2009年7月 9日 (木)

詐欺罪では立件できないのか

今日の夕刊やウェブであった通り、また同じような事件がありました。

埼玉県川越市のシロアリ防除業者の社長と従業員が特定商取引法違反(不備・虚偽書面の交付)の疑いで逮捕されました。

『床下を確認させて欲しい』などと言って家屋に上がっていますので、点検商法に該当するため特定商取引となります。そしてシロアリ防除工事の契約を結んだ際、契約書に一定期間内であれば無条件に解約できるクーリングオフの方法を記載していなかったため、書面の不備となりました。また、会社代表者名を記す欄に別の役員の名前を記載したため、虚偽書面の交付となっています。

それよりも問題なのは、床下からビニル袋に生きたシロアリと被害木片を持って帰ってきて見せたそうです。勿論、これらは床下から持って上がってきたかもしれませんし、元から持って入ったのかもしれません。

以前、上場されているシロアリ防除業者が生きたシロアリを持って入り、お施主さまに見せたケースがありました。このようなケースは明らかに詐欺ではないでしょうか。厳しい処罰を与えて欲しいものです。

悪徳業者の手段は巧妙です。阪神ターマイトラボのウェブサイトの『悪徳業者対策』をご参考下さい。

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2009年7月 8日 (水)

私には詐欺との違いがわかりません

Prevention51 昨日は兵庫県三田市内でのシロアリ予防でした。この物件ではヒラタキクイムシが発生したため、壁の合板をリフォームしたことに伴ってシロアリ予防を行った次第です。

シロアリ予防はもちろんのこと、ヒラタキクイムシ成虫の産卵抑制も目的に処理を行いました。

ちなみのこの床下は布基礎+防湿コンクリート構造です。ところが、洗面や玄関ホールに床下調湿材が撒かれています。

通常の床下では、土の表面から水蒸気が蒸発するため湿度が高くなり易くなりがちです。そのために、防湿コンクリートが施工してあるのです。その上に床下調湿材を撒くということはどういうことでしょう。はっきりいって無駄としか言いようがないでしょう。このような無駄なもののために坪当たり1万円以上もするというのは、おかしいのではないでしょうか。はっきり言って、私には詐欺との違いがわかりません。

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2009年7月 7日 (火)

噴き出す蟻道

Inspection119 昨日は大阪府堺市内でのシロアリ調査でした。この物件では、2階の壁から蟻道が噴き出しています。

この蟻道はもちろんイエシロアリのもので、この物件では6月の上旬に羽アリが発生したそうです。ちなみにこの蟻道の一部が群飛孔にもなっています。蟻道の一部を壊すと大量の兵蟻がお出迎えをしてくれました。

この物件では、ある事情により駆除予防ではなく、駆除処理しか行いません。それだけに最良の方策を考えたいと思います。

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2009年7月 6日 (月)

何が『問題ありません』なのか

Kanzai110 一昨日のアメリカカンザイシロアリの現場からの1枚です。

羽アリは2階台所の窓枠付近から発生しました。丁度その上に点検口があったので確認すると、アメリカカンザイシロアリの糞が溜まっています。

お施主さまによるとあるシロアリ防除業者が点検に来た際、点検口から覗いて確認されたそうですが、『問題ありません』と言われたそうです。

断熱材が少し移動させれば見えるのです。アメリカカンザイシロアリのことを知っていれば当然調べたはずです。なぜ『問題ありません』と言ったのか理解できません。シロアリ防除業者であれば少しは勉強していて欲しいものです。

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2009年7月 5日 (日)

ヤマトシロアリではありません

Kanzai109 先日、羽アリが発生したので調査して欲しいとの依頼を受け、昨日西宮市内のお宅へ伺いました。

お施主さまはヤマトシロアリの羽アリではないのかと思っておられたようですが、羽アリの正体はアメリカカンザイシロアリの羽アリでした。

西宮市内のこの地域では5月中旬から羽アリが見られ、梅雨時期の日中によく確認されています。但し、冬場の小屋裏などでは羽アリが確認されているので、アメリカカンザイシロアリだから○月~○月に出ると時期を限定してはいけません。

築15年程度経過しているようですが、前の持ち主が10年程前にシロアリ駆除を行ったとの情報があるようです。果たしてアメリカカンザイシロアリの駆除を行ったのか、ヤマトシロアリの駆除を行ったのかわかりませんが、今後の調査でその辺りは判明すると考えられます。

いずれにしてもアメリカカンザイシロアリの対策で重要なのは、調査であり、調査できる環境を整えることです。その辺りを十分考慮しながら対処したいと思います。

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2009年7月 4日 (土)

大掃除は重要です

Inspection118 先日お伺いした宝塚市内のお宅からの1枚です。このお宅では和室の端、タンスの陰にあたる箇所の畳にシロアリの被害が確認されました。床下側から確認すると、蟻道が2本ほど立ち上がり、大引や床板などに被害が確認されました。相当以前からシロアリが侵入していた模様です。

こうした被害は早期発見が可能です。昔は家具を移動させて大掃除していましたが、この大掃除が重要です。大掃除をきちんとしていれば、こうした被害は早期発見が可能なのです。

今回は蟻道が2本しか上がっていないので、駆除に使う薬剤はわずかです。結果的には、良かったのでしょうが、早期発見できていればもっと少なくて済んだのでしょう。早期発見はシロアリ業者だけしかできないものではありません。お住まいに方の普段からの注意が重要なのです。そして、おかしいと思ったときは信頼のできる業者さんに相談することが重要です。

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2009年7月 2日 (木)

駆除完了

Inspection117 昨日は先日シロアリ駆除を行った物件での作業を行いました。シロアリがきちんと駆除できているか、家屋に侵入していたアリがどのような状況なのか、床を支えるための床束の設置を行いました。

写真は駆除を行った箇所の様子ですが、無事駆除が完了しているようです。中央に白いカビが見えますが、致死したシロアリがカビに侵されている様子です。

この物件では駆除、予防合わせてわずか数リットルしか薬剤を使用していません。室内に出ていたアリも、床下側から侵入していたようですが、これもきちんと駆除できていたようです。

シロアリ駆除に使用した薬剤はカテゴリーとして殺虫剤に該当します。そのため、アリにしてもシロアリにしても、きちんと生息部位や活動場所に薬剤処理できればきちんと効果を発揮するのです。

薬剤を撒いても駆除できないのは、生態を無視してだた薬剤を撒いただけなのです。生態から処理するべき箇所を絞り込めば、沢山薬剤を撒く必要はないのです。

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2009年6月30日 (火)

どこに住んでいるかが重要です

Inspection116 先日、本年3月に駆除処理を行った物件の点検にお伺いしました。この物件では、生息する場所に数リットル程度の処理を行っただけで、必要のない場所には処理していません。そのため、外部にシロアリの監視ステーションを数箇所設置しています。

今回、監視ステーションの設置状況の確認、特に設置した場所が適切かどうか、ステーション内の状況がどうなのかを確認しました。いずれも特に問題なく、設置場所も適切であると考えられました。

庭のある場所でヤマトシロアリの生息が確認されています。しかし、庭にシロアリが生息しているからと言ってもその状況が重要です。特に今回は建物から遠いので全く問題ありません。

シロアリの多くは土の中で生息している昆虫です。庭におとなしく生息しているシロアリに目くじらを立てるのは可哀想です。建物の侵入して被害を与えるシロアリだけを対象にすべきではないでしょうか。

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2009年6月29日 (月)

換気口の前に物は置かないように

Inspection115 昨日は芦屋市内のからシロアリ予防でお問合せを頂いたことからお伺いしました。

床下の構造は、布基礎に防湿コンクリートで、シロアリの侵入や生息はありません。土台には加圧注入木材が使用されています。無理にシロアリ予防をする必要はありません。

定期的に床下を点検するか、本当に必要な場所だけ予防処理をする程度で十分です。

それよりも問題なのは、周囲の環境です。写真で見てお分かりの通り、床下換気口の前に物が置かれており、換気口の役目を果たしてしません。ちなみにこの物とはプランターです。

これは意外とされている現象ですので気をつけましょう。何のために換気口があるのかを考えれば、換気口の前に物は置かないはずなんですが。

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2009年6月28日 (日)

棲み処はここに

Extermination83 昨日は兵庫県加古川市内でのシロアリ駆除でした。シロアリが発生しているのは、基礎の際にある切株です。

少し内部を確認すると、ヤマトシロアリが確認され、兵蟻も多数見られました。お施主さまのご希望と周辺の問題から薬剤処理をせず対処を行いました。

ベイト工法のように施工金額を吊り上げるための対策ではなく、最小限でより効果的な毒餌剤の使い方をしてみました。

ベイト工法というと安全と環境保全をウリにしている工法です。確かにそれは間違いではありませんが、下手をすると儲けの道具になってしまい、現状に合わなくなるので注意が必要です。

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2009年6月27日 (土)

注入すると

Extermination82 昨日は西宮市内でのシロアリ駆除でした。シロアリは屋外のウッドデッキに発生していました。

この物件の構造は、パッシブソーラーハウス(分離屋根集熱システム)なため、建物内にシロアリを侵入させると厄介です。そのため、ウッドデッキに侵入しているシロアリは早めに対処すべきなのです。

今回、薬剤を100mlほど処理しました。すると中からシロアリが流出してきました。どうやらこのコロニーはこれで十分な処理のようです。

注入することも重要ですが、その後の観察も重要です。ただ闇雲に処理するのは薬剤の大量散布につながるだけなので私はお薦めしません。

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2009年6月26日 (金)

駆除と予防の分離

Extermination81 昨日は大阪府茨木市内でのシロアリ予防でした。この物件は1週間前に駆除処理を行っています。

これまでに一度もシロアリ対策を行ったことがないことから、今回予防処理を行うこととなりました。とは言え薬剤を大量散布する予防処理ではありません。環境と安全に配慮した方法で対処しました。

写真は駆除処理を行った箇所の様子です。一部で蟻道が再構築されています。これは遅効性の薬剤を使用したことによる現象で、駆除は完了しています。

ただ遅効性薬剤を使えばよいというものではありません。使用する濃度と処理量、処理方法をきちんと選択できれば極わずかな薬剤量で駆除できるのです。

駆除と予防を同時に行う場合もありますが、今回のように駆除と予防を分けて行う場合もあります。マニュアル的に対処するのではなく、その状況に応じた対処が必要なのです。

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2009年6月25日 (木)

建物の構造だけではなく

Prevention50 昨日は東大阪市内での新築防腐防蟻処理でした。

写真は隣の建物で、基礎が出来上がった状態です。基礎の周りが掘られているのは、排水管工事のためです。

ここで重要なのは、基礎の構造とその周りの環境です。シロアリがどのような経路で侵入するのかいろいろとヒントが貰えます。

新築予防とは、ただ漠然とマニュアル通りに薬剤を撒いているだけでは勿体ないのです。現場にはこうした情報が沢山落ちているのです。シロアリ技術者たちはこうした情報をきちんと拾い集めているのです。

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2009年6月24日 (水)

正しい知識

Kanzai055 昨日、神戸市内にお住まいの方が当社までお越し下さいました。所有されているアパートに羽アリが出たとのことです。

保健所に持ち込んで問い合わせしたそうですが、明確な回答がなかったそうです。

いろいろと調べるうちに、アメリカカンザイシロアリの可能性があることから、当社へ確認に来られた次第です。

有翅虫(羽アリ)の大顎の形や翅の翅脈からアメリカカンザイシロアリであることが判明しました。

実は他の防除業者さんにも問い合わせをされたそうですが、アメリカカンザイシロアリの生態が私から聞く内容と違ったものだったそうです。

アメリカカンザイシロアリの駆除にマニュアルはありません。現場の生息状況、被害状況を見ながら対処しなければなりません。そのため、アメリカカンザイシロアリの生態をよく知る必要があるのです。とはいえ生態を知り尽くした訳ではありませんので、勉強して行きたいと思います。

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2009年6月21日 (日)

経験が必要

Inspection114 一昨日は午前中に大阪府堺市内へお伺いしたあと、神戸市内へイエシロアリの調査でお伺いしました。この物件は店舗で、数日前から羽アリが発生しているとのことです。

イエシロアリの場合、必ずしも羽アリの発生箇所が生息箇所とは限りません。特に本巣は別の場所にあるケースが多いのです。この店舗では以前に巣の撤去を行ったとのことですが、どうやら分巣を撤去したのではないかと考えられます。本巣の壊滅を行ってから次のステージに進むことを怠った結果でしょう。

数日前にはイエシロアリの予防について、あるところを通じて防除業者さんから問い合わせを頂きました。イエシロアリの予防をしたいのであれば、イエシロアリの駆除を自分で考え駆除できるようになってから予防処理に進むよう進言しました。イエシロアリの現場を知らずに予防するのは自殺行為なので、注意しましょう。生半可な知識ではイエシロアリに立ち向かえないのですから。

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2009年6月20日 (土)

閉ざされた換気口

Inspection113 昨日は大阪府堺市内でのシロアリ調査でした。この建物は町会の建物で、数週間前にイエシロアリの羽アリが群飛したそうです。

この建物の換気口をみると閉ざされています。こうなると湿気が滞留し、シロアリが発生するストーリーが考えられますが、イエシロアリでは正直あまり関係ありません。付近の皆さんの状況を確認すると、広範囲にイエシロアリが生息している様子です。

町会の皆さんが協力し、イエシロアリを根絶させたいとのことなので、皆さんの希望に沿った提案ができるかどうかがポイントです。知恵を絞って、皆さんに納得頂ける対策を立てたいと思います。

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2009年6月19日 (金)

棲み処に撒かなきゃ意味がない

Extermination80 昨日は大阪府茨木市内でのシロアリ駆除でした。この物件は長年シロアリ対策を行ってこなかったため、多くのヤマトシロアリのコロニーが確認されています。

そのうちの一つを紹介したいと思いますが、シロアリ駆除は蟻道や被害部に薬剤を沢山撒けばよいというものではありません。本当のシロアリ技術者はどれだけ少量の薬剤で駆除したかを競い合うものなのです。

シロアリの棲み処の多くは地中にあります。蟻道が地面と接する部分の地面を少し掘ってみると、色々とその兆候が見えます。面倒な作業ですが、最小限の薬剤量で駆除するためには重要な作業です。

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2009年6月17日 (水)

無残な土台

Extermination79 昨日は大阪市内でのシロアリ駆除でした。

この物件では、台所の窓際からヤマトシロアリの羽アリが発生しました。しかし、窓際付近に生息はなく、その床下部分についても、シロアリが侵入・生息している形跡はありません。

少し離れた浴室の土台にシロアリの生息が確認されました。どうやらここから発生した羽アリが発生し、台所の窓際が出口となったようです。

ちなみにこの土台は元の大きさの半分程になっており、残りは土で構成されていました。本来であれば持ち帰り研究材料にしたかったのですが、ある事情でできず残念でした。

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2009年6月16日 (火)

基礎を壊さず

Prevention49 先日お伺いした現場では、これまでシロアリ対策を施したことのない物件でした。見える範囲には過去にシロアリが侵入した形跡が確認されていました。

この物件の最大の問題点は基礎内部の通風口が小さく、人の入ることのできない大きさなのです。これでは、床上から侵入できた部屋から他の部屋を覗くことができても、詳細まで確認することもできなければ、床下側からの処理もできません。

この通風口を広げる方法もありますが、基礎を壊すことは建物の強度を低下させるので、私は行いません。ある設計士さんの講演会で、基礎の強度を落とさず穴をあけることができる大きさは直径100ミリが限界だそうです。近年の耐震について配慮された建物であればまマシなのでしょうが、建築年数の経過した建物では、強度を落とすことは決してお薦めできることではありません。

そのため、この物件では発泡施工で対応しています。この方法であれば基礎を壊さずに処理が可能です。気温の高くなる時期には色々と工夫が必要ですが、このような物件では重宝する施工方法の一つです。

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2009年6月14日 (日)

群飛孔

Damage14 昨日は大阪府茨木市内でのシロアリ駆除でした。この物件では家屋の軒下からヤマトシロアリの羽アリが発生しました。写真で見てわかる通り、塗装の表面に開けられた穴から羽アリが飛び出したようです。

通常、軒下までヤマトシロアリが上がる場合、雨漏れの要因が伴っていると考えられますが、今回のケースでは雨漏れは確認されていません。塗装表面の穴から雨水がしみこむ程度ですが、それでもヤマトシロアリは生息することができるのです。

ヤマトシロアリは大量の水が必要であるという訳ではありません。シロアリにとって必要なのは、体表面からの乾燥を防ぐための湿気なのです。その僅かな湿気だけでも常に供給できる状態であれば、シロアリは生息できるのです。

ヤマトシロアリは低いところに生息しないというのは、人間が都合よく考えたことにしか過ぎません。相手は生き物ですから、人間の都合に合わせては動いてくれないことを十分理解した上で対処する必要があるのです。

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2009年6月13日 (土)

家屋に侵入させないこと

Ttd63 昨日は、西宮市内でのシロアリ生息調査でした。この物件の構造は、パッシブソーラーハウス(分離屋根集熱システム)です。最大の問題点は、家屋内にシロアリが発生した場合、薬剤使用が極めて限定的であり、一般的な駆除方法で行ってはならないのです。

ちなみにこの物件ではウッドデッキの束柱にシロアリの生息と被害が確認されました。非常に不安だった床下部分について図面をチェックし、吹き出し口からの確認を行った結果、幸いなことにシロアリの侵入はありませんでした。

一旦、このウッドデッキのシロアリを駆除することは必要ですが、後はシロアリの動きを捉えるしくみと工夫を考えたいと思います。

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2009年6月11日 (木)

