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2023年8月31日 (木)

想定内

やはり確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日ご紹介したリフォーム中の物件で、前回部分的に床組みを撤去した箇所のシロアリ対策を実施しています。

今回は未撤去部分である床下側のシロアリ対策で、施工前に床下側の点検調査ができていなかったことからシロアリ調査を実施しました。調査結果は右の写真のとおり、玄関側壁床下側でシロアリ被害が確認されました。

この物件は築40年で、構造は石場建である伝統工法です。おそらく新築時には薬剤処理されているものと考えられ、被害はこの1箇所でした。築年数を考慮すると有機塩素系薬剤を使用した可能性が高いため、ほとんどの部位でシロアリ被害がなかったものと考えられました。

有機塩素系薬剤は殺虫力に優れているものの、投下有効成分量が多く一部の薬剤と比較して100倍、以上も撒かれます。安全性にも問題がある上難分解性のため、環境汚染の問題もあります。これら難分解性かつ高蓄積性であり、人または高次捕食動物に対する長期毒性を有する化学物質であるため1986年9月第1種特定化学物質に指定されています。以降、製造、販売、使用は禁止されています。

クロルデンが処理された家屋では、シロアリ被害が確認されるケースは殆どありません。難分解性とはいえ分解される条件であったり、施工ムラなど不効となるケースも散見されるのは事実です。石場建伝統工法は地面と木材が近いため、シロアリ侵入のリスクが高くなります。ましてや当該地域はイエシロアリ生息地域ですのでシロアリ対策は必須と判断しました。

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2023年8月30日 (水)

ベタ基礎に過信は禁物

洗面床組で確認されたシロアリ被害 昨日はシロアリ対策のため、奈良県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている設計事務所さんの案件で、今年の春に洗面で羽アリが発生した物件です。

今回洗面の床が撤去されたことから、駆除処理でお伺いした次第です。その洗面の床下が右の写真のとおりで、右奥が浴室となっています。床組の広範囲にシロアリ被害が確認されておりますが、この物件の基礎構造はベタ基礎です。しかし浴室部分は在来工法であることから、浴室がシロアリの侵入経路となっています。これら箇所に対して薬剤処理を実施しました。

在来工法の浴室は、基礎の内側は土となっています。コンクリートで囲まれていますが、コンクリートには隙間があるためその隙間からシロアリが侵入します。しかも浴室側基礎はコンクリートブロックとなっていますので、隙間だらけといっても過言ではありません。

ベタ基礎だとシロアリは侵入しないと思い込んでおられるお施主さま以外に、ハウスビルダーさんや設計者さんが非常に多いようです。ベタ基礎でも過信せず、点検調査を実施し早期発見することが重要です。

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2023年8月29日 (火)

新築物件で確認された甲虫

コクヌストモドキ 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。新築物件で甲虫が確認させており、ヒラタキクイムシ類ではないかとご相談をいただきお伺いした次第です。

甲虫はお施主さまによって捕獲されていたことから、同定を実施しました。結果は右の写真のおとりでコクヌストモドキでした。特徴としては腹部側に複眼が確認されるのが特徴です。お施主さまはご自身で調べられたそうで、ヒラタキクイムシ類ではないかと心配させていたとのことです。

コクヌストモドキは、食品や乾燥した植物質の粉物が発生源です。こうした食品が放置されている事例は、新築ではあまりありません。例えばドライフラワーなども発生源があるため、注意していただくように進言させていただきました。ただし、コクヌストモドキは新築事例で発生する事例が報告されています。建材の中に誘引性があるのではと言われていますが、まだ解明していないようです。いずれにしても今後の動向に注意していただくようお願いしました。

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2023年8月28日 (月)

侵入リスク

侵入防止処理昨日はリフォーム中の大阪府内にある物件に、シロアリ対策でお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、現場の空き状況と小員の予定から休日施工となりました。

リフォームは部分的で、床が撤去された箇所では床組が新しくなった状態となっています。今回、時間的制約もあり部分的な処理となりました。一般的には薬剤大量散布ですので、動力噴霧器で処理されます。しかし、日曜日に騒音を出すのは近所迷惑ですので、殆ど音を出さないように対策を実施しました。

後日、既存部分の床下を処理する予定です。ちなみにシロアリ対策の実施に至った背景は、イエシロアリの生息が確認されている地域であることが理由です。イエシロアリはヤマトシロアリと見た目で区別できませんが、性格は大きく異なります。イエシロアリは侵入リスクが高いため、生息の確認されている地域では侵入防止のシロアリ対策をお薦めしています。

