いつ侵入するかわかりません
昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。
建築士の先生の知人の方が協会加盟のシロアリ防除業者さんにシロアリ調査を受けた際、シロアリ被害があるので薬剤処理が必須と言われたとのこと。
お施主さまは20年近く前にシロアリ駆除予防処理をしたと説明されたそうですが、そのシロアリ防除業者がシロアリ侵入する可能性をしつこい位に説明があったとのこと。
段々胡散臭さを覚えたお施主さまが、知人である建築士の先生に相談したところ小員を紹介するに至ったとのことです。
床下側から点検調査した結果、シロアリ被害や蟻道跡は確認されているものの、現時点でシロアリの侵入や生息は確認されませんでした。
前回の処理から20年近く経過していて、シロアリの侵入はありません。この結果を元に考えると、侵入リスクは高い訳ではありません。
実際、保証期間が切れて10年以上経過しているのにシロアリが侵入していないという事実があります。ですのでどちらかというと、侵入しない可能性の方が高いのです。
ですので高額な薬剤処理よりも、安価な有料点検調査の方が理にかなっています。これをお施主さまに説明させていただきましたところ、ご理解と共感をいただきました。
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