耐蟻性木材の効果

Damage13 先日シロアリ生息調査した現場からの1枚です。一目瞭然、檜(ヒノキ)の束柱と大引の被害と蟻道です。

ひのきといえば耐蟻性の高い(シロアリに対して強い)木と言われています。しかし、実際の現場では、ひのきに対する被害はよく見られます。

この原因は何故でしょうか。それは答えが簡単で、シロアリの嗜好性を調べる試験自体が間違いなのです。おいしい餌とおいしくない餌を置いておいて、おいしくない餌が食べられなかったから、この餌は大丈夫というのはおかしく、おいしくないけど食べられる餌なのです。

シロアリにしてみれば、たまたま侵入した家屋がひのきであっただけで、他に食べ物が無ければひのきを食べます。また、ここに生息するシロアリを持って帰ってきて飼育すると、シロアリが好むマツを食べずに、ヒノキを食べます。

今回のケースでは、ヤマトシロアリによる被害ですが、実際の現場ではイエシロアリアメリカカンザイシロアリの被害は良く見られます。木へ耐蟻性を求めるのには限界があることを知っておく必要があるのです。耐蟻性木材を過信すると、シロアリの侵入を見落として被害が拡大してから初めて気付くのです。

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2009年6月10日 (水)

環境が変わったことで

Prevention48 昨日は兵庫県姫路市内でのシロアリ新築予防でした。この物件は敷地内に新しい建物を隣接すように建てられています。

新しい建物がベタ基礎で、古い建物が防湿コンクリートです。この場合、シロアリからの視点ではお互いの基礎はくっついていません。

新築することによって地中の環境が大きく変わると、これまでおとなしくしていたシロアリが動きを変える場合もあります。その際、古い基礎と新しい基礎の隙間は侵入ポイントとなるので注意が必要です。

マニュアルではなく、現場を見てどこに処理するべきかを考えるのが現場の仕事です。マニュアルでシロアリ防除ができる訳ではないのです。

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2009年6月 9日 (火)

僅かな兆候

Extermination78 昨日は兵庫県三田市内でのシロアリ駆除でした。この物件では、1階と2階で羽アリが発生していますが、床下には蟻道や被害はありません。

シロアリ生息しているであろうポイントに穿孔して薬剤を注入しました。その際、ノズルの先端に土が付着していました。

このポイントは土が入り込む高さではありません。すなわちシロアリが土を持ち込んだ証拠なのです。ちなみにこの高さは地面から3mほどあります。ヤマトシロアリでもこの高さまで土を持ち込むことが可能なのです。シロアリは高いところまで登らないという先入観を持ってはいけないという事例ですね。

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2009年6月 8日 (月)

処理の仕方が結果に

Extermination77 昨日は西宮市内でのアメリカカンザイシロアリの駆除でした。この物件は以前から管理している物件です。

発生初期段階から対応しているので、駆除も随分進み、アメリカカンザイシロアリの糞の排出も少なくなってきています。

写真は梁の上に見られたアメリカカンザイシロアリ兵蟻の頭部です。生息部へ注入処理した薬剤が効果を示したのか、羽アリ対策として処理した薬剤が効いたのかわかりませんが、きちんと駆除できている証です。

この現場で木の中に注入した薬剤は1リットル以下です。駆除に大量の薬剤は要りません。大量に薬剤に頼るのは技術がないことの裏返しではないでしょうか。

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2009年6月 7日 (日)

食べ痕が汚い?

Reti012 一昨日紹介したシロアリ調査の現場からの1枚です。

ヤマトシロアリは腐れと共に発生したりするので、食べ跡が汚いとよくシロアリの教科書には記載があります。確かにそういう現場もありますが、そうでない現場もあります。

写真は蟻道(このケースでは蟻被という言葉が適切ですが)を壊すと、内部は比較的きれいに食害されています。もちろん腐れなどは発生していません。

このような場合では、概ね床下の環境と密接な関係があるのではと私は見ています。これは蟻道の構造にも大きく関係しており、これらがシロアリの生態に結びつくのです。

実際にシロアリの生息する現場では、教科書に載っていない現象が多々あります。こうした現象を無視して、マニュアル化された処理、シロアリ対策にどんな利点があるのでしょうか。

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2009年6月 5日 (金)

蟻道の種類

Inspection111 昨日は茨木市内でのシロアリ調査でした。この物件では昨年、便所に隣接する和室で被害が確認され、修復を行ったそうですが、本年5月上旬に便所内で羽アリが発生したそうです。

床下から調査した結果、かなりの数の蟻道が上り活動中のヤマトシロアリが確認されました。中には右の写真の通り、蟻道がびっしと確認される床束や大引もありました。

蟻道にも多くの種類があり、何故ここにこの形態の蟻道なのかをよく知ることで、対処方法が異なってくるのです。

どんな被害であろうともただ漠然と同じ処置をするのは、ただの薬剤の撒き散らし、それが薬剤曝露のリスク向上に繋がるのです。

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2009年6月 4日 (木)

作業の理由を明確に

Prevention47 昨日は東大阪市内での新築予防でした。薬剤に頼らない新築対策については、お施主さまや設計士さんのご要望で対応していますが、工務店さんからは薬剤による新築予防がまだまだ主流です。

とは言え、工務店さんからは保証して貰える処理であれば処理方法は一任すると言われていますので、工夫して作業しています。その中でも写真のような勝手口などは玄関と合わせて注意が必要です。

昨日の現場では、電気工事屋さんと一緒になりました。まだまだ慣れていない子に対して、主任さんらしき人が手ほどきをしています。言い方が少しきつかったのですが、いま行っている作業の何が重要なのか、どこを間違えるとどんな事故が起こるのかきちんと説明されていました。作業の理由をきちんと明確にされているのは現場視点ならではであり、マニュアルにはない重要な部分です。行う作業一つに必ず意味があります。これを常に頭において作業することが重要なのです。

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2009年6月 2日 (火)

加圧注入木材の役目

Damage12 先日の神戸市内の床下からの1枚です。土台に形成された蟻道を取った跡の写真です。

この土台は加圧注入された木材です。加圧注入木材というのは、乾燥した木材を注入木材タンクに入れて真空状態にし、その後圧力をかけながら薬剤を木材に浸透させた木材です。薬剤を表面に吹付けた場合には表面から数ミリしか浸透しませんが、加圧注入した木材だと長期に効果が続きます。

しかし、このような加圧注入木材が土台に使われていても、蟻道が形成される場合があります。床下から侵入したシロアリは加圧注入された木材を齧ります。齧ったシロアリは毒である有効成分が体内に取り込まれ死に至ります。場合によっては侵入を諦めるシロアリの集団もありますが、諦めない集団もいます。

死に至るシロアリが大量に出てくるとその他のシロアリの集団は加圧注入された木材を齧らなくなります。そうなるとシロアリの集団は薬剤の施されていない上へ上へと進み、被害が広がるのです。

加圧注入木材を使ったからシロアリ対策は大丈夫ということではありません。あくまで土台など家の構造材が大きな被害にならない=ボロボロにはならないという捉え方がよいのではないでしょうか。

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2009年5月31日 (日)

見えないところをシロアリは上がります

Extermination75 昨日は神戸市内でのシロアリ駆除でした。この物件は大手ハウスメーカーの家で、床下の構造は防湿コンクリートとなっています。

床下内に何本かの蟻道が確認されましたが、既に生息していません。しかし、浴室付近から羽アリは発生しています。

勿論、浴室の土間から壁内に侵入したシロアリもいますが、それ以外の考えられました。それは防湿コンクリートに幾つもの翅が確認されていたのです。付近の蟻道には生息していません。そのためつい見逃しがちなのが保温された配管です。

この配管はポリスチレン系の断熱材が巻かれていましたが、シロアリはこの断熱材内部を上がっていました。この断熱材にはテープが巻かれていたので、外部からはわかりません。しかしシロアリの生態や行動学を知っていれば、このような箇所を点検するのは当たり前なのです。

シロアリは見えるところを通るとは限りません。見えないところを通ると想定してシロアリ調査をする必要があるのです。

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2009年5月29日 (金)

コンクリートに囲まれていても

Extermination74 昨日は、前日に引き続き大阪市内でのシロアリ駆除でした。

この物件は店舗兼住宅で、店舗部分に羽アリが発生しています。写真はその店舗に隣接する駐車場入口の被害部へシロアリ薬剤を注入している様子です。

店舗自体コンクリートの上に作られているため、シロアリの侵入する場所がないように思えます。確かに建築当時はシロアリの侵入できる隙間はなかったのでしょう。しかし、時間経過に従って隙間が発生するとシロアリは侵入してくるのです。

シロアリの侵入する場所へきっちりと薬剤を注入すれば駆除できます。このような物件の場合、無理にシロアリ予防を考えるのではなく、点検しながらシロアリの動きを捉えるのが良いでしょう。

ちなみにこの物件では羽アリが2階付近からも発生しています。水の取れる条件であったことから、その付近に生息しています。シロアリは床下でしか発生しないと考えると痛い目に遭います。

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2009年5月27日 (水)

基礎外断熱のシロアリ対策

Ttd62 昨日は、西宮市内の物件のシロアリ定期点検でした。この物件は、昨年シロアリ対策を行った基礎外断熱構造となっています。

基礎外断熱構造でのシロアリの動きは極めて激しい傾向にあり、場合によっては小屋裏(2階の天井裏)まで被害が及びます。ヤマトシロアリは1m程度しか上がれないだとか、水を運ぶことができなため2階に上がれないだとかということを全く否定できることが簡単に起きています。

この物件では、昨年駆除処理を施しています。今年に入って羽アリは発生していないものの、基礎外断熱部分にシロアリが再侵入していないかどうかを、非破壊シロアリ探知機を用いて点検を行いました。

その結果、現時点でシロアリの侵入はありませんでした。基礎外断熱構造のシロアリ対策は、その構造を理解し、シロアリの生態や行動を知った上で対処しなければなりません。そのため、床下に薬剤を撒くということはありえない、絶対に行ってはならないのです。

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2009年5月26日 (火)

外と内

Extermination72 昨日は大阪市内でのシロアリ駆除でした。この物件は、住宅と店舗がくっついた建物で、羽アリは店舗部分からも出ています。昨日はこの店舗部分の駆除を行いました。

外壁のあるクラックから羽アリが発生したことから、生息範囲を調べ、薬剤を注入しています。今回はある事情により内部から処理するのではなく、外壁から処理をしています。

外壁から薬剤処理を行った場合、後の仕舞が重要です。日光(紫外線)や雨水の影響で、穴を埋めた場所が劣化しないようにしなければなりません。そのためにも大きな穴を開けることはリスクが大きくなりますので、注意が必要です。

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2009年5月25日 (月)

間違えてはいけません

Inspection110 先日お伺いした三田市内のお宅の床下です。床上で最も羽アリの確認された箇所の床下にあたる部分です。

土台のコーナーに蟻道が確認されていますが、これはシロアリの蟻道ではありません。アリの蟻道です。シロアリの蟻道とアリの蟻道は役目が異なるため、蟻道の構造が違います。

床下だからといってシロアリの蟻道とは限りませんので、ご注意下さい。

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2009年5月24日 (日)

住まいは土の中に

Reti011 右の写真は、先日お伺いした兵庫県宝塚市の床下からの1枚です。

調査の際には、場を荒らしてしまうためここまで調べませんが、駆除直前ではここまで調査します。

これは蟻道と地面が接する場所を掘った様子です。この時に得られる情報で、最終的に薬剤をどの程度使用するかを決めます。

ここで得られる情報がとても重要なのです。

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2009年5月23日 (土)

注意力

Inspection109 今回の新型インフルエンザの国内感染は神戸で見つかりました。新型インフルエンザは海外からの帰国者のみ検査を行うことがマニュアルとなっていたそうです。ところが、神戸の医師はマニュアルにとらわれず、患者を診て独自の判断をされたことから、感染者の発見に繋がったそうです。

私たちにシロアリ調査、駆除・予防についても、マニュアルではなく、現場を良く見てしっかりと判断したいものです。

昨日は兵庫県三田市内でのシロアリ調査でした。この物件では、2週間前に羽アリが発生、今週月曜日と木曜日にも羽アリが発生し、2階でも羽アリが確認されたそうです。

床下の点検では、シロアリの侵入、生息、被害のいずれもありません。しかし、相当数の羽アリが発生しているのです。そのヒントは1階天井のダウンライトにありました。

その写真が右の写真で、ダウンライト内に羽アリが入っているのが確認されました。これがシロアリの侵入経路のヒントとなるのです。床下を見るだけがシロアリ調査ではありません。家屋の外周りなど見なければならない場所は幾らでもあるのです。

30分程度の調査は『シロアリ生息調査』ではなく、『手抜き調査』としか言えません。シロアリ生息調査は、シロアリ駆除を行うための調査であり、時間がかかることは当然なのです。無料の短時間調査で見積書を出すのは、シロアリ工事を取るために行う儀式みたいなものであり、ましてや調査もせず見積書だけ出すのは、シロアリを見ずにマニュアルを見ているだけにしか過ぎないのです。

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2009年5月22日 (金)

部分駆除

Extermination71 昨日は大阪市内でのシロアリ駆除でした。この物件では、浴室の窓枠からヤマトシロアリの羽アリが発生しています。

この物件は、2年前に今回発生した箇所と異なる2ヵ所でシロアリの部分駆除を行い、定期的に管理している物件です。実は床下に入れない構造で、非破壊シロアリ探知機などを用いて点検を行っています。

昨年の同時期には羽アリの発生はなく、昨年の夏に点検した時点ではシロアリの生息は確認されませんでした。このケースでは、昨年の夏以降に壁内に侵入したか、今回壁内を通って羽アリが出たかのどちらかのケースと考えられます。羽アリが出たからといっても、前年までの状況を勘案すると、被害はないか或いは極めて僅かだと考えても大丈夫です。

駆除処理はわずか数百mlの薬剤を注入をしただけです。シロアリのコロニー(集団)を駆除するのに何十~何百リットルの薬剤は必要ありません。少量の薬剤を巧みに処理することが重要なのです。

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2009年5月21日 (木)

必要な場所へ必要な量だけ

Extermination70 昨日は地元西宮市内でのアメリカカンザイシロアリの駆除でした。アメリカカンザイシロアリは木の中に生息していますが、簡単に見つけることができません。五感と経験を駆使して、アメリカカンザイシロアリの生息しているであろう箇所を非破壊シロアリ探知機を使って場所を特定します。

そこへ薬剤を注入するのですが、アメリカカンザイシロアリの生息する木の内部へ、効率的に薬剤を注入する必要があります。当社では、泡状の薬剤を使って注入処理を行っています。

泡状の薬剤ですと、立体的に薬剤が注入できることから、下から上へと処理することも可能です。また、泡状薬剤の場合、吹きこぼれた薬剤は簡単に拭き取ることが可能です。無駄に薬剤を使わないので非常に効率的ですが、市販されているものでは納得いく処理ができないので、自作しています。

この日はかなりの時間、泡状薬剤を注入しましたが、使用したのは数百mlです。できるだけ薬剤を減らすことが、お住まいの方の薬剤曝露リスクの低減に繋がります。自分の持ち家だったら出来るだけ少ない薬剤で処理するでしょう。私はそれを実践しているだけにしか過ぎず、それが私のポリシーなのです。

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2009年5月19日 (火)

見事な造形

Reti010 右の写真は、先日お伺いした兵庫県宝塚市内の物件の床下です。

複数の蟻道が立ち上がっていますが、うち1本は空中に立ち上げられ、途中で基礎のコーナーの蟻道とつながっています。

シロアリの生息密度が高く、活性も高かったのでしょう。ちょうどこの上部にあたる土台や床下など甚大な被害となっていました。

土台にはヒノキの心材が使われていましたが、関係なく被害を受けています。これは、ヒノキ神話みたいなもので、少数のシロアリの個体を用いて試験を行った結果であり、現場での条件を再現しているものではないのです。

このような現象は、他の耐犠性木材や防蟻材料にも言えることで、試験で良い結果を出ていても、現場で良い結果がでるとは限りません。勿論、効果の高いものもありますが、中には良い結果がでる試験方法をわざわざ選らんでいるケースもあるのです。

当社では、多方面から独自で試験を行い、多方面から評価し、シロアリ薬剤についてより効果的な処理量や濃度、処理方法を模索しています。それらは全て現場からの情報をフィードバックして評価したいからなのです。

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2009年5月17日 (日)

床下のカビ

Inspection108 昨日は大阪府茨木市内でのシロアリ調査でした。この物件は現在お住まいではなく、お隣の方が羽アリを発見されたことから、今回調査を頂いた次第です。

築年数が古く、これまでにシロアリ防除をされたことがないことから、古い被害跡や既に放棄された蟻道がいたるところで確認されました。

この物件で気になったのは、床下の地面が湿気ていることと、土壌表面のカビです。写真を見て貰うとおわかりだと思いますが、床下の高さは標準以上にあります。床下換気口の大きさもしっかりあるのです。

ところが、床下換気口の前に物が置かれていると床下換気口の役割を果たしません。きちんと風の流れをつくり、様子を見たいと思います。これまでの経験からすると、風の流れをきちんとつくれば、床下は乾燥してきます。

普段からのお住まいの方が『床下換気口の前に物を置かない』ことを徹底してれば、悪徳業者や悪質業者に床下換気扇や床下調湿材を売りつけられることはありません。

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2009年5月16日 (土)

ゆっくりと進行することで

Extermination68 昨日は西宮市内でのシロアリ駆除でした。この物件は寄宿舎の1室で、床下点検口のない物件でした。別の場所で羽アリが発生し、調査に伺ったところ、この部屋でシロアリの生息を確認しました。シロアリの被害が比較的大きかったことから、修復に伴ってのシロアリ駆除です。

今回、シロアリの侵入ルートを特定し、生息範囲を確認し、駆除を行いました。

シロアリ駆除は簡単にできるものではありません。知識と経験に基づいて行うものです。私も決して知識と経験が高い訳ではありません。それだけに現場から教えて貰うことをしっかりと勉強して行きたいと思います。

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2009年5月15日 (金)