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2023年8月27日 (日)

巣穴周辺

巣穴周辺への薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、奈良県内の物件にお伺いしました。昨年、リビングでサクラアリの羽アリが発生するとともに、働きアリが徘徊された案件です。

昨年の晩秋、床下点検調査を実施しましたが巣穴が確認されているものの、サクラアリの活動は確認されませんでした。羽アリが発生してから点検調査にお伺いするまで、タイムラグがあったことが理由として考えられました。

8月に入りサクラアリの働きアリの徘徊が確認されるようになったことから、駆除処理のためお伺いした次第です。室内ではサクラアリの徘徊が確認されるとともに、床下側でも徘徊が確認されました。

当社の薬剤処理はアリの習性を利用して、巣まで駆除できるような処理を行なっています。そのためアリが活動していない時期では薬剤を効果的に使用できないため、アリの活動期に処理を行います。お施主さまは早期に薬剤処理を行うものと思っておられたようですが、説明させていただきご納得をいただきました。

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2023年8月26日 (土)

リフォーム現場

リフォーム現場で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム現場でシロアリ被害が確認されたものの、シロアリの活動が確認されていないので点検調査して欲しいとのことからお伺いした次第です。

被害が確認されたのは右の写真のとおりで、低い基礎の上に土台が敷き込まれた箇所でした。築年数が結構古いため、構造的なことが考慮されず建てられたことが原因と考えられました。薬剤処理跡が確認されていませんので、放棄されたものと考えられました。被害は古いものではないため、依然として地中にコロニーがあるのではと考えられました。

この状態であること、リフォームによってスケルトン化されていること、対策費用は床下に潜り込むことよりも安価であることから、薬剤処理は効果的であると判断されます。個人的な見解ですが、協会仕様書に準拠した処理は高濃度大量散布ですのでお薦めしません。安全性の高い薬剤イコール安全ではないので、使用する場合必要最小限であるべきという考え方を当社では推奨しています。

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2023年8月25日 (金)

皆無の食餌跡

毒餌剤への喫食は確認されていません 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんのからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。ウッドデッキにシロアリ被害らしきものが確認されていることから、シロアリ調査のためお伺いした次第です。

ウッドデッキで確認された被害ですが、ヤマトシロアリによる被害のあと腐朽が進行した状態でした。ウッドデッキ部の床束には蟻道の構築及びヤマトシロアリの活動が確認されました。ちなみに家屋そのものはベタ基礎構造で、基礎面に蟻道の構築はありませんので家屋への侵入はないと考えられました。

お施主さまはシロアリ被害をあることを考慮し、ウッドデッキ床下部にご自身で対策を実施されていました。それが右の写真で、ウッドデッキ床下部に市販されているシロアリハンターが土壌表面に対して少し埋めた状態でした。一般の方はこの商品を謳い文句を信じて設置される事例が多いようですが、当社でも何度もこの用品が設置されているのを見ていますがこれまでに食餌されているを見たことがありません。

この商品にシロアリが食い付かないのは、単純にヤマトシロアリの生態によるものです。閉鎖空間でこの商品しかない条件下であれば、ヤマトシロアリも食い付くでしょう。しかし自然界に生息するヤマトシロアリはそう簡単に食い付くものではないのは、生態を知っている側にとっては当然のことなのです。

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2023年8月24日 (木)

壁面撤去

壁内のシロアリ被害 右の写真は、シロアリ対策を予定している物件で撮影された1枚です。洗面で羽アリが発生した物件で洗面屋外側の壁面を撤去した壁内では、シロアリ被害が確認されています。ちなみに洗面の外壁及び内壁にシロアリ被害は一切確認されていません。

この物件はベタ基礎構造で洗面の床下は基礎が独立している上、床下点検口がありません。ベタ基礎構造ですので、床下側からの侵入ではないと考えられます。この物件では浴室屋外側基礎面に蟻道が確認されており、これが侵入経路と考えられました。

このケースでのシロアリ対策の基本は、屋外側での地中にあるコロニーの駆除処理です。床下に薬剤を撒いても、シロアリが侵入できない構造であれば何の役に立ちません。シロアリのコロニーを如何に駆除するかが、シロアリ対策の本質です。

薬剤を沢山撒けば、施工費用が高額になるのは当然です。最近安価な金額で請け負うシロアリ防除業者が増えていますが、安価な薬剤を使用すれば十分対応はできます。しかし安価な薬剤の中には、海外で製造された殺虫成分を使った薬剤もあります。有効成分は国産殺虫成分と同じながらも、海外品は不純物に問題があることも事実ですのでご注意ください。

