シロアリ監視ステーション定期点検調査
昨日は定期点検調査のため、兵庫県内にある基礎外断熱構造の物件にお伺いしました。
継続的に点検調査を実施している案件で、16年前に屋外基礎面からヤマトシロアリ羽アリが発生した物件です。
部分的な駆除処理を実施しましたが、予防処理についてはお施主さまの希望もあり実施していません。
その代替の対策として建物外周の主要な箇所にシロアリ監視ステーションを設置、建物に近づくシロアリの早期発見を目的としています。
今回のシロアリ監視ステーション点検調査では、新たなシロアリの侵入は確認されませんでした。これまでに数度シロアリの侵入は確認されており、写真の監視ステーションも過去にシロアリが侵入されています。
シロアリ監視ステーションにシロアリの侵入は確認されていますが、基礎外断熱面や建物への侵入はありません。これは一般的に見られる『庭にシロアリが生息しているが、建物に被害がない』という典型的なケースです。
屋外で生息するヤマトシロアリが家屋内に被害を与えるケースは極めて限定的で、殆どが大人しく屋外で活動しているだけです。無理矢理駆除するのはシロアリ防除業者のエゴとしか思えません。建物に被害がないのに、庭で大人しくしているシロアリが生息しているからと言って床下に薬剤を撒くのは悪質と思うのは私だけでしょうか。
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