤施薬 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日現地調査を実施した案件で、室内にトビイロケアリが徘徊しています。

この物件は、パッシブソーラーシステム構造の一つであるOMソーラー構造システムです。床下の空気を室内に取り込む構造で、室内の空気が循環するため薬剤処理には特に注意が必要です。そのため室内での薬剤処理は選択せず、室内側での毒餌処理を選択しました。

業務用アリ用毒餌剤は数種類が販売されていますが、今回はその数種類を組み合わせて使用しました。雑食性であるトビイロケアリは、この毒餌であれば必ず食餌するという訳ではなく、コロニーによって好き嫌いが結構あります。ですので、数種類を組み合わせて使用しました。

ちなみに市販されているアリ用毒餌剤は、誘引餌がトビイロケアリと一致せず、見向きもしない事例が多く報告されているようです。アリが徘徊しているからと市販のアリ用殺虫スプレーを噴霧すると、殺虫成分(天然成分を含む)の忌避性によってかえってアリの活動範囲を広げてしまいますのでご注意ください。

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2023年6月 6日 (火)

新たな箇所からの排出

アメリカカンザイシロアリ脱糞孔 昨日はアメリカカンザイシロアリ対策を継続的に実施している、兵庫県内の物件にお伺いしました。新たな箇所から糞の排出が確認されたとのことから、調査及び駆除処理がこの日の案件です。

今回糞の排出が確認されたのは窓枠付近で、上部の枠に糞の排出孔が確認されました。非破壊シロアリ探知機を用いて周辺を調査、アメリカカンザイシロアリの活動範囲を特定し薬剤注入処理を実施しました。

今回新たに糞の排出が確認された箇所ですが、想像以上に生息範囲は広がっていました。生息範囲は外壁に近い側でも確認されましたので、恐らく外部から飛来したアメリカカンザイシロアリ有翅虫(羽アリ)が当該窓枠に侵入、繁殖したものと考えられました。

当該地域では古くからアメリカカンザイシロアリの生息が確認されており、外部からの羽アリの侵入することは十分考えられます。無垢の木材に対してはホウ酸製剤も実施していますが、塗装木材ではホウ酸製剤を処理しても弾いてしまい効果は期待できません。現場での試行錯誤はまだまだ続きますが、創意工夫して対応したいと思います。

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2023年6月 5日 (月)

掃き出し窓枠付近で確認された羽アリ

掃き出し窓枠付近で確認された羽アリ 昨日は掃き出し窓枠付近で羽アリが発生したとのことから、兵庫県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている設計事務所の先生の案件です。

羽アリは洋室にある掃き出し窓枠付近で、先月の中旬に確認されたとのことです。この現場は数年前にシロアリ駆除処理を実施した物件で、今回羽アリの発生が確認された箇所は駆除処理した箇所と大きく離れた箇所となっています。

問題はこの洋室の床下は高さが低く、15㎝程度しかありません。そのため当該床下に侵入してのシロアリ対策はおろか点検調査もできていません。今回、非破壊シロアリ探知機を用いて当該洋室の床面及び壁面の調査を実施しました。その結果シロアリの生息は確認されず、目視でもシロアリ被害は確認されませんでした。

床下換気口からファイバースコープを入れて調査した結果、床下土壌表面に空中蟻道が確認されました。地中にあるコロニーから羽アリが発生、空中蟻道である群飛孔から床下内、床や壁の隙間から室内に侵入したものと考えられました。今後どのようにこの地中のコロニーを駆除するか、工夫を凝らして対処したいと思います。

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2023年6月 4日 (日)

新たなシロアリの侵入

新たなシロアリの侵入 今日ご紹介するのは、先日浴室入口枠付近でシロアリ及びトビイロケアリの被害が確認された物件での床下点検調査です。この物件では床下点検調査の結果、複数の箇所でシロアリの侵入が確認されました。

この物件では、8年前にシロアリ調査でお伺いさせていただきました。その経緯ですが13年前に一度JAでシロアリ防除処理を実施しているとのこと。8年前に、保証期間が過ぎたので再施工を勧められたとのことです。

その際提出された見積金額が非常に高額で、それを見られた親族の方がこの金額は有り得ないとのことから当社に点検調査依頼をいただいた次第です。

その際の点検調査ではシロアリ被害は当然確認されましたがいずれも薬剤処理跡が確認され、シロアリの侵入及び生息は確認されませんでした。しかし床下環境としては悪い条件で、シロアリ侵入リスクの高さが伺えました。そのことを説明報告し、定期的な点検調査をお薦めしました。