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2023年8月23日 (水)

台風通過後

ボウフラ生息域薬剤処理 昨日は蚊対策のため、兵庫県内のマンションにお伺いしました。5年前から継続的に実施している案件で、5月を開始月、10月末を期間満了とし月1回排水経路を中心に対策を実施しています。

例年8月は、蚊の最盛期で対策にお伺いすると刺される事例が多くなっています。今年は盆期間に台風が襲来したことで排水系が全て入れ替わったこともあり、多くの排水ピット付近で蚊の活動が確認されました。排水ピット内の薬剤が分解及び流出により効力を失ったことが理由として考えられました。

小員はアレルギー持ちのため蚊に刺された場合、強い痒みを感じるとともに刺咬跡も大きく長時間に渡って残ります。そのため蚊の刺咬対策のため防蚊加工されたアームガードを使用するとともに、カバーできない箇所を防蚊スプレーで対応しています。以前は第二種医薬品であるディート30%を使用していました。但し、この製剤は皮膚に痛みを感じ、刺咬されるよりもと思い使用していました。その後イカリジン製剤が発売され、現在は防除用医薬部外品であるイカリジン15%製剤を利用しています。ディートに比べ、刺激性が少なく快適に使用しています。

蚊に刺咬されると特にヒトスジシマカの場合、デング熱に罹患する場合があるので注意が必要です。そのためにも、蚊対策が重要なのです。

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2023年8月22日 (火)

屋外側薬剤処理

屋外側薬剤処理 昨日はトビイロケアリ駆除のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。室内でクロアリが徘徊しているとご相談をいただき、先日調査でお伺いしています。

新築であることからトビイロケアリは壁内で営巣している訳ではなく、外部侵入であると考えられました。この物件の構造は全熱交換システムを採用しており、壁内や床下に空気の流れがあるため室内側での薬剤処理は厳禁です。そのため薬剤処理は外周処理で実施しました。

屋外でのトビイロケアリの徘徊状況を確認しながら処理をおこなっていますが、ポイントは薬剤の種類と濃度です。コロニーの生息数が大きくなる傾向にあるトビイロケアリですので、如何に巣まで駆除ができるかが重要なのです。

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2023年8月21日 (月)

立ち上がる蟻道

立ち上がる蟻道 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっている設計事務所さんの案件で、知人が今年の春に羽アリが発生したとのことから建築士の先生に相談されたそうです。

床下側から点検調査した結果、広範囲に蟻道の構築やシロアリ被害が確認されました。その一つが右の写真で、典型的な蟻道の構築事例です。シロアリは乾燥と外敵から身を守るために、蟻道を構築します。蟻道の内皮は防水構造となっていますので、水分が逃げません。

シロアリは硬い外骨格を持たないため、体表面から水分が失われやすいため乾燥に弱い昆虫です。しかし蟻道を構築してしまえば、乾燥した床下など何の役にも立たないのです。シロアリは基礎面に蟻道を構築し、土台などの木部に到達して加害します。

重要なのは早期発見で、今回の事例でも何気ない会話から床下点検調査を実施することとなりました。お施主さまは羽アリが発生したものの、市販の殺虫スプレーを噴霧、その後羽アリが収まったことから駆除できたと勘違いされていたようです。よく聞く事例で、シロアリが生息し被害を与えていても、羽アリが必ず発生するとは限りませんのでご注意ください。

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2023年8月20日 (日)

リスクとベネフィット

危険なコンクリートブロック基礎 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、部分的にリフォームを実施している大阪府内の物件にお伺いしました。一部の解体が終わったことから現地調査に合わせて、お施主さまにもシロアリ対策について説明して欲しいとのことからお伺いした次第です。

この物件の最大のポイントは、イエシロアリ生息地域であることです。この周辺では以前からイエシロアリの生息が報告されており、実際に対策を実施した物件からそう遠くない距離にあります。ヤマトシロアリしか生息していない地域ですと、薬剤処理以外に定期的な点検調査という選択肢もあります。イエシロアリ生息地域では、可能であれば薬剤処理をお薦めしています。

この物件は築40年が経過した家屋で、部分的に増築されています。増築された箇所には右の写真のとおり、ブロック基礎が採用されています。コンクリートブロック基礎はシロアリの侵入リスクが非常高く、この面からも薬剤処理はお薦めしたい理由の一つとなります。