発泡施工

Prevention45 昨日は神戸市内でのシロアリ駆除でした。この物件では、玄関からヤマトシロアリの羽アリが発生しました。この物件の最大の問題点は、床下の高さが低く、最大でも20cmほどしかありません。

シロアリ駆除については、生息及び活動場所を特定して対処しましたが、問題はシロアリ予防でした。狭い床下を覗くと予防の必要な場所があったことから、予防方法として発泡施工を選択しました。

薬剤を専用の添加剤で泡状にし、床下へ流し込みます。流し込まれた薬剤は、泡で泡を押しながら進みますので、床下の隅々まで充満します。やがて泡が消えていくのに伴い、有効成分が床板や大引、根太、土台などの木部と土壌に付着し、シロアリの侵入を阻止します。薬剤を大量に使用するのは止むを得ませんが、人の入ることのできない床下の処理方法としては有効な手段です。

この発泡施工には、綿密な計算が必要です。規定通りの薬剤量や添加剤量を使ってしまうことは大間違いです。床下の高さが変わると、床下空間の体積が変わります。発泡施工の場合、泡を体積で送り込むことを理解した上で薬剤濃度を決定する必要があります。床下が高さが低ければ泡は少なくて済みますので、薬剤濃度を高めないと、単位面積当たりに処理される有効成分量が少なくなります。逆に床下の高さが高い場合泡は多く必要となりますので、薬剤濃度を下げなければなりません。床下面積と床下の高さから体積を求めて算出していかなければならないのです。規定通りに使ってしまうと、多くなったり、少なくなったりするので、きちんと計算で求めなければなりません。撒き過ぎも問題ですが、少なすぎて効果不足となってしまうことも問題なのです。

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2009年5月14日 (木)

浴室入口

Alate14 先日お伺いした西宮市内の物件です。羽アリはマンション1階の浴室入口から発生しました。

マンションは鉄筋コンクリート造なので、シロアリは侵入や生息しないと思われがちですが、かならずしもそうではありません。

特に築年数の経過したマンションでは、コンクリートのクラック(ひび割れなど)からシロアリが侵入し、室内の木部を食害します。浴室の入口などに木質材料が使われ、シロアリが食害していても、『いつも水がかかるから腐っている』と思い込んで、ある日羽アリが大量発生して気付くというケースがよく見られます。

建物の構造にもよりますが、床下のあるマンションでは侵入経路が見やすいため、対処の選択肢は増えます。しかし、床下のない構造では対処の選択肢が限定されます。いずれにしてもシロアリの侵入経路と生息範囲を見極めることが重要です。

技術力のないシロアリ防除業者が何度も薬剤を壁に入れて止まらない事例がありました。これは『薬剤を入れれば効くだろう』と、薬撒き屋さんの発想です。

当社では、シロアリの侵入経路と生息範囲を徹底的に調べ、より最適な薬剤を選択、使用濃度と処理量、処理ポイントを決め、処理します。薬剤を撒くことだけに注力しているシロアリ業者との大きな違いです。

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2009年5月13日 (水)

床下のない建物

Inspection107 昨日は大阪市内でのシロアリ調査にお伺いしました。この物件は店舗兼住宅で、羽アリの発生及び被害が確認されています。羽アリは床下のない壁や柱などから発生しています。

建物が古く、シロアリについて考えられていないことが原因の一つです。地面と柱が直接くっついているため、侵入経路となった模様です。

シロアリ駆除では、シロアリの侵入経路をきちんと押さえることが重要です。このような物件では、過剰な予防処理の必要はありません。駆除後のフォローをきちんと行えば良いのです。

薬剤を撒くことだけがシロアリ予防ではありません。点検と組み合わせることで、シロアリから家屋を守ることも可能なのです。

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2009年5月12日 (火)

定期点検(26)

Ttd61 昨日は3年前にシロアリ駆除工事を行った神戸市内の物件の定期点検でした。

この物件では、窓枠にシロアリが侵入し、羽アリが出ました。ちなみに床下には蟻道が見られず、基礎のクラックから侵入しているものと考えられました。きっちりとポイントを押さえて駆除を行っています。

今回の点検では床下からの目視点検と、基礎クラックの上部にあたる部分を非破壊シロアリ探知機による点検を行いました。

いずれも特に問題なく、良好な状態でした。このような点検はお施主さまに安心して貰うための点検です。悪徳業者になるとこの点検で『湿気が高いので床下調湿材を入れましょう』だとか、『湿気が高いので床下換気扇をつけましょう』と必要でないものまで売りつけてきますので注意が必要です。

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2009年5月10日 (日)

話しをしっかり聞いて判断して下さい

Inspection106 写真は先日お伺いした大阪市内のお宅の台所の窓枠です。ヤマトシロアリの羽アリはこの窓枠の隙間から群飛しました。

このお宅では、先にテレビコマーシャルをしている大手のシロアリ防除業者が調査に来ています。しかしこのお宅には床下点検口がないのです。

このシロアリ防除業者は、あらゆる場所から薬剤を穿孔注入するというのです。しかも、保証はしないという内容です。

この場合、重要なのは床下を点検するための点検口の設置です。点検できる構造にすれば、シロアリの動きを把握でき、対処が可能となります。そうすると薬剤を大量に撒く必要はなく、きっちりとポイントを押さえれば十分対処が可能なのです。

大手だから安心というものではありません。大手の中にはベテランで有能な方もおられるでしょうが、残念ながらその数は一握りです。他にも工務店さんの紹介でやってくるシロアリ防除業者もおられます。新築の際、予防処理を行った業者でしょうが、この場合は薬剤をマニュアル散布するだけの会社が多く、注意が必要です。信頼できるかどうかはしっかりと話しを聞いてみることが大切です。それも1社だけでなく、複数の会社に聞くことをお薦めします。

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2009年5月 9日 (土)

信頼性

Alate13 昨日は前日に引き続き愛知県一宮市内でのシロアリ生息調査でした。この物件も基礎外断熱構造です。

この物件では羽アリの発生はありませんが、玄関ドア枠が上部まで食害されていました。一部には大きく被害部が見えているほど酷い状況です。

非破壊シロアリ探知機で基礎外断熱部分を調査すると、ほぼ全周に渡ってシロアリの活動が探知され、玄関周辺では特に大きな反応が見られました。反応の様子から、羽アリ群飛前のテンションの高い状態である旨を工務店さんらに伝えました。

工務店さんは被害部にシロアリが見えないことから、もうこの物件にはシロアリがいないのではとお考えのようでしたが、正午前には玄関横の壁水切り部分から羽アリが群飛しました。

これで非破壊シロアリ探知機による調査の信頼性を頂いた訳ですが、これには深い背景があります。工務店さんにとってシロアリ防除業者は、シロアリ生息の有無に係わらず大量の薬剤を撒き散らす、人の健康に悪影響を与え、環境を破壊するものとしか見られていないのです。

これはシロアリ防除業界にとって耳の痛い話しで、薬剤を撒き散らしているのは事実です。シロアリの生態から防除手法を考えるのではなく、ただ薬剤を撒けばよいというのが現状なのです。こうした工務店さんのシロアリ防除業者に対する見方は世間の見方でもあります。しかし、シロアリ防除業界は大量散布に対する考え方を正そうとしません。もっと世間の意見を聞き入れるべきではないでしょうか。

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2009年5月 8日 (金)

基礎外断熱構造におけるシロアリ生息調査

Ttd60 昨日はあるメーカーさんのご紹介で愛知県犬山市のお宅までお伺いしました。このお宅は基礎外断熱構造で、水切り部分からヤマトシロアリの羽アリが発生しています。今回はその調査でお伺いしました。

非破壊シロアリ探知機を用いて基礎を調べた結果、多数の箇所でシロアリの生息は確認されました。

基礎外断熱構造の場合、この後の対策が重要です。土台から上の壁面に対しては薬剤処理をしてはならないからです。多くの基礎外断熱構造の場合、壁の中は家屋内扱いであり、壁面に処理された薬剤は確実に部屋に流れ込むからです。

いかにシロアリと対処するか、向き合うかが重要で、薬剤を撒くだけのシロアリ防除業者には駆除できません。シロアリ防除は薬剤を撒くことではないのですから。

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2009年5月 7日 (木)

シロアリは単体ではなく集団が相手である

Inspection105 写真は先日お伺いした西宮市内の物件で発生したヤマトシロアリの羽アリです。この物件では台所の窓枠で羽アリが発生した以外に、玄関の上にあるベランダからも羽アリが出ています。

ベランダと台所は離れているため、明らかにコロニー(集団)は2つ以上あるということになります。シロアリ駆除の基本はコロニー毎に対処する必要があり、このケースでは床下にアホほど薬剤を撒いても効かないのです。

駆除技術のやや劣る同業者さんから、依頼を受けてシロアリ駆除を行うケースもあります。その場合、基本を無視した結果、再発するケースが多いのです。沢山薬剤を撒けば効くというものではありません。それだけにシロアリ駆除は難しいのです。

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2009年5月 6日 (水)

羽アリが出た場所とシロアリの生息場所は一緒という訳ではありません

Ttd59 昨日は午前中に大阪府豊中市内でシロアリ駆除を行ったあと、神戸市内までシロアリ生息調査にお伺いしました。

この物件は元々工場だった所を改築して住居にしています。最大の問題点は床下が最大で25cmしかないことです。床下側からの点検は点検口から目の届く範囲でしかできません。そうなるとシロアリの生息しているであろう箇所を非破壊シロアリ探知機で調べ、シロアリの侵入ルートや動きを把握する必要があります。

写真は羽アリの発生した玄関周辺ですが、ここには反応がありません。羽アリが出たからと言って、シロアリが生息しているとは限らないのです。

侵入ルートや動きは、経験の積み重ねが重要であり、非破壊シロアリ探知機はあくまでそれらを補完するものです。経験の積み重ねがなければ、たとえ良い機器であっても、無用の長物となってしまうので注意が必要です。

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2009年5月 4日 (月)

翅だけ残して

Alate12 昨日から3日間は大阪府豊中市内でのシロアリ駆除です。先日調査したこの物件は、コーポと呼ばれる低層の木造集合住宅です。

昨年、2階の窓枠から発生したこの物件ですが、どうやら右の写真の通り、施工前日に羽アリが出た模様です。しかも出方が非常に不思議なのです。

一般的にヤマトシロアリの羽アリは正午前後に出てきますが、オーナーが昼と夕方に調査した際には羽アリの翅は落ちていませんでした。ということは夕方以降に翅が落とされたと考えられます。

不思議なのは羽アリや落翅虫の死骸が全く見られないことです。いったいどこへ行ったのでしょうか。

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2009年4月30日 (木)

定期点検(25)

Ttd58 写真は先日定期点検でお伺いした西宮市内の集合住宅(デザイナーズマンション)で、非破壊シロアリ探知機でシロアリの侵入を確認している様子です。

この物件では、一昨年羽アリが発生し、侵入経路を特定したものの、昨年別の場所から羽アリが出ました。室内に被害はないものの、ある場所で生息していました。昨年、薬剤の種類、濃度、注入量を定めて新たな侵入経路へ処理をしました。

今年の確認では、シロアリの動きが止まり、無事駆除されていることが確認されました。この物件は建物の構造を含めて極めて特殊な事例だったので、またどこかでご紹介できればと思います。

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2009年4月29日 (水)

定期点検(24)

Checkbox03 昨日は地元西宮市内での定期点検でした。この物件は昨年駆除処理を行っていますが、構造は基礎外断熱で、壁内にヤマトシロアリが多数侵入していました。基礎断熱構造なので、床下はベタ基礎です。床下乾燥機も設置された物件ですが、基礎外断熱では関係ありません。

この物件にはシロアリ監視ステーションを設置してあり、今回点検を行いました。

いずれの監視ステーションもシロアリの侵入した形跡はありません。お施主さまも一緒に見て貰っていたところ、お施主さまからこの虫はなんですかと聞かれました。それが右の写真です。

これは土壌中に生息するトビムシです。ムシと名前がついていますが、昆虫ではなく節足動物の内顎網で、昆虫に極めて近いグループの生物です。土壌中にある有機物を分解する役目を有しています。

昔、このトビムシをシロアリだといって紹介したテレビがあったことは業界内で有名ですが、シロアリ防除業者の中にはトビムシをシロアリの幼虫だと言った人もいます。プロなんだから最低限その辺りの知識は知ってて欲しいものですね。

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2009年4月28日 (火)

定期点検(23)

Ttd57 昨日は午前中に兵庫県明石市内で、午後からは西宮市内でシロアリ駆除を行ったお宅の定期点検でした。

写真は午前中にお伺いした明石市内のお宅ですが、この物件では家屋に被害がないのに羽アリの出る物件でした。

なんとか発生ポイントを突き止め、処理したので無事駆除できたと考えられます。今回も非破壊シロアリ探知機を活用しながら点検を行いましたが、シロアリの侵入は確認されませんでした。

シロアリ防除は薬剤を撒くことが重要ではありません。重要なのは必要最小限量でシロアリを止めること、お施主さまに安心をして貰うことではないでしょうか。

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2009年4月27日 (月)

普段から気をつけること

Inspection103 写真は一昨日の神戸市内の物件の床下の写真です(昨日の物件とは異なります)。この物件では浴室入口枠に蟻土が盛り上がってきたことをお施主さまが確認され、蟻土を慎重に取った際、内部にヤマトシロアリが確認されたそうです。

この物件の床下構造は布基礎+防湿コンクリートとなっています。床下内には蟻道は見当たらず、浴室床下の盛土から侵入しているものと考えられました。

写真はその浴室入口の土台部分ですが、湿気た状態が確認されます。この原因は浴室内のタイル目地のひび割れから、水がしみ込んだことが原因と考えられます。

この状態を見れば、ハウスメーカーさんやリフォーム屋さんは直ぐにユニットバスなどにリフォームしましょうということになります。でも私は、その前にひび割れについてお施主さま自身で補修することをお薦めしています。きちんと補修されれば、床下の湿気た土台は解消される筈です。もし湿気た状態が続くようであれば、リフォームを考えれば良いと思います。

浴室のリフォームは金額的にやや高価となるため、計画性が重要です。お施主さまにはご自分の大切な家をキチンと管理して欲しいので、ご自身での補修をお薦めしているのです。普段から気をつける、点検が重要で、これはシロアリでの共通する事項です。

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2009年4月26日 (日)

過信は禁物

Inspection102 昨日は神戸市内でのシロアリ調査でした。この物件では4/18頃から浴室でヤマトシロアリの羽アリが発生しています。

この物件は大手ハウスメーカーが建てたもので、床下構造は布基礎+防湿コンクリートです。調査した結果、シロアリは浴室の盛土内から侵入していると考えられました。

右の写真は、基礎面に構築された蟻道です。現時点ではシロアリが生息していませんが、周辺に羽アリの翅が落ちていることから、過去に活動していたと推察されます。

皆さんが概ね誤解する事項として『うちの床下はコンクリートだからシロアリは大丈夫』と思われていることです。基礎と防湿コンクリートは一体化されているように見えますが、一体化されていません。竣工当時はくっついているのですが、時間経過とともに隙間が開いていきます。これら隙間からシロアリは侵入するのです。

この防湿コンクリートの下には防湿シートが敷き込まれています。しかし、その敷き込み方は、端が床下から見えるように出てきています。この状態では基礎と防湿コンクリートはくっついていないので、シロアリが侵入することができる隙間は沢山あります。ちなみにこの物件では蟻道が数本上がっています。

床下がコンクリートだからと言って過信するのは止めましょう。だからと言って薬剤を大量散布する必要はありません。

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2009年4月25日 (土)

必要なところだけ

Extermination67 昨日は西宮市内でのシロアリ駆除でした。

浴室の入口枠から羽アリが発生しましたが、どうやら被害はここだけのようです。脱衣場などはコンクリートむき出しです。

こうなると必要なところだけ薬剤処理をすればよいのです。あとは木部を取り除き、非木材材料で修復すればよいのです。

何が何でも薬剤を撒く、薬剤に頼るのは如何なものでしょうか。

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2009年4月24日 (金)

シロアリは2階からも出てきます

Inspection101 昨日は昨年夏に調査をご依頼頂いた兵庫県たつの市のお宅へシロアリ駆除でお伺いしました。

シロアリが生息しているのは、庭に埋められた枕木です。羽アリが出ると近隣から苦情が出るので駆除することとなりました。一方、床下は土ですが、シロアリの侵入はありません。ある工夫がされていますので、シロアリが侵入する確率も極めて低いと考えられます。そのため、シロアリ予防としては、玄関のみの処理でした。

午後からは大阪府豊中市内の集合住宅へお伺いしました。一昨年から5月になると羽アリがでるそうです、現状を確認すると昨年群飛したヤマトシロアリの翅が沢山落ちているのが確認されました。

実は羽アリが出ているのは2階の窓枠付近です。調査するとこの壁内に生息している様子で、1階から上がってきているものではありませんでした。雨漏れによって壁内に溜まった雨水を活用して生息しているものと考えられます。

雨漏れがあると、ヤマトシロアリでも2階で平気に生息します。最近では高気密・高断熱によって雨漏れがなくても2階で生息する例が見られています。シロアリは教科書通りに動きません。建物の構造によって動きが変わるので、注意が必要です。

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2009年4月23日 (木)

放置しすぎですね

Inspection100 昨日の午前中は、先日ヤマトシロアリの羽アリが群飛する直前のお宅でのシロアリ駆除・予防でした。

群飛直前の箇所には、緊急処理を施しましたが、今回床下から確認したところ羽アリや職蟻の死骸が確認されました。もう1箇所蟻道が上がっている場所へ薬剤注入を行い駆除処理を行いました。予防処理としては、少量の薬剤を用いてのポイント処理を行いました。

午後からは、ダニ等の刺噛性昆虫の採取を行ったあと、西宮市内で羽アリが出ている物件へお伺いしました。

写真がその様子で、寮の浴室入口の枠です。既に原形がないほど被害を受けています。羽アリは先日の日曜日(4/19)から継続して出ているようです。

ここまで放置したのも凄いのですが、ここは修復と同時に処理することとなりました。ここもひと工夫して対応したいと思います。

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2009年4月22日 (水)

