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2023年11月30日 (木)

在来工法

浴室周辺シロアリ被害 昨日はシロアリ調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。今年の初夏からご相談をいただいていた案件で、やっと点検調査を実施する運びとなりました。

元々シロアリ被害は浴室入口枠で確認されています。床下側から点検調査した結果、浴室土台を中心に被害が確認されました。比較的被害が大きく、かなり以前からの被害であると判断されました。浴室は在来工法ですので、浴室基礎内側からシロアリが侵入、被害を与えたものと考えられました、

その他の箇所でも蟻道の構築やシロアリ被害が確認されましたが、比較的軽微でシロアリ被害の中心は浴室周辺と判断しました。築年数が比較的古いため理想は浴室の更新で、ユニットバス化がベストな選択です。しかし浴室の形状の問題から、ユニットバス化は困難なようです。

リフォームするのであれば、再度在来工法の浴室への改修です。こうなるとメリットの幅が狭くなるため、得策ではありません。実施しないよりも実施した方が良いことは間違いアありませんが、非常に難しいところです。浴室下地中にはシロアリのコロニーがあるため、適切なシロアリ駆除処理は必須です。シロアリ侵入防止処理については、イエシロアリの生息が確認されている地域ですのでできるだけ実施して欲しいところです。

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2023年11月29日 (水)

生息地域

侵入防止処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。かなり前になりますがシロアリ調査を実施した物件で、シロアリ被害や侵入などは確認されていない案件です。

現時点でシロアリの生息は確認されていませんが、お施主さまの要望でシロアリ侵入防止処理を実施することとなりました。お施主さまからの聞き取り調査では、以前お住いの家屋の浴室から羽アリが発生したことがありシロアリ対策を実施したいとのことです。

羽アリに関するトラウマをお持ちの方は多く、大量の羽アリを目にされた方はかなり恐怖を覚えられるようです。薬剤の安全性リスクの説明を行い、当社が推奨するシロアリ侵入防止対策について説明、ご納得いただいた上で今回の処理となりました。

薬剤の種類と処理箇所を抑えることで薬剤処理量を大幅に抑制しながら、かつ確実に効果を発揮させることが可能です。当該事例では使用する薬剤を限定すること、処理箇所を考慮することで副次的にゴキブリに対して効果も期待できる点もお施主さまにご評価いただきました。

それ以外の要素として、当該地域もあります。それはこの地域にはイエシロアリの生息も確認されていますので、侵入防止処理は積極的にお薦めした次第です。

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2023年11月28日 (火)

侵入防止処理

シロアリ侵入防止処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ対策でお伺いしました。リフォーム中の物件で、先日シロアリ駆除処理を先行して実施しています。今回は侵入防止処理でお伺いしました。

シロアリ侵入防止処理は、構造的にシロアリの侵入する可能性の高い場所に対して実施しました。現場監督さんからシロアリ駆除処理で使用した薬剤と、侵入防止処理で使用する薬剤が異なっていると指摘を受けました。

当社では、使用場面に応じて使用する薬剤を使い分けています。建物の構造や材料、薬剤の特性を考慮して使用しています。駆除場面ではその傾向が顕著で、使用濃度などは規定濃度では使用せず特性を生かせる濃度で使用します。これは自社での試験結果に基づいて実施しています。

薬剤の特性は規定濃度で発揮されるものではなく、5年間という保証期間を付与するために決められた濃度です。ですのでこの処理濃度は、薬剤の特性を最大限に発揮させることではないのです。

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2023年11月27日 (月)

勉強会質疑

築数年でシロアリ被害を受けた玄関 今日は先日講師をさせていただきました勉強会で、多くの方が疑問に思われた事項についてご紹介したいと思います。設計や建築される方からすると、ベタ基礎構造なのになぜシロアリ被害が発生するかという事項です。

ベタ基礎構造でシロアリ被害が発生する場合の多くは玄関周辺で、これは在来工法でも理由は同じです。コンクリートの接合部から、シロアリが侵入するというのが結論です。玄関は設計される方や建築される方によって、構造は千差万別です。しかし共通して言えることは、コンクリート同士の接合面が必ずあるということです。

一度固化したコンクリート同士は一体化しません。コンクリートは乾燥して固まるのではなく化学反応によって固化するため、コンクリート同士が一体化することはないのです。そのためコンクリート同士にはわずかな隙間があり、その隙間が一定の大きさになるとシロアリは侵入します。その隙間が出来やすい条件というのが必ずあります。

玄関もポーチと一体化して打設できれば侵入リスクは大幅に低下しますが、玄関とポーチをべつbするとその接合部に侵入リスクは高くなります。平面で打設したコンクリートの上からモルタルやタイルを貼ると、その接合部も侵入経路となります。この場合、コンクリート表面の仕上げやジャンカ処理が重要となります。

