2019年1月19日 (土)

地面と接していることが問題

薬剤局所処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんと、大阪府内の物件にシロアリ調査のため同行しました。この物件では、勝手口屋根の柱根本部分にシロアリ被害らしきものがあるとのことから、点検調査にお伺いした次第です。

早速現場を確認すると、柱根本がシロアリ被害を受けていました。お施主さまに確認すると、数年前にJAさんでシロアリ予防処理をおこなっており、これまでに何度か実施しているとのことでした。

当該被害部を調査しましたが、薬剤処理された形跡はありません。JAのシロアリ防除であれば、ドリルでこれ見よがしにあけられた穴と木栓で塞がれた跡がありますが、それらがないことから当該箇所では薬剤処理を実施していないものと考えられました。

一見放棄された被害の見えますが、新しそうな蟻土もあったことからまだ活動している可能性が考えられました。これは、柱が直に地面と接触しているのが現認です。被害は部分的であったことから、手持ちの薬剤で処理させていただきました。200mlほど処理させていただきましたが、これでコロニーを駆除するには十分な有効成分量です。薬剤の大量散布は必要なく、僅かな量でも薬剤の特性とシロアリの生態を考慮すれば十分対応可能なのです。薬剤を大量散布すれば費用も高額になりますが、局所的な処理では費用も少額で済みます。当社では、不必要な薬剤処理を行わないのがポリシーです。

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2019年1月18日 (金)

雨掛りのバルコニー

雨掛かりのバルコニーで確認された被害 昨日ご紹介した現場では、新たな糞の排出と被害が確認されました。写真の部位がその場所で、バルコニーの巾木に糞の排出と被害が確認されました。

この物件では、反対側にあたるベランダで甚大な被害が確認されました。ベランダですので、極端な雨掛かりではありませんが、当該バルコニーは雨掛かりとなっています。

アメリカカンザイシロアリは乾燥した木材に生息し、木材中の水分で活動するとされています。これはアメリカカンザイシロアリが水を必要としないのではなく、昆虫である以上水分は必須要素です。

アメリカカンザイシロアリは飼育観察するとわかりますが、水をよく飲みます。木材に水分を与えると、積極的に飲みにきます。実際の現場では、写真のような雨掛かりの木材で大きな被害が確認されます。アメリカカンザイシロアリが水分を欲しているのを、如実に表しています。ましては外部から飛来した羽アリのエントリーポイントとして、窓枠周辺は代表的な場所なのです。

アメリカカンザイシロアリの調査を行うにあたって、アメリカカンザイシロアリの生態を知らなければ十分な調査はできません。教科書に記載してあることは生態の一部であり、実際の現場で得られている生態とはまだまだ差があります。飼育や現場で得られた情報を調査の現場にフィードバックして行きたいと思います。

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2019年1月17日 (木)

比較的大きな被害

比較的大きな被害 昨日は兵庫県内の物件に、アメリカカンザイシロアリ対策でお伺いしました。この物件は現在リフォーム中の物件で、昨年の秋にご相談をいただき室内側について調査と同時進行で駆除処理を行っています。今回は、小屋裏の処理のためお伺いした次第です。

小屋裏は冬季でも温度が高く、冬季以外では小屋裏の温度が高く、安全に調査及び駆除はできませんので、冬季の作業となります。

この物件では室内側での被害も広範囲に確認されていましたが、小屋裏では想像以上に被害が確認されました。ちなみに写真の部位は、泡状薬剤を注入した様子ですが、1箇所からの注入でここまで薬剤が流出しています。想像以上に被害が進行しているようです。

小屋裏に被害が多い理由としては、羽アリが飛来した際侵入し易い場所であること、外敵が少ないこと、温度が高く快適であることが挙げられます。アメリカカンザイシロアリの比嘉が確認されている物件で、小屋裏を調査しないシロアリ防除業者があるようですが、生態を全く理解できていない証拠としか言いようがありません。

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2019年1月16日 (水)

パッシブソーラーシステム構造でのシロアリ駆除

侵入経路への薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、京都府内の物件にお伺いしました。この物件では、昨年のゴールデンウィーク前に羽アリが発生しています。

