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2024年4月23日 (火)

パッシブソーラーシステム構造

OMソーラー構造で確認された蟻道 昨日はシロアリ対策のため、滋賀県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている建築士の先生の案件で、パッシブソーラーシステム構造の一つであるOMソーラー構造でのシロアリ駆除処理でお伺いした次第です。

前回の点検調査で蟻道の構築が確認されたことから、床下点検口を新設していただきました。その理由として床下の高さが低く、侵入することができません。ですので床下点検口を新設した上で、シロアリ駆除処理を実施しています。

OMソーラー構造は小屋裏で暖められた空気を床下に送り込み、床面にある噴き出し口から暖かい空気を室内側に送り込まれます。そのため床下で薬剤を散布すると、殺虫成分や溶剤などが揮散して室内に入り込むため薬剤処理は厳禁となっています。

そもそもシロアリが侵入したのは、布基礎+土間コンクリートという構造が持つ問題です。布基礎と土間コンクリートに隙間(クラック)があり、その隙間から侵入しています。ですので処理はこの隙間に対して実施しました。

ポイントは使用する薬剤の種類、処理濃度と処理量これらを最適化することで、お住いの方の安全確保と確実なシロアリ駆除が可能です。今回、シロアリ予防としてある処理を実施しましたが、こちらは機会があればご紹介したいと思います。

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