先日いつもお世話になっている一般社団法人住宅医協会事務局さんから、住宅医スクール2024の講師依頼をいただきました。住宅医スクールは2013年から講師をさせていただいており、2024も快諾させていただきました。
住宅医スクールは、一般社団法人住宅医協会が主催する既存住宅の調査診断・改修設計・施工・維持管理等の基礎から実践までを学ぶ実務者向けスクールです。英国の建築病理学を参考に、2006年に岐阜県立森林文化アカデミーで開講した木造建築病理学講座の内容をベースとして2009年に名古屋で開講されました。
その後、東京や大阪を始め毎年各地で開催していましたが、2021年から新型コロナウイルスによりオンライン形式により開催されています。既存住宅の調査・診断から性能向上改修・維持管理まで1年間で体系的に学べる実務者向けスクールで、地域の住まいのドクターとなる『住宅医』を育成・認定されています。
講義内容は、構造・温熱・省エネ・高齢者・防火・耐久性等全11回22講義で構成されています。住宅医スクール2024の題目は、昨年から少し変更となり木材劣化の基礎と対策②『シロアリの生態と蟻害の事例、防蟻対策』で3月16日(土)の予定です。これまでの講演内容から、事務局さんで最適な題目としていただきました。
住宅医スクール2024は今季で15期となり、2月から11月まで開催、オンラインにて年1回通年制で合計11日間 22講義が開催予定となっています。詳細は一般社団法人住宅医協会の住宅医スクール2024をご参考ください。オンライン講義のためオンデマンド受講も可能で、1日(2講義)から受講可能でスポット受講は10,000円/2講義となっています。ちなみに小員の講義の日には、昨年同様京大大学院簗瀬准教授による木材劣化の基礎と対策①『木材腐朽菌・害虫の生態と対策』となっています。
小員の講演では、実際の現場でのシロアリ蟻害事例から調査診断のポイント、シロアリの生態を考慮したシロアリ対策、駆除処理や予防処理の実例、シロアリ防除用薬剤など多岐に渡る内容を予定しています。当社では三現主義、『現場』『現物』『現実 』の3つの『現』を重視、机上ではなく実際に現場で現物を観察して現実を認識したシロアリ対策をコンセプトとしています。それらアカデミックな内容で情報を提供できるよう、講義プレゼン作成のための資料集めを空き時間を見つけて始めたいと思います。
当社ではビルダーさん向けの講演やビルダーさん主催で一般の方向け勉強会の講師などもさせていただいておりますので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考ください。
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