もちろんベタ基礎構造では基礎面と化粧モルタル接合部からの侵入もありますので注意は必要です、これらは床下側からの点検調査で早期発見が可能です。いずれにしてもシロアリの生態と建物の構造を考慮し、構造的な対策をどう考えるのか、それを補完するため薬剤をどう使うかがポイントです。

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2023年11月26日 (日)

活動中

活動中のシロアリ 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。10年ほど前に、他のシロアリ防除業者で予防処理を実施した物件でのシロアリ調査案件です。

現時点で床上で気になる箇所はないとのことですが、床下側からの点検調査で床組に蟻道の構築とシロアリの活動が確認されました。但し、シロアリの侵入はこの1箇所だけであり、最近侵入したものと考えられました。日によって寒暖差のある季節ですが、地中では温度が安定しているのであまり関係ありません。

対策としてはこの1箇所のみ部分的に駆除処理を行い、後は定期的な点検調査を行う方法で十分対応可能です。勿論、予防処理も対策の一つですが、費用が高額になること及び薬剤曝露リスクが向上することからお薦めできません。

ちなみに10年ほど前に処理された薬剤は、ネオニコチノイド系防蟻剤です。メーカーさんの謳い文句ではドミノ効果によりコロニーの駆除ができるということですが、当該事例では駆除できていません。

保証期間が5年なので残効性が消失しているのではという意見がありますが、規定量散布されているのであれば10年近く残効性はあると思います。メーカーさんが主張するドミノ効果に過剰な期待をされるのは、あまりお薦めできません。

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2023年11月25日 (土)

広範囲

上部にまで広がったシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォームの際の解体中にシロアリ被害が確認された案件で、前回シロアリ調査を実施しています。今回リフォームの進行状況と小員の都合から、昨日シロアリ駆除を実施することとなりました。

現場監督や大工さんは既にシロアリはいないと思われていたようですが、解体撤去時の梁や間柱などにはシロアリの活動が確認されていたようです。小員がシロアリ調査でお伺いした際、撤去の段階でシロアリの姿が確認できると思いますと言っていました。監督さんや大工さんからは、本当にシロアリが確認できたので小員の言うことに納得いただけたようです。

シロアリ駆除処理では、シロアリの侵入経路を中心に念のため被害部にも薬剤処理を施しました。シロアリのコロニーを駆除するためには、シロアリの侵入経路が重要です。そのためには建物の構造を加味しなければなりませんが、リフォーム時には侵入経路が明確になるため処理が非常にし易い状態です。

ここで重要なのはシロアリがどのような侵入経路であるかを、よく観察することです。建物の構造を上手く使いながらシロアリは侵入してきますが、床下側からシロアリ駆除処理を行う際には、この経験が生きてくるのです。

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2023年11月24日 (金)

床下被害

床上被害よりも軽微な床下被害 今日ご紹介するのは、昨日ご紹介した現場の床下側です。昨日の床上被害では、畳や畳寄せでシロアリ被害及びイエシロアリの活動が確認されました。

床下側の被害状況ですが、当該物件では広範囲に確認されました。但し被害そのものはイエシロアリ被害で見られる甚大なものではなく、想像よりも軽微な被害でした。床下よりも床上での被害が大きい現象はよく見られ、その理由として薬剤処理が挙げられます。

恐らく過去に薬剤処理が実施され、僅かな残臭から有機リン剤ではなく、合成ピレスロイド剤ではないかと考えられました。合成ピレスロイド剤の殺虫力は他剤に比べて劣っていますが、極めて低濃度でも忌避性が発揮されます。それにより長期に渡って侵入防止ができる算段ですが、実際には上手くいきません。それが処理ムラです。

処理ムラがあると、忌避性を含めた残効性は早く消失します。そのため、処理ムラ部分からシロアリが侵入するのです。木材部分は土壌に比べて分解消失ややや遅いため、僅かながらも忌避性が残り、それが木材での被害が少なくなる理由です。そして薬剤が処理されていない、畳や畳寄せに被害が大きくなるのです。

薬剤は特性を生かした使い方をしなければ意味はなく、大量散布の愚の骨頂です。薬剤にはその特徴を生かした使い方をしてこそ、意味があるのです。大量散布したいのは高額な費用を生むための理由の一つですので、ご理解いただけますと幸いです。

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2023年11月23日 (木)

改修工事案件

活動中のイエシロアリ 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、高知県内の物件に同行しました。改修工事を予定している寺社でシロアリ被害らしきものがあるとのことから、シロアリ調査が今回の案件です。