現時点でシロアリ被害や生息は確認されていませんが、築40年であることを考慮すると有機塩素系薬剤の処理が考えられます。しかしお施主さまからの聞き取り調査ではここ数年ゴキブリが多いとの報告もあり、難分解性とはいえ効力が低下していることは間違いないでしょう。今回は薬剤処理について担当の建築士の先生も交えてリスクとベネフィットを説明をさせていただきましたが、恐らく薬剤処理をされると思います。その際には、効力と安全性にご満足いただけるような処理を予定しています。

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2023年8月19日 (土)

同定

同定結果はトビイロケアリ 右の写真は先日、クロアリが室内で徘徊しているとご相談をいただいた物件で捕獲した死骸です。兵庫県内にある新築物件で、洗面や廊下などで徘徊しているとのことです。

お伺いした日ですが、残念ながらクロアリの徘徊は確認されませんでした。掃除が行き届いていましたが、幸いにも死骸を捕獲することができました。一部が潰れており、頭部のなかったため同定には時間を要しました。

日本には200種類以上のクロアリが生息しており、同定は簡単ではありません。腹柄の数、腹部末端の形状、頭部複眼の形状、大顎の形状、気門の位置や形状など詳しく観察する必要があります。複数匹捕獲できるとこれら形状の確認は見やすい個体で可能ですが、潰れた個体の場合非常に時間を要します。

結果的にこのクロアリはトビイロケアリで、室内侵入種としては一般的によく見られる種です。簡易顕微鏡では腹節に刺があるように見えたのですが、押し潰された部分が刺のように見えたことが原因でした。木材腐朽部に営巣する種ですので、在来工法の浴室壁内や土台などで営巣する場面をよく見ます。しかし今回の事例は新築物件ですので、営巣はないと判断できます。外部からの侵入ですが、乾燥が行き届いた家屋でもたまに見ます。理由はわかりませんが、侵入する条件が何か重ねっているのかもしれませんね。

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2023年8月18日 (金)

トビイロケアリ駆除処理

生息想定部薬剤処理 昨日はクロアリ駆除処理のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。先日調査を実施した物件、徘徊種がトビイロケアリであることを確認しています。

トビイロケアリはキッチン掃き出し窓付近で徘徊が確認されるとともに、先月には羽アリの発生も確認されています。発生の確認されたキッチンですが基礎が独立されており、床下点検口もなかったため床下の確認できませんでした。今回大工さんによって床下点検口を新設いただいたことから、駆除処理が可能となりました。

新設された床下点検口から点検調査した結果、床下の高さが15㎝程度で侵入しての点検調査はできませんでした。目視可能な範囲で点検調査した結果、現時点でトビイロケアリの徘徊は確認されませんでした。

木材腐朽部に営巣する傾向のあるトビイロケアリですので、木材が腐朽している可能性のある箇所に対して薬剤処理を実施しました、

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2023年8月17日 (木)

怪しい効果

床下調湿材はお薦めしません 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。先生の知人の方が、床がブカブカすると相談を貰った知人がいるとのことから、小員に床下点検調査の依頼をいただいた次第です。

床下側から点検調査した結果、現時点でシロアリの侵入及び生息は確認されませんでした。過去に侵入したと思われる形跡とともに、薬剤処理跡も確認されました。問題の床がブカブカする箇所ですが、床板の劣化によるものでした。床下の湿気により合板が劣化している様子が確認されましたが、主たる要因は床下の湿気です。

ちなみにこの物件では基礎の床下換気口に床下換気扇の設置が、床下土壌表面には調湿材が敷設されていました。しかし床下は高湿度状態にあり、かなり酷いカビ臭も確認されました。これら床下調湿材や床下換気扇は、床下関連商材と呼ばれシロアリ防除業者にとっては高利益商材となっています。

高い工事費を取るため口八丁で床下関連商材を勧めてきますが、効果は今回の結果を見て一目瞭然で期待はできません。当社ではこうした床下関連商材はお薦めしていませんので、どうしても設置したい方は他のシロアリ防除業者をあたってください。

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2023年8月16日 (水)

室内で確認された甲虫

室内で確認されたジンサンシバンムシ 昨日は台風7号が兵庫県を直撃する予報とのことから、事務所にさえ行かず自宅での事務処理の1日となりました。幸い自宅及び事務所周辺には大きな被害はありませんでしたが、各地では大きな被害がありました。被害のあった地域は、一日も早い復旧を心からお祈りいたします。