その後様々な経緯があり点検調査は行われなかった結果、今回の点検調査でシロアリの侵入が確認されたとのことです。新たな侵入経路は、過去の蟻道跡や被害跡での侵入ではなく、いずれも新たな箇所での侵入でした。現時点で床組への被害は僅かで、強度に影響を与えるものではありません。

JAによって13年前に実施した薬剤処理は、一般的な薬剤大量散布です。シロアリを駆除するというよりも、薬剤大量散布によってシロアリを敷地から遠ざけた処理です。ですので薬剤の残効性の消失に伴い、シロアリが再侵入したのでしょう。コロニーを意識した駆除処理を実施していれば、再侵入はなかったでしょう。定期的な点検調査を放置し過ぎましたが、比較的早期発見ですのできちんと対応できるでのはないかと考えています。それにしても、JAに入っているシロアリ防除業者の施工技術レベルの低さが伺えます。

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2023年6月 3日 (土)

診断書

診断書交付 台風に伴う梅雨前線の影響で大雨となった昨日は、いつもお世話になっているハウスビルダーさんと朝から現場で打ち合わせを行いました。その後は狩猟免許更新に必要な書類の一つである診断書をかかりつけ医にいただきに行きました。

狩猟免許には網猟免許、わな猟免許、第1種銃猟免許、第2種銃猟免許があります。精神分裂病(統合失調症)、そううつ病(そう病及びうつ病を含む)、てんかん(軽微なものを除く)にかかっている者、知的障害又は麻薬、大麻、阿片又は覚せい剤の中毒者、その他自分の行為の是非を判別して行動する能力が欠如又は著しく低い者の各号に該当しないことを証明するため診断書が必要となります。

併せて更新手数料として収入証紙を購入するため、銀行にも行きました。後で気付きましたが、今はクレジットカードやインターネットバンキング等電子納付もできるようです。前回の更新時には電子納付はできませんでしたので、世の中はどんどん便利になりますね。

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2023年6月 2日 (金)

重複被害

浴室入口の被害 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。8年前にシロアリ調査でお伺いした物件で、最近になりこのような状態になるとご相談いただいたことからお伺いした次第です。

被害は浴室の入口で確認されており、入口枠はシロアリによる被害です。しかし被害部で確認されたものは、シロアリの蟻道ではありません。恐らくトビイロケアリが排出した、腐朽木材片と考えられました。

シロアリが浴室入口枠に侵入したものの、何かの拍子に枠の一部が欠けたことでシロアリが被害部を放棄、そこへトビイロケアリが侵入したものと考えられました。

対応として当該被害部へ薬剤処理を施しました。ちなみに床下側から点検調査を実施していますが、これには色々な事項がありますのでまたの機会にご紹介したいと思います。

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2023年6月 1日 (木)

2023年6月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボ2306トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は数年前に兵庫県内の物件で確認された、イエシロアリの羽アリです。鉄筋コンクリート造の一般住宅で確認されました。

この物件の構造は床下がコンクリートでできており、床下がない逆ベタ基礎(土間床)構造となっています。屋外側に基礎や壁面に蟻道は確認されていませんので、配管の隙間やコンクリート接合部からの侵入と考えられます。

イエシロアリは巨大なコロニーを構築し、広大なネットワークを形成します。被害部の近くに本巣があるケースは少なく、地中など見えない場所に形成されることが多いようです。イエシロアリの駆除は、この本巣を叩くことが必須です。本巣を駆除するためには徹底的な調査により本巣へダイレクトに薬剤を注入するか、薬剤の特性を生かして本巣が駆除できる方法を採用するかです。

ヤマトシロアリは薬剤の大量散布で何とか防除できるケースがありますが、イエシロアリではそうはいきません。きちんと本巣を意識した処理を実施しないと駆除できないため、経験のない或いは少ないシロアリ防除業者では再発するのは当然と言えます。イエシロアリは薬剤の大量散布では駆除できません。薬剤メーカーが言うドミノ効果を期待して処理したのに駆除できず、再発した事例を幾つか見てきています。こうした再発事例の駆除は特に難しいのですが、当社では完全駆除した事例があります。

イエシロアリも他のシロアリと同様に、シロアリ調査が重要です。侵入経路や生息及び被害範囲を把握した上で、最適シロアリ駆除及び侵入防止対策を立案します。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参考いただきますようお願いいたします。

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