2019年7月15日 (月)

玄関枠のシロアリ被害

玄関枠のシロアリ被害 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した玄関枠でのシロアリ被害です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件に点検調査と具体的な対策立案のためお伺いさせていただいた次第です。

ハウスビルダーさんからのご相談いただいた時点で、シロアリ駆除処理を先に実施するのか、被害部を撤去するのかを検討中とのことでした。送付いただいた写真を見る限り、被害が玄関枠でおおよその侵入経路も想定内であることから、シロアリ駆除処理を先行すべきと回答させていただきました。被害状況や周辺環境の調査した上で、より具体的なシロアリ駆除処理を提案するためお伺いさせていただきました。

設計図面も確認しながらシロアリの侵入経路と活動範囲を想定し、どこに薬剤処理をすべきか、どの薬剤を使用するかなど調査結果を元に策定させていただきました。ちなみにシロアリ駆除処理は玄関周辺のみの処理で問題なく、基礎構造はベタ基礎であることから床下側の点検調査をすれば、特に問題はありません。

玄関に被害があったからといって、床下全面に薬剤処理をするのはいかがなものでしょうか。過剰なシロアリ対策は高額な費用負担を強いる上に、お住まいの方の薬剤曝露リスクを向上させます。シロアリ侵入リスクの低い床下では、薬剤処理ではなく定期的な点検調査で十分対応が可能です。ちなみにこの物件は、パッシブソーラーシステム構造の住宅です。これら構造で床下に薬剤を撒くことは厳禁ですが、以前この構造で薬剤処理の見積を見せていただいたことがあります。JAの下請けで協会加盟の中堅シロアリ防除業者でした。売上教育よりも、もっとシロアリと家屋と薬剤について勉強して貰いたいものですね。

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2019年7月14日 (日)

窓枠で確認されたシロアリ被害

窓枠で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の物件にお伺いしました。窓枠にシロアリ被害と生息が確認されたとのことから、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いした次第です。

現場で被害状況について調査した結果、窓枠は上部にまで広がっており雨漏れに伴ったものと考えられました。床下側からの点検調査を実施した結果、幾つかの問題点が上がりました。今回被害が確認された箇所は、増築箇所となっており元々ある建物との間には人通口がありません。更に元々の建物も人通口が狭く、増築も複数回行われているとのことから、各部屋に床下点検口の新設が必要です。

元々の建物の床下点検調査結果ですが、シロアリ被害が複数箇所で確認されました。これら被害箇所と窓枠被害箇所は離れており、今回未調査となった床下でも被害があるものと考えられました。お施主さまからの聞き取り調査では、庭に放置した材木に大量のシロアリを確認したことがあるとのことから、敷地内には高密度でシロアリが生息しているものと考えられました。

お施主さまとハウスビルダーさんを交えて相談した結果、シロアリ駆除処理に加えて侵入防止を必要と判断される箇所に施すこととなりました。今後順次床下点検口を新設するのに伴い、点検調査を実施しながら駆除処理を実施する予定です。

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2019年7月12日 (金)

2階床板と梁の被害

2階床板と梁の被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中にシロアリの生息と被害が確認されたとのことから、シロアリ調査のための訪問です。

シロアリ被害が確認されたのは2階の床板とのことですが、お伺いした時点では既に床板は撤去され、梁が見えている状態でした。写真がその様子で被害の様子が確認されていますが、既にシロアリの姿は確認されませんでした。雨漏れに伴い高所に生息している可能性が考えられたことから、赤外線カメラによる調査を行いました。

この日は朝から雨だったことから、雨漏れ箇所があると赤外線カメラで温度差が確認されるため雨漏れの状態を確認することができます。ちなみに、この物件では雨漏れは確認されませんでした。外壁側を点検調査すると、1階天井付近にクラックがあったことから、このクラックから水を取っている可能性が高いものと考えられました。