どこまで調査できるか

Inspection99 昨日は西宮市内でのアメリカカンザイシロアリ対策でした。

アメリカカンザイシロアリはヤマトシロアリイエシロアリのように集団で生活するのではなく、家の中に幾つもの小さな集団をつくり生活しています。そのため、この小さな集団を見つけては駆除しなければなりません。

最近いろいろなウェブサイトでアメリカカンザイシロアリの駆除を行っているシーンを見かけます。その多くは、動力噴霧器を用いて薬剤を注入している様子が見られますが、私はお薦めしません。

アメリカカンザイシロアリの駆除をするのであれば、薬剤の種類、濃度と注入量が重要なポイントとなります。現在の一般的な薬剤濃度では、長期保証するためには濃度が濃すぎるのです。また、動力噴霧器で薬剤を注入しようものなら、明らかに過剰な薬剤量なのです。処理される箇所が室内であればあるほど、薬剤量に最大限の注意を払わなければならないのです。

アメリカカンザイシロアリの駆除を行うにあたって最も重要なのは調査です。虫糞から得られる情報をどう生かすかがポイントです。

非破壊シロアリ探知機は調査のツールの一つです。この機械を使いこなせば多少、調査の役に立ちますが、使いこなせなければまったく役に立ちません。極端な話し、アメリカカンザイシロアリの生態をよく知っていれば、この機械がなくてもアメリカカンザイシロアリの調査は十分可能なのです。

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2009年4月21日 (火)

床下環境よりも売上至上が招いた惨劇

Inspection98 写真は一昨日、兵庫県川西市の家屋で、床下調査の際撮影しました。砂粒のように見えるのは床下調湿材として撒かれているセピオライトです。

セピオライトとは粘土鉱物で、湿気の高い場合は水分を吸湿し、乾燥すると湿気を放湿します。しかしそれはあくまで乾いている状態であって、写真のように濡れていればその効果は大きく落ちます。本来、ピオライトは硬い鉱物ですが、濡れてしまうと簡単に手で潰れて粉になります。

ここの問題点は漏水です。その漏水も常に起こるのではなく、大量に水が流れるとオーバーフローするのです。このことを十分調べなかったシロアリ防除業者は、床下換気扇を設置し、床下調湿材のセピオライトを撒いたのです。

漏水を修理するだけで十分な対策をだったのに、床下換気扇や床下調湿材を入れ、あげくに果てに今回カビ取り作業まで費用を取ろうとしているのです。

この床下は防湿コンクリートです。基本的に湿気が低い状態な筈です。何故、原因を調べずに、床下換気扇や床下調湿材に頼ろうとしたのでしょうか。誰が考えてみても儲け主義としか言いようがありません。

ちなみにこの業者は有名なシロアリ業者です。有名な業者だから安心という訳ではないのです。床下の環境改善は床下換気扇や床下調湿材だけではありません。安易にこのような商品を進める業者を全面的に信用するのはお勧めしません。

なぜ床下環境改善が必要なのかが重要ではないでしょうか。床下の湿度や木材の含水率など測定する場所で簡単に変わります。安易に信用せず、納得いくまで説明を受けることをお薦めします。

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2009年4月20日 (月)

アメリカカンザイシロアリは以前から

Ttd56 昨日は阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問合せを頂きました工務店さんと一緒に地元西宮市内のお宅へ伺いました。もしかしたらアメリカカンザイシロアリが生息しているかもしれないとのことです。

現場で状況を確認すると、アメリカカンザイシロアリの糞、脱糞孔、落翅が確認されました。非破壊シロアリ探知機『ターマトラック』で生息状況を確認すると、生息も確認されました。この地域は昔からアメリカカンザイシロアリが生息している地域なのです。このアメリカカンザイシロアリは最近住み着いたものではなく、相当以前から生息しているものと考えられます。

この工務店さんはいつもお付き合いのあるシロアリ防除業者さんや知人のシロアリ防除業者さんにアメリカカンザイシロアリの可能性のある家屋を調べて欲しいとお願いしたことろ、みな断られたそうです。中にはアメリカカンザイシロアリの存在を知らなかった業者もいたようです。

悲しいことに私たちのいるシロアリ防除業者は、レベルの差があり過ぎるのです。決して私はレベルが高いと思いません。まだまだ未熟な点が沢山あります。シロアリ防除業を始めてまだ数年なのにイエシロアリの巣を掘り出し、イエシロアリのターマイトボールを見つける人もいるのです。私もシロアリに携わって20年ほど経ちますが、まだまだ知らないことが多いのです。

しかし、悲しいことにシロアリ駆除に技術が云々という人に限って、技術が伴っていません。シロアリに携わっている人間であれば、近年クローズアップされているアメリカカンザイシロアリを知っておいて欲しいものです。

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2009年4月19日 (日)

住処はここに

Source02  昨日は一昨日に引き続いて西宮市内のマンションでのシロアリ対策です。

このマンションでは道路に面した側と庭側の面の両方にシロアリの生息が確認されています。

写真はその道路に面した側ですが、マンホールの隙間から羽アリは発生します。勿論、羽アリが発生するということは、シロアリはこの地下に生息しています。

あるシロアリ防除業者は、コンクリートに穴を開けて薬剤を注入しましょうと言いました。しかし、このシロアリのコロニーは建物へ影響を与えるものではありません。そのため、無理に薬剤を注入する必要はないのです。

重要なのは、シロアリの動きを捉え、建物に侵入しようとするシロアリを食い止めることが重要です。薬剤を沢山撒いて、必要以上に費用をかけることではないのです。

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2009年4月18日 (土)

アリが占領

Inspection97 昨日は西宮市内でのシロアリ監視ステーションの点検でした。ちなみに昨日ご紹介したマンションとは別のマンションです。

写真のその監視ステーション内部の様子ですが、アリに占領されています。このステーションは一旦シロアリの食害を受けましたが、アリに襲われてしまっています。

こうなるとアリを駆除しないとシロアリ監視ステーションの意味をなさなくなります。そのためには駆除しなければなりません。

当然シロアリ監視ステーションですので、散布するタイプの薬剤は使えません。そうなるとベイト(毒餌)剤を使わざるを得ないのです。

しかし、アリ用ベイトは万能ではないのです。アリの種類によっては毒餌を食べないので注意が必要です。アリの種類を見極めずに対処するのはプロの仕事ではないのです。

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2009年4月17日 (金)

腐れが先か、シロアリが先か

Inspection96 昨日は西宮市内のマンションにおけるシロアリ対策でした。この物件ではシロアリ監視ステーションを設置して管理しています。

写真は変色した餌木ですが、下部にシロアリの食害跡が確認できます。

変色は湿気に伴う腐れによるものです。よく色々なところで、腐った木にシロアリが寄ると書かれていますが、私は疑問に思います。

シロアリの監視ステーションを観察すると、湿気で濡れ過ぎている場所にシロアリは生息しません。過度の湿気はシロアリも嫌がるのです。

腐れが発生していても、木の内部の湿度が良好な場合にシロアリがつくのです。しかし、多くの場合はシロアリが先につき、その後腐れが発生するのです。

飼育しているヤマトシロアリに腐った木を入れて見たことがありますが、殆どの場合嫌がります。腐った木に寄るシロアリを一度お目にかかりたいものです。

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2009年4月16日 (木)

侵入経路を読む

Extermination66 昨日は、先日調査を行った三重県伊賀市のお宅へシロアリ駆除に伺いました。

この物件は床下のある住宅部分と床下のない店舗部分が一緒になった物件です。

このようなケースでは、特に床下のない店舗部分の処理が重要です。処理する場所や処理方法、薬剤の選択や濃度など注意する点が多くなります。

協会が制定する仕様書では、このようなケースの処理方法について記載がありません。特に店舗の場合、オーナーが変わるたびに改修が行われ、二重床や二重壁の多くなるので、特に注意が必要です。

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2009年4月15日 (水)

羽アリを護衛する兵蟻

Inspection95 昨日は地元西宮市内でのシロアリ調査でした。柱に穴があき、シロアリがうろうろしているとのことでしたので、急行しました。

お伺いしたのは午前中で、すでに床の間にある床柱に穴が開き、ヤマトシロアリの兵蟻が出てきており、中からは羽アリが出入りをしていました。

これは所謂『群飛(スウォーム)』と呼ばれる行動で、このあと一斉に羽アリが飛び出します。普段、ヤマトシロアリの兵蟻は臆病なので、表に出ることはありません。しかし、この群飛の時期だけは羽アリの護衛のため、出てきます。

ヤマトシロアリの兵蟻に指を差し出すと、大きな顎で噛み付いてきます。普段なら怯えて逃げるのですが、この時期だけは護衛のため戦おうとするのです。

本来、羽アリが出る時期はあと2週間程先です。この物件は薬剤処理をした等特殊な要因がみつかりません。床下も乾燥しており、土台や大引にヒノキが使われているんですけどね。

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2009年4月14日 (火)

注入する場所が重要です

Extermination65 昨日は神戸市内でのシロアリ駆除・予防でした。先日もご紹介した物件ですが、前年にヤマトシロアリの羽アリが浴室から発生した現場です。

先週、駆除処理を行い、今回駆除が確認できたことから予防処理を施しました。予防処理といっても大量の薬剤を撒き散らす方法ではありません。

シロアリの予防を行う場合、シロアリの動きや建物の構造を把握することが重要で、処理するポイントを絞り込んで行く必要があります。

大量に薬剤を撒いても予防はできますが、それではお施主さまへの薬剤曝露のリスクが高くなります。大量に薬剤を撒かなくても、シロアリ予防はできます。最小限の薬剤を使用することで薬剤曝露のリスクを下げるのが私のやり方です。

手間はかかりますが、薬剤使用量が削減できますので、概ね施工金額も安価となる傾向にあります。安心できるシロアリ対策のご相談は阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問合せ下さい。なお、当社の調査は有料ですので、シロアリ対策の手順のページもご参考下さい。

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2009年4月12日 (日)

湿気は何処へ

Prevention44 昨日は神戸市内でのシロアリ予防でした。この物件では防蟻シートが施工されています。

新築時に防蟻シート施工を行う場合、シートと基礎の間は樹脂製の薬剤を流し込み、砂で押さえなければなりません。これらをきちんと行えば、理論的にはシロアリは侵入できません。

しかし、理想と現実は異なります。きちんと押さえ砂をしていても風で飛んだり、人為的に動いたりします。これは樹脂製の薬剤も同じで人為的要因によってシートが動き、基礎とシートが離れてしまいます。これでは防蟻シートの効果は十分に発揮されないのです。

その防蟻シートの下はどうなっているのでしょうか。答えは写真の通りで、明らかに色が違っています。シートの下には湿気が滞留しています。

これは土中から上がってきた湿気が、シートによって跳ね返されて溜まった状態になっているのです。基礎とシートに隙間がなければ問題ないのでしょうが、隙間のある状態で湿気はどこへいくのでしょうか。

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2009年4月11日 (土)

土間床のシロアリ対策

Inspection94 昨日は三重県伊賀市でのシロアリ調査でした。以前、シロアリ駆除処理を行ったお施主さまからのご紹介です。

今回お伺いした家屋の構造は店舗兼用住宅です。店舗部分は床下のない土間床構造です。コンクリートの上に柱や壁が乗っています。一方、住宅部分に床下があるのですが、元々和室だった部屋をフローリング化してあり、床下点検口がありません。地域的にみても、昨年の羽アリ発生した時期からしても、ヤマトシロアリによる被害です。

現時点での被害は店舗部分の柱に被害があります。昨年シロアリが群飛したのは、店舗部分の壁の隙間で、被害部分と群飛部分は離れています。住宅部分は過去にシロアリ被害がありましたが、現時点では被害は確認されていません。

この場合のシロアリ対策で重要なのは、壁内の構造がどうなのかということと、シロアリがどう動いているのかを把握することです。シロアリの動きについては、非破壊シロアリ探知機『ターマトラック』を用いて調査を行いました。

使用する薬剤、使用濃度を選択し、施工場所を見極めた上で薬剤の撒きすぎにならないよう注意しながら処理して行きたいと思います。

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2009年4月10日 (金)

湿気の滞留した床下

Inspection93 昨日は東大阪市内でのシロアリ生息調査でした。目に見えての被害は、玄関の上框(玄関の上がり口)で、今にも崩れ落ちそうな状態です。

床下から調査を行ったところ、上框の裏側には数本の蟻道が立ち上がり、上框の原形がなくなるほど食害を受けていました。しかし、被害の程度や範囲からヤマトシロアリによるものと推定されました。現時点ではシロアリは生息しておらず、古い食害であることが示唆されました。

この物件でこれほど食害が進行した要因として2つ挙げることができます。1つ目は上り框と土壌が殆どくっついた状態で、僅かな蟻道構築するだけで上框に到達できたことです。もう少し高さがあれば、シロアリの侵入速度が遅かったかもしれません。

2つ目は床下の湿気が非常に高いことが挙げられます。床下での水漏れ等がないことから、通風孔の数や向きによるもので、明らかに湿気が滞留したことが原因と考えられます。土台や大引などの木材表面や土壌表面にまでカビが発生しています。作業服も湿気て重くなりました。

ここで対策なのですが、床下換気扇を取り付けたり、竹炭や備長炭などの床下調湿材を敷き込むことではありません。床下換気口をより効率的につくることが重要です。

以前、ある著名な設計士さんとお話しした際、基礎に負担を与えず基礎に穴をあけることが可能な大きさについて聞きました。すると、丸型で直径100mmが限界でしょうという回答でした。丸に穴をあけるのは、強度的に強いからだそうです。

人が通過するのであれば直系100mmは小さすぎます。しかし、風であれば十分ではないでしょうか。このことから、基礎に人通口をつくる『ハツリ作業』は建物の強度を大きく低下させるものです。そのため、当社では『ハツリ作業』を行っていません。安易にハツリ作業するのは、シロアリ防除業者の勝手であり、建物のことを考えていない証拠なのです。

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2009年4月 9日 (木)

シロアリの侵入経路

Inspection92 昨日は神戸市内でのシロアリ駆除でした。

この物件では、床下にササが生えていました。今回生息部駆除とササの撤去をおこないました。

ササを撤去すると上部の大引や根太から蟻道が噴き出し、被害が確認されましたが、現在は生息していませんでした。ササの撤去時に注意しながら作業を行っていると、ササの内部が食害され、空洞部分に蟻土が確認されました。

シロアリは外敵から襲われるのを嫌います。そこで上手くササを活用したのでしょう。外敵に襲われることなく無事に大引へ到達したため、大きな被害になったと考えられます。普段から床下に気をつけていれば、ここまで問題とならなかったかもしれませんね。

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2009年4月 8日 (水)

早くも羽アリ出現

Alate09 昨日は、地元西宮市内でのシロアリ駆除でした。

この物件は昨年ヤマトシロアリの羽アリが発生し、上場もされている大手シロアリ防除業者に見て貰ったそうです。見た目、床下が乾燥しているのですが、ソーラーの床下換気扇を勧められ、その金額は当然のように高額だったそうです。ましてや、お施主さまが撒いた殺虫粒剤を見て、アメリカカンザイシロアリの糞だと言ったところ、お施主さまは閉口し、当社にご相談を頂いた次第です。お施主さまのご都合と、ヤマトシロアリなので慌てる必要もないことから、現在に至りました。

お施主さまによるここ数日、洗面と浴室を隔てる壁の隙間から羽アリが出ているとのことで、床下に入り調査と駆除処理を行いました。

写真の通り、既に羽アリが動き回っており、お施主さまの話しは本当のようです。それにしても羽アリの出方がチョロチョロと中途半端です。また、季節的には1ヶ月早いのも気になるところですね。

ちなみに見えている土台はCCAの注入土台ですが、関係なく食害されています。防蟻材料は補助的なものであるという認識が必要です。

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2009年4月 4日 (土)

重ね合わせた部分

Prevention43 昨日は東大阪市内での新築予防工事でした。

最近の住宅の床下構造はベタ基礎+基礎パッキンとシロアリが極めて侵入しにくい構造となっています。

しかしベタ基礎構造が完全なるシロアリ対策ではありません。コンクリートを張り合わせた部分には注意が必要です。

写真の1段下がった部分は玄関ポーチとなる部分で、1段上が玄関です。この構造はベタ基礎の上にコンクリートを重ねています。

一旦固まったコンクリートの上に生コンを流し込んだ場合、見た目にはくっついているように見えますが、化学反応で一体化している訳ではなく、物理的にくっついているにしか過ぎません。特にジャンカの処理が悪いと隙間が出来て、シロアリの侵入経路となります。

仕様書通りに薬剤を撒いても良いのでしょうが、構造をよく見ながら処理するのもシロアリ防除業者としての努めではないでしょうか。

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2009年4月 3日 (金)

急所

Extermination64 昨日に引き続いて岡山県でのシロアリ駆除の現場です。

シロアリによる被害は、大引や根太、床板から畳まで広がっています。

シロアリ駆除を行う場合、穿孔処理という方法がよく用いられます。シロアリの被害のある場所に穴を開けて薬剤を注入する方法ですが、被害があるからと言ってそこらじゅうに穴を開けても良いというものではありません。

この物件では、被害部に対して1箇所のみ穿孔を行い薬剤注入しました。木に穴を開けること自体、木の強度を落とすこととなりますので、多く開けることはお薦めしません。

被害範囲、シロアリの動き、建物の構造などをきちんと判断すれば、要所を押さえた処理が可能です。そこらじゅう穴を開けて処理することは、技術とは言えません。あなたは家を穴だらけにされても良いとお考えですか。

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2009年4月 2日 (木)

動き出して

Inspection90 昨日はシロアリ駆除で岡山県までお伺いしました。以前シロアリ駆除させて頂いたお施主さまのご実家ですが、畳に被害が確認されたため、駆除のご依頼を頂いた次第です。遠方であることから、2日に分けてシロアリ対策を行うこととしました。