早速被害箇所を調査すると、シロアリ被害は一目瞭然でした。畳を上げて調査を行うと、イエシロアリの活動が確認されました。床下側からの点検調査した結果、想像とおり複数の侵入経路で侵入及び生息が確認されました。冬季には活性が大きく落ちるイエシロアリですが、今年は暖かい日が多くこの数日は特に暖かったことから活発に活動していたものと考えられました。


春先などシーズン当初であれば毒餌剤を用いてシロアリ駆除を行うのが得策ですが、これからのシーズンには不適です。毒餌剤で駆除を行うのであれば来春から駆除を開始するのが一般的ですが、改修工事計画から施工までの時間的制約、訪問頻度等を考慮すると毒餌剤による対策は不適と判断しました。


薬剤処理によるシロアリ駆除処理が有効ですが、地元でお薦めできるシロアリ防除業者をご紹介することは困難です。小員が対応する場合、どこまでコストを抑制できるかがポイントになります。

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2023年11月22日 (水)

ライブ勉強会

ライブ勉強会 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、ライブ勉強会の講師として講義させていただきました。方向性を同じくする設計士の先生やハウスビルダーさんの集まりでの勉強会です。クラウドコンピューティングを使用したWeb会議であるZoomを用いて講義させていただいた次第です。

一般的にはシロアリの生態やシロアリ駆除に関する事項を一方的に話すケースが多いのですが、今回は事前に皆さんから聞きたい事項を集めて、それに対して資料を準備して講義するシステムとなりました。

講義は質疑応答を含めて2時間半となりましたが、皆さんの少しでも参考になったのではないかと思います。以前からお付き合いのあった方もいれば、初見の方もおられました。初見の方は小員の講義を聞き戸惑われたかもしれませんが、何故そうなるかまで説明させていただきましたのでご理解いただけたかも思います。

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2023年11月21日 (火)

壁内注入処理

壁内注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件では先月羽アリの発生が確認されたことから、前回調査を実施しています。

発生した羽アリは、晩秋から初冬にかけて羽アリの発生するサクラアリです。室内側で調査を行うと、室内側でも徘徊が確認されました。小型のアリで徘徊場所が比較的濃い色の場所だったことから、徘徊に気付き難かったようです。

薬剤処理はサクラアリの活動域に対して実施しており、写真はその1つです。壁内で徘徊し壁面隙間から室内側に侵入していることから、壁内に対して薬剤処理を施しました。無駄な穿孔処理跡を残さないため、手摺の螺子穴などを使用して壁内に対して拡散処理を行いました。

これら以外にも薬剤処理を実施していますが、サクラアリの活動範囲に応じて最適な薬剤を選択、効果的な処理濃度と処理量で処理を行っています。サクラアリは1度の処理で収まらない場合もありますので、注意深く経過観察したいと思います。

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2023年11月20日 (月)

木製コンポスト

シロアリ被害を受けて木製コンポスト 右の写真は、先日点検調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。庭に設置された木製コンポストに、シロアリの生息が確認されたとのことです。

コンポストとは堆肥や堆肥をつくる容器のことで、家庭からでる生ごみや落ち葉、下水汚泥などの有機物を微生物の働きを活用して発酵分解させて堆肥として利用します。このコンポストは木製容器のため、シロアリが侵入して食害しているとのことです。

地面に直置きされた木材は、シロアリのとって恰好な餌です。地中に生息するシロアリにとって、外敵と接触することなく木材に到達できるため好都合です。

今回お施主さまのご希望で、薬剤処理を実施しています。薬剤伝播効果を発揮させるため、通常よりもかなり薄い濃度で土壌灌注処理を実施しています。残効性を求める場合、薬剤濃度が濃くなるため薬剤伝播効果は確実に落ちます。多くの薬剤は濃度が高くなると、致死時間が短くなるため伝播性が落ちるのです。

薬剤は沢山撒けばよいというものではなく、より効果的に効力を発揮させるのは最適な濃度と処理量が重要です。ちなみに市販されている殺虫スプレーは百害あって一利なしです。見えているシロアリだけ駆除されるのみで、コロニーまで駆除できる訳ではありません。かえって生息範囲を広げてしまい、結果的に被害範囲を広げるケースがあるので注意が必要です。

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2023年11月19日 (日)

インフルエンザワクチン予防接種

インフルエンザ予防接種 昨日はインフルエンザ予防接種のため、かかりつけのクリニックに行ってきました。毎年このクリニックで、インフルエンザワクチンを接種しています。接種に関する費用について、加盟している阪神土建労働組合で補助してもらえるので接種しています。