一方、床下側からの点検調査結果ですが、広範囲にシロアリ被害と生息が確認されました。床下は高湿度状態にあり、シロアリも高活性状態にありました。その原因の一つが、束石の型枠が撤去されずにそのまま放置したことがシロアリを多く侵入させ、結果的にシロアリの繁殖を促進させたとも言えます。いずれにしても丁寧なシロアリ駆除処理の実施と、最適に侵入防止対策を施す必要があると判断しました。後日お施主さまのシロアリ対策提案書を作成、提出する予定です。

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2019年7月11日 (木)

シロアリ生息場所への処理

コンクリートクラックへの注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件では5月に羽アリが発生したことから、シロアリ調査を実施しています。

その際の問題点は基礎構造で、人通口がある基礎が少なく、人通口がある場所でも狭いという状態でした。和室で床板を外せる場所はそこから侵入しシロアリ調査を実施しましたが、侵入できない床下についてはハウスビルダーさんに床下点検口を新設していただきました。計2回に渡りシロアリ調査を実施、様々な要因もあり建物全体でのシロアリ対策を実施することとなりました。

床下側のシロアリ侵入箇所については、駆除に適した薬剤を用いて処理を行いました。シロアリ被害箇所が広範囲であったため、一つ一つ丁寧に処理を施しました。写真は勝手口の屋外部分で、クラックから羽アリが発生した箇所で、クラックに穿孔して薬剤を注入しました。地中にある巣を想定し、穿孔箇所を決めています。

ヤマトシロアリは小集団で巣を形成することから、家屋内に複数あるものとして点検調査して適切に駆除処理を実施しなければならないのです。きちんと点検調査できない場合には、薬剤の大量散布に頼らざるを得ないのが現状ですのでご注意ください。

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2019年7月10日 (水)

こちらのボックスでも喫食開始

ブリングベイトを喫食開始したイエシロアリ 昨日はイエシロアリ対策で、兵庫県内の物件と大阪府内の物件にそれぞれお伺いしました。午前中にお伺いした兵庫県内の物件では、6月下旬にブリングボックスを設置、先週の点検調査でブリングベイトの喫食を確認しました。今回の点検調査では、ブリングベイトが完食状態にあり、順調にブリングベイトを喫食してくれるものと判断されました。

午後からお伺いした大阪府内の物件は、先週ブリングボックスを設置しました。点検調査段階では、イエシロアリの姿が確認されず、押入の隅にあった蟻道を壊すとイエシロアリの兵蟻が1匹だけ徘徊する状態でした。このケースで上手く喫食が開始してくれるかと不安がよぎりましたが、今回の点検調査で喫食されている様子が確認されました。このシステムの最大の特徴が生かされたものと判断されました。

現時点でハウスビルダーさんや設計事務所さんの話しによると、イエシロアリらしき案件が2件あるとのことです。大阪でも湾岸部ではなく、市内の中心部とのことです。イエシロアリも普通に見られるようになったのは温暖化の影響を示唆される方がおられますが、イエシロアリに適応能力があったと小員は考えています。問題はイエシロアリに適応能力のない、シロアリ防除業者さんが多いことではないでしょうか。

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2019年7月 9日 (火)

隙間まで徹底的に

土台の隙間に確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件に床下点検調査でお伺いしました。お施主さまの話しのよると、浴室から羽アリが発生したとのことからお伺いした次第です。

早速現場で発生した羽アリを確認すると、トビイロケアリの羽アリでした。トビイロケアリは小型のクロアリで、この時期によくお問い合わせを頂く種類です。小型のアリなのでよくサクラアリと間違えられ、この時期にサクラアリが出ますとよく問い合わせをいただきますが、この時期の発生するのは、その殆どがトビイロケアリです。

トビイロケアリは腐った木材に営巣することから、浴室壁内や土台などの腐朽箇所に営巣しているものと考えられました。床下側からの点検調査ですが、隅々まで徹底的に点検調査を実施した結果、玄関土台と基礎の隙間にシロアリが構築した蟻道が確認されました。