畳及び床板に被害のあった部屋の床下では蟻道が3本上っており、大引や根太まで被害が及んでいました。蟻道の内部でヤマトシロアリの生息が確認されました。まだ気温が低いため、動きは非常に鈍いものの、活動が確認されています

被害の範囲は広いのですが、現時点での生息は範囲が限られているので、どこに薬剤を入れるかがポイントになります。勿論、薬剤の種類と濃度の選択も重要ですが。

無駄に薬剤を撒き散らすのは、お住まいの方への健康リスクへ影響を与えかねません。勿論、地球環境にもよくないことは言うまでもありません。

阪神ターマイトラボでは、お住まいの方の安全を第一に考え、地球環境にやさしいシロアリ駆除に努めています。

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2009年3月30日 (月)

構造的解決

Structure06 昨日ご紹介した物件からもう一つご紹介したいと思います。

この物件で蟻道が沢山上がっていた和室の床下は湿気が酷く、木材表面に多くのカビ類が観察されていました。今回リフォームを行うにあたって、シロアリが発見されたことから駆除を行った訳ですが、この床下の湿気も問題の一つでした。

実はこの湿気の原因は、元々あった和室の外側に、コンクリートブロックによる基礎が構築され、広縁がつくられていました。元々あった和室の基礎の外側にもう一つ基礎を作ったことで、風の流れが悪くなり、湿気が滞留したのです。

今回のシロアリ予防のおよそ10日前に、この広縁と外側のコンクリートブロック基礎が撤去されました。今回その床下を確認したところ、明らかに床下の湿気が変わっていました。以前が床下土壌表面まで湿っていた感じでしたが、今回の状態はすっかり乾いています。木材表面にカビも縮小傾向となっています。

このように床下の湿気対策は、構造をしっかりと見極めることが重要で、床下換気扇や床下調湿材(炭なども含む)を取り付ける前にすべきことなのです。換気口の周りに物を置いていませんか?換気口の掃除をするだけでも通気性が向上し、床下の湿気対策にもなりますよ。

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2009年3月29日 (日)

シロアリ駆除の技術

Extermination62 昨日は滋賀県大津市内のお宅へお伺いしました。この物件では昨年の秋にシロアリ駆除を行っており、今回、大半のリフォームも終了したことから、予防処理を行いました。

この物件では、8畳の和室床下だけで20本近い蟻道が上がるほど活性の高いお宅でした。本当のシロアリ駆除を知らないシロアリ防除業者であれば、あらゆるところへ穿孔して大量の薬剤を注入するでしょう。

ところが、シロアリ駆除はそんな大量の薬剤は必要ありません蟻道1本当り100ml程度の薬剤量で十分駆除可能なのです。薬剤を大量に使用するシロアリ駆除は『技術』ではありません。

それが右の写真で、蟻道跡の脇に大量のヤマトシロアリ職蟻の死骸が転がっています。使用する薬剤の種類、その場合の濃度、処理方法などシロアリの生態や行動学、建物の構造に合わせて選択すればこのように駆除ができるのです。当社ではこうした技術開発のため、日々研究を重ねています。

今回の予防では、ピンスポットで薬剤処理を行いました。使用した薬剤量は一般的なシロアリ防除業者が使用する量の1/20以下です。これで十分シロアリ予防はできるのです。

シロアリ予防の目的はシロアリから家を守ることで、大量に薬剤散布するためではありません。大量に薬剤を使用すれば、お住まいの方が薬剤に曝露される量は必ず増えます。安全な薬剤を使用していますと謳っているシロアリ防除業者もありますが、曝露量が多いことを説明していません。

当たり前のことですが、安全な薬剤を少量使うことで、より安全に近づくのでないでしょうか。環境と安全を考えれば、いつまでも薬剤大量散布をしている時代ではないのですから。

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2009年3月27日 (金)

現場の経験

Inspection89 昨日はシロアリフォーラム発起人の一人である岡崎シロアリ技研の神谷さんのお誘いで宝塚市内のアメリカカンザイシロアリ駆除の現場に立会いました。小員以外の参加者として、いつもお世話になっている環境機器の川端さん、三重県のヤマト白蟻研究所の波田さんが参加されました。

アメリカカンザイシロアリの駆除については、神谷さんの手法を参考にしています。特にアメリカカンザイシロアリの場合、動きに応じた処理が重要となります。感覚的なものに近いので経験するしかありません。そのため、神谷さんについて現場を見させて頂くことは貴重な体験です。

写真は同行した環境機器の川端さんです。非破壊シロアリ探知機を使ってアメリカカンザイシロアリの生息確認を行っています(シロアリ探知機で手で持って調査するには熟練が必要で、手で持って調査できる人間は全国で数名もいませんのでご注意下さい)。

彼は技術コンサルタントとして、各地でセミナーの講師をしている人間です。聴講する皆さんが現場の人間ですので、現場を知らないと信頼を得ることができません。彼も各地でこうした現場経験を今後も積んで貰い、業界発展のため頑張って貰いたい思います。

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2009年3月19日 (木)

これは困りました

Inspection88 昨日ご紹介した物件で、実は困った状態がもう一つあります。

床下に入ることができなかったので、床下換気口から床下を覗くと笹が床下に生えており、どうやら侵入するためには対策が必要なようです。

笹はご存知の通り地下茎が横に伸びますが、どうやら庭に生えていた笹の地下茎が床下に出たものと考えられます。

刈り取りで対応するのか、除草剤で対応するのかお施主さまとご相談しながら進めたいと思います。いずれにしても行く手を防ぎますので、なんとかしなければなりませんね。

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2009年3月18日 (水)

ただいま活動中

Ttd55 昨日は神戸市内でのシロアリ調査でした。この物件は、以前施工をさせて頂いたお施主さまからご紹介頂いた物件です。

この物件では4~5年前から毎年羽アリが浴室で出るとのことです。毎年、殺虫スプレーで対処し、羽アリの発生が収まるため、放置されていたとのことですが、知人にそれはシロアリなので専門家に見てもらうよう忠告されたため、今回私が調査させて頂きました。

床下侵入口が確認できないため、後日建てた工務店さんに確認することとし、とりあえず非破壊シロアリ探知機を用いて生息調査を行いました。その結果、浴室の壁内でシロアリの生息を確認しました。季節的にまだ早いので動きは鈍く、部分的に集まって生息しているようでした。

建物自体古いことから被害跡は多くなっていますので、再侵入する可能性があるのかどうか見極めて対処したいと思います。

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2009年3月17日 (火)

施工時間

Extermination61 昨日は兵庫県宍粟市でのシロアリ駆除でした。この物件では、昨年5月にヤマトシロアリの羽アリが発生しましたが、お施主さまの都合と被害の程度が極めて軽度であることから、慌てて工事をするのではなく、現在に至りました。

ちなみにこの物件では、床下に蟻道も被害もありません。便所で羽アリが発生しましたが、極めて僅かな被害があるのみで、どうやら壁内の一部しか被害はないものと考えられました。今回は遠方でもあることから、シロアリの侵入想定箇所を処理し、5年間保証する方法を採用しています。

シロアリ駆除・予防では床下での作業イメージが強いようですが、私が行うシロアリ対策では、床下で作業している時間よりも、床上で仕事をしている時間の方が長いのです。

当社では調査を有料調査としていますので、入念に調査していることから床下での作業時間は比較的短いのです。一方、床上では非破壊シロアリ探知機を活用しながら作業も行いますが、壁内の構造などを調べながら、より最適な薬剤を選択し、より最適な方法で処理します。

シロアリ駆除・予防は床下だけ処理すればよいというものではありません。しかし、残念ながらシロアリ防除業界での一般的な処理方法である標準仕様書には、床上での具体的な処理方法は記載されていません。これは当然で、家屋の構造も違えば、シロアリの侵入経路も千差万別です。施工会社の大小や歴史などは関係なく、シロアリ防除を行う個人の技量が最も出る世界なのです。

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2009年3月10日 (火)

白蟻損害賠償保険

Prevention41 昨日は兵庫県姫路市内での新築予防工事でした。この物件はご依頼を頂いて施工を行いました。白蟻損害賠償保険が絡むため日本しろあり対策協会の仕様書に基づいた施工でした。勿論、薬剤の大量散布しないと保険対象にはなりません。処理を行いながらつくづく馬鹿げた処理だと思いました。

白蟻損害賠償保険も保険会社にとってみれば、商品の一つでしかありません。保険会社にとってみれば、シロアリが発生せず損害賠償請求さえなければ良いのです。しかし、シロアリが絶対に発生しないという方法がないため、白対協の仕様書を参考にするしかないのです。

しかし、白蟻損害賠償保険に現状を見ると再発による損害賠償請求が増えているのです。昔はクロルデンという強い薬剤(有効成分投下量も多く、安全性に問題があり、残留性から禁止になった薬剤)を使用していたので再発も滅多に起こりませんでしたが、近年では薬剤の変遷に伴い、再発が増えました。この事例からわかるように、仕様書通りに大量散布しても駆除できないのがシロアリなのです。

そのことを十分理解せず、保険に頼りただ薬剤を撒けばよいという発想がシロアリ駆除から技術を蔑ろにした結果が再発を生み出したといっても過言ではありません。本当に技術があれば、再発を起こさないよう徹底的な調査を行い、丁寧な処理を行う筈です。私には、保険という保証は技術がないことの裏返しにしか思えてなりません。

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2009年3月 9日 (月)

シロアリ駆除の方法

Extermination60_2 一昨日は神戸市内でのシロアリ駆除でした。現時点でヤマトシロアリの生息は確認されていませんが、被害が新しいことから再侵入の可能性が考えられます。

シロアリ駆除を行う場合、写真のように被害部へ穿孔を行い、薬剤を注入します。ただ、闇雲に穿孔して、たっぷりと薬剤を注入する必要は全くありません。

今回、薬剤穿孔注入処理では、穿孔箇所2箇所、注入した薬剤量は1L未満です。大きな動力噴霧機は使わず、手押しポンプでの注入です。広いお家ですが、薬剤を使用したのは2L程度です。駆除の必要な場所で1L未満、予防の必要な場所で1Lと少しを使用しました。

シロアリ駆除に必要なのは、大量に薬剤を注入することではありません。シロアリと薬剤、家の構造から判断して処理することができる技術です。

このようなピンポイントでの処理は、私自身のアレルギー体験を元にお住まいの方の安全性を考えた結果生まれた処理方法です。シロアリ防除に対する考え方はこちらのページをご参考下さい。

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2009年3月 4日 (水)

シロアリ防除マニュアル

Prevention40 昨日は兵庫県三木市内での既築物件でのシロアリ予防でした。

既築物件における予防を行う場合、重要なのはその方法です。建物の構造をよく見ながらここぞというピンポイントに薬剤を処理する必要があります。逆に言えば、薬剤を大量に散布する必要はまったくなく、ポイントを押さえて処理すれば何十分の一、あるいは百分の一の量で十分対処が可能なのです。

家一軒当たり百リットル以上の薬剤を撒くことを皆さんどう思われますか?私が住む立場であれば、そんな薬剤漬けの家に住むのは嫌です。

シロアリ予防にしても、シロアリ駆除にしても重要なのは、家の構造、シロアリの生態や行動、使用する薬剤の特徴をよく掴むことが重要です。使用する薬剤についてはある程度限定することは可能ですが、家の構造とシロアリの関係は限定できません。

同じビルダーが同じ構造の家を建てたとしても、2軒が同じようにシロアリが侵入する訳ではありません。これがシロアリ駆除の難しいところです。

プロのシロアリ防除業者であっても、100%のシロアリ駆除率はありえないのです。その理由は、相手がマニュアル通りの動いてくれない昆虫だからです。しかも、単独で行動しる昆虫ではなく、何千、何万頭も集団で活動する昆虫なのです。

私たちはその動きを正確に捉え、もっとも最良な方法を選択します。決して画一的な処理方法はありえないのです。世の中には、プロを気取った方がシロアリ防除マニュアルなるものを出されていますが、シロアリという昆虫を知っていればマニュアルは出ないはずです。

『うちの会社はマニュアル通りに施工しますので大丈夫です』といった根拠のない言葉に惑わせられないようご注意下さい。

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2009年3月 3日 (火)

この時期の使用はあまり意味がありません

Ttd54 昨日ご紹介した現場からもう一つネタを紹介したいと思います。

被害時期が比較的浅いのであればヤマトシロアリが生息している可能性が高いのではと考えた場合、どうすれば良いのでしょうか?

シロアリが活発に動き時期であれば写真のような非破壊シロアリ探知機を使って調査すれば良いのですが、この時期ではさすがにシロアリは地中に潜るか、集団となって集まりじっとしているかが一般的です。非破壊シロアリ探知機は動くものを非破壊で捉えることができる機械なので、シロアリが動かなければ使い物になりません。この機械は時期を選ぶということを覚えておいて貰うと良いでしょう(本当は、時期よりも使い手を選びます)。

ただし、ある工夫をすれば上手く探知することができますが、その確率は高くないためまだ改善の余地が残されています。もう少し探知する確率が上がるよう更に検討を進めたいと思います。

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2009年3月 2日 (月)

調査が最も重要

Inspection87 昨日は兵庫県神戸市内でのシロアリ生息調査でした。

この物件では、過去に小動物が床下から侵入し、その対策を行われた防除業者さんが蟻道を見つけていました。その防除業者さんの防除に対する考え方に納得できなかったお施主さまから調査の依頼を頂きました。勿論、阪神ターマイトラボ調査は有料ですが、信頼できる調査をということでご依頼を頂いた次第です。

この物件では、玄関の上框に蟻道が確認できました。被害自体は比較的新しく、季節的にいないだけと考えられました。このような場合、駆除は必要ですが、ポイントを絞り込み、処理に工夫することで薬剤を多量に使用することなく、対処が可能です。予防についても、無理に薬剤を撒く必要はありません。築古年で、これまで侵入してこなかったのですから、これからも侵入する可能性は低いでしょう。点検さえきちんと行っていれば、万が一シロアリが侵入したとしても早期対応が可能です。仕様書に基づいてなどという健康に被害を与える可能性のある薬剤大量散布の必要性は全くないのです。

右の写真は、蟻道の一部ですが先端に穴が開いています。この穴は群飛孔と呼ばれる、羽アリが出てくる穴です。何故ここに群飛孔があるのか、他の蟻道や被害と照らし合わせていけば、この場所でのシロアリの動きが見えてきます。その動きに応じて薬剤を注入すれば済むことなのです。○○cm毎に穴を開けて、入りもしない薬剤を入れている方法は全くの無駄です。

シロアリ対策を行う場合、どのような方法で処理が行われるのかきちんと説明を求めて下さい。なぜ処理するかなどの理由を含めてきちんと説明できない施工業者は、お薦めできません。

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2009年2月28日 (土)

学会聴講

Society01 2月27日~28日の日程で家屋害虫学会が日本大学で行われました。今回は学会30周年記念大会でもあり、興味にある講演が多かったことから聴講のため神奈川県藤沢市まで出張しました。

初日は公開シンポジウムとして『21世紀の家屋害虫学』として、先生方による6講演が行われました。特に近畿大学農学部の板倉先生の『地下性シロアリの防除に向けての最新の知見』や森林総合研究所の大村先生の『乾材害虫及び乾材シロアリに関する最近の知見』などは参考となりました。

また、今回の大会では日本大学生物資源科学部博物館所蔵の森八郎先生コレクションが公開されました。展示されている物と名前に疑問があるものもありましたが、非常に参考となりました。

また、講演の所感など後日ご紹介したいと思います。

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2009年2月25日 (水)

創意工夫された構造

Structure05 昨日ご紹介した薬剤に頼らない新築予防現場での工夫された構造をご紹介したいと思います。

この物件では、床下収納庫を床下侵入口とせず、床下換気口を取り外しできる構造として床下侵入口としています。

室内を汚すことなく、床下の点検が可能な上、換気口を取り外した際、侵入防止用の網を洗うことができます。これによって、ホコリなどの目詰まりがなくなり、換気を遮りません。

近年増えている基礎パッキンでは、掃除すること非常に困難です。幾つかの床下を見ていますが、これらネットに詰まったホコリ等により、明らかに換気性能が新築時に比べて落ちています。布基礎への荷重を均等にさせる基礎パッキンも、新築時には極めて有効な換気手段ですが、年月の経過とともに換気性能は劣化するでしょう。

お施主さま、設計士さんや工務店さんと打ち合わせを進め、こうした創意工夫することができました。それぞれの得意分野を生かし、お互い協力して知恵を出し合うことが重要なのです。

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2009年2月24日 (火)

薬剤に頼らない新築予防

Prevention39 先日、薬剤に頼らない新築予防対策で、シロアリ監視ステーションの設置を行いました。使用したステーションは、ベイト工法に使用するステーションを利用していますが、ベイト工法とは全くコンセプトが異なります。

ベイト工法は建物の外側に対して、一定間隔でベイトボックスを設置します。概ねその間隔は3メートルが一般的です。しかし、この間隔はマニュアル化された結果、大きな欠陥を有しています。地下からトンネルを掘って家屋内へ侵入するシロアリは、必ずしもベイトボックスへ侵入するとは限りません。広範囲に活動するイエシロアリでは侵入する確立が高いものの、活動範囲の狭いヤマトシロアリでは入りにくくなっています。

シロアリの生態を良く知る防除業者さんであれば、入りやすくするための工夫を行います。しかし、マニュアル優先主義(シロアリの生態を勉強しようとしない)の業者さんでは、何の工夫もしないため、ベイトボックスに入らず家屋へ侵入させてしまう事例があるので注意が必要です。

一方、シロアリ監視ステーションでは、建物の状況、周囲の環境、シロアリの行動などを考慮して設置場所を決めます。そのため、外周が何メートルであろうが関係ありません。シロアリの動きを把握するのが目的ですから、数は必要ありません。より最適な場所で最小限の数だけ設置すれば良いのです。

ベイトボックスを沢山設置するのは、施工金額を上げるためだけのように私の眼には映ります。皆さんは眼にはどのように映りますか?

