ウッドフェンスのシロアリ被害
昨日はシロアリ対策のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。外塀に蟻道が確認されているとのことから調査と対策のためお伺いした次第です。
蟻道が確認されたウッドフェンスすが、2メートルを超える上部にまで蟻道が構築されています。横板に使用されているウリンには被害は全くありませんが、柱に使用されているヒノキはしっかりと蟻道が構築されています。使用されているヒノキは辺材かと思いきや、割と芯に近い部分です。耐蟻性を期待して使用したのでしょうが、ヒノキの耐蟻性に過剰な期待はしないことをお薦めします。
侵入は地中からで、2メートルを超える高さにまで蟻道が立ち上がっています。これら蟻道にも薬剤を注入していますが、極僅かな量しか使用していません。基本は地中にあるコロニーを駆除することが重要ですので、灌注処理を行いました。
ちなみに家屋側ですが、ベタ基礎構造でシロアリ侵入の兆候すらありません。当然床下での薬剤処理は不要で定期的な点検調査で十分対応可能です。今回の事例で言うと、毎年の点検調査は不要で5年に1度の点検調査でも問題ないと判断しました。
最近、有料点検調査を謳うシロアリ防除業者がいるようですが、強制的に毎年点検調査するようです。ベタ基礎であれば侵入経路は限定的であり毎年の点検調査は過剰な対策となりますので、当社としてはお薦めしていません。
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