このような事例はよくあることで、シロアリ被害がなければシロアリは生息していないということではないということです。ですのでシロアリ調査というのは非常に重要で、早期発見すれば被害が拡大する前に抑制することができるのです。シロアリ調査でシロアリ被害が確認されなかった場合、一般的なシロアリ防除業者は不安にあるような言葉を並べシロアリ予防処理を勧めてきます。しかしシロアリ被害がないのに、薬剤処理するのは本当に正解なのでしょうか。当社では、シロアリ被害がなく侵入するリスクが低い場合には薬剤処理ではなく定期的な点検調査をお薦めしています。シロアリ調査で侵入するリスクのある床下の場合、部分的な処理をお薦めします。全面に薬剤処理をしませんので、お住まいの方への薬剤曝露リスクを低減させるとともに、シロアリ対策にかかる費用を抑制します。私がその家の持ち主であれば、どのようなシロアリ対策を施すかという立場に立ってシロアリ対策を提案します。そのためにシロアリ調査は重要で、隙間まで徹底的に点検調査を行うのです。

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2019年7月 7日 (日)

対策が必要な床下

床下で確認された羽アリの出口である群飛孔 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム予定物件の打ち合わせ及びシロアリ調査で同行しました。リフォームに際し、シロアリ対策が必要か否かをシロアリ調査結果を元に判断することが今回の目的です。

お施主さまからの聞き取り調査では、現時点でシロアリ被害等は確認されていないとのことです。床下側から点検調査を行った結果、古いシロアリ被害跡は確認されたものの、現時点でシロアリ被害等は確認されませんでしたが、床下土壌表面には羽アリの出口である群飛孔が確認されました。

床下点検調査を実施した際、土台や床組に大口径の穿孔処理跡と木栓処理が行われていました。また、土台には補強金物が取り付けられていましたが、耐震性を向上させるようなものではなく、工事自体も雑なものでした。これらシロアリ防除工事内容及び補強金物取付工事内容から想定すると、テレビCMも実施されている大手シロアリ防除業者の施工ではないかと考えられました。

点検調査終了後、お施主さまに想定された施工業者によって施工されたのではと聞いたところ、高額な費用を払って過去に工事をしたとのことでした。薬剤大量散布したことによって、一旦シロアリは敷地内から逃亡したものの、コロニー(巣系集団)を駆除した訳ではないため、数年前から床下へ侵入し羽アリを発生させていたものと考えられました。

この地域は、弊社でイエシロアリ駆除処理を実施した実績もあり、床下側では群飛孔も確認されていることから、シロアリ対策を提案、ハウスビルダーさんとお施主さまにも同意をいただき実施する運びとなりました。今後はリフォームも計画に応じて、より効果的なシロアリ対策を提案したいと思います。

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2019年7月 6日 (土)

被害箇所の傾向

加圧注入木材には被害はありませんでした 昨日は、一昨日対応している連棟物件でのシロアリ対策でした。この物件では点検調査を実施した時点で、広範囲に被害が確認されました。

被害部に対して丁寧に薬剤処理を実施しましたが、その際被害に傾向があることがわかりました。その傾向とは土台でシロアリ被害が全くないというものでしたが、その理由は明確でした。玄関土台を除き、土台には加圧注入木材が使用されていました。

加圧注入木材とは、薬剤の入った注薬管と呼ばれる釜に木材を入れ、高い圧力をかけ薬剤を木材内部に深く浸透させる方法です。有効成分には銅化合物や有機合成系殺虫剤などが使用されています。そのためこの木材をシロアリが齧ることで致死するため、木材がシロアリから守られるのです。

ポイントはここで、シロアリが齧らなければ効果を示さない点です。シロアリも賢い生き物ですので、加圧注入木材を齧ったシロアリが致死するのを見ると、この木材は齧らなくなりその他の薬剤未処理の木材を齧るのです。そのため、加圧注入木材には被害がなく、周辺の木材に被害が広がるような現象が確認されるのです。