今日ご紹介するのは、先日はいつもお世話になっている設計事務所の先生から送付いただいた虫体です。設計された家屋で確認されたとのことから相談いただき、虫体の採取と送付をお願いしたことから送付いただきました。

虫体の同定結果ですが、家屋内でよく見つかる甲虫のジンサンシバンムシでした。同定ポイントは触角で、ジンサンシバンムシは先端3節が大きくなっています。同じ属のタバコシバンムシは鋸歯状となっています。古い神社仏閣や古民家ではケブカシバンムシも見られますが、背面に斑紋がありますので同定は難しくありません。

ジンサンシバンムシは乾燥植物体を餌としていますので家屋が発生要因の場合、畳が挙げられますが新築から間もありませんので可能性は極めて低いものと考えられます。よくある事例としてはドライフラワーからの発生で、建築士の先生にはこうした乾燥植物体があるかどうかの確認をお願いしました。

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2023年8月15日 (火)

ピンスポット

非破壊シロアリ探知機調査 右の写真は先日、兵庫県内の物件にお伺いした際に撮影した1枚です。アメリカカンザイシロアリ駆除案件で、窓枠周辺で糞の堆積が確認されています。

この窓枠ではこれまでに何度か、アメリカカンザイシロアリの侵入と繁殖が確認されています。今回は明確な脱糞孔は確認されておらず、活動範囲の想定することが困難です。そこで活用されるのが、非破壊シロアリ探知機です。

非破壊シロアリ探知機調査を実施した結果、ピンスポットで活動していることが確認されました。糞の排出量が少ない訳ではなかったので、もう少し多く繁殖しているのではと考えられましたが実際には多くないと判断されました。

薬剤処理は自社試験で評価のよかった方法で処理を行いました。薬剤は任意で使用が可能で、ポイントは処理方法となっています。処理後に再度非破壊シロアリ探知機を用いて確認したところ、活動反応はきっちりと収まっていることを確認しました。また当該窓枠をくまなく非破壊調査を行い、他の活動がないことを確認しています。

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2023年8月14日 (月)

隔たりのある床下

潜伏場所の少ない床下 昨日は大阪府内にある施設に再訪しました。先日ムカデ対策のため床下での薬剤を実施しましたが、別に部屋でムカデの幼虫が室内側で確認されたとのことです。

前回はキッチンや洗面のある部分の床下で、ムカデが潜伏可能な箇所の多い環境でした。床上では洗面でムカデが確認されたので、当該箇所に薬剤処理を行なっています。今回は前回と異なる場所で発生したとのことですが、この床下と前回処理した床下には床下通気口がなく隔たりのある床下です。

幼虫の若齢時には親ムカデ周辺でしか活動しないので、前回処理した箇所で対策は十分でした。しかしムカデの幼虫は、既に親ムカデから離れて活動していたものと考えられました。床下通気口がなくて身僅かな隙間で、隔たりのある床下をクリアしたものと考えられました。

今回処理を実施した床下は、前回処理した床下に比べ潜伏場所は少ないので薬剤処理は限定的で対応可能です。ムカデが潜むことのできる隙間へきちんと処理できるかがポイントです。

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2023年8月13日 (日)

ベタ基礎の盲点

接合部はシロアリの侵入経路となります 昨日は新築物件での防腐防蟻処理のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、元々あった物件と新築物件を繋ぐ渡り廊下部分の床組が最後となったことから薬剤処理でお伺いした次第です。

通常の新築防腐防蟻処理としては協会仕様書に基づいて処理を行うだけですので、特に問題はありません。しかしこの渡り廊下部分は勝手口も兼ねているため、シロアリの侵入リスクが高くなっています。それが右の写真です。

基礎面に対して勝手口の基礎が接していますが、この接合面には隙間があります。新築した家屋も、渡り廊下部分も共にベタ基礎ですが、この接合部がベタ基礎の盲点なのです。この隙間がシロアリの侵入経路となりますので、薬剤処理ではこうした箇所を重点的に処理を行う必要があるのです。

重金属などの毒物に汚染された土にはシロアリが生息していませんが、健全な土にはシロアリが生息しています。庭に放置された木材にシロアリが侵入するのは、自然界に生息するシロアリにとっては普通のことなのです。ポイントは家屋に侵入するか否かで、重要なのは家屋の構造です。薬剤処理はあくまで補完であって、基本は構造がシロアリ対策で重要なのです。

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2023年8月12日 (土)

想定侵入ポイント

想定侵入ポイント 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。1箇月前に一度、シロアリ対策を実施しているリフォーム中の案件です。