ハウスビルダーさんからシロアリ調査を依頼をいただき調査を実施していますが、問題は当該物件の構造です。小屋裏で暖められた空気を床下に送り込み室内を暖める、パッシブソーラーシステム構造です。基礎構造はベタ基礎ながらも、設計が古いため床下の高さが15cmほどしかなく、床下へ侵入しての点検調査はできません。シロアリ調査では非破壊シロアリ探知機を用いて、侵入経路を特定しています。

問題はその場所で、壁の僅かな隙間の奥となっています。一般的なノズルでは届きませんので、特注の60cmノズルを用いて処理を行っています。パッシブソーラーシステム構造ですので、使用する薬剤には細心の注意が必要です。安全性の高さは勿論ですが、使用する薬剤の濃度や処理量も注意が必要です。規定されている濃度は恐ろしく高濃度ですので、シロアリに対して効果が得られる最低濃度で処理を行いました。これは、自社での試験結果を元に決定しています。

以前あるシロアリ防除業者から、パッシブソーラーシステム構造でのシロアリ予防処理について相談をいただいたことがあります。ちなみにパッシブソーラーシステム構造では、予防処理のような高濃度薬剤による処理は厳禁ですので、ご注意ください。

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2019年1月14日 (月)

長期優良住宅

新築時防腐防蟻処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、新築物件での防腐防蟻処理で大阪府内の物件にお伺いしました。

税制面でのメリットの多い長期優良住宅が増加しており、今回の物件も長期優良住宅認定制度の住宅です。小員とお付き合いのあるハウスビルダーさんの多くは、新築時の防腐防蟻処理を実施されていませんでした。ベタ基礎構造で、耐蟻性の高い木材の心材を使われていたので、薬剤処理に頼られていなかったようです。小員もこの考え方には賛成で、構造に問題なければ薬剤処理をせず、定期的な点検調査を行うことでシロアリ対策となるからです。

しかし長期優良住宅では薬剤に頼らずに建築しようとすると、かなりの制約があります。そのため、これまで新築時に薬剤処理を実施してこなかったハウスビルダーさんから新築時の防腐防蟻処理の依頼をいただくようになりました。

劣化対策として薬剤処理は確かに効果は認められるでしょうけど、定期的な点検調査を行うことでも対応可能と考えますが、いろいろなしがらみもあり薬剤から脱却したシロアリ対策は程遠いかもしれません。しかし世間の大きな流れでは、必ず薬剤に頼らないシロアリ対策は来ると小員は考えています。

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2019年1月13日 (日)

蟻道から流出したシロアリ

蟻道から流出したシロアリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。この物件は昨年末、ハウスビルダーさんからシロアリ調査依頼をいただき実施した物件で、広縁にシロアリ被害が確認された物件です。

シロアリ調査の段階で、基礎面に蟻道の構築が確認されました。季節的な要因から蟻道を壊さず調査を行い、使用する薬剤の種類、処理濃度や処理量を決定し、今回処理を行いました。

冬季のシロアリは活性が大きく落ちる傾向にありますが、活動はしています。今回の処理では、被害部から薬剤注入処理を行いますと、蟻道の一部が壊れ内部から活動中のシロアリが流出しました。気温の低下とともに活性の低下する時期ですが、シロアリは活動しています。

夏場の活性の高い時期と冬場の活性の落ちる時期では、薬剤処理の内容が変わります。シロアリの活性に応じて、薬剤の処理濃度と処理量を変えるのが小員のシロアリ駆除の方法です。当然ですが、シロアリ調査結果を元にシロアリの生息状況と建物の構造も加味した上で処理を行います。

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2019年1月11日 (金)

被害部薬剤処理

被害部薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。

この物件は、昨年末にシロアリ調査を実施しています。リフォーム中の物件で、シロアリ被害が見つかり対策を実施することとなりました。シロアリ調査で、シロアリ被害は勝手口で確認されました。現時点でシロアリの生息は確認されていませんが、地中にはコロニーがありリフォーム終了後には再侵入する可能性が考えられたことからシロアリ対策を実施するに至りました。

地中にあるコロニーから再侵入すると仮定した場合、どこに薬剤処理をしておけば良いかを考えることが必要です。これを考えないと、高濃度の薬剤を全体的に処理しなければならなくなり、大量散布につながります。シロアリの生態と動き、建物の構造を考慮すれば、処理が必要となり箇所は限定的です。処理箇所が限定的になると薬剤使用量は大きく低減することが可能で、それがお住まいの方への薬剤曝露リスク低減につながり、安全性が向上するのです。