加圧注入木材は土台など、家屋の荷重を支える重要な役目を持っていますので、シロアリから被害を受けないという使命は達成されるのです。ただし、シロアリを駆除する能力はないということを理解しなければならないのです。齧らないと致死しないというのは食毒という分類で、ホウ酸製剤などもこれに該当します。そのため、ホウ酸製剤処理された木材はシロアリの食害を受けないため構造材としての役目を全うします。しかし、シロアリ被害を完全に抑制するものではないということを理解した上で、処理しなければならない箇所などを考慮する必要があるのです。

弊社へのお問い合わせの中に、ホウ酸製剤でのシロアリ駆除は行われていますかといただく場合があります。ホウ酸製剤でも駆除は可能ですが、時間とコストがかかることをご理解いただきますようお願いいたします。但し、合成系薬剤の中には非常に低薬量、極微量でシロアリ駆除が可能な性能を有するものがあります。この方が安全性のリスクが高く、コストの低いのでお薦めできる場合がありますので、詳細は弊社ホームページからお問い合わせいただきますようお願いいたします。

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2019年7月 4日 (木)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんの協力会社さんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。5月に羽アリの発生が確認された連棟物件で、先々月の末にシロアリ調査を実施しています。シロアリ調査で広範囲にシロアリ被害が確認されたことから、連棟全ての床下でシロアリ対策を実施することになり、本日から3日間に分けての施工です。

シロアリ被害は最も酷い物件で、押入横の柱が天井付近までシロアリ被害が確認されました。当該被害の床下では、ヤマトシロアリにしては太い蟻道が構築されていました。蟻道を構築するシロアリの侵入経路としては、調査時点で一見で判断できます。点検調査で重要なのは、蟻道を構築しての侵入ではなく、蟻道が殆ど見えないケースでの侵入経路を見つけることです。

シロアリは狭くてややこしい場所が好きで、写真のような玄関上り框土台部分で被害が見つかるケースは非常に多いのです。特に上り框土台部分の基礎がコンクリートブロックの場合なおさらで、コンクリートブロックの接合部からシロアリは侵入するのです。

こうした箇所を一つ一つ丁寧に処理することが重要で、当社では低圧でゆっくりと注入処理を行います。加圧注入処理と称して、高圧で注入処理する業者がいますが、薬剤の無駄使いであり、薬剤の性能を発揮できない処理方法です。薬剤の無駄使いは、施工金額を高額にするというデメリット以外に、大量の薬剤を使うことでお住まいの方への薬剤曝露リスクを向上させるため、百害あって一利なしです。当社では、このような無駄な処理を行っていません。必要最小限のコストで、最大限の効果を引き出すのが当社のポリシーです。

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2019年7月 3日 (水)

徘徊するイエシロアリ落翅虫

徘徊するイエシロアリ落翅虫 昨日は、玄関周辺から羽アリが発生したと相談をいただいた大阪府内の物件へシロアリ調査でお伺いしました。大阪湾岸部であること、羽アリ発生時期を考慮すると、イエシロアリの可能性が高いと考えお伺いしました。

早速現場で点検調査を行うと、玄関周辺にはイエシロアリ有翅虫や落翅虫の死骸が多数確認されました。玄関にある採光のための窓枠に群飛孔が、玄関枠には蟻道の構築が確認されました。室内では右の写真のとおり、イエシロアリ落翅虫の徘徊が確認されました。

この物件の構造は軽量鉄骨造で、シロアリ被害による耐震性への影響がないことは安心材料です。問題は床下構造で床下点検口が作られておらず、床下側からの点検調査はできません。屋外外周の床下換気口から床下を確認した結果、床下はコンクリートではなく土が露出状態にありました。

大阪湾岸部で以前からイエシロアリの生息が確認されている地域で、この構造はいかがなものでしょうか。その上、床下点検口がないとはあり得ません。いずれにしてもイエシロアリですので、しっかりと対応したいと思います。

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