前回の処理では、土間コンクリート打設前に薬剤処理を実施しています。過去に実施されたシロアリ防除処理跡が確認されましたが、解体時にはシロアリの活動が確認されていたことから薬剤処理を実施しました。

シロアリの活動が確認されているということは、地中にコロニー(巣系集団)があることを表しています。このようなケースで適切なシロアリ対策を取らなかった場合、基礎と土間コンクリートの接合部から侵入します。そもそも土間コンクリートを打設することにより、シロアリを寄せる要因の一つですのできちんと対策を行うことが重要です。

今回は床組がほぼ出来上がったことから、薬剤処理を実施しました。シロアリも勿論ですが、この物件は築年数が古かったこともあり、腐朽がかなり進行していました。当然木材腐朽菌の菌糸や胞子は周辺にまだありますので、こちらもきちんと抑えなければなりません。

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2023年8月11日 (金)

特定健診

特定健康診査 昨日は阪神土建労働組合が主催している特定健診を、受けてきました。受診機関は3箇所あるのですが、アクセスがよく胃カメラ検査の相性がよい東神戸病院で受診しました。

ここの胃カメラは経鼻内視鏡で対応されており、数年前に経鼻で受けようとしたことがあります。鼻腔が狭く湾曲しているため、経鼻内視鏡が入りませんでした。そのため経口からで切り替えたのですが、経鼻内視鏡の細いタイプでしたので、経口からでも苦痛が随分と緩和されました。それからこの病院で受診するようになったのが経緯です。

特定健診は40歳〜74歳までの公的医療保険加入者全員を対象とした保健制度で、一般的にはメタボ健診と呼ばれています。問診、身体測定、血圧測定、血液検査、尿検査などを行い、 メタボリックシンドロームや高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を早期発見し、早期対策に結びつけることが目的とのことです。

以前から脂質異常症で定期的に受診していますが、現状維持でなんとかとどまっています。よい仕事をするためには健康第一なので、少しでも改善できるよう努力したいと思います。

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2023年8月10日 (木)

空家調査

被害が大きくなる傾向にある空家 右の写真は、先日建築士の先生からの依頼でシロアリ調査を実施した物件で撮影した1枚です。空家物件のシロアリ調査です。

床下点検口がなかったため新設いただきましたが、作成前から床が今にも落ちそうな状態でした。床下側から点検調査した状態でも、甚大な被害が確認されました。

最大の問題は空家物件であることで、空家だからシロアリ被害を放置してよいという訳ではありません。羽アリの発生など近隣に迷惑をかける(実際にはかかりませんが)ことがあるため、シロアリ対策は必須となってきます。

空家のシロアリ被害は、現在居住されている住宅と比べて被害の進行が早く大きくなる傾向にあります。できるだけ早く対応される方が良いのですが、実施するか否かはオーナー様の判断となります。もし実施することになれば、きちんと対応したいと思います。

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2023年8月 9日 (水)

腐朽に伴う生息

腐朽に伴う生息 昨日は以前シロアリ駆除でお世話になった、滋賀県内の物件にお伺いしました。最近お付き合いが遠のいているハウスビルダーさんの案件です。

この物件では11年前に、リビング窓枠からヤマトシロアリの羽アリが発生しました。床下構造はベタ基礎、床下には蟻道や被害はありません。非破壊シロアリ探知機による調査で、基礎屋外側化粧モルタル内部から窓枠に侵入、一部被害を与えながら羽アリが発生したものと判断しました。部分駆除処理を実施し、床下側には一切薬剤処理は実施していません。

今回のご相談は勝手口付近に被害があり、クロアリの徘徊とともに被害部で白い虫が確認されたとのことから被害部及び床下点検調査の依頼をいただいた次第です。

勝手口の被害部は右の写真のとおりで、腐朽によるものと考えられました。恐らく腐朽した木材に営巣するトビイロケアリで、白い虫は幼虫及び蛹であると判断しました。既に腐朽部は放棄されており、すでにトビイロケアリは移動したものと考えられました。

床下側からの点検調査では、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。ですので今回の判断として薬剤処理は不要、被害部周辺でクロアリが確認された場合、市販の殺虫スプレーで対応されることをお薦めしました。

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2023年8月 8日 (火)

ムカデ対策

室内で確認されたムカデの幼虫 昨日はムカデ対策のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている住宅管理会社さんの案件で、以前シロアリ駆除処理を実施した物件です。建物自体は戸建住宅ですが施設として使用されており、ムカデが確認されたのは浴室に隣接する洗面です。