薬剤の大量散布はシロアリ防除業者などの業界の都合であり、住んでいる人間のことを考慮すると薬剤を撒かないのが最良です。しかし絶対的に処理が必要な場合もありますので、その場合には必要最小限の薬剤量で処理するのが当社のコンセプトです。必要最小限の薬剤量でのシロアリ対策につきましては、阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照いただきますようお願いいたします。

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2019年1月 9日 (水)

解体したトイレで

解体したトイレの土台で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。季節トイレを解体中に、シロアリ被害らしきものが確認されたことから、シロアリ調査依頼をいただいた次第です。

早速解体されたトイレを確認すると、土台部分にシロアリ被害と蟻道の構築が確認されました。このトイレは在来工法でつくられたため、四方が基礎で囲まれ、内側には土壌が詰められ床下空間のない構造です。四方が基礎で囲まれた構造は、シロアリにとって好都合な構造で、地中から直接木部へ到達できるのが理由です。土中から直接木部へ到達できるということは、外敵と接触するリスクが非常に低いためシロアリにとって安全に餌場まで到達できるのです。

このようなケースでは、薬剤処理は有効です。但し、将来的なことを考慮すると、構造的な工夫も必要です。そのためには、トイレの床下空間を可視化することが重要で、将来的に点検調査できるようにすることは非常に重要です。お施主さまとハウスビルダーさんに理解いただいた上で、ハウスビルダーさんに工夫して貰う必要はあります。シロアリ対策は薬剤処理だけでなく、構造的な対策を組み合わせることも重要です。

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2019年1月 7日 (月)

土間コンクリート打設時

薬剤は必要な箇所へ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ対策でお伺いしました。この物件は現在リフォーム中の物件で、昨年末にシロアリ調査でお伺いしています。

この物件では、ハウスビルダーさんが既存部分を解体している際、シロアリ被害及び生息を確認しています。 小員がシロアリ調査でお伺いした際にはリフォームが進行しており、既に生息部位は撤去されていました。その他の箇所についてシロアリ調査を実施していますが、広範囲にシロアリ被害が確認されていました。これら被害について現場監督は認識されていなかったようで、シロアリ被害事例をレクチャーしました。

今回は既存床下について土間コンクリートを打設していますので、薬剤処理を施しました。土間コンクリートはシロアリの侵入経路は限定的で、接合部が侵入経路となります。そのため薬剤処理はその接合部だけで充分で、余計な箇所への薬剤処理は不要です。無駄な場所への薬剤処理は、不必要な費用を上乗せさせるだけにしか過ぎません。その上、薬剤の大量散布はお住まいの方への薬剤曝露リスクを向上させ、メリットはほぼないと言っても過言でもありません。

シロアリ対策は現場に応じてカスタムメイドすべきものであり、マニュアルに従う処理では薬剤大量散布に頼らざるを得ないのです。当社ではシロアリ調査結果を元に、お住まいの方の安全とローコストなシロアリ対策を両立させたシロアリ対策を立案します。詳細は、阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照いただきますようお願いいたします。

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2019年1月 6日 (日)

シロアリ対策打ち合わせ

かなりリフォームが進行しています 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査と対策打ち合わせのためお伺いしました。リフォーム中の物件で、解体中にシロアリ被害が確認されたため、調査依頼をいただいた次第です。

早速現場にお伺いして調査すると、シロアリ被害箇所が確認されません。どうやら既に撤去されたとのことです。かろうじて被害らしき撤去材の一部が残っていたことから、確認を行うとシロアリ被害で間違いありませんでした。その他の箇所を調査した結果、シロアリ被害はありませんでした。シロアリの侵入はこの1箇所のみでした。

ハウスビルダーさんとお施主さまに調査結果を報告、考えられる対策を説明させて頂きました。ハウスビルダーさんとお施主さまの相談により、最終的にどうするのかの判断をいただく予定です。問題は既にリフォームが進行しており、どのタイミングで対策を行うのかが難しいところですが、方向性が決まり次第具体的スケジュールの立案を行いたいと思います。

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