内断熱
昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ対策のためお伺いしました。この物件は5年前に新築された新しい形の長屋となっており、当時はベタ基礎打設前に薬剤処理を実施しています。
今回、5年が経過したことからシロアリ対策の依頼をいただきました。この物件は、ベタ基礎内断熱構造となっています。
一番の注意点は断熱材で、特に使用する薬剤には最善の注意が必要です。断熱材に薬剤が付着した場合、短期間には影響を及ぼすことはありません。薬剤メーカーさんも試験をしており、問題がある時点で薬剤として成立しないからです。
しかし、長期的に問題を及ぼすケースは全くない訳ではありません。薬剤の含まれている溶剤が長期的に作用し、表面を侵す場合があります。3箇月程度の短期的な試験では問題ないものの、1年を超える試験では影響の出るケースがあるため注意が必要です。
業界で問題になった過去の事例として、防水紙への影響が挙げられます。壁内に使用される防水紙ですが、こちらも短期的な試験では影響がありません。しかし、長期的な試験で影響が出たので短期的な試験結果しかない薬剤は注意が必要なのです。
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