羽アリ発生直前
昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。壁に穴があき、その周辺に土が確認されているとのことです。
ハウスビルダーさんが現地で確認したところ、その穴からヤマトシロアリの働きアリ(職蟻)や兵隊アリ(兵蟻)が顔を出すとともの、羽アリ(有翅虫)も確認されたとのことです。
季節的には、あと数日もすれば早いところで羽アリが発生します。既に羽アリが発生する直前状態にあるものと判断されました。
阪神間では、ヤマトシロアリの羽アリは4月後半から5月中旬にかけて発生します。その数日前には、羽アリへと羽化して巣や活動域で徘徊しています。タイミングを見計らい、正午前後に羽アリは発生します。
羽アリが発生した後、羽アリは体を震わせて翅を切り落とします。1匹の羽アリから4枚の翅が切り落とされるため、大量の翅が確認されます。羽アリの発生は正午前後ですのでこの時間帯に不在であれば帰宅時、大量の翅の存在に気付くことになります。大量の翅がとそのまま放置せず、これはシロアリによるものですのできちんとシロアリ調査を受ける必要があります。
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