こんなことをブログに書くと、『どのようにベイトボックスを設置すれば良いか教えて下さい』と同業者から連絡を頂きます。これは、自分の試行錯誤しながら、どうすればボックス内に入りやすくなるのか考えてこそ価値があるのではないでしょうか?

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2009年2月20日 (金)

ピンスポット爆撃(2)

Extermination59 アメリカカンザイシロアリは比較的小さなコロニー(集団)で活動します。ただ、一つの木材(例えば小屋梁など)に沢山のコロニーが存在する場合があります。それが、アメリカカンザイシロアリの駆除を難しくしている理由です。

アメリカカンザイシロアリによって食害された木材は、内部に空洞となります。但し、この空洞は必ずしもつながっておらず、時には噛み砕いた木を蟻土として内部に壁をつくり、わざわざ空洞を分離させます。

このように、空洞内を分離することによって複数のコロニーを作り上げます。幾つも空洞あるのであれば、1箇所から薬剤を注入しても全部には行き渡りません。2箇所並んだ脱糞孔のうち1箇所から薬剤を注入しても、隣接する脱糞孔から薬剤が噴き出さない事例は数多くあります。

アメリカカンザイシロアリの場合、室内で薬剤を使用するケースも多いことから、人体への影響を考え、可能な限り使用量を減らさなければなりません。そのためにできることは、これまでにご紹介したピンスポットでアメリカカンザイシロアリの生息場所を捉えることと、ピンスポットで薬剤を生息場所を送り込むことです。コロニーの状態に応じて、より最適な方法で薬剤を送り込むことが重要なのです。

穿孔するにしても、部材への影響を考えなければなりません。私は自分の家であれば3mm以上の大きな穴をあけられるのは嫌です。見た目に不細工ですし、木栓を打ったとしても明らかに強度が低下する、こんないい加減な仕事はしたくないのです。3mm以下の穴は、上手く仕上げることで見た目もよく、強度低下を起こしません。質の高い仕事をする、お施主さまに納得して頂くのがプロの仕事と考えています。

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2009年2月19日 (木)

アメリカカンザイシロアリの脱糞孔

Kanzai108 アメリカカンザイシロアリの糞はどこから出るのかお問合せを頂きました。

この写真は先日駆除にお伺いした現場で見つけた柱にある脱糞孔です。アメリカカンザイシロアリは糞をそのまま出すのではなく、木の中に空洞を作りそこに糞を溜めます。ある程度溜まった段階で、糞を屋外に排出します。その際、このような穴から排出するのです。

通常、このように穴が開いている訳でなく、普段は木を砕いたものを詰めています。糞を出すときなど必要に応じて詰め物を取り、糞を出すのです。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、内部が空洞になっています。上手く口器と前脚をつかって糞を出すのです。

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2009年2月18日 (水)

食べられるのと被害は異なります

Damage11 右の写真はアメリカカンザイシロアリによって被害を受けた畳です。

この畳は建材畳(別名:化学畳)と呼ばれるもので、軽量で断熱性能に優れ、ダニが発生しにくいなどの特徴があり、近年主流になりつつあります。

ポリスチレンフォーム板をインシュレーションボード板で挟んだ形となっていますが、ポリスチレンフォームもインシュレーションボードも被害を受けています。

インシュレーションボードは、木材などの植物繊維を成型した繊維板なので、木材中のセルロースとヘミセルロースを餌とするため、インシュレーションボードは餌として食べます。

一方、ポリスチレンフォームは餌ではありませんが、シロアリは何でも齧るため、被害が見られただけに過ぎません。餌とならないものは吐き出します。

ポリスチレンフォームを食べるという方もおられますが間違いです。正しくは被害を与えるが正解なので注意しましょう。

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2009年2月16日 (月)

ピンスポット爆撃

Ttd52 昨日は地元西宮市内でのアメリカカンザイシロアリの駆除でした。

この物件は以前から管理している物件で、今回和室のリフォーム(フローリング化)に伴い、点検及び駆除を行いました。

以前の点検では床板の被害は確認されませんでしたが、今回の点検では被害が確認され、非破壊シロアリ探知機『ターマトラック』を使い、生息場所を特定しました。

被害の状況、虫糞の特徴などから食害時期として初期のものと考えられました。

床板には合板が使われていますが、木材としては比較的薄い部類です。アメリカカンザイシロアリの生息している場所へ上手く薬剤を注入するためには工夫が必要です。ただ薬剤を入れれば良いというものではないのです。

薬剤を注入する場所は居住空間です。安全な薬剤とはいえ、毒性は必ずあります。だからピンスポットで爆撃(注入)しないといけないのです。空爆(多くの穿孔・注入)では、住む人の影響を考慮されない、愚かな方法でしかないのです。

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2009年2月 5日 (木)

やってはいけない

Reform01 先日、調査でお伺いした現場で見かけた、増築部分の構造です。この増築部分につきましては、やってはいけないことが幾つかありました。

1つめは、この床下が非常に低く、点検のために床下に入れない構造です。シロアリ対策で最も重要なのは、調査できる構造であることです。調査できれば、薬剤を撒き散らかさないでも、早期発見・早期対応ができるのです。

2つめは、基礎がコンクリートブロックで作られていることです。通常シロアリは布基礎や束石に蟻道を構築し、やがて木部に達して食害し始めます。そのため、容易に発見しやすく、場合によっては蟻道の構築を途中で止めてしまう場合もあります。しかし、基礎をコンクリートブロックで作った場合、コンクリートブロックの内部の隙間からシロアリが侵入します。このような隙間は外敵に襲われないことから、シロアリにとっては好都合です。目に見えない部分からシロアリが侵入された場合、シロアリ被害の発見が遅れがちとなります。被害の進行がゆっくりであるため、まるでアハ体験のようになかなか気付かないのです。

写真ではわかりませんが、断熱対策が不十分で部屋が結露します。結露すると木部の含水率が向上し、腐れやカビ発生の原因となります。

幸いシロアリの侵入した形跡や被害跡はありませんでした。しかし、より適切な対策を取る必要があると考えられます。

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2009年2月 2日 (月)

冬でも活動中

Inspection86 先日お伺いした芦屋市内の現場で見つけました。

屋外に放置された木材についているヤマトシロアリを見つけました。この物件はベタ基礎で、床下にはシロアリの侵入した形跡や被害はありません。

このように健全な庭であれば、シロアリは普通に生息します。地中に埋まっている木材を餌にして活動していますが、活動は狭い範囲で行われています。この環境で落ち着いていれば、シロアリは家屋へ侵入することもありませんし、他へ移動することもありません。

この寒い時期ですが、シロアリは活動しています。だからと言って薬剤を撒き散らかす必要はありません。シロアリは家を食べなければ害虫ではなく、自然環境における木材分解の役割を担っているのですから。

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2009年1月26日 (月)

点検できる構造こそが最大の予防である

Inspection85 昨日は奈良県生駒市内でのシロアリ調査でした。中古物件を購入されたお家を、入居前に点検したいというご要望に応える形での点検作業でした。

この物件は築20年を経過する物件ですが、注文建築であるため、床下構造はベタ基礎、土台や大引などにヒノキが使われています。

玄関の上框にはコンクリートブロックが使われていましたが、現状問題ないようです。

この物件での問題は、根搦(ねがらみ)です。柱の根元や束柱を固定するために、それぞれを連結する板材で、強度補強を目的としています。

しかし、床下における動線が考えられていないと、根搦が沢山取り付けられた状態となります。床下の動線は、シロアリ生息調査を行う場合以外にも、配管類の補修や床下配線の補修時にも重要となります。

シロアリ予防は薬剤を撒くことが重要ではありません。今回の物件のように、シロアリの侵入し難い構造では、薬剤の大量散布は全くの無意味です。重要なのは、点検できる構造であることが重要で、そのため床下の動線は確保すべきと考えます。

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2009年1月24日 (土)

何故無いのか

Inspection84 先日、調査でお伺いした神戸市内の物件の床下です。丁度、洗面所にあたる床下部分ですが、束石はあるのに床束がありません。勿論、束石があった形跡もありません。

家を建てる段階で、床束がないのに気付かなかったのでしょうか?設計図には勿論床束はありました。勿論、床束の設置をお薦めしましたが、これは耐震とは呼びません。本来なければならないものを、設置するだけです。

幸いこの物件では、シロアリの侵入や生息、被害といったものは見当たりませんでした。しかし、このような事例、見えない部分がどのように建てられているかは、私たちのようなシロアリ防除業者が床下に入った場合にしかわかりません。それだけに床下を点検することは、シロアリだけでなく床下の健康状態を見ることにつながります。健康診断は無料ではありません。無料で健康診断する場合、後で何か付帯される場合が多いようです。阪神ターマイトラボでは、こうした床下調査は『有料』で行っています。有料調査にすることで、余計なものはお薦めしません。

あたなは、無料健康相談などで余計なものを勧められたことはありませんか?

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2009年1月22日 (木)

コンクリートの隙間

Prevention38 先日、新築予防を行った現場での1枚で、玄関周辺を撮影しています。ちなみに構造はベタ基礎構造です。完成後は、このコンクリートの上にタイルが貼られますので見えない状態となります。この見えない状態というのが危険なのです。

ベタ基礎とは言え、玄関部分はコンクリートを重ねることがあります。重ねたコンクリートは科学的に結合するのではなく、物理的にひっついた状態にしか過ぎません。写真のようにコンクリートが端まで未達の場合、隙間が発生します。また、コンクリートの収縮などによっても隙間が発生する場合があります。

ベタ基礎構造はシロアリが極めて侵入しにくい構造ですが、このような隙間があればシロアリは侵入するので注意が必要です。

重要なのは、こうした構造に合わせて処理することが重要で、ベタ基礎の上に薬剤を撒くことは、無知極まりない行為にしか過ぎません。ましてや、ベタ基礎構造の床下で、シロアリ駆除を行う場合やシロアリ予防を行う場合、ベタ基礎の上に薬剤を撒くことは全く意味のないことです。このような処理をされている場合、シロアリの生態や行動を知らずに、ただ仕様書に基づいて撒かれているだけなのです。

安全な薬剤であっても、大量に使用することで弊害は起こりうるのです。安全な薬剤を最小限の量で使用することが、安全なシロアリ対策の第一歩ではないでしょうか。

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2009年1月21日 (水)

ルート変更

Extermination57 昨日は大阪府枚方市内でのシロアリ駆除でした。昨年の春に羽アリ(有翅虫)が発生しています。私が調査する前に調査した業者が蟻道を全て壊しており、生きているシロアリは観察されていませんでした。

その後、壁内に雨漏れの水の跡が確認されたことから、とりあえず防水対策のお願いしました。しかし、防水を請け負った業者は、雨漏れは確認されず、大雨時に跳ね返った水が染み込んだと結論づけられました。

時間がかかりましたが、やっとシロアリ駆除のため、今回処理することになりました。

今回の床下は、全て取られていた蟻道が再生されていましたが、少しルートが変更されています。最初は土台へ到達した際左側ルートでしたが、今回は右側に蟻道が作られています。季節的にシロアリの姿はありませんでしたが、より最小限の処理量で対策しました。

シロアリ対策はその季節に応じた処理方法があります。年中同じ方法というのは、シロアリの生態や行動に照らし合わせた方法ではありませんので、注意しましょう。

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2008年12月12日 (金)

薬剤を使わない新築予防(2)

Structure03 昨日は現在取り組んでいる『薬剤を使わない新築予防』の現場へ中間点検に行ってきました。浴室が2階にある構造であるため、1階には水廻りらしい水廻りはなく、配管がある程度です。いずれも点検できる構造となっているため、シロアリの侵入経路として点検しにくい箇所は玄関となります。

建築中の玄関の構造を記録することで、設計図では見えてこない部分が見えてきます。そこから新たな対策を立てていくことが、『薬剤を使わない新築予防』です。

当社では『薬剤を使わない新築予防』に取り組んでいます。対象地区は限定されてしまいますが、お問い合わせは阪神ターマイトラボのWEBからお問い合わせ下さい。

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2008年12月 4日 (木)

無いようである隙間

Prevention37 昨日は大阪府東大阪市内での新築予防でした。この現場は駐車場であった場所に十数棟が建設予定です。そのため、家が建つまでの過程がよくわかります。

写真は数ヶ月前に予防処理をした物件の玄関ポーチ部分です。見ておわかりの通り、基礎とポーチは一体化されておらず、後から接した状態となっています。また、地中には配管が通り、これら配管の隙間はシロアリの通路となります。

コンクリートで固められていても、シロアリからすれば隙間が多いので、家屋へ侵入することは可能なのです。但し、この写真の構造はまだ良いほうです。中にはシロアリの技術者から見て、酷い構造もあります。

私たち防蟻の携わる人間は、シロアリの視点でシロアリ対策を立てるべきなのです。薬剤の撒き方がどうこうなどという仕様書は必要ないのです。どこに薬剤を処理するかは、建物の構造を見て、技術者が判断すれば最小限の薬剤で対応できるのです。

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2008年12月 3日 (水)

定期点検(22)

Ttd50 昨日は、一昨年シロアリ駆除を行った奈良市内での定期点検でした。駆除処理を行った当時、広い範囲で被害が確認されましたが、要所要所のみ薬剤処理をしており、床下全面に薬剤を処理していません。

床下からの目視点検に加えて、床下から見ることができない浴室や便所の壁内は非破壊シロアリ探知機を用いて調査・点検を行いました。その結果、新たなシロアリの侵入や生息は確認されませんでした。

敷地内にシロアリ監視ステーションを設置しており、4箇所のうち1箇所のステーションでシロアリが侵入した形跡が確認されました。敷地内にシロアリがいても、家を食べなければ問題ないので、何がなんでもシロアリ退治する必要はありません。その分、使用する薬剤量が大幅に削減でき、安全でエコにつながるのです。

お施主さまに喜んで貰うのは大量の薬剤を撒くことではありません。シロアリの恐怖から安心して貰うことが重要なのです。

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2008年12月 2日 (火)

益虫であり害虫であり

Ant16 先日のシロアリ監視ステーション内に侵入したアリについて調べてみました。アリの特徴からオオハリアリであると考えられます。オオハリアリは朽木の中、石の下、地中などいろいろなところへ巣をつくります。餌は生きた虫で、特にシロアリを好むようです。

シロアリ監視ステーション内の餌木にはシロアリの食害跡が確認されたことから、どうやらオオハリアリはこのステーション内のシロアリを襲ったものと考えられます。

そう考えるとオオハリアリはシロアリを駆逐する『益虫』です。しかし、まれに家屋内に侵入して針で刺す場合もありますので『害虫』でもあります。

実はシロアリも家を食べるのは『害虫』ですが、自然界では倒木を土へ戻す循環作用をもつことから『益虫』でもあります。

概ね昆虫は嫌がられることが多いのですが、『益虫』と『害虫』の両面を持つ場合が多いので、むやみに殺さない方が良いのかもしれませんね。

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2008年11月30日 (日)

アリ対策

Bait02 昨日も引き続き西宮市内でのシロアリ監視ステーションの点検でした。

今回は幾つかのステーション内にアリの侵入が確認されました。アリが侵入したステーションは監視ステーションとして役に立たないので、アリ対策が必要になります。

アリ対策として、ゴキブリ用ベイト剤や不快害虫用ベイト剤が有効な場合があります。しかし、どのベイト剤でもよいと言う訳ではありません。アリの食性に適合したベイト剤でないと全く効果がありませんので注意が必要です。

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2008年11月29日 (土)

占領

Inspection83 昨日は、一昨日に引き続き西宮市内でのシロアリ監視ステーションの点検でした。マンションなので植込みなどの共用部分はいつでも点検できますが、各戸の庭についてはお施主さまのご都合が優先されますので、日時がバラバラとなります。

このステーションでは、この春にシロアリの侵入が確認され、ベイト剤投入がよいと判断して投入しています。ベイト剤の喫食度合からある程度のコロニーは駆除できたものと判断されましたが、ステーション内にはアリの侵入が確認されました。

シロアリ監視ステーション内へアリが侵入する事例は、よく見られる事例です。監視ステーション内のシロアリを襲ったあとステーションを占領する場合や、ステーションのような閉所を好んで巣にする種類などがあります。

いずれにしてもアリに占領されてしまうと、シロアリ監視ステーションとして役に立たなくなります。一旦、アリを駆除したのち、再度モニタリングする必要があります。

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2008年11月28日 (金)

カビの存在

Inspection82 昨日は西宮市内での定期点検で、シロアリ監視ステーションの点検でした。この物件はマンションでシロアリの発生が確認されています。

監視ステーション内には餌となる木片が入っています。しかし、設置した場所によりその木片の状態が大きく異なります。

湿気が極めて高い状態に設置した監視ステーション内では、木片の表面にカビが発生しています。シロアリは湿気の多い場所に発生すると言われています。写真程度のカビであれば問題ないでしょうが、カビが全面を覆いつくす場合には問題があります。

シロアリの体表面は薄く皮膚に覆われており、普段湿気の高いところで生息していますので、体表面はカビやすくなっています。そのため、シロアリはグルーミングというお互いに体表面を舐める行動をとります。唾液には抗菌成分がありますので、カビから身を守れる訳です。

シロアリは、湿気が高くてもあまりにカビの多い場所は好まないようです。シロアリ監視ステーションもただシロアリがいるかいないかを見るだけでなく、そこから得られる情報をきっちりと掴む必要があります。

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2008年11月27日 (木)

ピンポイント

Extermination55 昨日は地元西宮市内でのシロアリ駆除でした。この物件では布基礎の屋外に蟻道が構築されています。床下の構造は布基礎+防湿コンクリートで、床下側からの侵入はありません。この布基礎以外にも2階ベランダで被害が確認されています。