今年は既に一部でインフルエンザが流行しているとのことから、このタイミングで接種しました。昨年はインフルエンザワクチンが不足したようですが、今年も流行に追従してワクチン不足になりつつあるようです。インフルエンザワクチンに対して疑問を持たれている方がおられるようですが、発症予防率は70%~90%というエビデンスがありますので小員は接種派です。

毎年インフルエンザワクチンの予防接種を行うと、接種箇所が大きく腫れ上がりますが今年は腫れが僅かです。ちなみに接種する一番の理由は現場でお施主さまや大工さんなど対面する際、罹患する確率を少しでも下げることです。

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2023年11月18日 (土)

庭でシロアリが確認

シロアリ未侵入の床下 昨日は床下点検調査のため、京都府内の物件にお伺いしました。この物件では2016年にシロアリ対策でご相談をいただき、シロアリ調査を実施しています。今回、庭でシロアリの生息が確認されたことから、床下点検及びシロアリ調査のご依頼をいただきました。

床下側から点検調査を実施した結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。この物件の床下構造は、布基礎+土間コンクリートとなっているため、布基礎と土間コンクリートの接合部からの侵入リスクがありましたが、密着性が高いためシロアリは侵入していません。

床下側から点検調査できない箇所については、非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を行いました。こちらもシロアリの侵入は確認されず、特に問題ありませんでした。

庭のシロアリですが、木製で作られたコンポストで確認されたとのことです。地面に直置きされていますので、シロアリが侵入するのは当然の結果です。地中に生息するシロアリからすれば、地面に直置きされた木材は、外敵から襲われるリスクが極めて低いいため格好の餌となります。

庭にシロアリが生息するのは、その庭が健康な証拠です。重金属などに汚染された土地にはシロアリは生息しません。健康な庭でシロアリが生息するのは一般的で、驚くことは何もないのです。

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2023年11月17日 (金)

同日点検調査

薬剤処理は不要と判断 昨日ご紹介した物件のお施主さまからご紹介いただき、ご近所のシロアリ調査も同日に実施しました。シロアリ対策をお考えだったご近所の方が、継続的にシロアリ対策を実施しているお施主さまへ相談されたのがきっかけです。

床下側から点検調査した結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。この物件の構造もご近所さまと同様、布基礎+土間コンクリート打設構造です。ですのでベタ基礎と比べてシロアリの侵入リスクは高くなっています。

ちなみにこの物件では、5年前に地元のシロアリ防除業者に薬剤処理をしてもらったとのこと。土台には穿孔注入処理跡が確認されていますが、正直シロアリの生態を考慮した処理ではありません。

どうやら薬剤処理を実施した業者は、和歌山にはイエシロアリが生息しているので薬剤処理は絶対に必要という説明がされたとのことです。確かに和歌山県ではイエシロアリの生息は確認されていますが、この場所は海岸線から相当離れておりイエシロアリの生息が確認されていない地域です。ウソでない部分もありますが、明らかに薬剤処理を勧めるためウソをついたとしか思えません。ウソという認識がないのであれば、シロアリに対する知識が欠落しているとしか考えようがありません。

点検調査で十分対応可能で、今回の費用は交通費がかかっているものの2軒で等分していますので費用は安価です。ちなみに前回の薬剤処理費は10数万円とのこと。点検調査を毎年実施したとしても、到底追いつかない金額です。数年に1度のペースで実施したら、コストは大きく抑制することができます。その分のお金は屋根や壁といった劣化する部分に使っていただきたいと当社では考えています。

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2023年11月16日 (木)

定期床下点検調査

定期床下点検調査 昨日は床下点検及びシロアリ調査のため、和歌山県内の物件にお伺いしました。この物件は10年以上前にシロアリ対策に相談をいただいた物件で、その際にお施主さまからのご希望で薬剤処理を実施しています。但し、一般的に実施されている協会仕様書に準じた薬剤大量散布ではなく、建物構造を考慮し、薬剤使用量を大幅に減らした処理を行いました。

その後数年前にも同様の処理を実施していますがその処理から5年以上経過したことから、今回点検調査を実施しました。結果ですが、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。基礎構造がベタ基礎ですので、元々シロアリの侵入し難い構造です。ですので侵入する可能性のある場所で、床下側から点検調査できでない箇所は非破壊シロアリ探知機で点検調査を行いました。

薬剤処理を実施しないシロアリ対策として、定期的な点検調査は有効です。但し、薬剤処理が有効な場面もあり、これはシロアリ以外の害虫に対してが該当します。注意事項として、薬剤の種類が対象害虫に対して効果が期待できるかがポイントとなるので、薬剤は何でも良いという訳ではありません。それと害虫の生態を考慮した処理を行う必要があります。単純に薬剤は撒けば効くというものではありませんので、ご注意ください。

