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2024年2月10日 (土)

広縁縁甲板シロアリ被害

広縁縁甲板シロアリ被害 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。この物件はいつもお世話になっている建築士の先生さんの案件で、各所にシロアリ被害が確認されるとご相談をいただいた案件です。

写真は広縁部分で、縁甲板接合部にシロアリ被害が確認されています。しかしその周辺には薬剤注入処理を行った形跡として、木栓の打設がされています。シロアリ調査の結果、現時点でシロアリの生息は確認されていません。結果的にシロアリ駆除は完了したものと考えられます。

しかし、処理の方法には疑問が持たれます。穿孔処理を実施した箇所には、シロアリ被害はありません。ここから薬剤注入処理を実施しても、木材中に殺虫成分が深く入ることはありません。そのため、この処理には意味がないのです。

シロアリ防除業者の多くは、木材に孔をあけて薬剤を注入する処理を是とする傾向にあります。しかし、シロアリに到達しない薬剤処理は無意味です。今後侵入するリスクの極めて高い場所に処理するのであれば百歩譲って是としますが、当該箇所への薬剤処理は全く意味がありません。

意味のない場所に薬剤処理するのは、マニュアル化の弊害です。色々な場所に薬剤処理することと、シロアリの生態や行動に合わせた処理は全く異なります。いわば前者は空爆のような処理であり、後者はピンポイントの処理です。当然前者は高額となり、後者は安価な対応が可能です。

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