ここでのシロアリの動きを把握することは極めて重要です。もし動きを把握せずに処理をすると、2階のベランダから1階の壁など薬剤を果てしなく注入することになるでしょう。しかし、シロアリの動きを把握すれば要点のみの処理で十分です。

薬剤の処理の方法も色々あります。以前、『薬剤は動力噴霧機で撒くのが当たり前、注入も動力噴霧機でたっぷり処理する』と言われたことがあります。しかし、そんなことを行った結果、シックハウスなどの原因の一つとなったのも事実です。

薬剤の特徴を掴めばそんなことをする必要はありません。極めて少量の薬剤で駆除できます。但し、人の真似をしただけでは駆除できません。実験や経験に裏打ちされて始めて使える技術なのです。勿論、その現場の構造やシロアリの活性など加味して、薬剤の濃度や注入量などが決まりますので、マニュアルはなく技術者の判断が重要となるのです。

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2008年11月24日 (月)

薬剤の動き

Prevention36 昨日は兵庫県川西市内でシロアリ予防でした。薬剤は全面に処理するのではなく、ここぞという場所だけ絞って処理しました。

施工する場所にもよりますが、薬剤を泡状で処理する箇所もあります。この泡状の薬剤は建物の構造を教えてくれます。

想像する場所から泡が出る場合もあれば、想像していない場所から出る場合もあります。これらを観察することで、壁の中の構造が見えてきます。

シロアリがどこから侵入するか教科書には書いてありません。教科書通りに侵入するのであれば、構造だけで侵入防止は可能です。しかし、現実にはシロアリが侵入してきますので、どこまで構造を理解することは極めて重要です。

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2008年11月21日 (金)

薬剤を撒くだけが安心ではない

Ttd49 昨日は京都市内で一昨年シロアリ駆除を行った現場での定期点検でした。

この物件では2階壁内から蟻道が噴き出していた現場ですが、非破壊シロアリ探知機『ターマトラック』を用いてシロアリの活動範囲を調査し、ピンポイントで薬剤注入しています。

今回も床下からの目視調査に加えて、非破壊シロアリ探知機による調査を行いました。シロアリの侵入や生息は確認されませんでした。お施主さまから『安心』の言葉を頂戴するのは何よりの励みになります。

シロアリ対策は、薬剤を撒くことが一般的なのでしょうが、お住まいの方の安心・安全を考えれば、薬剤をピンスポットで処理し、定期的に点検することでも可能なのです。

この方法にご興味のある方は、阪神ターマイトラボのWEBからお問い合わせ下さい。

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2008年11月20日 (木)

活動は監視されず

Inspection81 昨日は地元西宮市内でのシロアリ監視ステーションの点検でした。この物件は基礎外断熱構造の物件です。

駆除前は基礎外断熱内をほぼ全周に渡りシロアリの生息が確認されたため駆除を行いました。しかし、敷地内にはまだシロアリの生息が確認されます。そこでシロアリの動きを把握するため、敷地内にシロアリ監視ステーションを設置しています。

先々月にはシロアリの活動が観察されましたが、先月に引き続き今月も活動は観察されませんでした。シロアリも昆虫ですから、そろそろ冬支度で地中に潜ったようです。次に観察されるのは二十四節気の一つ、啓蟄(けいちつ)を過ぎたあたりでしょうね。

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2008年11月17日 (月)

物理バリア施工

Prevention35 昨日は兵庫県宝塚市内でのシロアリ対策でした。薬剤に頼らない新築予防処理として、物理バリアを施工しました。

シロアリはある一定の硬さと大きさを持った粒子の層を突破できません。粒子が大きければシロアリが運ぶことができませんし、小さければ粒子の隙間を通ることができません。丁度その大きさが大きすぎず小さすぎずであった場合、物理バリアとして有効になるのです。

間違えていけないのは、物理バリアだけに頼ってはいけないということです。あくまで物理バリアは、シロアリの侵入を遅らせる手段の一つなので、点検と組み合わせることが重要です。勿論、建物の構造について建築士さんや工務店さんと協力することも必須です。

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2008年11月16日 (日)

撒くと処理するは異なります

Extermination53 昨日は滋賀県大津市内でのシロアリ駆除でした。

この物件では、調査時点で8本の蟻道にシロアリの生息が確認されました。あることを確認したくて全ての蟻道を壊しましたが、うち5本が再生していました。

駆除作業ですが、一般的な業者だとあらゆる場所へ穿孔を行い、薬剤をたっぷり注入するでしょう。そして大量の薬剤を撒きます。

極めて高い濃度を撒くのは誰でもできる方法です。現在の薬剤は性能が高いのでそんな濃度で使う必要はないのです。確かに残効性はなくなりますが、それ以上の効果は期待できます。薬剤の特性を理解すると、おのずとから使用方法が浮かび、工夫できるのです。

写真はその1例で、蟻道内部に薬剤を入れ、少し時間経過した様子です。内部から薬剤が染み出し、蟻道のみ濡れた状態となっています。シロアリが侵入するのをブロックする考え方の方には、この方法は面倒で無理でしょうね。

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2008年11月12日 (水)

駆除と予防を一緒にするから問題である

Prevention34 昨日は西宮市内でのシロアリ予防でした。この物件ではアリが発生していたので、先週駆除作業を行っています。

アリ駆除とシロアリ予防を併せて行うことがありますが、これでは薬剤を大量に使わざるを得ません。

アリとシロアリでは生息場所や侵入ルートも異なるため、一括で処理しようとなると薬剤の大量散布しかないのです。駆除と予防を一緒にするから薬剤の大量散布し、居住者が薬剤に曝露されるリスクが高くなるのです。

私はできる限り駆除と予防を分けるようにしています。そうすることで薬剤の使用量は大幅に低減することが可能となり、それが居住者への安全へと繋がると考えているからです。

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2008年11月11日 (火)

床下から見えるとは限らない

Inspection80 昨日は西宮市内でのシロアリ調査でした。この物件では、屋外から蟻道が上がっていますが、床下側には蟻道はなく、僅かに蟻土が確認できました。ちなみに被害は2階ベランダの壁内のバラ板や貫に甚大な被害があったそうです(現在は修復済み)。

こうなると下からベランダまで上がっているように考えられますが、非破壊シロアリ探知機ターマトラックで調査すると、どうやら2階と床下は現時点でつながっていないようです。

この物件に生息するシロアリはヤマトシロアリなので、過去はつながっていた可能性が考えられますが、現時点では分断されています。コロニーの融合と分裂を繰り返すヤマトシロアリは、調査の時点でどこに生息するかを見極めることが必須です。

先日あった事例ですが、調査も行わずに床面積だけで見積を出す業者がいます。これは明らかに『シロアリを駆除する』のではなく、『薬剤を撒く』だけにしか過ぎません。このような業者に限ってシロアリ駆除の技術云々の話しをしたがるのです。

シロアリ駆除の第一歩は徹底的な調査を行うことです。その調査結果を踏まえた上で、どのような薬剤を用いて、どのように処理するかへと繋がるのです。調査を行わずに見積もりを出すシロアリ防除業者は、薬剤を大量に撒き散らす悪徳業者ではないでしょうか。

本物の技術者によるシロアリ調査・駆除のご相談は阪神ターマイトラボのWEBからお問い合わせ下さい。

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2008年11月 9日 (日)

床下点検口(2)

Construction01_2 築年数が比較的古い住宅で見かける構造として、床下点検口のない家屋を見かけます。和室で畳を上げて、簡単に床板が外せる場合は問題ありませんが、厚みがある大きな合板の場合簡単に外すことができません。

このような物件の場合、知り合いの大工さんに私は頼みます。他の物件で経験があるのですが、床下点検口を素人が作ったものもあれば、プロの大工さんが作ったものもあります。素人では明らかに開けただけ、プロではきっちりと補強などいろいろと工夫されています。

昨日も大工さんに来て貰い床下点検口をつくって貰いました。私のお願いする大工さんは丁寧な仕事をして貰える上、安価でお施主さまにも喜ばれています。勿論、余計な負担をお施主さまにかけたくないので、紹介はしますが仲介しません。私も大工さんも安くて、品質も良いものを提供したい気持ちは一緒なのです。

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2008年11月 7日 (金)

東奔西走

Extermination51 昨日は午前中に東大阪市内での新築防腐防蟻処理で、午後から西宮市内でのアリ駆除・シロアリ予防でした。

午後からの物件では、あることが原因で常に家屋内へアリが侵入しています。確認されただけでも、ルリアリやキイロシリアゲアリ、サクラアリなど観察されています。侵入原因が特定されていますが、完全除去できないので対策は難しい状況です。

また、シロアリの被害跡も確認され、屋外で生息も確認されています。現状、侵入ルートは限られるので、部分的な対応をしています。

写真は玄関へ薬剤注入をしている様子です。近年、シロアリの侵入ルートとして挙げられる箇所として玄関があります。最近ではより効率的に薬剤処理を行い、より安全性を向上に勤めています。

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2008年11月 4日 (火)

シロアリ予防とポジティブリスト制度

Prevention33 昨日は兵庫県姫路市内でのシロアリ予防でした。

シロアリ予防を行う場合、注意しなければならないのが薬剤の流出です。特に噴霧された薬剤が飛散するととんでもないことになります。

農作物にはポジティブリスト制度というものがあります。農作物の農薬残留基準に関する制度です。残留基準値は農作物毎、農薬毎に細かく決められていますが、中には決められていない場合もあります。農作物に使ってはいけない農薬がかかってしまった場合、何も基準がないのです。それらも問題を解決するために、ポジティブリスト制度が整備され、残留基準値が決められていない場合、0.01ppmという厳しい基準が設定されました。

シロアリ業界で問題となるのは、その薬剤の種類と濃度です。シロアリ薬剤は殺虫剤のカテゴリーに該当し、農薬と同じ成分となっています。濃度は農薬の何百倍の濃い濃度で散布されます。この薬剤が処理された場合、風に乗って田んぼや畑に飛散したらどうなるのでしょうか?極めて微量であっても、もともとの濃度が極めて高いので、残留基準やポジティブリスト制度にひっかかっても当然なのです。

特に新築時の防腐防蟻処理では、建物の壁がない状態で処理されることもあります。この状態で噴霧すれば、薬剤が飛散して当たり前なのです。中には酷い業者になると、高い圧力を有する動力噴霧器で短時間に処理します。高い圧力で噴霧すると、ミスト量は格段に大きくなり、飛散量は極めて大きくなるのです。

新築の防腐防蟻処理はマニュアル化され、昨日今日入社した人間でも処理は可能です。しかし、個人の意識レベルが低いと環境中へ薬剤を流出させてしまうのです。簡単なように見える新築予防でも、最新の注意を払う必要があるのです。

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2008年11月 3日 (月)

健全な庭にはシロアリが生息する

Inspection78 右の写真は、昨日調査にお伺いした兵庫県三田市内の物件の庭にあった支柱の写真です。

支柱の割れ目にシロアリが侵入し蟻土で覆いながら、部分的に蟻道を形成しています。ここ数年秋といっても気温の高い日が続いており、シロアリの活性もまだまだ高いようです。

本来、地中に生息するシロアリは、健全な庭であれば普通に生息しています。庭に埋まっている木片や枯れた木の根などに生息し、普段目にすることはありません。場合によって支柱や木製花壇枠、造形物の枕木など地上にある木材を食べているだけにしか過ぎません。

このような状態だからと言ってシロアリ予防を今すぐしなければということはありませんし、ましてや床下へ大量に薬剤を撒く必要はありません。重要なのは床下を点検し、シロアリの侵入の可能性が考えられるのかどうかであり、可能性が低ければ何もする必要はなく、定期的に点検すれば良いのです。侵入の可能性が高い部分については、技術者の判断で、場合によって薬剤処理するのも良いでしょう。但し、大量散布する必要はありません。

シロアリ対策は薬剤を大量散布することではないのです。シロアリから大切な家を守ることですから、技術者がより最適な方法で取り組むことが重要だと思います。

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2008年11月 2日 (日)

喜ばれることで

Inspection79 昨日は尼崎市内での定期点検でした。この物件ではアリの発生が多発したことから、シロアリ対策と併せて処理しています。

点検では、アリの兆候もなく良好な状態でした。但し、昨年と比べると浴室の基礎に僅かな湿気が確認されました。但し、換気状態も良好なため、これによって大きな障害が発生する訳ではないと考えられたことから、将来的に補修することをお薦めしました。

お施主さまからは、『あれだけいたアリがすっかりいなくなって本当に助かりました』と喜ばれました。私たちにとって嬉しいのは、お施主さまに喜んで頂くことです。これを糧に慢心することなく頑張って行きたいと思います。

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2008年10月28日 (火)

外部侵入

Damage08 昨日は西宮市内でのシロアリ調査でした。この物件は2階のベランダ改修工事の際、シロアリの被害が確認され、庭に置いた廃材からシロアリが確認されたことから調査のご依頼がありました。

この物件では床下点検口がありません。設置は後ほどとして、非破壊シロアリ探知機『ターマトラック』で気になる箇所のみチェックしました。

現時点で確認できる侵入ルートは布基礎屋外に形成された蟻道です。この蟻道を探知機で確認しましたが、活動が探知されます。

よく蟻道を簡単に潰す方がおられます。場所によって潰して確認できる箇所もあれば、今回のような屋外は潰さない方がよいのです。効率的に駆除するためには、薬剤を処理するときにだけ潰せばよいのです。下手に潰すとシロアリの活動範囲を広げ、被害を広げてしまうので注意が必要です。

当社では複合的な調査により、よりよい対策の提案に勤めています。お問い合わせは阪神ターマイトラボWEBからお願い致します。

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2008年10月26日 (日)

良くない環境

Extermination50 先日行った西宮市内のマンションでのシロアリ監視ステーションからの1枚です。

このステーションでは、シロアリの侵入が確認されたことから、前回ベイト剤を投入しています、今回の調査ではそのベイト剤に喫食が確認されました。当該箇所のヤマトシロアリのコロニーの大きさから、この程度の喫食で十分な効果が得られたと考えられます。

しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、ヤマトシロアリのコロニーは複数存在するということです。その証拠に僅か数十センチしか離れていないステーションでは、シロアリが観察されます。

ベイト工法では、『○メートル間隔で設置』と言われていますが、この結果からあてにならない証拠と言っても過言ではないでしょう。本来ベイト工法はヤマトシロアリには向いていないのです。

シロアリの活動しない場所へ設置しても意味がなく、活動する場所に設置しないと意味がないのです。これらステーションも設置したままということもあり得ません。シロアリの動きを把握するのに埋めっぱなしというのは、不合理ではないでしょうか?ステーション内部の環境を見れば明らかに最適でない環境もあります。ステーションを移動させることで、シロアリの動きを把握できると私は考えます。

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2008年10月23日 (木)

いつも食べている訳ではなく

Inspection77 昨日は地元西宮市内でのシロアリ監視ステーションの点検でした。この物件は基礎外断熱構造の物件です。

駆除前は基礎外断熱内をほぼ全周に渡りシロアリの生息が確認されたため駆除を行いました。しかし、敷地内にはまだシロアリの生息が確認されます。そこでシロアリの動きを把握するため、敷地内にシロアリ監視ステーションを設置しています。

先月にはシロアリの生息が確認されたポイントですが、今月は確認されませんでした。ここではベイト剤を投入するということはしていません。基本的にシロアリの動きを捉えるためのステーションだからです。

確認作業によって色々な情報が得られます。この情報を上手く活用してシロアリ対策を取ります。場合によってはベイト剤を使う場面も出てくるでしょう。しかし、ベイト剤を使うことを前提にしてはいけません。シロアリと上手く付き合うためには、シロアリの動きを把握することが重要なのですから。

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2008年10月22日 (水)

薬剤を使わない新築予防

Structure02 『薬剤を使わない新築予防』に取り組んでいる物件があります。シロアリ対策を行う上で構造が重要で、設計図面からのチェックや実際の現場での確認も重要です。

特に捨てコン~基礎立ち上げまでは非常に重要で何度も現場へ足を運んでチェックする必要があります。物理的な対策をどのように施すのか、この時点での確認が重要です。

当社では『薬剤を使わない新築予防』に取り組んでいます。対象地区は限定されますが、お問い合わせは阪神ターマイトラボのWEBからお問い合わせ下さい。

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2008年10月21日 (火)

シロアリの侵入経路(3)

Prevention32 昨日は大阪府東大阪市内での新築予防工事でした。

現在行われている新築予防工事は、マニュアル化された方法で薬剤大量散布を推奨している方法です。最近の建築工法はベタ基礎が一般化されているため、薬剤の大量散布は殆ど意味がありません。

予防したいのであれば、シロアリの生態や行動から処理するポイントを絞り込むべきです。但し、薬剤も特徴を掴んで選択しなければ、何の意味もない処理となるので注意が必要です。

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2008年10月20日 (月)

注入経路がよくわかる

Extermination49 昨日は地元西宮市内でのアメリカカンザイシロアリの駆除でした。これまでに駆除を繰り返し行っている物件です。

アメリカカンザイシロアリは土を介さず、木の中で生活するシロアリです。今回も小屋裏での被害が確認されました。アメリカカンザイシロアリの被害は虫糞の排出により気付きます。そこへ薬剤を注入しますが、駆除できるのはその集団のみです。すぐ隣に被害があっても、内部で繋がっていなければ、駆除できません。

駆除するためには効率よく薬剤を使用する必要があります。私はおよそ2年前から薬剤を泡にして注入しています。ある工夫をすると、泡は隅々まで行き渡るため効率よく薬剤を注入することができ、薬剤の使用量を最小限にできるのです。

写真は薬剤を注入し、メインの糞排出孔から泡が吹き出すとともに、内部の被害部が濡れている様子です(これは撮影用に処理したもので、実際とは異なります)。非破壊シロアリ探知機を活用しながら、糞排出孔から薬剤を注入しないのがキモです。

泡が薬剤メーカーの研究員時代に研究したテーマです。泡を上手くコントロールするのがポイントです。まだまだ改良の余地があるので、更に良いものへして行きたいと思います。

