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2024年8月 1日 (木)

2024年8月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボ2408トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、大阪府内の物件で確認されたアフリカヒラタキクイムシの被害です。

被害が確認されたのは押入壁面の合板で、築3年目の物件です。聞き取り調査では、昨年も木粉の堆積が確認されたとのことです。

この木粉は、アフリカヒラタキクイムシ幼虫の糞です。木材中で生息するアフリカヒラタキクイムシの幼虫が木材を食害、その糞が木材中に堆積します。

幼虫が蛹化、成虫羽化後、木材中から脱出する際にこの糞である木粉を排出します。

成虫羽化後、この木材にも交尾産卵するため、幼虫が再び活動します。ですのでこの木材に対する対策が重要です。

過去にお伺いした広島県内の物件では2月に羽アリを確認しましたが、概ね6月に大量発生するようです。ちなみに飼育中のアメリカカンザイシロアリは、ほぼ年中ちょこちょこ発生します。

壱番の誤りは、安易な被害部の撤去交換です。壁からの合板の撤去は簡単ではなく、構造的に残ってしまう部分もあります。小面積だから大丈夫ではないのです。

撤去前にきちんと駆除に関する対策を実施するとしないのでは、経験上大きく差がでます。ですので撤去前に、一度きちんと対策を実施することを推奨しています。

当社の対策では薬剤処理などの化学的対策に併せて、物理的対策を組み合わせ複合的に実施します。アフリカヒラタキクイムシに関する情報、お問い合わせは阪神ターマイトラボのホームページにあるヒラタキクイムシ対策のページをご参照ください。

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