想定侵入ポイント
昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。1箇月前に一度、シロアリ対策を実施しているリフォーム中の案件です。
前回の処理では、土間コンクリート打設前に薬剤処理を実施しています。過去に実施されたシロアリ防除処理跡が確認されましたが、解体時にはシロアリの活動が確認されていたことから薬剤処理を実施しました。
シロアリの活動が確認されているということは、地中にコロニー(巣系集団)があることを表しています。このようなケースで適切なシロアリ対策を取らなかった場合、基礎と土間コンクリートの接合部から侵入します。そもそも土間コンクリートを打設することにより、シロアリを寄せる要因の一つですのできちんと対策を行うことが重要です。
今回は床組がほぼ出来上がったことから、薬剤処理を実施しました。シロアリも勿論ですが、この物件は築年数が古かったこともあり、腐朽がかなり進行していました。当然木材腐朽菌の菌糸や胞子は周辺にまだありますので、こちらもきちんと抑えなければなりません。
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