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2008年10月17日 (金)

屋外でも元気です

Extermination48 昨日は西宮市内でのシロアリ駆除でした。この物件ではベタ基礎でシロアリの侵入しにくい構造です。しかしながらシロアリが侵入されています。

中庭に面する窓枠が地面に近く、ヤマトシロアリが侵入しています。窓枠も屋外に面した縦方向で活動しています。大工さんのよって土と面する窓枠が撤去され、セメントで埋められましたが、シロアリたちはそのコンクリートの上に蟻道を構築しています。

生息している縦方向の窓枠が途中で切断されましたが、シロアリの集団は土の中にあるため、切断された場所を行き来しています。彼らにとって屋外であろうが、現在食害している場所と土の中の巣はつなぐ必要があるため、せっせと蟻道造りに励んでいるのです。

このようにヤマトシロアリは屋外でも活動できます。湿気のある場所でしか活動しないことはないのです。たま、蟻道の先端をみてわかるように濡れています。ヤマトシロアリは直接水を運べないかもしれませんが、湿気のある土を運んで湿らせることができるのです。乾燥した木材に被害があるのも、このように湿らせてから食べるのです。

世間一般のシロアリに対する知識は、人間の都合によって書かれたものです。シロアリは自然に逆らわず対応しながら生きているのです。全ては現場での知識が生かされた上で、シロアリ対策を行う必要があるのです。

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2008年10月16日 (木)

定期点検(20)

Ttd47 昨日は、昨年シロアリ対策を行った大阪府高石市内での定期点検でした。この物件の床下構造はベタ基礎です。再施工で訪問されたシロアリ防除業者の話しに疑問を持たれ、WEBで色々な情報を得られ、当社へ相談がありました。

昨年の床下調査では構造に大きな問題はなく、床下の薬剤処理するのはナンセンスでした。しかし、問題のある部分があったり、キクイムシの発生が見られた箇所がありました。そのため、必要最小限量の僅か数リットルだけ処理しました。

今回の調査では、キクイムシの兆候から駆除完了の確認が行えました。基本的には床下も目視点検ですが、目視で確認できない部分については、非破壊シロアリ探知機ターマトラックを使用して確認しました。

シロアリが発生する環境でなければ無理矢理大量の薬剤を撒いて、高い施工費を払う必要はありません。家も人間の体も一緒なのです。早期発見で早期対処すれば良いのです。

本当に安心できるシロアリ対策のご相談は阪神ターマイトラボのWEBからお問合せ下さい。

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2008年10月14日 (火)

薬の特徴を最大限に生かすこと

Ttd46 昨日はこの夏庭の枕木に生息するシロアリを駆除した滋賀県大津市内の物件へ駆除確認のためお伺いしました。今回、枕木を撤去するにあたり駆除が完了しているかどうか立会いました。

目視及び非破壊シロアリ探知機ターマトラックによる調査の結果、いずれもシロアリは駆除されており問題ありませんでした。

このようなケースで十分注意しなければならないのは、薬剤の使い方です。薬剤の特徴を理解した上でより効果的な薬剤を選択し、より最適な濃度で、より効果的な処理をする必要があります。今回のケースでは、安全性の高い薬剤を用い、極めて薄い濃度で最小限の薬剤量で処理しています。あくまで、駆除だけを目的としているので、これで十分なのです。

通常のシロアリ業者が使う濃度や処理量では、極めて高濃度で非効率的です。枕木の撤去作業を行うということは、造園屋さんが触るということであり、処理された土壌が粉塵として舞い上がり、それらを吸い込む危険性を有するということです。これは今回のような事例だけでなく、ガーデニングをされる皆さんにも言えることで、高濃度の薬剤を土壌に残量させてはいけません。手に付いた土壌がどのようなケースで体内に取り込まれるかわからないのです。そのために十分注意で、単に薬剤を撒いた、注入したということをしてはならないのです。

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2008年10月13日 (月)

対策はよく考えて

Mold04 先日のある現場での床下です。この現場では床下の換気状態が悪く、床板や土壌表面にカビが確認されました。写真を見ての通り床板の合板が湿気のため、剥がれてきており、表面にはカビが確認できます。

このような状態の際、対策をどのようにとるのかよく考える必要があります。売ることに熱心なシロアリ業者であれば、床下換気扇や床下調湿材、床下調湿炭などを勧めるでしょう。しかし、原因は何なのか落ち着いて考えて下さい。

もし、床下土壌表面からの水蒸気蒸散量が多ければ、その対策をすべきです。建物の周辺を暗渠するだとか、床下に防湿対処を施すことをすれば良いのです。風通しが悪ければその原因を調べましょう。床下換気口の前に物が置かれていないか、換気口防虫ネットがクモの巣やホコリで詰まっていないかを調べましょう。一旦、そういった対処をして床下の湿気状態がどのような状態になるのかをシロアリ業者に見て貰いましょう。そんなことをしても無駄なので床下湿気対策を行いましょうと言うシロアリ業者は信用できません。

設計段階では換気は十分に考慮されている筈ですので、これらできることをちゃんと行えば解消できる筈です。もし、これでも解消できなかった場合、床下湿気対策グッズを考えてみては如何でしょうか。

但し、床下を乾燥してもシロアリにはあまり関係なく、床下湿気対策グッズではシロアリ対策になりません。言葉巧みに勧めてくるのには十分注意をしましょう。

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2008年10月10日 (金)

駆除後の修繕から得られること

Ttd45_2 昨日は前日駆除を行った西宮市内の現場へお伺いしました。駆除が終わったのに合わせてシロアリの食害部位の修繕で工務店さんが入られたところへ立会いました。

修繕に併せて非破壊シロアリ探知機『ターマトラック』を使い、駆除ができていることを確認しています。そして、被害部を撤去し修繕を行っています。

修繕を行う場合、私はできるだけ立ち会うようにしています。万が一、シロアリが生息していれば駆除するのは勿論、それ以上にどのような食べられ方をしているかなど観察する点が多くあるのです。

こうした被害の内部まで見る機会はあまりありません。ヤマトシロアリは大きな修繕を必要とする被害に至らないからです。そのため、内部を見ることのできる機会は非常に珍しいのです。

シロアリがどの方向から侵入し、どのように食害していったのかを知る貴重なチャンスです。シロアリが食害するのに法則はありません。現場の状況に応じた食べ方をするのです。それだけに被害部の内部から得られる情報は貴重なのです。こういった経験を積み重ねることが重要で、これを次の駆除に生かして行かなければならないのです。

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2008年9月30日 (火)

それは餌です(2)

Inspection76 昨日は滋賀県大津市内でのシロアリ調査でした。この物件は築古年で、リフォーム予定中に大量のカビと蟻道が確認されました。

蟻道が何本も上り、その中でヤマトシロアリの生息が確認されました。どうやらこの物件には餌が多いということにシロアリは気付いたのでしょうか?

問題は束石周辺にあります。写真の通り束石の成型時に用いられた型枠が撤去されていません。見てのお解りの通り、これではシロアリの餌としか言いようがありません。

建てられた当時はまだまだシロアリに対する認識が低かったのでしょうか?でも束柱や大引、土台にはクレオソートが処理されています。これこそ薬剤処理すれば大丈夫という間違った認識が生み出した被害と言えるのでないでしょうか。

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2008年9月29日 (月)

床下換気扇の効能

Inspection75 昨日は地元西宮市内でのシロアリ調査でした。この物件は数年前に羽アリが発生し、他社で駆除処理が行われています。湿気も高かったことから床下換気扇が設置されています。

写真はトイレの床下部分の写真ですが、土壌表面にカビの発生が確認されています。床下換気扇が設置されているのに、カビが生えているのはなぜでしょう?

答えは簡単で、床下換気扇によって空気の流れる場所は確かに乾燥しています。しかし、空気の流れの悪い場所、写真のような3面を囲まれたスペースや建物の角ではどうしても風の流れがなく乾燥しきれないのが事実です。

そもそも床下の土壌表面にカビが生えているのは問題なのでしょうか?床板にカビが生えていれば、腐れにつながることもあるので注意が必要でしょう。また、土壌表面のカビがどんどん増えていく状況であれば問題でしょう。定期的に観察すれば、変化に応じた対処が可能です。カビを問題にして、商売するのはどうかと思います。

ちなみに現在床下換気扇は止まっており、どうやらうるさいから止められているようです。止めていても乾燥しているところとカビの生えるところはあるのです。

床下換気扇の効能を発揮させたいのであれば、設置場所に配慮は必要で、定期的に点検して、より最適な場所へ再設置する位の配慮が必要ではないでしょうか?

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2008年9月27日 (土)

その構造は困ります

Prevention31 昨日は大阪府枚方市内でのシロアリ予防でした。

工務店さんからの依頼でお伺いした物件ですが、どうやら数年前に羽アリが発生し、一部の床ではブカブカする場所があります。築年数は随分経過していますが、これまでにシロアリ駆除を行ったことがないそうです。

床下点検口がなかったので、工務店さんと相談しながら台所に点検口を開けて確認したところ、基礎に通風口がありません。しかも4面のうち、外側への換気口は1箇所しかありません。こうなると湿気が淀むためシロアリが侵入し易いように思いますが、この空間にシロアリの侵入した気配はありません。

このように通風口がない場合、『ハツリ』といって基礎に穴を開けるシロアリ防除業者さんがおられますが、耐震面から考慮すると基礎に穴を開けるべきではありません。もう1箇所床下点検口を設置し確認したところ、こちらからは残りの箇所へ侵入することができました。こちら側ではシロアリの被害跡が確認できましたが、シロアリの生息は確認されませんでした。どうやら羽アリが出た後、放棄した模様です。

このような事例はよくありますが、必ずしも放棄する訳ではありません。本来は羽アリが出た段階で、信頼できるシロアリ業者さんに点検して貰い、必要に応じてシロアリ対策を立てて貰う必要があります。

それにしても、基礎に通風口がなく、床下点検口のない構造は困りますね。

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2008年9月26日 (金)

動力噴霧器は使いません

Extermination46 昨日は兵庫県三田市内でのアリ駆除及びシロアリ予防でした。アリは浴室の壁内に生息しています。庭では複数の箇所でシロアリも確認されました。

アリについては、ピンポイントで薬剤を処理しています。より効率的な方法で壁内に処理しました。シロアリについては、床下の構造から殆ど処理していません。ポイントのみ特殊な薬剤で処理しています。

今回の処理ではいずれもエンジンやモーターなどを使った動力噴霧器を使用していません。薬剤を霧状で散布していないのです。これによって薬剤が屋外に流出することがないため、ポジティブリストにかかることもなく、家庭菜園をしていても問題ないのです。

これでもかなり安全性は高いと思いますが、更に安全なシロアリ防除に取り組みたいと思います。

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2008年9月25日 (木)

シロアリ監視ステーション

Checkbox02 昨日は西宮市内での定期点検でした。この物件ではシロアリ監視ステーションを設置してあります。設置して約2ヶ月が経過したので点検を行いました。点検を行う理由として、設置したステーションに異常がないか、設置場所として問題がないかを確認することです。

2ヶ月しか経過していませんが、ステーション内でヤマトシロアリが観察されましたが、現時点では十数頭しかいません。

この状態でベイト剤を投入する方がおられますが、目的は何のためでしょうか?相手はヤマトシロアリです。ベイト剤でこの敷地のシロアリを駆除できる訳ではありません。

ベイト工法は極めて無駄な面がありますが、イエシロアリに対して有効な手段の一つでしょう。しかし、全く生態の異なるヤマトシロアリでは、過剰な対策な割りに高価で無駄の多い対策です。

シロアリ監視ステーションは、ベイト工法と異なり、ベイト剤を投入する前提ではありません。敷地内のシロアリの動きを把握するためのものであり、極めて短期間で点検を繰り返すものではないのです。

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2008年9月24日 (水)

共通な対策はありえません

昨日は午前、午後ともシロアリ対策でお施主さまと打ち合わせの1日でした。

午前中は『新築物件における薬剤に頼らないシロアリ対策』の打ち合わせ、午後からはシロアリ対策を行いたいが、近隣が気になるお施主さまとの打ち合わせでした。

『新築物件における薬剤に頼らないシロアリ対策』では、いよいよ基礎工事が始まります。図面通りの工事が進むかどうか監理するのが建築士さんのお仕事ですが、私もシロアリ対策の観点から監理を進めたいと思います。

近隣が気になるお施主さまですが、自分の家が発生源と思われるのが問題のようです。ヤマトシロアリの場合、健全な環境の庭であれば生息しているのが普通です。シロアリ対策とは、如何に家屋を守るかが重要なポイントです。

だからと言って薬剤を大量に散布する方法は、お住まいの方の安全や地球環境保全の観点からお薦めできません。シロアリの生息状況にあわせた処理が重要で、シロアリだからこの処理というのは、プロの仕事ではないのです。

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2008年9月23日 (火)

それは餌です

Damage07 昨日は兵庫県川西市でのシロアリ駆除でした。この物件でシロアリが確認されたのはお隣との境界にある木製の柵でした。その柵の柱がシロアリに食べられていたのです。この柱は土に直接埋められています。これではシロアリにとってみれば食べ易い餌でしかありません。

土と木材を直接触れさせると自然とシロアリが食害し始めます。そのため、シロアリ対策から見ると絶対にしてはならないことなのです。近年、ガーデニングがブームですが、枕木などにシロアリが発生するのは、餌を置いているだけにしか過ぎないのです。

だからと言って慌てる必要はありません。必要な部分だけを駆除し、家屋にはシロアリが侵入しているか、侵入し易い構造かを見極めることが重要です。庭にシロアリが見つかったからと言って、薬剤を全面に大量散布する一般的な方法は全く必要がありません。

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2008年9月18日 (木)

床下の湿気

Inspection74 昨日は大阪府吹田市内での定期点検でした。この物件は、ここ数年アリの羽アリで悩まされていた物件で、アリ駆除とシロアリ対策を行った物件です。

築年数が古い家であるため、床下は湿気が比較的高く一部で土壌表面にカビが確認されました。シロアリ防除業者の中にはこのような状態であると、床下換気扇や床下調湿材、竹炭や備長炭を勧める場合があります。

しかし、ここでよく考える必要があります。床下の土壌表面が湿気ているのはそんなに問題なのでしょうか?この床下では、床板、土台、大引や束柱に湿気た様子もなく、カビも発生していません。たとえ床下の土壌が湿気ていても、換気口から通気され、木材には何も影響を与えていないのです。築25年以上の建物であることを考えると、この状態で安定していると考えてよいのです。

お施主さまが希望をすれば別なのでしょうが、何の変化もなく安定している床下へ無理矢理対策を取ることは必要なのでしょうか?

これまでに床下換気扇が設置されている物件や床下調湿材が施工されている物件を幾つも見て来ました。こうしたものがあっても、シロアリやカビが発生している事例は非常に多いのです。商売上儲かることはわかっていても、私は決してお薦めすることはありません。

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2008年9月14日 (日)

蟻道再生

Damage05 先日駆除工事を行った西宮市内からの1枚です。

この物件は布基礎に土間コンクリートの構造ですが、隙間から蟻道を構築して土台へ到達し、食害しています。

調査段階であえて蟻道を大きく壊しました。このヤマトシロアリのコロニーの活性を確認するためです。実際には蟻道をほぼ全て壊しました。

調査から駆除工事まで10日間ほどありましたが、完全に蟻道を再構築していました。元々あった蟻道より更に太くなっていました。

イエシロアリでは蟻道の再構築は普通の現象ですが、ヤマトシロアリでは必ずしも再構築しません。ヤマトシロアリは比較的臆病なシロアリなので、蟻道の一部を壊しただけで放棄する場合も見られます。

蟻道を再構築してまでも餌場である土台へ到達するのは、彼らにとって重要な餌場なのでしょう。現場ではただ単に薬剤を撒くのではなく、こうした観察が重要なのです。

私からしてみれば、床下調査をした人間と工事を行う人間が異なるのは、こうした現場を観察していないとしか思えないのですが・・・。

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2008年9月11日 (木)

何を目的に注入するのか

Extermination43 昨日に引き続き地元西宮市内でのシロアリ駆除でした。

昨日の玄関の被害は、床下側に蟻道などないことから、隣接する壁内が侵入ルートと考えられました。

よく見かけるシーンとして、玄関枠などに穿孔し薬剤注入することがあります。これら枠が食害を受けていれば意味のある処理ですが、食害を受けていなければ意味の無い処理です。食害の無い木部に薬剤を注入しても、外に流れ出るだけで、木の内部へ滲み込む訳ではありません。

施工指導で他社が施工する現場に立ち会ったことがありますが、穿孔して注入することが当たり前で、『そこへ薬剤を処理する理由』が欠落しているのです。処理には全てに意味が必要です。そのため仕様書と呼ばれる手順書は、現場で活動するシロアリを見て処理する訳ではないので、意味がないのです。

仕様書でシロアリを駆除するのではありません。現場の状況を確認し、より適切な判断で駆除されるのです。

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2008年9月10日 (水)

掃除で・・・

Extermination42 昨日は地元西宮市内でのシロアリ駆除工事でした。この物件でシロアリの生息が確認された原因は右の写真の通り、玄関の枠がごっそりとシロアリに食べられていたからです。

シロアリによる被害はこのようにごそっといきなりなる訳ではありません。お施主さまが掃除をされていた際、ほうきが玄関枠にあたり中がシロアリに食べられているのに気がついたとのことです。

写真を見てお分かりの通り、まわりは全てコンクリートに囲まれています。人間から見れば侵入できないと思いますが、シロアリは僅かな隙間さえあれば簡単に侵入するのです。

ここの玄関、ポーチともに広く風通しも良いので、湿気ている条件ではありません。ヤマトシロアリは湿気た場所に生息するというのは間違いではありません。しかし、乾燥した場所であっても水を運ぶことで加湿させ、食害するのです。

乾燥させればシロアリ対策になるというのは、間違いです