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2023年11月15日 (水)

畳寄せのシロアリ被害

畳寄せのシロアリ被害 昨日はシロアリ調査のため、滋賀県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている建築士の先生のところで、以前働いておられた方のお宅です。

シロアリ被害は和室で確認され、畳及び畳寄せで確認されました。床下側からの点検調査では、基礎面に複数の蟻道の構築が確認されました。ちなみに床下の構造は、布基礎の内側にコンクリートを流し込んだ土間コンクリートです。

シロアリは、この布基礎と土間コンクリートの接合部にある隙間から侵入しています。布基礎と土間コンクリートの接合部に隙間がないのではとお考えの方が多いようですが、固化したコンクリートに生コンクリートを流し込んでも、一体化することはありません。コンクリートは乾燥して固化するのではなく、化学反応で固化します。ですのでコンクリート同士が一体化することはあり得ないため、収縮や地盤沈下、地震などで隙間が出来ても当然なのです。

問題はこの物件の構造で、当該箇所以外はパッシブソーラーシステム構造の一つであるOMソーラー構造です。しかも初期型の厄介な構造で、こちらはまた別の機会にご紹介したいと思います。

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2023年11月14日 (火)

再侵入はありません

薬剤未処理でも再侵入のない床下 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。この物件は10数年前に点検調査を実施した物件で、リフォーム計画中とのことから再び点検調査依頼をいただきました。

10数年前の点検調査では、数箇所でシロアリ被害や蟻道の構築が確認されました。但し、シロアリ被害は古いものであり、蟻道もシロアリの姿はありませんでした。そのため薬剤処理によるシロアリ対策は不要と判断し、定期的な点検調査をお薦めしました。

それから年月が経過、ハウスビルダーさんからお施主さまに点検調査のお声がけがあったものの結果的に点検調査は実施されませんでした。そして今回リフォームを計画する段階で、シロアリ調査を再度実施しましょうということになりました。

今回の点検調査では、新たなシロアリ被害や侵入、蟻道の構築は確認されませんでした。古い蟻道もそのままで、こちらも侵入は確認されませんでした。前回調査から10年以上が経過、薬剤処理をしていないにもかかわらずシロアリの侵入はありません。

シロアリという昆虫は、このような生態なのです。家屋だから必ず侵入するという訳でもなく、薬剤処理をしていないと侵入するものではありません。侵入するのは理由があると言われる方がおられますが、シロアリが侵入するのは基本的に偶然によるものと考えています。勿論、建物構造の問題もありますが、薬剤処理は絶対ではありません。当社ではお住まいの方の安全性を最優先に考え、定期的な点検調査をお薦めしています。

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2023年11月13日 (月)

非破壊シロアリ探知機定期点検調査

ターマトラックT3iでの点検調査 昨日ご紹介した物件では基礎外断熱面に対して、非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を実施しています。シロアリ監視ステーションに侵入せず、基礎外断熱に侵入することもあるため基礎外断熱部分の非破壊調査を実施しています。

これまでは非破壊シロアリ探知機としてターマトラックを使用してきましたが、本年度は本機と併せてターマトラックT3iの併用も始めました。本機の特徴は、インジケーター部分がタブレットになっていること、ターマトラックの弱点である振動に対してシロアリ以外に振動のインジケーターが分かるのが特徴です。

室内で振動し易い場所では使い勝手が非常によく、ホーン部分がセパレートですのでこちらも使用面で向上しています。今回屋外での使い勝手を確認するため使用してみました。

屋外では振動の影響を受けにくいため、従来のターマトラックでも十分対応可能です。タブレットが汚れやすいのが難点かもしれません。今回の結果から、屋内と屋外で使い分けしようかと思っています。

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2023年11月12日 (日)

シロアリ監視ステーション定期点検調査

過去にシロアリが侵入したことのある監視ステーション 昨日はシロアリ監視ステーション定期点検調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。15年前にシロアリ駆除処理を実施した、基礎外断熱構造の物件です。

この物件では15年前に勝手口周辺から大量の羽アリが発生、知り合いだったあるメーカーさんの紹介でお伺いしました。基礎外断熱面を非破壊シロアリ探知機で点検調査すると、広範囲にシロアリの活動を探知しました。

小員からは基礎天端部分のカッティングを指示し作業してもらったところ、非破壊シロアリ探知機で確認された箇所にシロアリ被害が確認されました。お施主さまは内部の被害が不安とのことから、サイディングの一部を剥がし、壁内の様子を確認しました。間柱や管柱の一部で被害が確認されましたが、幸いにも被害は軽微でした。

シロアリ駆除処理は部分的に実施し、お施主さまからの希望もあり数リットルの液量で処理をしました。建物外周部に薬剤処理は実施せず、シロアリ監視ステーションを設置して対応しています。

