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2024年4月13日 (土)

ライトトラップ再設置

ライトトラップ再設置 昨日はアフリカヒラタキクイムシ対策のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている設計事務所の先生の案件で、一昨年から対策を実施しています。

中古物件を購入されたお施主さまが、2階の押入に木粉が堆積しているのを気付かれたのは購入直後でした。現地調査を行い虫体を採取、同定を実施した結果、外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。

売主さんとの折衝は建築士の先生と弁護士の先生が受け持つこととなりましたので、小員はアフリカヒラタキクイムシに対する報告、今後の対策の概要などの資料を作成させていただきました。

その後押入の壁は全撤去、薬剤処理を施した後修復されました。被害壁の全撤去及び修復で、アフリカヒラタキクイムシ対策が完了したと思うのは間違いです。繁殖力の高いアフリカヒラタキクイムシは、壁内や天井裏などに被害が拡大している可能性が考えられるためです。

これらを確認せずに被害を放置すると、数年後室内に再び被害が再発します。そうなると解決済と未解決で必ずトラブルとなります。そのため壁内や天井裏での発生を確認するため、ライトトラップの設置及び確認が有効です。

昨年1年間設置した結果、アフリカヒラタキクイムシの捕獲は確認されませんでした。アフリカヒラタキクイムシは未生息と判断されましたが、今期はお施主さまの希望でもう1年調査を継続することとなり、小屋裏及び1階天井裏にライトトラップを設置させていただきました。

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