周辺の環境ですが街中で緑はほぼないため、ムカデには住み難い場所と言えます。この物件の床下は換気も悪く高湿度状態ですので、床下はムカデにとって高環境です。しかもコンクリートブロックも多く使用されており、ムカデの潜伏場所も多いため更に適した環境と言えます。

右の写真は施設管理者さんからいただいた写真で、スリッパで叩いたムカデの死骸です。非常に小型ですので幼虫ではないかと考えられますが、この数日の間に複数確認されたとのことです。おそらく、床下で繁殖している可能性が非常に高いものと考えられます。案件の予定を調整し、前倒しで薬剤処理を実施しました。

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2023年8月 7日 (月)

侵入経路処理

侵入経路処理 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。室内にクロアリが徘徊しているとご相談をいただいた案件で、徘徊しているアリを先行して送付していただいています。

同定済のクロアリですが、肉食性の強いルリアリでした。設計事務所さんによる事前調査では、屋外壁面にも同じ大きさのアリの徘徊が確認されているとのことでした。

当日の現地調査でも屋外側にルリアリの徘徊が確認されたことから、壁内営巣ではなく屋外側からの侵入と判断しました。そこで薬剤処理は屋外側を主とし、部分的に室内側の処理を行いました。

この物件でもアリの巣コロリをお施主さまが設置したにもかかわらず、ルリアリは見向きもしなかったとのことです。設計事務所の先生もアリの巣コロリで簡単に効くと思われていたようですが、ルリアリが見向きもしないことは言うまでもありません。ルリアリの生態に合わせて処理することが重要で、薬剤を撒けば効くという訳ではありませんのでご注意ください。

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2023年8月 6日 (日)

徘徊

徘徊するルリアリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。室内でクロアリが徘徊するとのことから、現地調査が今回の案件です。

早速現場で調査を行うと、洋室でクロアリの徘徊が確認されました。クロアリを捕獲し、簡易顕微鏡で同定した結果、当該ブログでよく紹介しているルリアリでした。

お約束のようにお施主さまはアリの巣コロリ(市販されているアリ用毒餌剤)を設置されたものの、ルリアリは見向きもしないとのことからハウスビルダーさんの相談されたのが経緯です。これは何度もご紹介しているとおり、ルリアリの食性と毒餌剤の誘引剤が一致していないため毒餌剤に興味を示さないのです。

これはタンパク質を好むルリアリの生態によるもので、毒餌剤にタンパク質を添加するのが難しいという問題があるためです。最近はタンパク質を好むアリにも対応できるようにと改良した商品も販売されていますが、実際の現場ではあまり効果は得られていないようです。これは生息環境によって、ルリアリの嗜好性が異なるのが理由です。それだけに現場での調査で、ルリアリの動きだけでなくその場の環境も調査するのが重要なのです。

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2023年8月 5日 (土)

リフォームでのシロアリ対策

木部に対する薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件での、シロアリ対策です。

今回のリフォームは、布基礎以外土台まで全て撤去状態です。布基礎の内側には土間コンクリートが打設され、土台が新たに設置されました。一旦この段階で薬剤処理を実施しており、今回床と壁の設置が完了してことから処理にお伺いした次第です。

薬剤処理はハウスビルダーさんからの希望により、新築防腐防蟻処理に準じた処理を行いました。リフォーム中で日程的に厳しいこともあり薬剤処理量を減らすため、処理濃度を上げて適切な投下量になるよう処理を行いました。季節的なこともあり、処理後直ぐに乾燥したので作業を行っている大工さんには喜んでいただけました。

今回の最大のポイントは、布基礎と土間コンクリートの接合部です。前回の処理でどこまできちんと処理ができたかがポイントです。

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2023年8月 4日 (金)

再調査

新たに確認された床組の蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。キッチン窓枠付近から5月に羽アリの発生した物件で、前回シロアリ調査を実施しています。しかしながら基礎構造に問題があり、人通口(床下通気孔)が狭く複数の床下に侵入できない状態でした。

今回、複数の箇所に床下点検口を新設していただいたことから、再調査と併せて駆除処理を実施しました。新たに点検調査した床下では、複数の箇所で蟻道の構築やシロアリ被害が確認されました。やはり侵入できない床下には、リスクがあることが否めない結果となりました。