この15年間で、シロアリ監視ステーションにシロアリが侵入した事例は数例です。いずれも監視のみ実施していますので、特に何もしていませんが基礎外断熱面や家屋への侵入はありません。

この物件の庭の一部では土壌表面を薄く剥ぎ取ると大量にシロアリが確認された状態でしたが、適切なシロアリ駆除処理により家屋近くのシロアリは壊滅しています。シロアリが生息しているのは建物から少し離れた箇所のみであり、これらシロアリは特に何もしなくてもよいのです。庭にシロアリが生息していたからといって、必ずしも家屋に侵入するとは限らないのです。この判断は素人が行うと危険で、シロアリ技術者に判断を委ねるべきです。シロアリ防除業者の中でシロアリ技術者と呼べる人間は、極めて僅かしかいないのでご注意ください。

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2023年11月11日 (土)

床下補強

プラ束設置 先日シロアリ駆除でお伺いした物件では、シロアリ対策以外に対応させていただいた事項があります。大引の下に束石はあるのに、床束のない箇所で新しくプラ束を設置させていただきました。

床束のなかった箇所は2箇所で、そのうち1箇所では近くで転倒していました。地盤沈下や地震などで外れたものと考えられました。もう1箇所ですが近くに床束がなかったことから、元々設置し忘れたのではないかと考えられました。

これら2箇所に対して、プラ束の設置を行いました。ちなみに費用はシロアリ駆除処理のついでですので、プラ束の実費程度しかいただいておりません。ちなみに当社のウェブサイトでは、営業品目として 床下環境改善補助工事の項目があります。あくまで補助工事ですので、床下補強金具の設置は実施していません。

床下補強工事が必要ではないかと考えれた際には、市町村が仲介している耐震診断をお薦めしています。その上で耐震工事が必要な場合、ハウスビルダーさんなどをご紹介させていただいております。

ちなみに床下の湿気対策で、床下換気扇や床下調湿材(炭を含む)はお薦めしていません。ハウスビルダーさんと協力して、構造的な対策をお薦めしています。

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2023年11月10日 (金)

非破壊シロアリ点検調査

非破壊シロアリ点検調査 右の写真は、前日京都府内の案件の後にお伺いした物件で撮影した1枚です。2年前にシロアリ駆除処理を実施したマンションで、住宅管理会社さんから相談をいただきお伺いしました。

このマンションは賃貸物件で、シロアリ被害は1階部分の広範囲に確認されました。今回、この部屋を借主予定の方がリフォーム業者さんと打ち合わせしていた際、シロアリ被害に気付かれたとのことです。

壁内などまだシロアリが生息しているのではないかと不安になられた借主予定の方が、住宅管理会社さんに相談されたそうです。住宅管理会社さんが借主予定の方に説明いただけませんかとお話しをいただいのが経緯です。

2年前に実施したシロアリ駆除処理内容、使用した薬剤、薬剤の特性と効果発現機構を説明させていただきました。事前に非破壊シロアリ探知機の探知機構を説明、その非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査し、シロアリの侵入及び生息が探知されないことをご確認いただきました。

ちなみにこのマンションは鉄骨造ですが、基礎は布基礎に土間コンクリートを打設した構造です。基礎と土間コンクリートの接合部が侵入経路ですが、床下の高さがない転ばし床ですのでシロアリ駆除にはかなり工夫をして実施しました。

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2023年11月 9日 (木)

異なる経路

被害部薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんの案件で、京都府内の物件にお伺いしました。建築士の先生のご実家でのシロアリ対策案件です。

前回シロアリ調査を実施し、シロアリ被害が複数の箇所で確認されています。最初に気付かれた被害は浴室入口及び玄関付け框です。浴室周辺には蟻道は確認されていませんので、浴室内側からの侵入です。玄関付け框に近い上り框の床下側にも蟻道は確認されましたが、付け框の被害は玄関枠からです。ですので、シロアリの侵入経路は異なる経路ですので、それぞれの侵入経路に対して対応する必要があるのです。

きちんとシロアリのコロニーを駆除することができれば、同じ箇所から再発することはありません。ちなみに一般的に実施されている薬剤の大量散布はコロニーの駆除ではありませんので、再発事例が多いことを証明しています。

薬剤は何故処理をするのかを考える必要があり、そのためには徹底的なシロアリ調査に加え、シロアリの生態、薬剤の特性、処理を工夫するのが原則です。決してマニュアルで駆除できるものではないのです。

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2023年11月 8日 (水)

連日

侵入経路薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。室内にトビイロケアリの徘徊が確認された案件での駆除処理です。ここのところ連日クロアリの案件が続いています。