シロアリ防除業者の中には、人通口(床下通気孔)周辺のはつり作業を行い、人通口の拡張を行う場合があります。しかしこれは基礎の強度を大きく低下させ、耐震性に大きな影響を与える作業です。建築士の先生のお話しでは皆さん口を揃えて、人通口のはつり作業は厳禁とのことです。人通口のはつり作業を推奨するシロアリ防除業者は、悪質業者扱いして当然と言えるのではないでしょうか。

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2023年8月 3日 (木)

ウッドフェンスのシロアリ被害

ウッドフェンスのシロアリ被害 昨日はシロアリ対策のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。外塀に蟻道が確認されているとのことから調査と対策のためお伺いした次第です。

蟻道が確認されたウッドフェンスすが、2メートルを超える上部にまで蟻道が構築されています。横板に使用されているウリンには被害は全くありませんが、柱に使用されているヒノキはしっかりと蟻道が構築されています。使用されているヒノキは辺材かと思いきや、割と芯に近い部分です。耐蟻性を期待して使用したのでしょうが、ヒノキの耐蟻性に過剰な期待はしないことをお薦めします。

侵入は地中からで、2メートルを超える高さにまで蟻道が立ち上がっています。これら蟻道にも薬剤を注入していますが、極僅かな量しか使用していません。基本は地中にあるコロニーを駆除することが重要ですので、灌注処理を行いました。

ちなみに家屋側ですが、ベタ基礎構造でシロアリ侵入の兆候すらありません。当然床下での薬剤処理は不要で定期的な点検調査で十分対応可能です。今回の事例で言うと、毎年の点検調査は不要で5年に1度の点検調査でも問題ないと判断しました。

最近、有料点検調査を謳うシロアリ防除業者がいるようですが、強制的に毎年点検調査するようです。ベタ基礎であれば侵入経路は限定的であり毎年の点検調査は過剰な対策となりますので、当社としてはお薦めしていません。

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2023年8月 2日 (水)

侵入経路処理

活動範囲薬剤処理 右の写真は、先日ルリアリ対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。前回調査以降、2階キッチン窓枠で大量に確認されたとのことです。最近は見なくなったとのことですが、お施主さまからの依頼で薬剤処理でお伺いした次第です。

ルリアリは室内侵入種として当該ブログでもよく紹介していますが、室内で散見されるケースとして2つのパターンがあります。壁内に侵入して営巣しそこから室内で活動するケースと、屋外側から侵入し室内で活動するケースです。

この物件では過去に壁内で営巣したケースと、屋外側から侵入したケースの2パターンともに事例があります。今回は調査結果から、屋外側から侵入と判断しました。そうなると薬剤処理は、侵入経路に対する処理が基本となります。

クロアリ駆除だからといって、薬剤を撒けばよいというものではありません。対象となるクロアリの生態を考慮し、どのような行動をしているのかをきちんと調査しより最適な手段を講じることが重要です。

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2023年8月 1日 (火)

2023年8月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボ2308トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は数年前に兵庫県内の物件で確認されたアメリカカンザイシロアリの羽アリ死骸です。

このアメリカカンザイシロアリ羽アリの発生した周辺では、糞の堆積は確認されていません。壁の隙間から羽アリが発生していることから、壁内木部で繁殖しているものと考えられました。このケースでは壁を撤去し、対応が必要となります。できれば壁が取り外しできるような構造にできればと考えていますので、ハウスビルダーさんに検討していただいています。

アメリカカンザイシロアリは、木材中に坑道を形成しながら生息するシロアリです。これまでに現場経験から必ずしも坑道は繋がっている訳ではなく、それぞれに独立して存在しています。それを考慮して、駆除処理を行う必要があるのです。

アメリカカンザイシロアリが生息している木部には、糞の排出孔があります。この付近に生息しているものと考えがちですが、この脱糞孔付近の坑道は糞を一時的に保管しておくスペースです。ですので常にこの坑道で活動している訳ではなく、糞が溜まるとこのスペースにやってきて糞を外に排出します。

これを加味すると、アメリカカンザイシロアリの活動箇所をピンポイントで探す必要があります。そこで活用するのが非破壊シロアリ探知機で、調査結果に応じて薬剤注入処理を行います。薬剤注入処理方法もいろいろとありますが、木材内部の坑道に法則はなく縦横無尽ですのでそれを考慮する必要があります。当社では自社試験により処理方法の検討や薬効試験を行い、現場にフィードバックしています。アメリカカンザイシロアリ駆除につきましては阪神ターマイトラボのホームページをご参考いただき、お問い合わせいただきますようお願いいたします。

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