この物件では前回点検調査を実施しており、床下側ではトビイロケアリの活動は確認されませんでした。調査結果から屋外側から、掃き出し窓隙間から家屋内に侵入したものと考えられました。

薬剤処理は屋外を中心に処理を行うとともに、一部床下側でも処理を行いました。当該事例では床下の換気状態も良好、雨漏れなども確認されなかったことからこの処理範囲となりました。

トビイロケアリは腐った木材に営巣する生態を持つクロアリで、室内側で在来の浴室土台など腐朽の進行した箇所で見られます。よくセミナーでの質疑応答で、防除業者から『どの薬剤が有効か』と聞かれます。これは撒けばよいという単純な発想で、当社とはそもそものコンセプトが違います。

クロアリの種類を特定し、その生態と照らし合わせどのように活動しているかを把握、建物の状況を加味します。そこからどの薬剤が良いか、濃度と処理量を最適化して処理を行うのが当社のスタイルです。最初から薬剤を決めて処理をするのは、ナンセンスとしか言いようがありません。

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2023年11月 7日 (火)

クロアリの羽アリ

床下で徘徊するサクラアリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。室内でクロアリの羽アリが発生していることから、同行しました。

室内で発生した羽アリは、お施主さまが保管いただいていたので同定しました。羽アリはこの時期に発生するサクラアリの羽アリでした。小型のアリで、11月~12月に発生するのが特徴です。

床下側から点検調査を実施した結果、布基礎と土間コンクリートの接合部の隙間から発生している様子が確認されました。お施主さまは床下がコンクリートなので、サクラアリが発生するなどと思ってもみなかったとのこと。

サクラアリは石の下や地中に営巣する生態のアリですので、土間コンクリートの下は格好の営巣場所です。餌と水をどこかで確保できれば、外敵もなく快適な営巣場所と言えるでしょう。

適切な駆除処理で十分対応可能ですが、お施主さまにはサクラアリの餌となるものの整理整頓清潔清掃をお願いしました。食べ物は放置しないのが原則で、粉末状の調味料や菓子類なども密閉容器に保存することが重要です。

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2023年11月 6日 (月)

定期点検調査

シロアリもクロアリも活動は確認されていません 昨日は定期点検調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。8年前に点検調査を実施した物件で、今回点検調査を行うにあたった背景はクロアリの存在です。キッチンでクロアリが徘徊していたとのことから、それに関連して床下の定期点検調査に至ったのが背景です。

クロアリの徘徊は数日間で、現在は徘徊が確認されていないとのこと。死骸を採取していただいていたので同定した結果、トビイロケアリでした。

床下側からの点検調査した結果、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。また、トビイロケアリの徘徊も確認されませんでした。恐らく床下側からに侵入ではなく、屋外側から侵入したものと考えられました。何かの理由で、室内の徘徊をやめたものと考えられました。

今後も侵入するようでしたら、適切な駆除処理を実施することとしました。ちなみにこの物件では新築時に薬剤処理をして以降、20年を超えていますがシロアリの侵入はありません。基礎構造は布基礎で、土間コンクリートは打設しておらず、防湿シートが敷き込まれているのみです。

無理に薬剤処理するのではなく、定期的に点検調査を行うシロアリ対策があることをご理解いただけますと幸いです。

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2023年11月 5日 (日)

新築防蟻処理

侵入し易い箇所 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。新築中の物件での、防蟻処理でお伺いした次第です。

このハウスビルダーさんでは以前、新築時のシロアリ対策として特に何もしていませんでした。しかし小員のセミナーを聴講されたこと、リフォームされた物件でシロアリ被害が続いたことから当社に相談がありました。必要最小限でより効果の高い対策をという要望から、防蟻処理を行うこととなりました。

新築時の防腐防蟻処理は、協会仕様書に基づいて処理を行うのが一般的です。しかし基礎構造はベタ基礎、土台等の床組には耐蟻性の高い木材の無垢材を使用していますので、薬剤処理は必要ないとされています。しかし、この条件でもシロアリが侵入して被害を与えているのが現状です。

薬剤処理はそれを補完するため、部分的に処理を実施しました。ベタ基礎だから侵入しない、ヒノキやヒバなどの木材は食べられないなどは迷信が招く悲劇ですので、必要な対応する行うことが重要です。だからと言ってむやみやたらに薬剤を撒くのは、当社ではお薦めしていません。

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2023年11月 4日 (土)

餌ではなく

断熱材の蟻道 右の写真は先日、床下点検調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。以前シロアリ駆除処理を実施した物件で、1室のみ被害が広範囲となっています。

基礎面から蟻道が立ち上がっているケースもあれば、束石から床束に立ち上がっているケース、大引の反りを抑える番線に沿って立ち上がるケースもありました。それらが、床下の裏に貼り付けられた断熱材に侵入します。断熱材はポリスチレンで、木材とは一切関係ないのでシロアリの餌にはなりません。しかし、シロアリはこのポリスチレンが好きです。

齧り易く、穴をあけると内部に蟻土をつけることで高湿度状態が出来上がります。しかも保温効果により外気温よりも暖かいとなれば、シロアリにとって快適な空間となります。シロアリ被害が急速に拡大する要因の一つに、ポリスチレン系断熱材の存在であると考えています。

駆除では針のような細いノズルを用いて、超低圧で注入するとポリスチレン内部の蟻道内に薬剤が広がります。これで十分駆除は可能ですが、これを高圧で行うとあっという間にポリスチレンの蟻道部から薬剤が流出します。端まで薬剤が到達しない上に無駄に薬剤を使用しますので、超低圧がポイントです。これで実施すれば、使用する薬剤量を減らすことができるのです。

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2023年11月 3日 (金)

納車

納車された業務車 先日ご紹介した業務車が退役し、昨日新しい業務車が納車されました。今回は8年落ちの中古車ですが、非常に質がよかったのでこの車に決めました。仕事用の軽四バンとして評価の高い、スズキのエブリイです。

レーダサポートも装備されており、前回の業務車よりも進歩している印象です。5速オートマで前車が3速オートマと比べると、燃費は良さそうです。

今後カーナビやカーステレオを導入予定ですが、自分で取り付けする予定です。荷台部分も載せるため工夫して対応したいと思います。

今後も安全運転に気をつけて、業務に当たりたいと思います。

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2023年11月 2日 (木)

侵入はありません

Inspection1689 右の写真は先日、床下点検調査でお伺いした際に撮影した1枚です。この物件では9年前に、シロアリ駆除処理を実施しています。

この物件では、シロアリ被害が顕著な傾向にありました。建物東側ではシロアリの兆候が一切なく、西側では1室で広範囲にシロアリ被害が確認されました。この1室には床下換気口がなく、通気が全くない状態であったことから、シロアリ被害が拡大したものと判断されました。

今回の点検調査では新たなシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。ちなみにこの物件では、シロアリ被害及び生息の確認された1室のみシロアリ駆除処理を実施し、その他の部屋では一切、薬剤処理を実施していません。

前回の駆除処理で地中にあるコロニー(巣系集団)をしっかりと駆除できたことから、シロアリの侵入がなかったものと考えられます。シロアリ予防をしないと、シロアリ対策ではないと言われるシロアリ防除業者がいるようですが、きちんとシロアリ駆除を行えば、後は定期的な点検調査で対応できるのです。

薬剤大量散布に不安を感じておられたお施主さまからは、当社に依頼してよかったととのお言葉をいただきました。シロアリ対策は薬剤の大量散布だけでなく、部分駆除と定期的な点検調査でも対応可能です。薬剤大量散布に不安をお持ちの方は、当社までお問い合わせいただきますようお願いいたします。

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2023年11月 1日 (水)

2023年11月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボ2311トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、大阪市内でのシロアリ駆除処理の際撮影した1枚です。土台被害部から薬剤注入処理を実施したところ、蟻道が壊れて、内部からシロアリの流出が確認されました。

シロアリ対策の基本はシロアリ駆除です。当該事例のように蟻道が立ち上がって被害が確認されているケースでは、コロニーは地中にあります。地中のコロニーへ薬剤をどうやって届けるかがポイントです。

近年、非忌避性と遅効性を併せ持つ薬剤が増えました。非忌避性と遅効性の組み合わせであれば、伝播性があるとされてきました。色々な試験データが出ていますが、研究と現場を知っている小員からすれば残念としか思えません。

実験データというと現場を反映するものと考えておられる方が多いようですが、試験方法次第で実験結果は変わります。実験で実際の現場を反映するのは難しく、実験結果を組み合わせデータを蓄積した上で総合的に判断するのが得策です。

薬剤によっては伝播性が得られる場合がありますが、いずれも標準的な濃度では難しいのが現状です。薬剤が勝手に伝播する訳ではなく、シロアリが移動させることで伝播します。如何にシロアリと薬剤を動かすかがポイントなので、高濃度では十分な効果が得られないのは当然なのです。

シロアリ対策の基本はシロアリ駆除で、高濃度の薬剤を大量散布しれもシロアリ駆除にはならないのでご注意ください。シロアリ駆除は、適正な薬剤を使用することが重要なのです。詳細につきましては阪神ターマイトラボのホームページをご参照ください。

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